空手道おとこ道 山崎照朝
格闘技ファンの方なら誰でも知っている極真空手。
日本に本部があり、日本が生み出した空手の流派。
創始者は大山倍達総裁。
国内外、世界中に何百の支部道場を持つ、史上最強の
空手。
正式には「極真会館」と言っていました。
そして、大山総裁の高弟の方は、国内、世界中に指導員や
国内では支部長として、赴き、極真空手の普及に努めた。
バブルの頃だったと思うけど、映画化もされて極真空手は
世界中で有名になり、幾多の強豪選手が育ちました。
僕が今m師事している師範は、元全日本チャンプであり
世界大会でも何度も入賞している方。
しかし、組織が大きくなると歪も出てくる。
何人かの高弟の方が離脱し、自分で流派を作り、割れた。
決定的に極真会館が割れたのは、大山総裁が自分の後継者を
指名し、決定する前に亡くなってしまった事。
そこで完璧に、極真会館という組織は崩壊しました。
生前、大山総裁が禁じていた、極真会館主催の無差別の
世界大会には、色々な格闘技の方や体重、身長が無差別で
出場できますが、その試合ともしも対外試合をする場合は
一度、極真会館に入門して貰って組手で勝負をつけるという
やり方でしたが、今、極真会館松井派というグループは
大山総裁の遺志を無視してK-1とかに出ている。
僕が、今、所属しているのは、全世界空手道連盟新極真空手
という会派ですが、この流派は大山総裁の遺志を継ぐ唯一の
極真空手の流派だと思っています。
会歌は長淵剛さんが作り、長淵さん自身も僕らの流派に所属
していて、名誉三段を貰っています。
僕の師範も三段なのですが、長淵さんに世界大会レベルの実力
は無いから、名誉三段という事でしょう。
大山総裁の最大の失敗は、自分の生前に後継者を決め、高弟の
方の了解を得ていれば、こんなにバラバラに割れずに済んだ。
割れても尚、極真空手が世界最強の格闘技である事は間違い
ない。
新極真会の歌