グリーンファーム愛馬会の2023年募集(2022年産募集馬)、先行募集締め切りまで時間はありますが、本日いつもの「ノーカーボン紙」に記しました。念のため特定記録をつけて明日郵送します。


カタログ届いてから実質的な検討を開始する例年とは異なり今年は事前に配合を見ていました。さらにデータ上でも絞り込みが進んでいました。



那須野系列の馬はナスノシベリウス産駒を除いてスルーしよう、価格も物価高の今だからこそ2,000万円以上馬に限定。


こんな整理を済ませていたので公開された動画と馬体写真さらに一昨日に届いたこれを眺めて決断。


最高の肴になる会報とカタログ(禁酒中)


昨年同様まずはYouTube動画の流し見から。昨年は動画再生し1分でビビッと来て、文字情報からはスルーしようとしていた馬を最優先に。選択の軸を即決できたので以降の悩みとしては薄いものでした。


ただ、今年はそこまでの出会いは訪れることはありませんでした。


目星を付けていた馬たちとハナから対象外と見ていた馬たち。実はどちらかと言えば後者の方がカタログや動画からの加点ポイントが多かったりもして。


それはグリーンというクラブですから、割安である裏にはどこかア○トレ○トな点は理解しないといけないのは分かっていても迷わせるものでした。


あとは予算配分をどうするか、それこそキャロットの価格発表を待とうか、一頭増やすか減らすかの出し入れ、色々と頭の中がグルグルと。結果的にはこれ以上悩んでも意味なさそうと判断し、気持ちを込めてもちろん今年も手書きです(笑)。



ということで募集番号順に申込馬についてコメントしていきます。おそらく実績で全て通ると思いますが、確定を楽しみに待ちたいと思います!


(出資したいと思った馬に出資できるのは私にとってとても満足度が高い)



☆募集番号1 ナスノシベリウスの22

(父レイデオロ)


血統についてあえてコメントすることもないのかも知れません。姉アレグロモデラート、兄ハーツコンチェルトとソウルアンドジャズに続き4年連続のナスノシベリウス産駒、そこに父レイデオロ。昨年この馬の誕生を知った時から出資を決めていましたし、今でもその気持ちは変わりません。


ただ、口数をどうするかは非常に迷いました。場合によっては5から10口で一頭入魂というところまで考えていた時期もあったと思えば、だいぶ減らしての結論。


そこには2つのポイントが。


一つ目は父レイデオロ。


産駒評価を結論付けるにはまだ早いのは確かです。でも全体的に馬体の幅が薄く、気性面の心配を見せる馬が多く見られ、当歳時のイメージとは異なるもの(外から被されるのを嫌う馬が多いのが気になる)。


また、ここは自分の中での想定とは大きくずれていませんでしたが、絶対的なスピードというものは持ち合わせていない、そんな印象も見られて。


で、このナスノシベリウスの22のこと。先に公開されていたハシモトファームでの5月頃の写真からはかなり華奢な感じが見られました。カタログではそれよりはだいぶ成長した姿も見られましたが、まだ薄いというのは血統面での贔屓目線ありでも厳しい評価となります。


もう一つのポイント、兄姉たちはノーザンファーム育成という強力なバックボーンがあったのに対し、この馬はたぶんそうでない可能性をみないといけないということ。育成がノーザンでないなら外厩もどうなるか、関東馬だけれど天栄ではない可能性を理解しておく必要はある。正直それは馬自身の評価から2割くらいのマイナス要素。生産頭数が増えれば弾き出されるのは外様の馬であるので仕方ないことではあるんですけどね。


もし凄くいい馬であれば受け入れてくれるであろうことからしてもマイナスポイントだと思います。



ネガティブな評価ばかりならば申し込む意味はありません。別に母の産駒に続けて出資したから、父がレイデオロだから出資する義務があるわけではないので(笑)。


以下、出資に至った理由を。


レイデオロとの相性、愛馬ミダース(アイヴィベルの21)と同様に母がアメリカンな血統。個人的にはスピードや前進気勢の補完の観点からレイデオロ産駒の狙いをつけています。


また、この仔の気性面は姉らと比べても良さそう。カタログにあった動画撮影日云々のことを抜きにしても目や耳の動きがそう見せました。そういえば、アレグロモデラートの時は不安でクラブの人に聞いたくらいでしたからね(笑)。武井先生のコメントも同じ評価で距離が伸びても大丈夫な母の産駒、父同様に長くいい脚を使ってくれるようになってくれるはず。いいカップリングだと思います。


加えて、ナスノシベリウス産駒の成長力。会報取材時点の馬体重よりも20kg近く増えているという事実、さらにここから1,2ヶ月ほどでみんなここから急に変わってくるんです。もし変わらなければ厳しいですけど、変わってくるんです、変わるんです。


動画からはパワフルさという感じはありませんが筋肉の質感はとても良く、動きも滑らかで惹かれるもの。背中や脚の運びが良くて、必要な筋肉がついて来ればの期待感はクラシック級と見ています。


会報にはハーツコンチェルトの悔しさを優駿牝馬でとありましたが、私にはそれに加えてラヴェルでのワクワク感のさらに上をと思わせてくれる存在になって欲しいです!


(ついでに、既に募集内定とあった来年のサートゥルナーリアとの仔も楽しみです)



募集番号3 レッドソンブレロの22

(父ヘニーヒューズ)


2頭目は一番人気が予想されるレッドソンブレロの仔となりました。


今年の最優先馬はどの馬となるか。


リリーブライト→アレグロモデラート→ハーツコンチェルト→アンデスビエントと自信を持って最優先と言えた状況とは異なり、申込馬の中で先に記したナスノシベリウスの仔、そしてこの次に記す仔と3頭の中で少し上に出たのはこの馬というくらいのトーン。それもハナ差、鼻毛の差くらい横並びな感じ。


私の馬選びの中で明らかにダート馬狙いで最優先にするのは(グリーンは最優先制度ないですが)はじめてのことなのでどこかむず痒さみたいなものがあります。だから気持ちの面で最優先にし難かったのかなと。


お母さんの仔出しはとても良く、正直G1クラスまで突き抜けるかというまでの想像はないものの父ヘニーヒューズの名と相まって確実に勝利を重ねてくれるだろう、そこは見えている。サイズ感はもう少し欲しいし、硬いので少しでも柔らかさがあると上級クラスのダート馬まで目指せそう。


1月産まれとはいえ、まだトモが高い感じもありますからいい感じに成長してほしいと思います。


ナスノシベリウスの22あるいは当馬のいずれかに傾斜(出資)を寄せることも考えていたくらいで、気持ち的には最優先馬ではありますが、一口分の予算で後に触れる関西馬を追加することにし、他馬と合わせる形としました。



そこは脚元が見えないことが関係します。曳いている人がレイクヴィラの方なので、純粋ノーザンとは体制が違うにしてもあえてこの馬だけ芝生の上で写真撮影されている理由はなぜなのか。去年のアンデスビエントはちゃんと整地された上で撮影されていたので、どうしても疑念が出てしまいました。


このクラブの募集では裏の裏の裏を読んでいき、裏なのか表なのかわからなくなるくらいを妄想することも楽しみですからね(笑)。


冗談はさておき、もしかするとちょっと蹄に不安があるのかなと。ヒアリングした限りはそんな話はなかったですけど、スロー再生すると薄く見えなくもない(気持ちの問題の可能性大)。左前繋がやや外向してもいますし、だからこそ蹄は見たかったですね。芸能人は歯が命ならば競走馬は蹄が命です。


無事ならば(私の期待をいい意味で裏切り)「次世代のダートナンバーワンホース」を目指してくれるでしょう!



募集番号5 ゴージャスランチの22

(父ブリックスアンドモルタル)


上記2頭でだいぶ記したので、ここからは少し手抜きモードで(笑)。


血統面、なぜこのクラブに回ってきたのかは分かりませんがとても魅力を感じていました。


動画を見てのファーストインプレッション。のっぺりとした印象で気持ちを高めるものにはならず。


でも繰り返し見ていくと、皮膚の感じは良く、特に背中の芯がしっかりしていて窮屈な感じも全くない。おそらく競走馬らしくなった時には今年の募集馬の中でサイズ感を除き一番変わる馬がこの馬ではないかと思いました。もしかすると撮影日の空模様が悪く見せていただけかもと。


会報を読んでも評価は高そう、カタログコメントも同様(話半分ですけど(笑))。この厩舎に預託された意味合いなどを想像しても期待の表れと思いたい。


OCD手術歴はあまり気にしなくて大丈夫ですし、何よりこの馬の出来(と将来性)が想像以上だったので、動画見る前はそこまでは想定していませんでしたが上記2頭分の予算をこっちに回したくなり結果的に揃える形で。


愛馬ではありませんが、同厩舎の先輩ルヴェルソーに近いイメージを持っていて、その先輩くらい走ってくれたらという思いがあります。


もちろん目指す路線はナスノシベリウスの22と同じところ。秋以降のデビューからじっくり芝の中長距離での活躍を願ってます!



募集番号12 デグラーティアの22

(父ビックアーサー)


たぶん今年の目玉の一頭はこの馬になるのかと。母の仔だしの安定感、それこそレッドソンブレロに似たようなイメージ、突き抜けるまでは別としての安定感がある。そんな前評価をしていました。


このお母さんはキングマンボ系との相性も良いですし、またスピードに特化するという狙いが分かりやすい配合です。


馬選びの中心を芝の中長距離に置いている自分にとってはハナから短距離と分かる馬を見るのには慣れていない。


けど、馬いいんですよ。馬体の造り、動画で見せる動き、素晴らしい。首を使っての前進気勢、斜尻気味のトモと後肢の可動域。カタログにあるようにポンポンと連勝することだって夢ではない感じに見えました。そうなれば母の代表産駒となりますが。



一方、無視できないことは左前の外向ですよね。捻り気味に歩くそれも含めて。管囲も細く実際に脚も細めに見えるので、他馬よりは評価を一段下げました。


ただ、外向については、本日2回目の登場、ミダースのそれでも行けたくらいならば大丈夫と割り切りました(笑)。


兄姉よりも気性面がいい意味で出てくれば、予想に反してマイルから中距離までも守備範囲に、早くから活躍してほしいです!



募集番号18 エレンシアの22

(父ルヴァンスレーヴ)


特別募集馬、今年もお世話になりたいと思います。ただ、この特別募集制度もそう、クラブポイントもそう、一括払いの割引もそう、グリーンではこれらがみな所得扱いになってしまうということ。


なので、その年の収支を見極める必要があります。もしラヴェルが秋華賞を、ハーツコンチェルトが菊花賞をなんてことになったらなるべく所得対象は減らしたい。馬自身のそれと関係ないばかり考え、妄想してました(笑)。最終的には今年も引退精算も多いだろうと一括で。


この馬の血統については、兄であるエレダールの出資時に記しています。



今でも未勝利で終わったことが信じられないのですが…。妹は兄以上に馬格ありますし、動きも一定以上。であればエレンシアの仔、もう一回チャレンジしてみましょうとなりました。



ということで、最終結論ではデグラーティア、エレンシアまでプラスして5頭体制になってしまった。頭数を絞るはずだった、グリーンでの3勝以上馬の割合を考えたら18分の5もいくのは適当な判断ではないこともありますが。


そして、キャロットクラブの募集馬は今週確定します。今年は母優先権行使できる馬が複数募集かかりそうなので、絶対的な予算を残しておく必要もありますので、グリーンは「様子見最強」クラブですが、今年はもうここで打ち止めとなります。


頭数が多い、かつ票読みも必要となるキャロットではこう簡単には検討が終了しません。一方、グリーンは頭数が少ないからこそ、全馬の馬名を覚えて近況を追えちゃうので出資馬以外もより応援したくなる。


ここは今年も何もありませんでしたが、クラブ所属全馬の無事の成長と活躍を願っています!








ご参考











今年のノーカーボン紙