龍の爪の数は・・・ | 人差し指のブログ

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本を読んで面白かったところを紹介します

 

 

「 徹底解明 ! ここまで違う日本と中国  中華思想の誤解が日本を亡ぼす 

石平 / 加瀬英明

株式会社自由社 平成22年7月10日 発行・より

 

 

 

加瀬   30年ほど前に、韓国に行ったときに、韓国の親しい長官    

      閣僚ですが、日本時代に中学生だったので、日本語がとても流

      暢でした。

 

       二人で酒を酌みかわしながら、放談していたら、突然、

      大声でぼくを叱ったんです。

 

      「龍の爪が1本足りない国からきて、いったい、何を言います

      か!」 と。

 

 

石平   それは、どういう意味ですか?

 

 

加瀬   ぼくはその意味がわからなかったので、あっけにとられました。

 

 

      それから、教わったんですが、中国の龍の爪は5本なんです。

 

       韓国が4本、日本は3本なんです。

 

      韓国の龍の彫刻や、絵は、みんな爪が4本なんですね。

 

 

石平   ああ、なるほど(笑)

 

 

加瀬   北京の紫禁城   故宮にいくと、大きな階段のところとかに、 

      いろいろな龍の彫刻がありますけど、全部、爪が5本です。

 

 

       朝鮮とか、ベトナムの龍は、4本。ところが、日本は華夷秩序で

      いちばん下だったから、中国が日本には3本しか、許さなかっ

      た。

 

 

       日本の国会のまわりを、街宣車で走りまわっている行動右翼の

      なかに、龍の旗をたてていたのがいて、見たら、爪が3本しかな

      い・・・。

 

 

石平   (爆笑) 朝鮮の下になるじゃないですか!

 

 

加瀬   ぼくは団体の名前を見ていたんで、電話をしてあげたんですよ。

 

 

      ぼくも保守派だから、むこうの会長が出てきて、

      「何のご用でしょうか」 と、丁重におっしゃる。

 

      「今日ね、あなたの会の旗を見たら、龍の爪が3本しかなかった

      ですよ」 といって、説明したら、「えーッ」。

 

 

石平   ハーッハハ(笑いとまらず・・・)民族派なら、もうちょっと、勉強し

      たほうが、良いですね。

 

 

加瀬   徳川時代に、長崎にオランダや、中国の貿易船が入っていまし

      たね。

 

 

      中国の船が日本へ、龍の絵や、置物などを運んでくると、日本は

      3本という’きまり’ですから、爪を3本しか描いてこないわけです

      よ。

 

       日本の画家たちも、龍を描くときは、だいたい3本でした。

 

 

      桃山時代の代表的な画家の長谷川等伯(とうはく)の 『日蓮聖

     人像』 は、傑作として有名ですが、背後に描かれている龍の爪

     は、やっぱり3本ですね。葛飾北斎(かつしかほくさい)の龍の版画も、

     3本ですよ。

 

 

石平   最初から、そう思いこまされてしまったんですね(大笑)。

 

 

      そうか、韓国人は、この2000年間、自分の方が指一本多いこと

     が、誇りだったんですね・・・

 

 

      一本の差か!それで、日本に対して威張ってるなんて・・・

      いま、わかりました。

 

 

      韓国人の反日・侮日は、指一本の差から始まってるんですね。

 

 

      自分たちが秀でているという韓国の論拠は、自分たちのほうが、

      中国に近いということにある。

 

 

      なのに、日本は経済大国になって、自分たちをイジメる。

      自分たちよりも、上を行ってる。

 

 

      その反日の根っこは、爪一本だった・・・!

 

 

 

 

 

 

11月11日 朝霞市内(埼玉)にて撮影