Takachiyo 59 Chapter seven OMACHI (高千代酒造) | ぽんしゅ歴

ぽんしゅ歴

日本酒の美味さと多様さにハマった筆者が、自分好みの1本を探す記録です。縁の有る栃木と新潟のお酒を中心に。
1.8Lで3000円程度を軸に、手に取りやすく美味い酒を探していきます。一緒にちょっとした情報も楽しんでください。

 

 

新しい試みの「Takachiyo59」シリーズも、いつの間にやらChapter seven となりました。

 

同じ精米歩合、同じ酵母、同じアルコール度数で展開し、酒米の違いを楽しむシリーズ。僕の大本命、雄町が発売になりました!

 

今までのおさらいを致しますと、①一本〆②愛山③愛山×雄町④華吹雪⑤山田錦(番外編扱い)⑥美山錦⑦雄町 となっています。

 

このブログではChapter fourまでは皆勤賞だったのですが、山田錦はちょっと僕の基準からみると高かったのでスルー。美山錦も冷蔵庫のスペース事情でスルーさせていただきました。そんな感じでご無沙汰となっております。しかし、雄町に関しては首を長くして待っておりました!

 

酒の陣で試飲して、酔っ払っていながらも「これだ!」と閃いた記憶が残っており、迷うことなく一升瓶で購入!お気に入りの酒販店さんに入荷日をお聞きして、当日GET、当日開栓!

 

開栓すると、白く立ち昇る香気が。

甘く華やかな香り。拡散力は低いですが、糸を引くようなスタミナがあります。

一口含むと、濃厚で少し炭酸のシュワ感も。濃厚なのに軽さも感じるフットワーク。このOMACHIは開栓直後から美味いです。

 

含んだ瞬間は軽く感じますが、そこから瞬時に広がるフルーティな甘みと存在感のある酸味。それぞれが自己表現を行う中で、全体が中程度の密度となっていきます。その為、軽さを感じさせながらも、違う角度では濃くふくよかな雄町らしさをみせる。癖になるバランス。

 

Takachiyoシリーズは少し苦みが目立つ開栓直後の姿を見てきましたが、OMACHIではあまり感じません。キンっキンに冷やすと少し感じますが、あまり気にならない程度。常温近くなってくると、広がりと立体感が際立ち、爆発直後にスッと消えてしまうエンターテイメント性を味合わせてくれます。この辺りの温度だと苦みもないので、おススメです。

 

濃く強めの各要素ですが、甘み・旨み・酸味の比率は絶妙で、角が立たずにハリのある丸みを作り上げます。飲み応えがあるが、やり手の酸がキレイな引き際を見せるので、グイグイと杯が進んでしまいます!

あと1ヶ月位おいても面白いのではないかという気もしますが、展開の速さも若さの為せる業でしょうか。

 

ひらがなの「たかちよ」シリーズでも雄町を使ったお酒をリリースする様なので、それも大変気になってきました。楽しみだなぁ。

 

 

■開栓数日後

開栓して数日経つと、酸味が主導権を取ります。

酸っぱいというよりも、甘みや含み香が酸味と連動する様になるイメージ。更に、旨みも太くなった気がします。

 

ここまで濃く太くなると、味の強い丼物と共に食卓に並べても違和感ないかもしれませんね。

 

 

 

■金額  ¥3,300/1.8L ¥1,300/500ml(税抜)
■原料米   : 雄町
■精米歩合 : 59%(扁平精米)
■アルコール分 : 16度
■日本酒度 : 
■酸度   : 
■試用酵母 : 協会1801号
■蔵元HP (新潟県)
http://www.takachiyo.co.jp/


【ルックス / A 】
【香り / B 】
【甘み / A 】
【旨み / C 】
【軽さ / C 】
【キレ / A 】
【変化 / C 】
【総合的な好み度 / B 】(価格3,000超え補正込)
《総合欄は僕の個人的嗜好に合うかをA~Eで評価しています。》