やっと朝顔が咲き始めた。

もう8月も下旬。ずいぶん遅くなった。


かくかく鹿々


しかも、この写真を見るとわかるが、なんだか花に元気がない。


5月はじめ、息子と私の共同作業で、希望に胸をふくらませて種をまいた。

だが…、成長が遅い、成長してもなかなか咲かない、咲いてもパッとしない。


なんだこれは。

さえない父子へのあてつけにも思えてくる。


だが、緑のカーテンは気に入っているので、来年はこの悔しさを糧に、理想的な朝顔栽培をしたい。


今年の敗因を自分なりに考えてみた。

①摘心と剪定をさぼった

②ある程度成長してから植え替えてしまった (プランター内のバランスが気になって)

③途中までネットに巻きついたつるを一度はずしてしまった(ネットの不具合が理由)

④ベランダにじかにプランターを置いてしまっている(高温化対策をせず)

⑤肥料をやりすぎた


そうか。

負けに不思議の負けなし、である。

せめてこの失敗を、何かに生かしたい。


そこで、上の敗因を、それぞれ人材育成や子育てに当てはめて考えてみた。

①→細かいかかわりが大切

②→こちらの都合で介入はしない

③→相手が伸びようとする邪魔をしない

④→環境づくりも重要

⑤→援助しすぎはいけない


うん、明確にこじつけである。

こんなこと、朝顔に教えてもらいたくない。


来年はがんばろう。

独身時代、一人暮らしをしている時は、NHKの料金を払ったことがなかった。

別に支払いを拒否していたのではない。

まず、常に日中は家にいない。夜遅くに帰宅し、寝て、また朝に家を出る。

だから集金の人に会ったこともない。ちなみにテレビは深夜しか見られないので、NHKを見ることはなかったが。


もちろん、今はきちんと払っている。最初はなんか損した気分になったが、近ごろはNHKなしでは暮らしてゆけないことを、一家で実感する毎日だ。


主な理由をあげると、まず最近で言えば高校野球中継。私自身、テレビ朝日の実況が少し聞きづらい。

大げさな表現もさることながら、「6番バッターは○○君。好きな言葉は『男気』です」とか聞くと、なんだかこちらが気恥ずかしくなってしまう。だから淡々と実況してくれるNHKにチャンネルを合わせることが多い。


また、奥さんは日曜昼の「のど自慢」が大好きである。自宅での昼食時には、自然と一緒に見るようになった。

それと、朝の連ドラ。彼女は今、「ゲゲゲの女房」にどっぷりはまっている。


あと、なによりも教育テレビ。

1歳5カ月の息子を抱えたわが家では現在、これがなければ生きてゆけない。ワンワンにコッシー、だいすけおにいさんやたくみおねえさんたちは、息子のアイドルであり、息子にてこずる私たち夫婦の救世主である。


実は昨日、大阪城ホールで行われた「おかあさんといっしょ」のコンサートに行った。素晴らしい歌声に楽しいショー。親子3人、大喜びの1時間だった。

帰る前に、モノランモノランのキャラクターたちと記念写真も撮った。


かくかく鹿々

私たちはこれからも、少々の不祥事があっても、NHKを金銭的にバックアップし続けよう。

毎夏、一度は高校野球の観戦に、甲子園へ足を運ぶ。

真夏の太陽の下、熱戦を見つめつつ、氷を入れたクーラーボックスでキンキンに冷やしたお茶やみかんを口にする。

このお茶やみかん以上の甘露を、私は知らない。

氷水でしぼったタオルで顔や首筋を拭く時など、まさに至福の瞬間である。


きょうの第3試合は中京大中京vs早稲田実業という強豪対決。仕事の都合をつけ、父を誘って甲子園へと向かった。

2試合目の後半から球場入りしたが、たいへんな超満員。手に汗にぎる好ゲームを期待したが……


かくかく鹿々

なんと、結果は21対6という大差で早実の勝利。上の写真でわかるだろうか、すでに5回を終わった時点で19対1。早実は1回に7点、5回には12点を入れた。場内は異様な雰囲気となっていた。


実は、きょう私が甲子園に行っていることを、奥さんに言わなかった。

彼女は小さいころからの高校野球ファン。松井秀喜が5打席連続で敬遠された試合を、明徳義塾側のアルプス席で観戦したのを自慢にしている。

今年も甲子園に行きたがる彼女に、私は「母親べったりの息子を連れて行かれへんうちは無理やろなあ。おれも一緒に我慢するから!」と宣言。この盆期間、強く勧めて息子と2人で帰省させていた。

しかし、私は舌の根も乾かないうちに、そして妻子がいないうちに、その禁を破ってしまったのだ。


観戦中、きょう夫は仕事だと思っている彼女から「早実対中京 19対1やで」というメールが届いたが、どうしていいかわからず無視してしまった。電話も取らなかった。そして、きょうのことは内緒にしようと思った。

だが…見事に日焼けをしてしまった。帰宅して鏡を見ると、鼻の頭も真っ赤っかである。勘のいい奥さんは、道化のような顔をした夫の裏切りを、すぐに見抜くだろう。

夜、私は彼女との電話で、ごちょごちょと言い訳をしながら、真実を白状した。


彼女は思いのほか優しく、「疲れたやろ~。期待したような接戦じゃなくて残念やったなあ」とねぎらってくれたが、最後に一言そえるのを忘れなかった。

「私の眼をちょろまかして行ったのにね」


先日のそうめん以降、いろいろと失態が続いている。

この夏、大量失点は防ぎたい

月日は百代の過客にして、夏もまもなく後半戦。

前半のわが家最大のイベントは、5、6日と一泊二日で行った鳥羽旅行であった。


旅はいい。かわりばえのない日常から解き放たれる。

妻子共々、自らを見つめ直す機会としたいと思った。


おかげさまで、息子も大喜びだった。

宿泊したホテルでは、部屋にきれいな展望風呂がついていた。風呂や洗面所が大好きな息子は大興奮。十分に遊んだにもかかわらず、すきあらばそちらに行こうとしていた。

かくかく鹿々

また、鳥羽水族館では、初めて海の生き物たちと遭遇。記憶には残らないと思うが、心と脳がさまざまな刺激を受けていたことだろう。


かくかく鹿々



とはいえ、この二日間は本当に大変だった。

最近、ハイハイがお気に入りの息子は、近鉄特急の車内でも、ホテルのロビーでも、大浴場でも、鳥羽水族館でも、親の手をふりほどき、そこら中をはいずり回った。手も足もどろどろである。


そんな息子を追いかけるのも大変だったが、一番つらかったのは、夜中である。


ホテルに宿泊した5日の午前3時半。突然息子が泣き出した。

真夜中の大絶叫。他の客への迷惑になるとハラハラしつつ、だっこをしてもゆらしてもダメ。

私が道化の限りを尽くしても、一向に泣きやまない。


困った末に、私は自分のTシャツの裾をまくり上げ、生身のおなかをリズミカルにたたき始めた。


「そーれ、ポンポコ」「ポコポン、そりゃそりゃ」


すると、なんと息子の泣き声がやんだではないか。

これだ、これしかない。

私はやけくそで、腹太鼓を阿波踊り風にアレンジして舞った。


「踊るあほうに見るあほう~」

「同じあほなら踊らにゃポンポコ」


息子は満面の笑みを浮かべ、拍手喝采だ。

その宴が30分ほど続いた後、彼は疲れたのか眠りに落ちた。


そして、旅行から帰宅した翌6日。

疲労と興奮のせいか、真夜中に再び、就寝中の息子が大絶叫を始めた。

疲れ果ててふとんから起き上がれない奥さんは、私に冷たく言い放った。

「きょうも道化になってあげて」


私は渾身の力を振りしぼって立ち上がり、Tシャツの裾をまくり上げたのだった。


「そーれ、ポンポコ……」


旅は道連れ、情けない夜。

自分を見失いかけたできごとだった。

前回の更新から一週間。

たっぷりと家族サービスにいそしんだ。


かくかく鹿々   かくかく鹿々

息子にとって生涯初となる花火大会も観に行った。

彼は大興奮。三輪車の上でスタンディングオベーションをしていた。

が、飽きたのか急にぐずりだし、開始15分で帰路に就くはめに。


また、夫婦同士が友人で、息子と同じ日に生まれた娘さんがいるお宅にお邪魔した時は、息子が生まれて初めて女の子と手をつなぎ、いい雰囲気になっていた。

父親よりもずいぶんと早い快挙だと思う。


かくかく鹿々

ともあれ、家事・育児に追われた非常にハードな日々だった。


実は、断乳の反動か、息子はさらに母親にベッタリになってしまっている。

妙に機嫌の悪い日も続いた。

しかも、今までならぐずったりしたら授乳が精神安定剤の役割となっていたが、今はそういうわけにもいかない。

なすすべのない私は、以前にも増して道化のようにご機嫌を取ろうとするが、にらまれてさらに大声で泣かれるだけである。

泣きたいのはこっちのほうだぞ。


四六時中、息子にまとわりつかれ、外出先では必ずだっこを求められる奥さんも、たまったものではない。

肩と首筋がパンパンで、頭痛が絶えないそうだ。


そしてなんと、無謀にも私たちはこの木曜・金曜と、家族3人で電車での鳥羽旅行を計画している。


息子の状況から考えて、いったんはやめておこうと思っていた。

しかし、先述の友人一家が淡路島旅行に行くことを知り、他人の影響を受けやすい私たちの気が180度変わったのである。


2月の青森旅行の恐怖が、走馬灯のようによみがえる。

ああ、不安だ。