フリークス（怪物團/神の子ら）

 ラストネタバレします

 ご注意ください  

⚜️フリークス（怪物團/神の子ら）

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【あらすじ】
旅回りの見世物興行の一座。その見世物小屋では、手足の無い男、シャム双生児の女性、小人、ひげ女たちが自らの障害を見世物にしていた。サーカスの花形クレオパトラは、遺産目当てから小人のハンスと結婚し、怪力男のヘラクラスと共謀し彼の毒殺を計画する。
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原題：Freaks／NATURE'S MISTAKES／THE MONSTER SHOW
上映日：1932年11月24日

製作国：アメリカ

上映時間：65分
ジャンル：ホラー
Filmarks評価：☆3.7
出演者：ウォーレス・フォード/オルガ・バクラノヴァ/ロスコー・エイツ/レイラ・ハイアムズ/ハリー・アールズ
(Filmarks引用)
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【感想】
YOUTUBEでみた「グレイテストショーマンの紹介」で知った映画です。1932年、当時CGや特殊メイクがある訳もなく、実際の障がい者が出演している映画です。彼らを怪物と呼んでしまう社会。本当はそれを見下す人たちがよほど怪物で、この映画がホラーにジャンル分けされる悲しい社会。だけど、どうやって生活してるんだろう？どうなってるんだろう？可哀想、なんて思ってみてしまうアタシも彼らを知らず知らずのうちに見下しているんだと思います。
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#Filmarks/1459本目

⚜️場面切り取りとひと言

サーカス団の見世物小屋の主人がとある箱を観客に披露するシーンから始まります。それをみて悲鳴を上げる女性。主人は「かつては彼女も美しい女性だった。空を舞う孔雀だった」と…。

小人症のハンスがその美しい女性を見つめています。隣には婚約者のフリーダ。

美しい女性はクレオパトラ。金目当てでハンスにちょっかいを出しています。

サーカス団にはいろんな障害をもった人たちが働いていました。（当時実際にサーカス団で働いていた人たちが出演しているそうです）

フリーダの心配をよそにハンスはますますクレオ熱を上げていきます。しかもハンスが親戚からの遺産を相続したお金持ちだとしった途端クレオはハンスと結婚をします。団員の怪力男ヘラクレスと結託し、ハンスの毒殺を計画するクレオ。二人は日ごろから障害のある人たちをバカにしていました。

ハンスとクレオの結婚の祝宴が行われてる途中。クレオは毒の入ったお酒をハンスに飲ませ、酔った勢いでヘラクレスとクレオは熱烈なキスをします。ハンスは激しく動揺し、それをみたいたたまれなくなったフリーダは席を立ちます。仲間が「クレオも仲間だ」とクレオにお酒を差し出すのですが「怪物！化け物！」と叫び彼らを侮辱するのでした。やがて毒が回ったハンスは寝込んでしまいます。しかし、その様子をおかしいと思っていた仲間たちは物陰からクレオの様子をずっとみていたのでした。そうとは知らないクレオはさらに薬をハンスに飲ませるのですが、ハンスはこっそり吐きだし病気のふりをつづけていました。そして、仲間に「今夜だ」と告げるのでした。

⚜️YOUTUBE予告編

 実際の映像はモノクロです

 ラストのネタバレです 

サーカス団が移動するある日の雨の夜。ヘラクレスは口封じをしようと元カノの馬車に乗り込むものの他の団員ともみあいになった末、馬車から落ち凶器をもった仲間たちに襲われます。クレオも逃げ出すのですが、雨の中不穏な団員達の影と共に、悲鳴をあげるのでした。

ここで冒頭のシーンに戻ります。箱の中はアヒルのように鳴くクレオの姿でした。

ハンスはこの一件で、サーカス団を離れて生活していました（豪邸っぽい）そこへフリーダと仲間たちがやってきます。フリーダはハンスを慰め、愛を告げ抱き合うのでした。