つねに備えよ | お地蔵様ぶろぐ

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優しくもあり厳しくもあり、
お地蔵様の教えは先の見えない未来です。

元旦に石川県で起きたの能登半島地震は

なんて試練を与えるんだろうと思いました。

平素は人口も少ないであろう地域に

元旦で帰省しているタイミングでの地震。

妻と子ども4人、親戚合わせて11人を

地震により一度に亡くされた男性の悲しみと無念さは

本当に胸が痛みます。

 

 

この地域は去年にも大きな地震があり

避難訓練や避難所などの備蓄品、仮設トイレの備え、

行政は備えていたのだろうか。

大きな活断層がある地域は今一度、

ハザードマップを見直して、簡易トイレや備蓄の備え、

避難所のDX促進、家屋の耐震補強やインフラの強靭化、

つねに備えが必要なのだと思います。

行政のトップには危機管理能力が求められます。

 

 

報道で被災者に「今何が必要ですか?」と質問されますが、

今も断水や停電がおきているので水と電力不足は深刻で、

生活全般のすべての物でしょう。

現状を伝えることと同時に、どこで何が求められているか

データを収集し具体的に発信する必要があるのではないか?

水不足にはウエットティッシュや消毒液、除菌シートや

おしりふき等の支援物資があればいいのではないか?

停電には日本は蓄電池の開発・普及も加速しているので

被災地に普及、生かしたらいいのではないか?

地元の銭湯や温泉で被災者に無料で

お風呂を開放された所がありますが、

「ご自由にお取りください」と老若男女、高齢者や子供用の

下着やヒートテックなどの着替えがあると良いですね。

毛布や布団より寝袋がいいのではないかと思っていると

寝袋が寄付で集まり被災地へまとめて送る

とのニュースがありました。

 

 

今回の地震は陸地が約4m隆起して

以前は港、漁港だったところは海面がむき出し、

砂浜になっています。

逆に、海面の方が隆起していたら

半島のほとんどは津波の被害に遭っていたでしょう。

余震は熊本地震の倍も起きていて、

地形的にも半島なので救助が困難で港も使えず寒い時期、

救助は想像以上に困難だと思います。

自衛隊の方々には感謝しかありません。

 

 

「個人や議員は支援に入らないでください。」

というアナウンスは正解でしょう。

トイレや食事の負担を現地に負わせることになる。

今こそ、ドローンやDXを活用して状況把握し

医療物資や100を超える避難所の必要物資を

ドローンで届ける支援が必要なのではないか。

孤立地域の方は貴重品をもって

受け入れ表明している大阪など

別の地域に一時避難するのが良いと思います。

泥棒も増えて家が心配ということもあるが

災害関連死を防ぐには物や家より命の方が大事です。

 

 

「備えあれば憂いなし」と言われますが、

自治体の長はつねに備えよ・・・です。

 

 

能登地方の1日も早い復興を祈ります。