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『スピード・レーサー』(2008アメリカ)

2008年7月8日(火) MOVIX本牧

『スピード・レーサー』(2008アメリカ)

<SPEED RACER>

http://wwws.warnerbros.co.jp/mach5/


走るために生まれてきた男の苦悩。何のために走る?亡き兄はなぜ家を出たのか?信じる家族の絆を胸に、目を閉じて、耳を澄ませて、心を開いてマシンの望みを感じ取る。男の誇りを失くしては、“走り”は貫けない!


原作テレビアニメ『マッハGoGoGo』に思い入れがなく、鑑賞の興味は主人公スピート・レーサー役エミール・ハーシュ(名優ケヴィン・クラインを相手に『卒業の朝』で魅せた、瑞々しい透明感とカリスマ性が鮮烈だった!)の成長ぶりにあった。


結果としては、少年から青年へと成長したハーシュは思ったよりもごく普通の青年だったが、亡き兄の面影を追ってサーキットを疾走するスピード役にピッタリ。映画自体もオープニングからエンジン全開のスピード感で魅せる痛快娯楽作。


『マトリックス』三部作で繰り広げたモノトーン主体のダークな色調から一転、物語の主戦場であるサーキットから家庭、学校にいたるまでウォシャウスキー兄弟が本作に用意したカラフルなステージが、親しみやすい世界観の構築を支える。


難関レースで命を落とした兄と、家族でレーシングチームを切り盛りする父との確執を背景に、レーシング・ビジネスを闇で牛耳る巨大企業ローヤルトン社の経営者や、「走ることで世界を変えるんじゃない。レースが我々を変えるんだ」と冷静に語りスピードに協力する覆面レーサーXの存在が絡む展開は見応え充分。


家族愛、兄弟の絆、子供以上大人未満の恋愛模様など、夏休みにピッタリな要素を満載した一作。縦横無尽に走り回る“マッハ5”を目で追いかけるだけで楽しい。青年エミール・ハーシュの真価は、待機中の期待作ショーン・ペン監督作品『イントゥ・ザ・ワイルド』に見出したい。


『スピード・レーサー』(2008アメリカ)

<SPEED RACER>

監督・製作・脚本:アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー

出演:エミール・ハーシュ、クルスティーナ・リッチ、スーザン・サランドン、ジョン・グッドマン、マシュー・フォックス、ロジャー・アラム、真田広之、Rain

配給:ワーナー・ブラザース映画

上映時間:2時間15分

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/mach5/


MOVIX本牧

横浜市中区本牧原14-1

TEL: 045(625)4766

劇場サイト:http://64.56.183.125/movie_house/index.htm?user_id=4


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