部屋とYシャツと私
中学生の頃に、ガールフレンドの家に行った事がありました。
別に付き合っていたとか、そんな仲じゃなかったんだけど、
後から、彼女からは、好きだったと聞いた。
彼女の家に遊びに行った時に、彼女から聞いたんだけど、
彼女の父親が、僕の目が澄んでいて、純粋な綺麗な目をして
いたと言っていたと聞いた。
あれから何十年経ったのか・・・
今の僕は、心も汚れ、目もきっと淀んでいるだろうな。
色々な事を経験し、ある時は人を傷つけ、自分も傷ついて
気付いたら、身も心もボロボロになっていた。
そして、今、僕のそばにいてくれる人は母と弟だけになっ
てしまった・・・と思ったたら家内と出逢い再婚し念願
の娘が３人も出来、家内の両親、姉弟、親戚と家族は増え
たけど昔の仲間や同僚とは離れている。
病気で情けない自分を知られるのが嫌で・・・・。
これでも昔は、４５０００人の社員の中で１％しか成れな
い仕事に就き、更に、その１％内１２名しか成れない立場
でバリバリ働いてた自分がいて、今は、その頃の面影すら
ない・・・・・・。
今更、もうあの頃の僕には戻れないけど、病気をした事で
人様の心の痛みや体が不自由な方の気持ちが判るように
なった。
人間、自分が同じ立場にたたないと、本当の意味で、判ら
ない事が沢山あると思う。
自分が、引き起こした事だし自分の心と身体だから、今の
自分の境遇は自業自得。
過去の私的な事の罰があたったんだろう。
今なら、淀みない心で、人に接する事が出来るかもしれない。
今だから、出来る事もあるかもしれない。
社会の役に立とうとか、大それた事は考えていないけど、
せめて、周りにいてくれる人には優しくなれる様な気がする。
二度と、中学生の頃の様な澄んだ心と目にはなれないだろうけど
これ以上、目が汚れ曇らないようにしたいと思う。
May be the best year of my family.
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