スピリチュアルの世界では、地球は間もなくアセンションを迎えると言われています。様々な情報が錯綜する中で、アセンションについて整理し、私が現在までに理解していることについてまとめてみました。
英語のacensionとは「上昇」という意味で、The Ascensionと大文字で書く場合は「キリストの昇天」のことを言います。
ニューエイジやスピリチュアルの世界ではascensionを「地球の次元上昇」や「人類の意識の目覚め」などという意味で使われています。地球と人類を含めた地球上の生物の一大進化の時だと言われています。
アセンションについて定説は無く、多くの人が様々な説を提唱しています。その中の一つが「２０１２年説」です。
映画の「２０１２年」においてローランド・エメリッヒ監督はスピリチュアルな解釈を避けて、地球の変動による人類の滅亡的な意味合いの強い映画を作っていましたので、天変地異による火山の爆発や地震や洪水によって人類が滅亡するのではないかと思っている人が多いと思います。
現在、我々人類の地球文明は混迷を深めています。環境破壊、温暖化、資本主義経済の崩壊、地域紛争、飢餓の蔓延、地震や災害の激化、疫病の蔓延などにより、遠からず人類は滅亡するのではないかと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、スピリチュアルの世界では、人類と地球の次元上昇と人類の意識の目覚めという意味合いで理解している人が多く、絶望ではなく大いなる希望としてとらえる人々が多いのです。
では、いよいよ来年に迫った２０１２年前後に訪れるといわれるアセンションとは何なのかを解明していきましょう。
（２）２０１２年問題とは？
そもそも、アセンションが２０１２年に起こると言い始めたのは誰なのか。マヤ暦を研究しているホゼ・アグエイアスが１９８７年に書いた「マヤン・ファクター」によって、マヤ暦が２０１２年の冬至の日に終わっていると書いたのが、アセンションが２０１２年１２月２１日前後に起こるとされたはじめであるとされています。
最近、再出版された「マヤン・ファクター」の中で、ホゼ・アグエイアスは、「多くの人が間違って２０１２年はマヤ暦の終りだとか、さらにもっと悪く、この世の終りだと信じています。しかし、この最終章ではっきり述べているように、周期について理解できれば、すべてのおわりのあとには新しい始まりが続くのです。確かに、私達が認識する歴史や世界は終わるかもしれませんが（それはとても素晴らしいことでしょうが！）それは同時に、銀河文明と宇宙意識をともなった「新しい太陽の時代」の始まりでもあるのです。（中略）このチャンスをつかむためには、あなたが、準備しなければならないのです。」と書いています。
また、マヤの最高神官であるドン・アレハンドロさんは、「マヤ暦と現在使われているグレゴリオ暦とは必ずしも一致しない。マヤの財宝と暦に関する貴重な資料のほとんどがスペイン人によってもちさられてマヤ暦を検証できる資料が何も残っていないし、伝承の中にも人類の滅亡などと言うことは聞いていない。」と述べています。
マヤ暦の区切りは、「新しい太陽の時代」「新たなサイクルの始まり」を示唆しています。ドンさんはマヤの予言にある新しいサイクルの始まりについて次のように述べています。
「マヤに残された偉大な預言のひとつに、このような言葉があります。「１３バクトゥン１３アハウの時とは、英知が戻って来る時である。」その時には、英知を持った先祖が戻ってくる。それは地球の滅亡などではなく、新たな時代（太陽の第６期文明）の到来です。この新たなる周期では、争いも貧困もなく、人々は愛でつながります。国境もパスポートもなく、自由に私達は世界を行き交います。いま、まさにその時がきました。世界のすべての人類が再び集う時がきました。先住民や一般の人、すべての人々がお互いに理解しあう時がきました。」（スターピープル・2008年Vol・26）
他にもマヤ暦の研究を行い様々な説を唱える人がいます。
「マヤ暦が終わるのは、２０１１年１０月２８日だった」の著者カール・コールマンさんは、地球と人類の大きな転換点を２０１１年の１０月２８日だと言っています。コールマンさんは、マヤ暦は地球文明と人類意識の進化の予定表であり、人類が神から独立する時代だと言います。これが真実であれば、後２ヶ月ほどで我々はそれを経験することになります。ついに、私達はアセンションの時を迎えるのです。
（つづく）
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