韓国併合を客観的に見ると   | 人差し指のブログ

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本を読んで面白かったところを紹介します

 

 

 

『 再び、韓国民に告ぐ!「反日」 という甘えを断て 』

金文学 (きん・ぶんがく 1962~)

祥伝社 平成14年12月発行・より

 

 

 

「搾取(さくしゅ)と抑圧、虐殺と暗黒、民族史上最悪の三五年」

 これは、今日もなお韓国で神聖にして侵(おか)すべからざる定説となっている植民地史観である。

 

 

 韓国内でも実証的な研究に基づく 「植民地近代化論」 が提出されることもないではないが、「日本植民地支配美化論」 として蔑(さげす)まれるのが落ちである。

 

(略)

 かくなるわたしも初めて 「日本のコロニアリズム(植民地主義)が文明のシステムを朝鮮に導入した。もし日本のコロニアリズムがなかったら、その後の朝鮮の発展もなかったし、文明の世界システムに逸早(いちはや)く参入するのは不可能だった」 という観点に接したとき、大きなショックを受けた。

 

 

それも、韓国人のいうところの 「極悪無道」 な 「反動」的日本の右翼からではなく、第三者である欧米の学者たちから、初めてその理論を知らされたときは、朝鮮民族として感情的憤怒を覚えた。

 

 

しかし、その憤怒から脱皮するためには、もっと植民地時代の歴史的事実を知るしか道はないと考えるようになり、わたしは日韓近代史に関するそれぞれ日本と韓国の論者を手当たりしだい読むようになった。

 

 

 その中で、わたしはひとつ興味深い 「発見」 をした。

 

植民地関係の一次的、実証的資料は韓国より、日本のほうが圧倒的に多かったということ、韓国での論点がひたすら日帝植民地支配の否定史観一辺倒なのに対して、日本では植民地支配の否定もあれば、肯定的な史観もあり、その多様さに驚いた。

 

 

  つまり、韓国人の視点は被害者意識に凝(こ)り固まっていて、世界史全体を見渡す視野に欠けているのである。

 

(略)

 わたしはあらためて問いたいのだが、はたして、「日本植民地統治」 とは 「最悪」 のものであっただろうか。

 

 

 まずは日本人ではなく、第三者であるフランスの学者ジャーク・プズー=マサビュオー氏の論点を見ることにしよう。

 

 彼は 『新朝鮮事情』 (白水社・文庫クセジュ) の中で、日本統治は韓国の近代化をもたらしたと明言している。

 

 

それは、先述したように欧米学者の公正な客観的立場と一致したいる。

 

 

つまり世界では、日本の統治を肯定し、韓国の近代化、経済発展に貢献したという観点が主流を占めていて、それは定説となっているのである。

 

 「かつて世界で植民地支配を受けていた地域で、韓国と台湾ほどに発展した国家は存在しない。アメリカやイギリスなどの列強の支配された植民地で、韓国と台湾のように発展した国は残念ながら現れていない」

 

 

 

 

朝霞(埼玉)の文化会館みたいな所で盆栽を展示してました。

11月3日撮影