戦う理由ひとつ 睨みつけた | 一橋大学硬式野球部選手ブログ

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選手で試合の反省などを
綴っていきます。

こんにちは。今日は日本ダービーでしたね。ダノンデサイルは買っていましたがシンエンペラーは完全に切っていました。2100円負けです。まあ川嶋さんがジャスティンミラノに単勝19000円賭けて負けたので、かわいいもんです。3年の江原です。


リーグ戦が終わりました。個人としては、良かった0.5割・悪かった9.5割というところです。良かったこととしては、3年の春にして初めて規定打席に到達できるほど試合に出させていただけました。リーグ戦前のオープン戦でそこそこ結果を残せてアピールできたと思いますし、なにより去年は春リーグ戦は手首、秋リーグ戦は腰を痛めて全くチームに貢献できませんでした。同期や後輩が試合に出て活躍している中、自分はチームの試合に帯同せず他の試合の偵察に行くこともありました。しかも、じゃあ怪我が無ければ試合に出られたのかと言えばそれも実力的にNOでした。とにかく悔しい1年を送ったので、冬はウェイトの回数を増やし体重も増やし、バットを振る量も増やしました。その結果強い打球も増えましたし、オープン戦での好調にもつながったと思います。


ただ、いざリーグ戦が始まってみるとオープン戦とは全く緊張感がありましたし、お互いに相手を研究して試合に臨む中でなかなか結果が出せませんでした。リーグ戦中盤以降はチームが外野手不足だから仕方なく自分が出させてもらえていたのだと思いますが、そのような苦しいチーム状況のなかで自分も結果が出せない。打てていたオープン戦の頃の感覚を思い出そうとしてもそう簡単にはいかず、1からフォームを見直し外部指導にも行き、良い感覚を得られはしましたが、それをモノにできる前にリーグ戦が終わってしまいました。自分が打てない中で、全然打席をもらえていない内野手の控えの選手に申し訳なさが募り、その申し訳なさがさらに自分を追い込んでしまいました。そんなメンタルの状況では良い結果が出せるわけがありません。


このような結果に終わったことで、試合に出ている以上は理由はどうあれ監督に選ばれているわけで、控えメンバーへの気持ちは少なくとも試合中は切り離して考えなくてはいけないなと痛感しました。また、これまで書いたような考え方の問題もそうですが、試合に臨むための準備の部分もまだまだ足りない所がたくさんあったと感じています。このあたりをしっかり修正して、まずは入れ替え戦で最高の結果を残せるように、切り替えてやっていきます。


テーマに移ります。私は神奈川県のサレジオ学院という中高一貫の男子校出身です。今年の1年生は栄光学園、海城、浅野、本郷と男子校出身者が4人も入部してくれました。特に後者3校の出身の後輩3人はいかにも男子校らしい振る舞いをしてくれていてとても頼もしいです。男子校勢力は来年もっと拡大させたいです。


サレジオ学院は珍しい名前だとよく言われますが、サレジオというのはカトリックの一派であるサレジオ会という会派の名前から来ています。感謝祭や慰霊祭などの節目節目にはミサという儀式が全校生徒参加で行われるのですが、そこで必ず全員唱えるのが「主の祈り」というものです。一般的には「天にまします我らの父よ〜」から始まる祈祷文です。そこまで長くないので、中学1年生の時に暗記させられます。ミサに加えて始業式や終業式、入学式や卒業式などでも唱えるのでそんな簡単に忘れるものではありません。今でも暗唱できます。


ここまではミッションスクール出身者としては普通だと思いますが、私は般若心経も暗記しています。最後の方に「ぎゃていぎゃていはらぎゃていはらそうぎゃてい」というフレーズがあるあのお経です。祖父が唱えていたのを見て覚えてしまいました。私は去年オーダーしたキャッチャーミットに「心無罣礙」と刺繍を入れましたが、これは般若心経の一節です。「心になにもわだかまりがない状態」を意味する言葉ですが、このリーグ戦ではこれが徹底できませんでした。外野手用グラブにも刺繍した方がいいのでしょうか。


長々と書きましたが、主の祈りと般若心経をどちらも暗記しているのは少なくとも野球部内では私だけだと思います。別に覚えたからといって使う場面はどちらもほぼないので全く自慢になりませんが。日本だからできたことですね。


次私がブログを書く頃には入れ替え戦が終わっています。来月のブログで良い報告ができるよう精進します。それでは、失礼します。