今日は何もしない日――久しぶりに身体が求めるまま眠った一日。 | 幸せは私の中に そしてあなたの中に。 だけど本当の幸せって何だろう?

幸せは私の中に そしてあなたの中に。 だけど本当の幸せって何だろう?

克服出来ない病は世の中に沢山ある。自分も数々の克服出来ない心の病と身体の病に罹患している。他人の痛み知る努力をし、思い遣りの心で知り応援したい。努力によって人は誰しも大きな失敗でも取り戻せる。努力によって人は誰しも生きる尊厳を取り戻す事ができる。

 

 

 

※BGMでも聴きながらお読み下さい。

 

 

サザンオールスターズ - いとしのエリー

 

 

 

今日は、家のことをほとんど何もしませんでした。

 

 

洗濯もしなければ、掃除もしない。
 

 

普段なら気になってしまうような家の中のことも、今日は

 

 

全部後回しです。

 

 

ただ、母の薬だけは忘れずに用意しました。

 

 

食事の支度もしました。

 

 

そして、母の入浴介助もしました。

 

 

それだけです。

 

 

でも、僕にとっては、それで十分でした。

 

 

今日は朝から夕方まで、たくさん寝ました。

 

 

本当に、よく寝ました。

 

 

こんなに長い時間、昼間から眠ったのは久し振りです。

 

 

自分でも「俺、こんなに寝られるんだ」と思うくらいでした。

 

 

たぶん、それだけ疲れていたのでしょう。

 

 

最近は、両膝も痛い。

 

 

母の介護もある。

 

 

食事のことや薬のこと、洗濯など、毎日の生活でやらなけれ

 

 

ばならないこともたくさんあります。

 

 

それ以外にも病院へ行ったり、介護関係の用事があったり

 

 

細々としたことまで含めれば、一日中何かをしているような

 

 

生活です。

 

 

だから、自分では疲れているつもりがなくても、身体の方が

 

 

先に「もう休ませてくれ」と言っていたのかもしれません。

 

 

今日は、その身体の言うことを聞くことにしました。

 

 

母は時々、僕のところへ様子を見に来ました。

 

 

たぶん、「何をしているんだろう」と思ったのでしょう。

 

 

でも、今日は無視しました。

 

 

と言っても、母を邪険にしたという意味ではありません。

 

 

今日はとにかく寝たかった。

 

 

いや、身体が寝ることを求めていたのだと思います。

 

 

だから、

 

 

「今日は寝かせてくれ」

 

 

そんな気持ちで、そのまま眠り続けました。

 

 

普段なら、母が来れば起き上がってしまいます。

 

 

「何か用事かな?」

 

 

「どうした?」

 

 

そうやって対応してしまいます。

 

 

でも今日は、それすらしませんでした。

 

 

今日くらいはいいだろう。

 

 

今日くらい、自分の身体を休ませてもいいだろう。

 

 

そう思いました。

 

 

そして、目が覚めても、また眠る。

 

 

また目を覚ましても、まだ眠い。

 

 

そんなことを繰り返しているうちに、いつの間にか夕方に

 

 

なっていました。

 

 

考えてみれば、こんなふうに一日をほとんど寝て過ごす

 

 

なんて、本当に久し振りです。

 

 

でも、不思議なことに、寝たことに対する罪悪感はありま

 

 

せん。

 

 

なぜなら、最低限やらなければならないことは、ちゃんと

 

 

やったからです。

 

 

母の薬。

 

 

母の食事。

 

 

母の入浴介助。

 

 

これだけはやりました。

 

 

それなら、今日はOKでしょう。

 

 

家の中が少しくらい散らかっていてもいい。

 

 

洗濯物が明日になってもいい。

 

 

掃除だって、一日くらいしなくてもどうということはあり

 

 

ません。

 

 

人間、毎日毎日、完璧に生きる必要なんてないのですから。

 

 

むしろ、今日の僕に必要だったのは、家事ではなく睡眠だっ

 

 

たのでしょう。

 

 

「休む」ということも、生活の一部なのだと思います。

 

 

特に僕の場合は、母の介護をしながら自分自身の身体の痛み

 

 

とも付き合っています。

 

 

痛みがあるからこそ、余計に体力を使います。

 

 

それでも毎日、何かしらやらなければならない。

 

 

だから、疲れが少しずつ身体の中に溜まっていたのでしょう。

 

 

そして今日は、その疲れが一気に表に出た。

 

 

そんな一日だったのかもしれません。

 

 

僕は以前なら、

 

 

「こんなに寝てしまった」

 

 

「何もしていない」

 

 

と、自分を責めていたかもしれません。

 

 

でも、今日は違います。

 

 

「よく寝たな」

 

 

それだけです。

 

 

そして、

 

 

「最低限のことはやったんだから、今日はこれでOK」

 

 

と思っています。

 

 

休むことは、怠けることではありません。

 

 

明日もまた母のことをやらなければならない。

 

 

家のこともあります。

 

 

自分の身体のこともあります。

 

 

だからこそ、今日のように身体が求めている時には、しっか

 

 

り休んでおくことも必要なのです。

 

 

ずっと走り続けることなんて出来ません。

 

 

時には立ち止まる。

 

 

時には横になる。

 

 

そして、何も考えずに眠る。

 

 

それでいいのだと思います。

 

 

今日は家事をしなかった。

 

 

でも、母のことはちゃんとやった。

 

 

そして、自分の身体を休ませることも出来た。

 

 

それなら十分です。

 

 

今日は、僕にとって久し振りの「休養日」でした。

 

 

明日からまた、出来ることをやればいい。

 

 

今日の分まで取り返そうなんて思わなくていい。

 

 

今日一日、たっぷり眠ったことで、少しでも身体が楽になっ

 

 

てくれたのなら、それだけで意味のある一日だったと思い

 

 

ます。

 

 

たまには、こんな日があってもいい。

 

 

いや、こんな日が必要なのかもしれません。

 

 

今日は何もしない。

 

 

ただ眠る。

 

 

そして身体を休ませる。

 

 

それでいい。

 

 

最低限やるべきことをやったんだから――

 

 

今日は、

 

 

「これでOK」

 

 

です。

 

 

 

 

 

 

May Be The Best Year Of My Life.