参考資料897 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

“イスラエルの家”は不滅
「予言者アモスは、“イスラエルの家”が諸国民のあいだでふるいにかけられても、小石ひとつ地に落ちない、と予言した。

 見よ、主なる神は罪に染まった王国に目を向け、これを地の面から絶たれる。ただし、わたしはヤコブの家を全滅させはしないと主は言われる。見よ、わたしは命令をくだし、イスラエルの家を諸国民の間でふるいにかける。ふるいにかけても小石一つ地に落ちないように。
アモス書 9章8,9節

 イスラエル最後の予言者による最後の偉大なる予言書『黙示録』で、ヨハネはイスラエルが終末の時にも存在する姿を見ている。

 この天使が“霊”に満たされたわたしを大きな高い山に連れて行き、聖なる都エルサレムが神のもとを離れて、天からくだってくるのを見せた・・・・都には、高い大きな城壁と、十二の門があり、それらの門には十二人の天使がいて、名がきざみつけてあった。イスラエルの子らの十二部族の名であった。
ヨハネの黙示録 21章10,11節

 明らかにヨハネは、最終的な世界秩序はイスラエルの十二支族が中心となって作られると考えていたのだ。
 またナザレのイエスも、《わたしは“イスラエルの家”の迷える羊以外のところには行かない》という言葉で、“イスラエルの家”の存続を言い表している。この言葉はユダヤ人に向かって告げられたものだから、ユダヤ人そのものを指しているのではない。ユダヤ人は失われたわけではなく―――言うまでもないが―――パレスチナに住んでいたからだ。
 ここで強調しておきたいのは、アブラハム、イサクからヤコブへと“イスラエルの家”に伝えられた契約は、変更不可能であるということだ。古代の予言者たちによると、イスラエルの族長たちは、これまでさまざまな名で呼ばれ、のちに“神”あるいは“主”と呼びならわされるようになった“宇宙精神”とこの“約定”または“契約”を交わしたのである。
 したがって、予言者の評価だけではなく、“神”自身の真実性も、文字どおりの最終的な契約の成就がイスラエルの子孫の身に起きるかどうかにかかっていることになる。
 いにしえの予言者たちが神とイスラエルとの契約に置く重大さと厳粛さは、“神”がアブラハムと契約を結んだときの様子を述べた予言者パウロの言葉からもよくわかる。

 神は、アブラハムに約束をする際に、御自身より偉大な者にかけて誓えなかったので、御自身にかけて誓った。
ヘブライ人への手紙 6章13節

 今日では軽い気持ちで誓いを立て、たとえ誓いを破っても、たいていの人はあまり気にかけないが、予言者が生きていた時代では、誓いは非常に重大なことだった。“神”でさえ誓いを立ててそれを守るのだから、まさに厳粛そのものだったのである。」
「Ⅴ・ダンスタンの終末大予言(下)」ヴィクター・ダンスタン著・幸島研次訳より

感想
>イスラエルの家を諸国民の間でふるいにかける。ふるいにかけても小石一つ地に落ちないように。

あまり関係ないかもしれないが、シンクロニシティー的な話。日ユ同祖論的には「イスラエルの家」は日本。また、「ふるいにかける」から連想するのは聖書のこの部分。

「そのとき、イエスは弟子たちに言われた、「今夜、あなたがたは皆わたしにつまずくであろう。」
「マタイによる福音書」第26章31節

「聖書にこう書いてある、
「見よ、わたしはシオンに、
選ばれた尊い石、隅のかしら石を置く。
それにより頼む者は、
決して、失望に終ることがない」。
この石は、より頼んでいるあなたがたには尊いものであるが、不信仰な人々には「家造りらの捨てた石で、隅のかしら石となったもの」。また「つまずきの石、妨げの岩」である。しかし、彼らがつまずくのは、御言に従わないからであって、彼らは、実は、そうなるように定められていたのである。しかし、あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべき光を招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。あなたがたは、以前は神の民ではなかったが、いまは神の民であり、以前は、あわれみを受けたことのない者であったが、いまは、あわれみを受けた者となっている。」
「ペテロの第一の手紙」第2章6節~10節

念のため、イエス・キリストの事。

>またナザレのイエスも、《わたしは“イスラエルの家”の迷える羊以外のところには行かない》という言葉で、“イスラエルの家”の存続を言い表している。

因みに、ノストラダムスの詩でイエス・キリストがアジアに再臨するのを匂わせたものがある。

Tant attendu ne reviendra jamais
Dedans l'Europe, en Asie apparoistra
Un de la ligue yssu du grand Hermes,
Et sur tous roys des orientz croistra.  (ラメジャラー本の原文)

とても期待(予期)されるものは決して戻って来ないだろう
ヨーロッパの中には。アジアの中に現れるだろう
偉大なヘルメスから生まれた同盟の一つ(同盟からの一人)
そして東洋の全ての王たちを越えて成長するだろう
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10559004196.html

>今日では軽い気持ちで誓いを立て、たとえ誓いを破っても、たいていの人はあまり気にかけないが、予言者が生きていた時代では、誓いは非常に重大なことだった。“神”でさえ誓いを立ててそれを守るのだから、まさに厳粛そのものだったのである。

確かに旧約聖書では「誓い」は厳粛なものらしい。

「あなたの神、主を恐れてこれに仕え、その名をさして誓わなければならない。」
旧約聖書「申命記」第6章13節

しかし、イエスは「誓い」を否定して、独自のキリスト教を開いている。

「また、あなたがたも聞いているとおり、昔の人は、『偽りの誓いを立てるな。主に対して誓ったことは、必ず果たせ』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。一切誓いを立ててはならない。天にかけて誓ってはならない。そこは神の玉座である。地にかけて誓ってはならない。そこは神の足台である。エルサレムにかけて誓ってはならない。そこは大王の都である。また、あなたの頭にかけて誓ってはならない。髪の毛一本すら、あなたは白くも黒くもできないからである。あなたがたは、「然り、然り」「否、否」と言いなさい。それ以上のことは、悪い者から出るのである。」
「マタイによる福音書」第5章33~37節
http://secret.ameba.jp/hitorinomeaki/amemberentry-12095341903.html

おまけ