泣く時は泣く☆泣いて回復して大きくなる♪

こんにちは。遠藤享佑（こうゆう）です。

昨日、今日と

メチャクチャ暑かったですね！

今になって本気の夏がやってきた感じです☆

さて、最近はいろんな局面で

自分の網膜色素変性症のための視覚障害、

友人達のいろんな障害を通して

障害について考えることが多いです。

網膜色素変性症は一般的には進行性で遺伝性の病で

見える範囲が狭いという視野の欠損、

そして夜見えないという鳥目的な症状の夜盲を主な症状とし、

失明に至るケースも多々ある、

とされています。

そして障害について考えると必然的に

なぜ自分が?

ということに突き当たります。

特に先天性の病･障害の場合はそう思ってしまいます。

そして両親共に健常者の場合は西洋医は基本的に

劣性遺伝ですねえ、

とか、

突然あらわれたんですねえ･･･

なんてことを言います。

つまり科学の総本山の西洋医学では

なぜ障害・病を先天的に負うのか

あまりわからないのです。

もう障害や障害を伴う病を負うと

とりあえず泣くしかありません。

どんな障害でも、

一度も泣くことなく今まで生きてこられた人はいないと思います。

一度も気に留めたことすらない、

という人はモグリだと思います。

むしろ、

どれだけ泣いたか、

ということなんだと思います。

私と同じ網膜色素変性症の先輩や友人の中でも

診断された日はどうやって帰ったか記憶にない、

とか、

外に出て行くのが怖くなって引きこもりになった、

とか、

いろんな話を聞きます。

嘆きの経験なしでは障害者の生活はありません。

しかしそこからどうやって這い上がるか。

どうやって気持ちを快復していくか。

自分で障害･病を受け入れて

そこから立ち上がっていくか。

恐らく全ての障害は

その病気そのものに加えて

意識にまで入ってくるのがきついです。

視覚障害で言えば

実際にものが見えないという不都合･障害以外に

ものが見えない、

という不安･気持ち･意識。

肢体不自由であれば

実際に体のどこかの部位が動かないということに加えて

体のどこかが動かないんだという気持ち･意識。

そしてもしその病気が進行性であれば

その進行のスピードとの戦いもあります。

例えば誰だって目隠しをすれば全盲になれます。

そして、

こういうことがわからないんだな、

こういう時は不安だな、

という実際的なことはわかります。

しかし視覚障害者として生きる気持ちは

絶対にわからないと思います。

例えば体が普通に全て動く人が

1年間車椅子で生きてみたとしても

車椅子で一生生きる人の気持ちはわからないと思います。

想像するしかありません。

逆に言えば

先天性の進行性の眼の病気を持った私からすると

眼がきちんと見えているということはどういうことなんだろう?

もわからないし、

きちんと見えているという気持ちもわかりません。

想像することしかできません。

しかしそんな生活の中で

悲しみを押し込めて

いつでも朗らかに笑顔で！

というのは違うと思うんです。

気合いで、

根性で笑えるかもしれませんが

先日も書きましたように

理性･意識よりも感情の方が強いです。

いくら根性で笑っても

心の中は滂沱の涙を流しています。

ではどうしたらいいか?

多分自分の気の済むまで

泣くしかないんだと思います。

偽りの笑顔を作っても

それは本当にフェイクです。

そうして、

泣いて、復活して、

また泣いて、また復活して、

という風にして

ちょっとずつ大きくなってくることが

できるんだと思います。

って、

これはなんにでも当てはまりそうですよね。

大きな失恋をして、

でも空元気を出して生活してしまう。

もう大丈夫～、

とか言いながら笑ってみせる。

でも家に帰れば、

ふとした瞬間に涙がこぼれる。

あれ？

べつに悲しくないのに、なぜ?

そういう時は他のことに気を逸らせて

なんとなくやり過ごすよりも

気合いを入れて失恋の悲しみに向き合って

一晩飲み明かして泣き明かす、

みたいな。

障害を持って強くなるって、

こんな感じかな?

なんて思います。

私は進行性の視覚障害なので

段々と見える範囲が狭くなり

見える範囲＝視野がなくなると

視力が奪われると一般的には言われています。

そして西洋医学的には難病指定の

現代医学では治せません、

とドラマで出てきそうなセリフが当てはまる病気です。

そんな病気のために

朝起きたら見え方が違っている･･･

なんて自覚できる時もあるくらいです。

そんな病気とタイマンを張っている感じです。

逃げ場なし。

そんな中で、

オレは大丈夫！

とか、

気持ちを上げたり

自分をヒーリングしたりして

毎日局地的な喧嘩をしながら

日々暮らしています。

泣いて笑って。

そして大きくなろう。