小学校卒業

3/22　無事に息子の小学校の卒業式を迎えられた。

6年間長いようであっという間の日々だった。これでもう小学校に行くこともないのかと思うと、なんだかちょっと寂しい

男子は中学校の制服のズボンにシャツ、セーター、ネクタイ姿の子が多い。うちもそうだ。

普段ジャージしか着ない息子は、朝から着替えに四苦八苦。

まず、普段シャツを着ないので、ボタンを留めるだけでも一苦労。首元のボタンに至っては全然留められず、手伝う羽目に

当然ネクタイもできないので、旦那が締めてやるものの、なかなかしっくりこない。

ズボンも普段ベルトを締めないので、うまくできない。

そもそもかなり大きめサイズのズボンなので、かなりベルトで固定しないと落ちてしまう。朝から何とか着せられて登校したが、これじゃトイレには行けないだろうな

他のママさんにも聞いてみたが、みんな同じようだ。

全然自分で着られなくてさぁ～とのこと。どこの家も一緒なのね。

小学生男子ってこんなもんなんだろうか？

自分が小学生の時はもっとしっかりしていた気がするんだけどな・・・

性別の違いなのか、本人の性格なのか。全体的に幼いなと思うことが多い。見た目も中身もね

何はともあれ無事に卒業する姿を見届けることができてよかった。

去年の今頃だったら、抗がん剤の副作用で出席できてもしんどかったろうし、薄毛も気になって人前に出ることが嫌だったはずだ。

何事もなく笑って見届けることができて本当に良かったなと思う。

塾選びに奔走

中学生になってから塾に行かせるため、2月中旬から塾選びに奔走した。

先輩ママさんたちいわく、いくつか体験してみたほうがいいとのこと。

どの塾も新中1年生獲得に向けて、無料体験授業がある。

まずは1か所、2週間の体験授業を受けることに。

小学生と違い、塾の時間が遅い。19時半～22時まで。普段22時までには寝ているので、そもそも起きていられるのか怪しい

そして、私も忙しい。

19時過ぎには送っていかないといけないので、18時半前にはご飯を作り終えて食べさせないといけない。また、迎えに行く前に入浴も済ませておかないと、息子が帰宅してから慌ただしくなってしまう。

送る時間に旦那が帰宅していればお願いできるが、旦那はシフト勤務のため、頼めるとは限らない。迎えの時も同じ。旦那は普段21時ころ寝るので、そもそも迎えの時間は眠くて起きていられない。

そのため、私が送迎することが多かった。入浴後は私自身眠くなってしまい、夜道を運転することが苦痛だった。

まあ、勉強しに行っているんだし、やるしかないのだが

卒業後は別の塾の春期講習に参加。

こちらは春期講習なので夕方スタート。何度か送迎したが、早い時間のため自分で自転車で行くことが多かった。

やはり塾によってカラーが違うようだ。

本人的には春期講習で行った塾の方がいいというので、そこに通うことに決定した。

そこは同じ小学校の子も多く通っているのも理由のようだった。

勉強する本人は大変だが、それをサポートする親も大変だなと思った。

こちらも頑張っているのだから、いい成果を挙げてほしいものだ

タグリッソ増薬

タグリッソ40㎎になってから早4か月。

80㎎の時は爪囲炎が酷すぎて、痛いし気分も落ち込むしで大変だった。

減薬してからというもの、全く手足の痛みに悩まされることがなくなった。

多少腫れることはあっても、肉芽ができたり血まみれになることはなかった。

これならもう少し薬の量を増やしてもいいのかな？と思い、診察時に聞いてみた。

主治医の先生も、増薬を考えていたそうだ。

そこで、1日おきに40㎎と80㎎を服用することになった。

また、経過も順調なので、毎月の診察から2か月ごとの診察に変わった。

助かるわ～

長い待ち時間から解放されるのもうれしいが、なにより医療費が抑えられるのがありがたい

毎月限度額認定を使っていても約5万円の支払いだったが、2か月分処方されても同額なのだ。

また副作用がきつかったら来院するよう言われたが、今のところ調子はいい。

増薬してしばらくは指先が痛む日々だったが、そのうちそれもなくなった。

まさか耐性では？と若干不安にはなるが、体調も変わらず元気なので、次の診察時に聞いてみようと思う。

インフルに怯える

もうずいぶん前の出来事です

2月下旬、息子がインフルに罹患した。

症状も軽く、本人はさほどツラそうでもなかった。

正直、息子の心配より自分のことが心配な私

コロナに感染した時は入院になったし、とにかくしんどかった。　

肺がん患者の私が呼吸器の病気に感染するのは恐怖以外の何物でもない。

息子の診察時に私が肺がん治療中である旨を話したところ、予防として薬を処方してもらえたこれでもし感染していたとしても安心だわ

診察までの間、コロナORインフル疑惑の息子と車内で待機はイヤなものだった。

時期的に病院は混んでおり、予約していったにもかかわらず、かなり待たされた。

待ち時間に感染したらどうしよう…と不安が募るのだった。

息子は順調に回復し、いたって元気だが、出席停止期間中は手持無沙汰の日々だった。

6年生のため、学校で支給されたタブレットは回収となり、オンライン授業もない。

また、こんなタイミングで6年生を送る会があり、出席できず

これまで送る会にはずっと参加していたのに、肝心の6年生で欠席する羽目になるとはツイていないわ

ピリピリした1週間だったが、誰にも感染しなくてホッとした。無事にインフル騒動が収束して一安心だ

2023年度医療費控除

この1年、人生で一番医療費がかかった。

1月に肺ガン手術、2月～5月末まで抗がん剤、その後タグリッソ服薬。タグリッソは3年間服薬予定となっている。

医療費総額、約120万円

ちなみに実際には差額べッド代があるので、もっと支払っている。

保険金や高額療養費で70万くらいは補填できたが、それでも痛い出費に変わりない。

確定申告の結果、約4万円の還付となる予定だ。

う～ん、これだけ支払っているんだし、もっと還付してほしいなというのが本音だが、まあ仕方ない。面倒でも、手続きせずにはいられないわ

国税庁のHPから確定申告を行うのだが、これがなかなか大変だった。

職場の会計ソフトなら簡単に入力も修正もできるのだが、とにかく面倒

何度もマイナンバーカードを読み込ませる必要があり、都度パスワードの入力もあるので、ちっとも進まない。

しかも、事前に入力しておいた医療費のデータが読み込み不可で、再度コピペする羽目に

職場の税理士の先生にあれこれ聞きながら、何とか申告することができた。

身近に聞ける存在がいるから良かったが、いなかったらもっと苦労したことだろう。

まだまだ治療は続くので、確定申告は毎年の恒例作業となる。

とりあえずやり方はわかったが、今後病気が進行して自分で手続きできなくなった時がヤバい。

この作業を仕事と看病の合間に旦那がすることになるのかと思うと、不安しかない

私が元気なうちに覚えてほしいところだが、旦那は数字に疎い。現時点で覚える気ゼロなので、心配だわ・・・

マイナンバーカードがないと申告も面倒なので、高齢の父にもカードを作っておいてもらおうと思った。←スマホを持っていないので、作っていない。

ただ、e-taxでの申告は高齢者には難しいと思う。現役世代の私でも時間がかかったのだから、もっと簡略化してほしいものだ。高齢者ほど医療費控除の機会も多いしね

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2022年度医療費控除

すっかりブログから遠ざかってしまい、気づけば前回の投稿から1か月も経過してしまった

私は現在会計事務所で働いている。

最近までは確定申告作業に追われていて、ずっと数字とにらめっこの日々だった。

もともとの近視に加えて、最近は老眼がヤバい。さらに花粉で目がショボショボで、家でパソコンを起動することが億劫になっていたのが遠ざかっていた原因だ

さて、仕事でさんざん確定申告をやっているが、自分の医療費控除をやらねばならない。

私は2022年の11月にガンが発覚した。2022年中は検査だけだったので、昨年の医療費控除はさほどでもなかった。（還付金5000円）

それでも、私にとっては初めての医療費控除で、わからないことだらけ。

この時は3月上旬まで抗がん剤治療のため入院していたので、退院後1週間ほどで確定申告の準備をする羽目になった

還付申告なので、3/15以降でもいいのだが、なにせ初めてなので期限までにやらないとという謎の使命感で頑張っていた

私の入院中は、旦那は仕事と慣れない家事に追われていて、バタバタしていた。その状態で確定申告もしてくれというのは酷だろうと思い、退院後私がやることにした。

ガン疑惑から検査までが11月～12月にかけてだったため、医療費通知には通院履歴が反映されず、ひたすら入力する必要があった。

スマホで確定申告はできるが、スマホの小さい画面に通院履歴を入力するのが大変だった。そもそも抗がん剤の影響で、何もしていなくても気持ちが悪いし疲れる状態。

そんな状態にもかかわらず、気持ち悪いわ～と言いながら、ひたすら数字を入力していった。よくやったわ、私

マイナンバーカードとスマホで手続きができるから、ギリギリ申告は期日までに終わらせることができた。これが以前のように税務署に行かなくてはならなかったら、無理だったと思う。ちょっと操作に慣れない部分はあるけれど、だいぶ助かった

長くなったので、今年の医療費控除は次回に続く・・・

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将来の夢

先日小学校最後の授業参観があった。

もうこれで最後かと思うと、なんだか感慨深いものがある。

授業参観のテーマは「将来の夢」

各自タブレットで資料をモニターに映しながら、自分の夢を発表していく。

息子の将来の夢は陸上選手とのこと。

本人は長距離が得意なのに、なぜか尊敬する選手がウサイン・ボルト。

別にいいんだけどね、何故短距離選手の名を挙げたのか？と思わずにはいられない

他の子たちの夢もさまざま。

6年生だけあって、なかなかバリエーションに富んでいた。

インテリアデザイナー、ゲーム開発、獣医、声優等。親の職業に影響されている子も多かった。中には公務員という子もいた。やはり親に勧められたと言っていたな

私がガンになったことから、息子は医療の道が気になるようだ。

ただ、医者になるのはハードルが高いと思うのか、あまり人には言っていないし知られたくはなさそうだ。

簡単になれるものではないことをわかっているから、安易に口にするのをためらっているようだ。

母の病気をきっかけに医者を目指すなんて言われたら、めちゃくちゃ応援するだろうな

実際はどうなるかわからないけど、少なくともほかの子よりは病気が身近な分、考えることも多いんだろう。

もちろん医者以外にも医療関係の仕事は数多くある。医療関係の仕事は大変だけど、この先も需要のある職業だ。せっかくなら息子にはどこでも働ける資格を持つ仕事についてほしいと思う。

ちなみに以前、主治医に医師になったきっかけを聞いてみた。

子供のころ野口英世の伝記を読んで影響されたことがきっかけだそうだ。

息子に野口英世について聞いてみたが、あまり響いていないようだった

まあ、きっかけは人それぞれだしね。

どんな大人になるのか、母は楽しみです

将来どんな仕事に就くのか見届けるまでは死ねないな

中学校入学説明会

2月上旬、中学校の入学説明会があった。

今まで中学校の前を通ることはあったが、中に入るのは初めてだ。

学校自体は古くからあるが、きれいに改築されていてちょっと新鮮な気持ちになる。

体育館で説明会があるのだが、1階は駐車場になっており、2階、3階が体育館だ。

体育館に階段があることに、驚いた。普通の公立中学校なんだけどね

まずは学校の先生方から授業のこと、部活のこと、身だしなみ等について話があった。

男子は襟に髪がかからないようにと言っていたが、その説明をしている先生がまさかのロン毛。もはや説得力とは？といった感じだ

また、自転車についての説明。

うちは徒歩通学なので、基本自転車に乗る機会はほぼない。それでも、部活の遠征等では使用することになるのだが、いろいろ規定があるようだ。かご、荷台は必須とのこと。かごはともかく、荷台って使うのか？

通学の子たちならわかるが、部活使用の子たちまで荷台を必須にする意味がよくわからない。そもそもあまり使わない自転車に大金をかけたくない

荷台ナシなら安い自転車もあるが、荷台付きの自転車はそこそこの値段だ。

1万円台で押さえたいと思っていたが、どうも3万円台～が主流のようだ。

息子自体、ママチャリなんか乗りたくない！と言っており、多分部活以外で乗ることはなさそうだ。友達同士で出かけるときは、私のクロスバイクを乗るつもりらしい。

それなのに自転車買わなきゃダメなのかしら・・・

制服、体操着、通学バッグ、靴等ですでに10万円近い出費。

これに加えて自転車となると、一体いくらになるのかしら結構お金がかかるわ。

公立でこれなんだから、私立だったらもっと大変なんだろうな

最後に生徒会からのお知らせと部活紹介で終了。

生徒会長は女子だった。

授業参観でも思ったが、男子よりも女子の方が積極的でしっかりしている子が多い気がする。昔は女子の生徒会長なんてあまり見なかったが、今では当たり前のようだ。

時代は変化しているのね

日頃小学生ばかり見ているので、中学生になると急に大人びて見えた。

もうすぐ息子が中学生になるなんて、いまだに信じられない。だんだん親元から離れてしまうのかと思うと、ちょっと寂しくもある。

このままずっと息子の成長を見届けていきたいなと思った

ガンに対する認識

私は今、肺がん治療中の身だが、普通に働いている。もちろん大きな副作用がないから働けているというのもある。

昨年1年間は治療に専念するため仕事はしていなかった。

いや、正確に言うと仕事はしたかったが、会社から辞めてほしいオーラを出され、辞めるしかなかったというのが正しい

私は仕事を辞めたことによって、社会から隔絶されたような気がして悲しかった。

もう普通の人ではなくなってしまったような寂しさもあった。もちろん治療にお金がかかるからというのもあるが、世間とつながっていたいという精神的な部分での安定が欲しかった。

周囲の人は、ガン＝しっかり療養して！と思うようだ。

以前友人との会話でひっかかることがあった。

友人は銀行の支店で働いている。

友人の会社に抗がん剤治療中の方がいたそうだ。

その方は、体調がすぐれず、途中で席を外すことも多かったそうだ。また、薬の影響でミスが多かったそうだ。それでも本人は仕事を続ける気はあり、体調不良ながらもきちんと出社していた。

その人の様子をみて、友人も同僚たちも、体調ツラそうだから休職すればいいのにと思ったそうだ。具合悪いのに、何もそこまでして働かなくても・・・と思ったそうだ。見ているほうがつらくなるとも言っていた。

結局その方は会社から休職をすすめられ、今はお休みしているとのこと。

う～ん、モヤモヤする

この話を聞いて、理解があるようでなかなか理解がないなと思った。

休職するかどうかは本人が決めることであって、周りがそうさせるのは違うんじゃない？

また、本人がつらそうなら忙しい支店から本部の事務方へ異動とか、他に対応の仕方もあったと思う。結局会社の都合だけで、本人の気持ちはないがしろにされているように感じた。

見ているほうがつらいというのも、もやっとした。

ツラいのは本人であって、周りではない。つらい本人をフォローするならともかく、辛そうな姿を見たくないから、休んでほしいってどうなの？

病気をしたことない人にとっては良かれと思ってのことなのかもしれないが、本人からすれば働けるうちは働きたいと思っていたのかなと思う。その気持ちが置き去りにされているのが何とも言えない気分にさせられた。

私自身そうだったが、一昔前のガン治療のイメージがいまだに色濃く残っている。

ガンでも働きながら日常生活を送るのが今のスタンダード。

治療しながら以前と変わらぬ生活を送りたいのに、周りの理解が追いついていないのが何とももどかしい。

2/4はワールドキャンサーデーだ。

これを機にガン患者だけでなく、すべての人にもっとガンのことを知ってほしいと思った。

ワールドキャンサーデー

 2/4はWorld Cancer Day

世界中のひとりひとりが、がんに関する意識を高め、知識を増やし、がんに対して行動を起こすことを目的として、世界が一体となって各地でさまざまな取り組みを行う日のこと

自分がガンに罹患するまで、ワールドキャンサーデーのことは知らなかった。

そもそも私の周りでがんを患ったことがある人はまだ少数で、罹患するまで私自身ガンに対する知識は皆無だった。

今でこそ自分事なのでいろいろ調べて詳しくなったが、それまではどこか他人事というか、自分とは遠い世界の話なのかな～くらいの意識だった。

私の周りの人数人にはガンのことを話してはいるが、みんな聞いてはいけないと思うのか、あまりガンのことに触れてこない。

もちろん優しさでそうしてくれているんだろうが、もっとガンのことを知ってほしいと思う。

今は他人事でも、いつか自分の身に起こるかもしれない。2人に1人は罹患する病気。決して珍しいものでなはいのだ。

ガンに対する知識、患者に対する接し方等知識があるのとないのとでは大きく違ってくる。

自分のため、身近な大切な人のためにも、もっとガンの知識が共有出来たらいいなと思う。