参考資料821 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

商人の帝国
「ロシアのシンボルが熊であるように、イギリスのそれは獅子である。だから、イギリス連邦諸国を“その若き獅子たち”と見なすのは、あながち想像力の暴走とは言いきれない。
 ところで、なぜ“タルシシュの商人たち”なのか。“若き獅子たち”の誕生に、商業が非常に大きな役割をはたしたのは偶然だろうか。1600年に東インド会社は、女王エリザベス一世から勅許状を与えられた。インドは、英国政府が引き継ぐまで、同社によって支配されていた。同様にして、カナダを開発したのは、チャールズ二世の治世に勅許状を得たハドソン湾会社だった。1889年に勅許状をもらった南アフリカ会社もまた、商業が“若き獅子たち”を生み出した実例のひとつである。
 イギリス連邦の解体がささやかれているにもかかわらず、現在でも、連邦は世界最大の国家連合体である。この自由な諸国民の自由団体に忠誠を誓う人びとの数は、九億五千九百六十六万人を数える。これはソビエト連邦の総人口二億六千七百七十万人をはるかに上まわり、中国の総人口九億八千二百五十五万人に匹敵する。
《タルシシュの商人たち、およびそのすべての若き獅子たち》が、パレスチナへ侵攻するソ連に立ち向かう、と予言者は告げた。その際、同じ予言者が、古い“商事”会社から若き獅子たちが誕生するとほのめかしたなどと言うことが、ありうるだろうか。これはおもしろい研究対象だ。この説の強力な論拠となっている文章に対しては、<失われた十支族の謎>の章で検討を加えよう。
 おそらく、“タルシシュの商人たち”の正体を明らかにするにあたって、エルサレム解放の予言を成就する特権を与えられたのが、大英帝国の軍隊だったという事実は、充分考慮する必要があるだろう。
 東インド会社の最初の盾には、地球とそれを取り巻く帯、さらに盾を支える二匹の獅子が描かれている。図案の中の盾には、二匹の獅子と三隻の全帆装の船の絵があったのである。」
「Ⅴ・ダンスタンの終末大予言(下)」ヴィクター・ダンスタン著・幸島研次訳より

感想
>イギリスのそれは獅子である。だから、イギリス連邦諸国を“その若き獅子たち”と見なすのは、あながち想像力の暴走とは言いきれない。

前回の解説プラス今回のシンクロニシティーで説得力アップという所か。

>この自由な諸国民の自由団体に忠誠を誓う人びとの数は、九億五千九百六十六万人を数える。

因みに、ウィキペディアでは人口21億人となっているが。(この本の原文は1984年に書かれたものだし、言いたい事はちょっと違うかもしれないが(子供は入れないとか)。)

>エルサレム解放の予言を成就する特権を与えられたのが、大英帝国の軍隊だったという事実は、充分考慮する必要があるだろう。
target="_self">http://www.geocities.co.jp/WallStreet/6063/toruko.htm

おまけ