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『庭から昇ったロケット雲』(2007アメリカ)

2008年7月7日(月) シネマート新宿

『庭から昇ったロケット雲』(2007アメリカ)

<THE ASTRONAUT FARMER>

http://www.rocket-gumo.jp/


父親が命を懸けて家族に示したのは夢を追う姿勢。“歴史は学ぶより作るべきだ”ただ生きるために生きることを良しとしない男が、あきらめることなく邁進する自己実現への道。妻、息子、幼い姉妹がそんな父親を支える


「夢を信じて・・・」そんな使い古された言葉に真っ向勝負で力を注入する快作。かつて宇宙を目指したものの、夢半ばで父親の急死により農場を継いだ元宇宙飛行士が、家の庭から自家製ロケットを発射しようと試みる荒唐無稽な物語。


ロケット製作と宇宙飛行計画はFBIと国家に知れ渡ることとなり、民間人によるロケット発射を阻もうとする国家や、宇宙を目指す農夫を奇人扱いするメディアが騒ぎだすが、夢を追い続ける農夫は着々と発射の準備を進める。


民間人の宇宙飛行阻止に本腰を入れた軍は宇宙飛行の英雄(キャストは観てからのお楽しみ!)を派遣して説得にあたるが・・・。


命を危険にさらしてまで夢を追い続けるテキサス男を演じるのはビリー・ボブ・ソーントン。個人的には未だに『スリンング・ブレイド』の衝撃が忘れられないが、本作では実父の影を追いながらも、自らは夢に挑戦し続ける姿勢を家族に示す父親を凛々しく演じている。


ウェイトレスをしながら、夢に生きる夫を優しく、力強く、そして時に厳しく見守る妻を演じるヴァージニア・マドセンが美しい。夫の身を案じながらも、「子供たちに夢は叶うと教えてあげて」と、失敗に挫けそうになった夫を励ます。そんな一言にも受け手に重圧を感じさせない太陽のような存在感が眩しい。


「大人になると、夢を信じるのは難しい。だが夢を失ったら、何も残らない」一世一代の名台詞を残し、男は飛び立つ。自家製ロケット“DREAMER”が残したロケット雲は、夢を追い続けた証。彼を想う妻が、彼を慕う息子が、そして彼を頼る幼い姉妹が、その一筋の白い足跡を見上げる。


『庭から昇ったロケット雲』(2007アメリカ)

<THE ASTRONAUT FARMER>

監督・製作・脚本:マイケル・ポーリッシュ

製作・脚本・出演:マーク・ポーリッシュ

出演:ビリー・ボブ・ソーントン、ヴァージニア・マドセン、ブルース・ダーン、ティム・ブレイク・ネルソン、マックス・シェリオット

配給:デスペラード

上映時間:1時間44分

公式サイト:http://www.rocket-gumo.jp/


シネマート新宿

新宿区新宿3-13-3

新宿文化ビル6・7F

TEL:03(5369)2831

劇場サイト:http://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/index.html


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