なぜあなたはこんなにも苦しいのか。
自分以外の人が、思いどおりに動いてくれないとき
(なんで自分ばっかり損してるんだ!)
(なんでみんな、そんなことに気がつかないんだ!)
(なんでそうなっちゃうかな・・わかってないな・・・)
なんて、イライラしてみたり、
本当は不満タラタラだけど、
そんなことは口には出せませんよね。
そして、いつの間にか
自己嫌悪に走っています。
(ちゃんと伝られたら、こんなことは繰り返さないのに・・・)
(なんで、こんな損な性格なんだろう・・)
(自分が嫌になる・・・)
よくわかります。
二年前の僕もそうでした。
では、あなたはその原因を考えたことがありますか?
・性格の問題
・コミュニケーション能力の問題
・周りにいる人たちの問題
etc...
これらは間違いではないと思いますが、
本当の問題はもっと別の所にあります。
【じぶんルール】
この言葉を聞いてなにを想像しますか?
僕がこの言葉で連想するのは、
小さい頃に横断歩道でやっていた、
「白い部分しか踏んじゃいけないルール」です。
今までの話と
なんの関係があるんだよ!
って感じですが、
僕たちはこんなルールを
あらゆる場面で無意識のうちに作っているんです。
そして、そんな
「~しなければいけないルール」でガチガチに固められ、
身動きが取れなくなるから、なにをやっても苦しいのです。

例えば、
・小さい頃、転んで怪我をした。
泣きわめいたら、「うるさい」と怒られた。
我慢したら、「えらいね!」って褒められた。
・電車に乗った。
泣きわめいたら、「うるさい」と怒られた。
我慢したら、「えらいね!」って褒められた。
・嫌いな食べ物が出てきた。
残したら、「食べなさい!」と怒られた。
我慢して食べたら、「えらいね!」って褒められた。
こんな風に、
わがままな子=怒られる、認めてもらえない
我慢できる子=褒められる、認めてもらえる
と学習していきます。
言い方を変えると
わがままな子=世間的に悪い子
我慢できる子=世間的に良い子
です。
そうすると、
わがままな子=世間的に悪い子→嫌われる、見捨てられる
我慢できる子=世間的に良い子→好かれる、認められる
という「ルール」ができあがってしまいます。
つまり
僕たちは我慢をすることが
好かれる秘訣に違いないんだと
知らず知らずのうちに学んでしまったのです。
そうなると当然、
もしあなたが好かれたければ、
「我慢してでも良い人を演じれば認めてもらえる」
というルールをつくっているのではないでしょうか。
このような
『間違った思い込み』が
あなたを苦しめるルールの正体です。
このような思い込みを持つと
そこから苦しみの連鎖が続きます。
だから
無理してでも良い人になろうと
頑張って我慢してしまうんです。
なぜなら、ずっとそうやって我慢をすることで、
認められたり、ほめられたりしたからです。
それが ”過去” にうまくいった好かれる秘訣
だと信じているからです。
そうやって最終的に、
自分が好かれるためには・・・
「我慢してでも良い人を演じなければいけない」
「本音(=自己主張というわがまま)を出してはいけない」
「目立って(和を重んじない自己中心的人間)はいけない」
「相手に頼って(という名の迷惑をかけて)はいけない」
という様々なルールで
自分自身をガチガチに縛り付けてしまいます。
このルールの恐ろしい所は、
評価が“減点法”なところです。
例えば、
「沈黙(という気まずい雰囲気を与えること)はいけない」
と思っていた場合、
沈黙にならずに相手と話せることが
嫌われない絶対条件だと思っています。
仮に沈黙なく話せた状態を100点とすると、
少しでも沈黙になってしまって90点だと
その条件を達成できていないので未達となります。
つまり
嫌われない条件を達成できなかった自分は
ダメなやつだと自分で自分を評価してしまいます。
そんな風に自分に対して
自分はダメ人間なんだとダメ人間の烙印を押して
どんどん自分を嫌いになっていきます。
また
例え好かれるために
ルールを守れたとしても、
その場の不安だけは解消されますが、
今度は不満が残ってしまいます。
なぜなら
「好かれるためには良い人を演じてでも
自分は我慢しなければならない」
というルールを持っているので、
そのルールを守るために、
一生懸命、自分を犠牲にして我慢してしまうんですね。
そして、最大の問題は
あなたが我慢していることに
周りの人が気がついていないことです。
気がつかないことには解決しません。
気がついてないから、また繰り返します。
だから、一生懸命に我慢してるのに
誰にも気付かれず、認められず
欲求不満が溜まっていくというわけです。
逆に言えば、
あなたが我慢してくれるおかげで
あなたの周りの人は、
「自分がしたことで誰かが不快な想いをしているかも・・」
なんて考えることもなく
お気楽に生活できているわけです。

【このルール、本当に必要??】
幼い頃は、ひとりではなにも出来ません。
家族をはじめ、
周りの人に助けてもらう必要があります。
味方になってもらう必要があります。
だから、嫌われないために
「周りの人が言うこと」から学んで、
少しずつ「じぶんルール」を
つくっていったんです。
でも、今は違いますよね。
今のあなたは、あなた自身のことは
自分で決めることができるはずです。
もちろん、時間やお金の制限はあるにしても
できることや行ける場所、あらゆる面において
幼い頃とは比べものにならない程、成長しています。
だから、苦しくなってしまった時は
心のなかでこの言葉を思い出してみてください。
『このルール、本当に必要??』
あまり我慢していないのに
人に好かれている人を見ると
(俺はこんなに我慢しているのに!)
(なんで、あいつばっかり!)
とか思ったことがありませんか?
本当は我慢なんてしたくないですよね?
本当はありのまま自然体でみんなと仲良くしたいですよね?
ルールに縛られるよりも、
自分に都合のいいルールを
自分でつくった方がよくないですか?
それでいいんです。
どちらにしても、
「じぶんルール」なんです。
大事なのは、
あなたが今を楽しめているということ。
今のあなたは
あなたを苦しめるルールを
持ちつづける必要はないんです。
その満たされない思いを満たすために
周りの人からその思いを満たしてもらおうと、
良い人をさらに演じなくていいんです。
そんな風に自分を苦しめる
「~しなければいけないルール」を解放すると、
できて当たり前ができない自分が嫌いになり、
「ダメな自分なんかいなくなってしまえばいいのに・・・」
なんてことを思うことはもうなくなります。
もう我慢なんてしなくて大丈夫です。
最後におさらい。
あなたに今この瞬間から
実行して欲しいことは
①どんな「じぶんルール」を
もっているのかを自覚すること。
②そのとき『このルール、本当に必要??』と
自分の心に問いかけてみること。
この2つからはじめてみてください。
それでは、今回はこの辺で!
>>今すぐ人見知りを卒業したい方は、
>>こちらの記事をお読みください。
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