日本は古来より言霊の幸ふ国と言われています。『万葉集』の歌人柿本人麻呂は「磯城島(しきしま)の 大倭(やまと)の国は 言霊の助くる国ぞまさきくあれ」(この日本という国は、言霊が助けてくれる国である。幸多かれ)と言っています。
言葉によって幸せになれる、それが伝えられている国である、幸せになりなさいと言っているのです。日本には多くの言霊が伝えられています。その中でも最近多くの方が歌っているのが、「アワ歌」です。
アワ歌は「ホツマツタエ」という古代の歴史書に出てくる歌です。ホツマツタエによるとイサナキ、イサナミの命の時代に民の言葉が乱れたので言葉を整えるためにアワ歌を伝えたと言われています。
アワ歌は日本語の原型とも言われる四十八の音(言葉)から作られている歌です。
アカハマナ イキヒミニ ウクフヌム エケヘネメ オコホノモ
トロソヨヲ テレセヱ ツルスユン チリシヰ タラサヤワ
イサナキが右回りに回りながら上段の二十四文字を歌い、イサナミが左回りに回りながら下段の二十四文字を歌ったと伝えられています。これは陰陽エネルギーの融合を表し、宇宙の創造原理を表すものとも言われています。気功では、気の回り方が男性は右回り、女性は左回りであることが知られています。
また、陰陽の融合は、最近言われる女性性と男性性の統合でもあるのです。アワ歌を歌うことで生命の気が宇宙の気と一体になり循環すると言われています。アワ歌を歌うことで、意識が爽快になる、体が元気になる、場が浄化される、チャクラが活性化してくる、超能力が目覚めるという人もいます。
この素晴らしい言霊パワーを日々唱えて、自分と周りの人たちと場の波動を高めて健康で生き生きした生活を送りたいものです。
具体的な歌い方は、You Tubeにたくさん出ていますので、初めは歌いやすい歌い方で良いと思います。アワ歌の凄さが分かれば、いろいろな歌い方をマスターすると不思議な良いことが起きてきます。毎日、歌っているとわかりますよ!
参考図書として、宮崎貞行著「アワ歌で元気になる」はオススメです。私は、中山博さんに教えていただいた歌い方で日々歌っています。
添付した画像は、船井先生のブログからお借りしました。