こんにちは、Hitomiですニヤニヤ

 

 

 

今日はぎょっとするタイトルにしてみましたが、

 

 

 

「名誉男性」ってなにビックリマークはてなマークてなる方も多いと思いますので、

 

 

 

先に説明させていただきます爆  笑

 

 

 

 

 

 

 

名誉男性というのは、「名誉白人」から産まれた造語です。

 

 

 

 

1960年代の、南アフリカで行われた黒人差別では、

 

 

 

 

住所もトイレもレストランも全部「有色人種用」と「白人用」に分けられました。

 

 

 

 

でも、お金持っている日本人は「名誉白人」として、「特別に」白人用のものを使っていいよってことになりました。

 

 

 

 

私も歴史の授業とかうろ覚えなのでこの程度ですが・・・あせる

 

 

 

 

 

 

これが転じて、

 

 

 

男女差別が根強い社会で、稼ぎや評価を男性と同じくらい勝ち取り、

 

 

 

まるで男性のように扱われている女性のことを「名誉男性」と揶揄するようになりました。

 

 

 

男性に媚びてるとか、

 

 

 

女性差別の真の黒幕の様に言われることが多く、

 

 

 

 

決して決して良い意味ではありません。

 

 

 

 

 

 

前回お話しした、東京医大の減点問題がきっかけで、

 

 

 

女医が「名誉男性」と攻撃されるのを、たびたび耳にします。

 

 

 

特に女医は、減点問題のことを「仕方ない」と考えていた人も多く、

 

 

 

これが明らかになってますます叩かれている感じです。

 

 

 

 

 

 

わたしはずっと、このことを考えていましたが・・・

 

 

 

 

あ、わたし絶対名誉男性になる

 

 

 

 

と思えてなりません。

 

 

 

 

 

 

 

そもそも、なぜ名誉男性になる女性が生まれるのでしょうか。

 

 

 

女医ママなりに、そのことを考察してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

1. 社会に出て男女の不平等に直面し、怒りを感じる

 

 

 

 

たぶん、女医でこれを感じた事ない人はいないと思います。

 

 

 

・ 男性研修医と女性研修医の扱いが明らかに違う

 

 

 

・ 男性医師が下りた途端にタクシーの運転手の態度が豹変する

 

 

 

・ 同期の男性医師には丁寧語なのに、自分にはため口の患者

 

 

 

 

もう、こんなのばっかりです。

 

 

 

 

態度には出さないですが、

 

 

 

不平等を受けるたびに、

 

 

 

心の中にはふつふつ、ふつふつ、怒りが溜まっていきます。

 

 

 

 

 

2.この不平等を是正するために、行動を始める

 

 

 

怒りは溜まっていきますが、残念ながら、

 

 

 

怒りに囚われていると、何も先に進む事はできません。

 

 

 

なので一旦、怒りは奥に引っ込め、打開する策を探し始めます。

 

 

 

 

 

 

策と言っても、大抵、方法は一つしか浮かびません。

 

 

 

偉くなることです。

 

 

 

自分を差別してきた存在を見返すために、そいつらより稼ぐ、業績を上げる、立場が上になる・・・

 

 

 

そしたら、自分が差別を止めさせられる側になる。

 

 

 

こう思って、彼女たちは必死に努力していきます。

 

 

 

 

 

 

 

3. 偉くなった!で・・・あれ?

 

 

 

努力の甲斐あって、一部の女性は、実際に男性を超えた業績や役職を手に入れます。

 

 

 

 

やっと、差別してきたやつらを見返せるビックリマークビックリマーク

 

 

 

 

そう思ってふと周りを見回すと・・・

 

 

 

 

あれはてなマーク

 

 

 

 

 

 

ここで彼女たちは気が付きます。

 

 

 

 

見返す人間が、いなくなっている。

 

 

 

 

医者なら、気づけば周りはみんな部下、

 

 

 

 

コメディカルは自分にペコペコ、

 

 

 

 

自分より、患者の方が年下になっている・・・。

 

 

 

 

 

 

 

怒りを原動力に頑張ってきたのに、

 

 

 

 

怒りを向ける相手が消えてしまったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

4. そして・・・

 

 

 

さらに見回すと、たくさんの部下の女性たちがいますが、

 

 

 

彼女たちは自分に比べると、明らかにましな環境にいます。

 

 

 

なのにヒィヒィ言っている。

 

 

 

消化できない怒りを抱えている彼女たちは、

 

 

 

ここで、ほんの一瞬、彼女たちに怒りを向けてしまうのです。

 

 

 

 

 

 

私の方が、もっと大変だったのに

 

 

 

 

私の方が、もっと頑張ったのに

 

 

 

 

 

はい、大炎上です。

 

 

 

 

 

これが、名誉男性(そして魔女の様に同性から叩かれている女性)を生み出すメカニズムだと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

いやー、これ、

 

 

 

 

回避すんの難しいでしょ滝汗

 

 

 

 

 

わたしも、「後輩の参考症例になるため」にフルタイム当直勤務に奮闘しているので、

 

 

 

 

こうして名誉男性としてめちゃくちゃに叩かれている人たちの気持ちも、

 

 

 

痛いほど分かるんですよね・・・笑い泣き

 

 

 

 

 

ポイントは、怒りを覚えても、

 

 

 

向けることは難しいということです。

 

 

 

 

 

 

最近Twitterでは、#私たちは女性差別に怒っていい というタグが流行っているのですが、

 

 

 

はっきり言います。

 

 

 

怒ってもいいけど、その怒りは本当に向けたい奴らには行きません。

 

 

 

だって、奴らは完全に無自覚なんですもん。

 

 

 

 

 

代わりにその怒りをダイレクトに受け止めるのは、

 

 

 

 

自分の行動を必死で振り返る、差別感情を持っていない男性や、

 

 

 

 

同じ、女性です。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしも名誉男性とそしられるのはイヤなので、

 

 

 

 

今までどうしたら回避できるか考えていたんですが、

 

 

 

 

・ 後輩や部下の存在を一切無視する

 

 

 

 

・ 怒らない

 

 

 

 

くらいしか今のところ解決策思いつきません・・・。

 

 

 

後輩を無視するのはイヤなので、

 

 

 

怒らない、くらいしか対処法ないんですよね・・・。

 

 

 

 

 

難しい問題ですね。

 

 

 

 

良いアイディアがあれば、教えてもらいたいですウインク

 

 

 

 

 

 

 

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