パーティに行く前には『葉隠』を読め | 人差し指のブログ

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見知らぬ人たちと会食する必要のある場合は、『葉隠(はがくれ)』(巻の一)の教えが大いに役立つ。

著者の山本常朝(つねとも)はいう、人に招(よ)ばれた場合、嫌だなと思って出掛けたのでは、席が落ちつかない。


だから「ありがたいことだ、今日は必ずいいこと、面白いことがあるぞと、思いこんで行け」というのである。

そうすれば顔が自然にニコニコして、相手の心もほころび、楽しい会となる。

新たな友も出来て、いい道が拓(ひら)けることもある。


 これは、欧米人のパーティの発想と同じである。

そういう席では楽しく盛り上がるよう、誰もが関心を持ち面白がる話題の提供が必要だ。

相手のためにというより、自分自身の健康のために、である。

人を招(よ)んでおきながら、得々と自分のことばかりお喋(しゃべ)りする人は座を白けさせ、

折角のお料理を不味(まず)くさせてしまう。

何より、健康によくない。

「年寄りは なぜ早起きか」
木村尚三郎(きむら しょうざぶろう)1930~2006)
株式会社潮出版社 2012年7月発行・より

ペンタスの花 8月1日 朝霞駅東口にて撮影

ペンタス 9-25