母親が息子の部屋で・・・ | 人差し指のブログ

人差し指のブログ

パソコンが苦手な年金生活者です
本を読んで面白かったところを紹介します





「愛に気づく生き方」
三浦朱門・曽野綾子
株式会社 青春出版社 2013年6月発行・より

<三浦>    たとえば、遠藤周作のうちであった話です。

息子の龍之介君が十二、三歳の頃、順子夫人が息子の部屋の掃除をした。

これが大事なことなんですね。

母が子どもの部屋を掃除する。そして、大変な写真を見つけてしまった。

順子夫人は顔色を変えて遠藤氏の所へ行って

「あなた!あの子、こんな写真を」 と金切声をあげたら、

父親が 「うん、よかったな、うちの息子はホモじゃなかった。それ俺によこせ 」 って。


 これは正しいことです。

しかし、順子夫人にとってみたら、息子がそういうのを持っているというのはショッキングなことですよね。

龍之介は友だちから借りたかもしれないのに親父に召し上げられて、

友だちになんて言い訳していいかわからない。

このことで親子三人がすごく居心地が悪くなる可能性もあった。

8月4日 中央公園(埼玉・朝霞)にて撮影

9-26