誰かに盗られるくらいなら | hitonotoumadeのブログ

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60歳→65歳→ついに『75歳のブログ』

♪誰かに盗られるくらいなら、あなたを殺していいですか♪

と、情念に燃えているのは、源頼朝の正室、北条政子だと、

作詞の吉岡治は語っている。

♪もどれなくてももういいの くらくら燃える地を這って♪

良妻賢母の石川さゆりが、悪女のような情熱を魂を震わせて

絶唱する。 いや、もう、絶叫だ。 そのほとばしるような

歌唱は大きな話題になったものだ。

しかし、話題ばかりが先行し、レコードの売上が鞆わなかっ

たのだ。

 

平成29年の紅白で40回目の出場を果たしたが、40回のうち

「天城越え」が10回で、「津軽海峡冬景色」も10回だった。

しかし、ある年から、交互に歌うようになる。

常にカラオケのヒット曲上位を占めるこの2曲のどちらかを

歌って欲しいというのがNHKの要望になっていた。

言わば、懐メロだった曲が、毎年のように歌われることに

よってスタンダードになる。 懐メロからは遠ざかっていっ

たのだ。

 

その後を調べてみた。

10回目の「天城越え」が、2016年の第67回

10回目の「津軽海峡冬景色」が、2017年の第68回

それからも、同じようにくりかえされている。

72回紅白のみ、「津軽海峡冬景色」他1曲だった。

  NHKホール耐震化工事のため東京国際フォーラム開催

  コロナ禍の緊急事態宣言解除により一部観客が入る

 

そして2024年、今年の楽曲は、「天城越え」になるはずだ。

去年まで繰り返されてきたのだから。

 

合田道人著 「昭和歌謡の謎」参照