参考資料466 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

「そこでノストラダムスは、最後に、第9巻の83篇目を指し示した。
 それは、こんなおそるべき詩である。

日がタウルスの第二十番目に来るとき、大地は激しく揺らぐ
その巨大な劇場は一瞬に廃墟となるだろう
大気も空も地も暗く濁り
不信心な者たちは神や聖者の名を必死に唱えるにちがいない

 ごらんのとおり、これは激烈な大地震を予知したと思われる一篇だ。一行目にその要約と日時の指定らしい言葉があり、二行目と四行目は未来形で書かれ、三行目にだけ、フランス語の基本時形である不定法の動詞が使われている。
 だから、一言一句にそれぞれのっぴきならぬ意味を持たせるノストラダムスの厳密さを考えると、これは三行目を全部の基礎にして解釈するのが正しい。つまり、大地震の結果として「大気や空や地が暗く濁る」のではなく、大気や空気が暗く濁ってしまったあとに、すさまじい地震がおそってくるということである。
 なぜ、大気や空が暗く濁るようになるかを、ノストラダムスは示していない。だが、すでに、彼が大量の交通手段に破滅の前触れを見ていたことを知っている私たちは、容易に彼の真意を汲みとることができよう。
 これまでに出てきたその関係の言葉を並べれば、まず自動車、空を越えて旅するもの、火をふいて飛びまわるもの、巨大な新モーター、奇怪な音の鳥ども。―――こういった余地が「暗く濁る
大気」の背景をなしている。これらが、空や地面さえもかすませるほど汚れをまき散らした果てに、大地は揺らぎ、人びとは泣きわめき、ただ祈るほかないような惨状がおそってくるというわけだ。
 それがどこにくるのか、ノストラダムスは、この詩では明示しなかった。さすがの彼も、そこまで予知力がおよばなかったか、あるいは明示する必要がないほど、そのときになれば場所が自然にわかってくるのか、どっちかだからだと思われる。
 しかし少なくとも、それは「大気や空や地が暗く濁る」ことのない場所にはこない。そして巨大な劇場がない地域にもこない。
 私はこれを、東京とかニューヨークとかいう、特定の都市名に単純に結びつけて解釈する気はまったくない。だが、以上の条件から考えて、日本では東京が可能性のなかに入ってくることも避けられないようだ。地震学者によると、大きな屋根を、中心の柱なしでささえている建物がいちばん危険そうだから、せいぜい、「大劇場」には用心なされることをおすすめしておきたい。
 そこで問題はその時期である。それは一行目、「日がタウルスの第二十番目に来るとき」という言葉のなかに暗示されている。これを解くのはむずかしいが、「タウルス」は牡牛座のことだから、占星学上、四月二十一日から五月二十一日までを指し、その「二十番目の日」は5月10日だ、という解釈が成り立つ。」
「ノストラダムスの大予言」五島勉著より

感想
>つまり、大地震の結果として「大気や空や地が暗く濁る」のではなく、大気や空気が暗く濁ってしまったあとに、すさまじい地震がおそってくるということである。

五島勉氏がこの本を書いたのは1973年で当時日本は光化学スモッグとかで大気が濁っていたからこういう解釈をしたのだろう。ただし、現在の中国の方が当時を上回っているね。

>そこで問題はその時期である。それは一行目、「日がタウルスの第二十番目に来るとき」という言葉のなかに暗示されている。これを解くのはむずかしいが、「タウルス」は牡牛座のことだから、占星学上、四月二十一日から五月二十一日までを指し、その「二十番目の日」は5月10日だ、という解釈が成り立つ。

「一行目の「大地は激しくふるえる」を“大地震”二行目の「大きな劇場」を“大都市”ととらえれば、一見大地震による都市の崩壊を暗示した詩に思われる。しかしそれだと三行目の「大気 天 地は暗く濁る」という意味が通らなくなる。つまりそれはむしろ小惑星が衝突して巻きよせられたチリや火山灰で“濁る”と言った方が妥当だということですね!!そうだ。すると大地がふるえるというのは衝突時のことを言っていて、これもまた小惑星に関する詩だということか。
問題は一行目の「太陽が牡牛座の20番目にあるとき・・・」だ!!これは日時を指す一節で、天文暦で太陽が牡牛座に入る時とは西暦2000年を指すそうだ!!」
「MMR4巻1999人類破滅の真相」より

よく分からんが、天文暦で太陽が牡牛座に入るのは2014年4月20日でもあるらしい。http://ameblo.jp/zamako728/entry-11827692202.html

また、一行目の原文は20としか書いてなく20番目と訳されたり20度と訳されたりしているが、太陽が牡牛座と20度をなすのは毎年5月11日前後らしい。http://on-linetrpgsite.sakura.ne.jp/column/20125.html

補足:http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11277139727.html

気が向いたらそのうち訳してみるか。因みに、昔訳したものもあるが古語辞典やネット情報を使って訳し直さないとね。

おまけ