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『イースタン・プロミス』(2007イギリス=カナダ合作)

2008年7月14日 日比谷シャンテ シネ

『イースタン・プロミス』(2007イギリス=カナダ合作)

<EASTERN PROMISES>

http://www.easternpromise.jp/


男は裸で語る。素肌に描かれた彫り物が男の生き様の足跡を辿る証。その身一つで誓いを立て、闇に包まれた裏社会の掟を生きる。信じるものは己だけ。生きるか死ぬかの綱渡りの中でも、男は頑なに信念を貫き通す


ロンドンに生きるロシアン・マフィアのファミリー劇場は弱肉強食社会の縮図。


公衆浴場での死闘は映画史に残りそうな名決闘シーン。生き様を物語るタトゥーで飾られたヴィゴ・モーテンセンの白い裸体が、鮮血をほとばしらせ、のた打ち回る。圧倒的な迫力。この場面に限らず、終始この自称“ただの運転手”が魅せる美学に酔いしれる。


ヒロインは、役柄からか少し疲れ気味のナオミ・ワッツだが、オートバイに跨るジーンズ姿がかっこいい。“運転手”に熱く痛い視線を送り続けるロシアン・マフィアのドラ息子をヴァンサン・カッセルが狂おしく好演。青春の残り火を追い求め、自らをコントロールできない青年像を構築してみせた。一見温厚そうなアーミン・ミューラー=スタールの底知れない冷徹さが不気味。


デヴィッド・クローネンバーグ監督と俳優ヴィゴ・モーテンセンが互いを信頼しあって創り出した、男が闘いを呼ぶ信念の物語。


『イースタン・プロミス』(2007イギリス=カナダ合作)

<EASTERN PROMISES>

監督:デヴィッド・クローネンバーグ

出演:ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、アーミン・ミューラー=スタール、イエジー・スコリモフスキー、シニード・キューザック

配給:日活

上映時間:1時間40分

公式サイト:http://www.easternpromise.jp/


日比谷シャンテ シネ

千代田区有楽町1-2-2

TEL: 03(3591)1511

劇場サイト:http://www.tohotheater.jp/theater/041/index.html


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