痛くても休めない――両膝の痛みと介護、そして家計の現実。 | 幸せは私の中に そしてあなたの中に。 だけど本当の幸せって何だろう?

幸せは私の中に そしてあなたの中に。 だけど本当の幸せって何だろう?

克服出来ない病は世の中に沢山ある。自分も数々の克服出来ない心の病と身体の病に罹患している。他人の痛み知る努力をし、思い遣りの心で知り応援したい。努力によって人は誰しも大きな失敗でも取り戻せる。努力によって人は誰しも生きる尊厳を取り戻す事ができる。

 

 

 

 

 

※BGMでも聴きながらお読み下さい。

 

 

緑の日々 / オフコース

 

 

 

 

痛みが無くなったわけではありません。

 

 

歩けば痛い。
 

 

立っていても痛い。
 

 

座っていても、膝の存在を嫌でも意識してしまう。

 

 

それでも、家の中でやらなければならないことは、膝が痛く

 

 

なる前と何も変わりません。

 

 

母の介護があります。

 

 

食事の用意があります。
 

 

洗濯があります。
 

 

洗った物を干さなければなりません。
 

 

家の中の細々としたことも、やらなければ生活が回りません。

 

 

そして、母のことでやらなければならないことも次から次へ

 

 

と出てきます。

 

 

「今日は膝が痛いから休もう」

 

 

そう思っても、僕が休んだら誰がやるのでしょう。

 

 

代わりにやってくれる人はいません。

 

 

だから、痛くても動くしかない。

 

 

本当なら、自分の身体のことを考えて、少しでも膝を休ませ

 

 

た方が良いのでしょう。

 

 

でも、現実の生活はそんなに簡単ではありません。

 

 

痛いからといって、洗濯物が勝手に干されるわけでもあり

 

 

ません。
 

 

母の食事が勝手に用意されるわけでもありません。

 

 

結局、僕がやるしかないのです。

 

 

「僕だって病人なんだけどな……」

 

 

そんな言葉が頭の中に浮かぶこともあります。

 

 

それでも、やらなければならない。

 

 

それが今の僕の生活です。

 

 

そして、身体の問題だけではありません。

 

 

最近は、家計のことも頭から離れません。

 

 

母の年金と僕の年金を合わせても、毎月の支出に追いつき

 

 

ません。

 

 

むしろ、支出は少しずつ増えているように感じます。

 

 

母のデイサービスの費用があります。

 

 

紙パンツなどの介護用品にもお金が掛かります。

 

 

僕自身にも、病院代や薬など、生活していくために必要な

 

 

経費があります。

 

 

そして、食費も以前より高くなりました。

 

 

本当なら自分で料理をして、少しでも食費を抑えたい。

 

 

でも、今の僕には、それがなかなか出来ません。

 

 

両膝が痛い状態で台所に立ち続けることも辛い。

 

 

そのため、スーパーでレトルト食品などを買ってくることが

 

 

増えました。

 

 

便利ではあります。

 

 

確かに助かっています。

 

 

しかし、その分だけ食費は高くなります。

 

 

身体が痛い。
 

 

介護もある。
 

 

家事もある。

 

 

そして、その身体の状態によって食費まで増えてしまう。

 

 

何とも皮肉な話です。

 

 

お金が足りないから節約したい。

 

 

でも、身体が思うように動かないから、節約するための手間

 

 

を掛けることさえ難しい。

 

 

そんな状況になっています。

 

 

僕が今、一番期待しているのは、家内が老齢年金を受け取れ

 

 

るようになることです。

 

 

今年の年末か、来年の初め頃から支給される予定です。

 

 

家内には今、僕の年金から送金しています。

 

 

その金額は決して小さくありません。

 

 

もし家内の年金が支給されるようになれば、今まで僕が送っ

 

 

ている金額を少しでも減らすことが出来るかもしれません。

 

 

そうなれば、我が家の家計も少しは楽になるかもしれない。

 

 

僕は、そう願っています。

 

 

ただ、ひとつ気になることがあります。

 

 

家内は、それを了解してくれるだろうか。

 

 

僕としては、送金を止めたいわけではありません。

 

 

出来ることなら、今まで通りにしてあげたい。

 

 

でも、僕自身の生活もあります。

 

 

母の生活もあります。

 

 

そして、僕の身体もあります。

 

 

僕一人で全てを背負い続けて、家計が破綻してしまったら、

 

 

結局は誰のためにもなりません。

 

 

だからこそ、これからは現実的に考えていかなければならな

 

 

いと思っています。

 

 

「何とかなるさ」

 

 

そう簡単に言える状況ではありません。

 

 

でも、「何とかしなければならない」とは思っています。

 

 

母と僕が一緒に暮らしていくためにも。

 

 

母を介護していくためにも。

 

 

そして、僕自身が倒れてしまわないためにも。

 

 

家計を何とか遣り繰りしなければなりません。

 

 

介護というのは、身体だけの問題ではないのだと思います。

 

 

時間も必要です。

 

 

体力も必要です。

 

 

精神力も必要です。

 

 

そして、何よりお金も必要です。

 

 

どれか一つが足りなくても、生活は苦しくなります。

 

 

今の僕は、その全部を抱えているような気がします。

 

 

膝は痛い。

 

 

身体は思うように動かない。

 

 

母のこともやらなければならない。

 

 

家のこともやらなければならない。

 

 

そして、お金のことまで考えなければならない。

 

 

正直に言えば、疲れます。

 

 

「もう少し楽になれないかな」

 

 

そう思うこともあります。

 

 

でも、母と僕が共倒れすることだけは避けなければなりま

 

 

せん。

 

 

そのためには、使える制度は使う。

 

 

デイサービスにも頼る。

 

 

食事だって、無理な時にはレトルト食品に頼っていい。

 

 

身体が痛い時には、出来る範囲でしか動かなくてもいい。

 

 

そして、お金についても、夫婦で現実を話し合っていかなけ

 

 

ればならない。

 

 

今までのやり方を変えることは、決して悪いことではないと

 

 

思います。

 

 

生活を続けるために必要なら、変えなければならないことも

 

 

あります。

 

 

僕はこれからも、膝の痛みと付き合いながら、母の介護を続

 

 

けていくことになるでしょう。

 

 

でも、何もかもを一人で抱え込む必要はないのかもしれま

 

 

せん。

 

 

家族にも、介護サービスにも、医療にも頼りながら、出来る

 

 

だけ無理をしない方法を探していく。

 

 

そして、少しでも家計に余裕が出来るように、一つひとつ

 

 

見直していく。

 

 

それしかないのでしょう。

 

 

痛くても、休めない。

 

 

そんな毎日だからこそ、せめて倒れないようにしなければ

 

 

ならない。

 

 

母を守るためにも、僕自身を守るためにも。

 

 

「何とか遣り繰りしないといけない」

 

 

今は、その言葉を自分自身に言い聞かせています。

 

 

苦しいことは苦しい。

 

 

痛いものは痛い。

 

 

お金が足りないものは足りない。

 

 

そこを無理に格好つけて隠すつもりはありません。

 

 

ただ、それでも今日を何とか乗り越える。

 

 

明日も何とか乗り越える。

 

 

そうやって一日ずつ積み重ねていくしかないのだと思い

 

 

ます。

 

 

母と僕が共倒れしないために。

 

 

そして、これからもこの家で二人で暮らしていくために。

 

 

今は、それだけを考えて頑張っています。

 

 

 

 

 

 

 

May Be The Best Year Of My Life.