大好きでした
ご縁があって毎日訪問させてもらいましたね
晴れ男だったはずが
今日の高知は記録的な大雨となりました
初めてお会いしたころ
もう５～６年前になるでしょうか
とても気難しく
いつも台所の椅子に座って
本を読んだり
こちらの話を伺っていました
2本の杖（登山用）をつかって歩き
家の中には
将来歩きにくくなった時のことを考え
ご自分で取り付けた手すりが
そこら中にありました
外出介助をして帰宅すると
靴を置く場所がテープで印付けられてあり
少しでもずれてると
叱られることもありました
なのに外出の時は特に
私にお願いしたいとおっしゃって
それは杖歩行から車いすになっても
車いすで外出できなくなっても
私の訪問を強く望んでくれました
私が事業所を辞める時
辞めた後もどうしても
ご自宅での生活をお手伝いさせてほしいと申し出て
その希望を受け入れてくれたこと
ほんとうにありがとうございます
それからは
笑う日もあれば
腹の立つこともあり
一緒に泣いた日も
喜び合った日もあり
あんなにも最後までと望んだ
ご自宅での生活ができなくなったとき
こころが引き裂かれそうな思いを感じる反面
自分ではどうしようもできないこともあるんだと
流れに任せるしかないことを知りました
奥さまとの毎日の生活に
お邪魔させていただいた日々を
私は宝物のように思います
思い出がたくさんありすぎて
書ききれないのですが
私もその都度自分と向き合い
その中で成長させてもらえたことに
感謝でいっぱいです
いつかまた魂の再会を果たせるよう
私はもうしばらく今世を楽しんでまいります
本日未明
天国へと旅立った大好きな人へ
８９年の人生
お疲れさまでした
