✳︎以下記載の内容は2022年9月時点の情報をもとに個人の考えを記したものです。若干の内容の誇張、おふざけもありますのでその点ご理解いただいた上でお読みください。



ハーツコンチェルト、スマラグドスの2週連続2000m新馬戦勝利で注目度ストップ高のグリーンファーム愛馬会。私のメインクラブでもありますし、クラブ運営存続のためにも適度な会員増加はウェルカムですから入会参考書(非公認非公式)として記してみます。(このクラブでは特殊な地方募集馬除く)


そういえば、「キャ○ット入会チャレンジ」などは目にすることがあっても「グリーン入会チャレンジ」は見たことありませんね(笑)。


ということで、このクラブのポイントをあえて順不同に記していきます(ホントは整理するのが面倒なだけ)。



○希望馬に出資しやすい

 例年8月から1歳馬募集スタート。今年は既存会員160口、新規40口の先行募集枠が設けられました。


既存会員枠は母馬優先(母への出資口数まで)と出資実績(直近2年)を考慮されての出資となりますが、今年先行募集時点で満口となった馬はアンデスクイーンの21と特別提供馬(後述)のエイシンバンバの21の2頭のみ。つまりそれ以外の馬、ハーツコンチェルトの弟含めて残り大多数は誰でも出資できる形でありました。


個人的にはこの趣味を続ける上では「希望した馬に出資したい」のが何よりも先に立ちますから選び放題に近い状況は嬉しい限りです。現時点でも満口馬はナスノシベリウスの21を加えた3頭のみです。





○適度な口数

 200口は金銭的な負担や口取りなどのしやすさを考えると適度にバランスが取れているように感じています。毎月の会費は税込で3,300円、維持費も同じく3,300円です(21年産より)。ちなみに牡馬の新馬戦勝利での配当は3万円強ですね。


40口クラブのそれとは5倍の開きがありますから全く別物ですけど、口取り権利の獲得のし易さについては400口あるいは500口ないしそれ以上のクラブとは大きな差を感じています。これまで3回申し込んだことがありますがいずれも当選、それどころか実際に口取りできた時を思い出しても確かあの時は5,6人でしたから当選もなにも無抽選だったんでしょう。


もちろん200口満口馬であればそうとは限りませんが、口取りなどのイベントは「絶対に申し込む」「興味ない」の一定数の分母が揃ったとして、それ以外流動的な層における200口と400口の差は単純に確率が2倍違うという以上の開きがあるはずです。定量的に見えているものはありませんが、肌感としてまたキャロットで経験してきたそれとの比較で感じているポイントです。




○勝ち上がり率

 クラブライフを楽しむには勝ち上がり率は重要な指標の一つ。私が入会した2017年産以降の数字、一口馬主DBより引っ張ってみました。


2017年産 10/18(55.6%)

2018年産 6/19(31.6%)

2019年産 4/18(22.2%)

左から勝ち上がり数、募集頭数、勝ち上がり率


2019年産は地方からの出戻りを目指す馬がいるため確定値ではありませんが、特にこの2世代は厳しい数字と言えるのは事実。ただ、これはあくまでも全体の数字で、私の数字はというと、


2017年産 2/3(66.7%)

2018年産 3/5(60.0%)

2019年産 2/6(33.3%)


決して高いものではないですが、クラブ全体の数字ほどには低くない。出資スタイルを変えた2014年産以降のキャロットとグリーンの私の合計値が60%を若干超えるくらいのものですから、クラブ間比較でも悪くはありません。ここに都合よく20年産でデビュー済みの2頭を加えたら「9/16(56.3%)」がここまでの状況です。


2頭に1頭は勝ち上がっている。そう思うと、やはり悪くない数字に思えます(もちろん理想とするのは全馬の勝ち上がり、長く楽しませてもらうことですけどね)。



○様子見最強

 このクラブを語る上で外せないワード、「様子見最強」以外に他ならないかと(笑)。先日新馬勝ちしたスマラグドスは2ヶ月前、つまり入厩直前の2歳7月まで出資可能でした。昨年の愛馬ではシェンフォンが同じく2歳7月まで出資できて1ヶ月後の新馬戦では3着デビュー。そんなことを楽しめるクラブでもあります。


この「様子見最強」のワードもクラブの会員の方それぞれで捉え方は異なるとは思います。(出資意向は固めているけど)頓挫をせず入厩できるかギリギリまで待ちたい、あるいは募集時点では小さすぎだけれど成長する姿を待ちたい。いずれかでしょうか。私は都合よく両方と考えていますが(笑)。


思い返せばグリーンに入会して最初に出資した馬は2歳2月にボーンシストを発症してしまいました。残口があった馬ですから今の自分だったら出資せず様子見をしていたであろうなと、リスクをなるべく抑制しながら出資できるのは強みだと思います。このように様子見をうまく使えば、勝ち上がりの可能性についてもより高められるのは間違いないです。


ただ、様子見をしたからといって必ず勝ち上がりともならないのも確か。それでも過去の成績では様子見したデビュー済みの馬は「5/7」の勝ち上がり。スマラグドスは唯一2口出資なので「6/8」で計算してもよさそう。いずれにしても様子見が最強ですね(個人の感想)。


なお、時間の経過を待ったからといって動画などがたくさん更新されるかというとそれはありません。例年、3月末頃に坂路を駆け上がるそれを見ることができるくらいですね。



○「非」入厩制限

 1馬主ごとの入厩制限(90頭)にかかることはまずありません。現役馬の頭数はおよそ40頭くらいですから、人気クラブのように200を優に超えることは物理的にあり得ません。毎年の募集頭数は多くて20頭なので。


これ、私は結構大事にしているポイントです。もちろん厩舎ごとの馬房数はありますから全てのケースで当てはまることはありませんが、レース後の次走予定、およその目安だけでもすぐに発表されることが多いです。レースを終えて使ったなりの疲れを理由に外厩へ戻り、復帰予定は未定ということはほぼありません。愛馬の出走予定をメディア経由で先に知るケースも皆無です。


今の競馬では外厩までの流れを含めてシステマチックになっている部分もありますし、一走あたりの負荷も大きくなっているのでそれ自体否定をするものではありませんが、個人的には競走馬はレースに走らない限りは楽しめない、また競走用馬ファンドとして考えても可能な限り多くのレースに走る意味はあると思っていますので。


これは当然に馬が故障知らずで元気であることが前提の話です。次のポイントでそのことについて記してみます。



○募集馬の質

 このブログで何度か記しているように、全体としてはア○トレ○ト感はあるのは確かです。今年はやや価格帯が引き上げられましたが、それまでは同じ牧場の馬でも400口や500口クラブで募集がかかるのと比べて抑え気味の価格設定でした。


メインは那須野牧場系ではありますが、社台ファーム、ノーザンファームからも毎年募集がかかります。他クラブ比較で募集価格が安く設定されているだけに、母の産駒実績があまりない、母高齢馬、母馬がセールで売却、父の人気低下、サイズ面で小柄、手術歴があるなど脚元や体質面の不安。そういう要素がゼロではないのも事実。というより、那須野系を除くと大半の馬はそういう要素が見える分の価格設定とも言えます。


ただ、ここについてはそういうものだと割り切って出資をして楽しんでいる会員ばかりではないかと思います。その中でいかに丈夫で走りそうな馬に出資するか。単に成長度合いが遅いだけの馬もいますから、だからこそやはり様子見最強かなと。


一方、必ずしも安い馬ばかりではなく、ハーツコンチェルトは4800万円で募集されました(父母の産駒実績、ノーザン育成と考えたらそれでも抑えられた価格と思いますが)。また、アンデスクイーンの21は今年のドレフォン産駒の牝馬ではトップクラスの高額馬でもあります。このクラブの平均よりは高い価格で募集がかかること、逆に考えれば素直に良い馬であるとも言えるのではないかとも考えています。安すぎると疑う面はありますけど。


それでも直近で気になる点を挙げると、競走馬全体の価格帯が引き上がっていること。育成費用の増加などは低価格帯の馬にこそ影響が出ます(基礎となる価格が一律で上がるため)。今年の募集価格をみてもなんとなくですが、200-400万円の底上げとなっていた印象。安めの馬で楽しもうということについては少しだけハードルが上がりました。




○月会費、会員サービス、特別提供馬

 月会費は先に記した通り3,300円(税込)。ウェブサイトには個人ページもありませんし、「牧場からのメッセージ」はクリックすると、何も起こりません(笑)。また、会員非会員問わず誰もが普通に見られる情報更新しかありません。更新頻度も在厩馬は週に一度ですが、それ以外は2週に一度それ以下の更新です。


牧場見学などのサービスは他のクラブと同様。那須野系育成の馬は基本できません。


と思うとサービスに対する会費は他クラブとの比較で高くも見えるかもしれません。が、ここで登場するのが特別提供馬の存在。出資金無料の馬の一口権利をいただくことができます。


ざっくり年会費を4万円とした場合、その特別提供馬の出資金と思えば半分、いや大半が戻ってきていると考えても悪くない、私はむしろそう考えてもいます。


と言いつつも、毎年その権利をいただくかについては個別の馬ごとに判断できる。(非出資の)20年産については既に引退が発表されましたが、19年産のダイヤモンドフジは地方からの勝ち上がりを目指しつつも既に4桁万円以上の賞金を稼いでくれている。21年産については1000万円超の募集価格でも多分出資したよねと思わせる馬。制度の詳細は省きますけど、実質的に会費はないもの(会費イコール特別提供馬代)とくらいに考えています。


その他ではパーティーは最高ですし、レース後のレクチャー兼ゼッケンジャンケン大会など、詳細は割愛しますがいいですよ(笑)。





○電話、カーボン紙、郵便、FAX

 出資申込は電話とカーボン紙です(笑)。最近ようやく捺印不要となりました(代表のお兄さんの影響でしょうか)。電話をかけるのが苦手な方はこのクラブでは難しいかも知れません。社員さんはみな親切に対応してくれますけどね。その他口取りの申し込みも電話かファクシミリ、馬名や優勝記念品応募は郵便かファクシミリ。一応メールでの問い合わせも可能ですが、全般的にアナログではあります。


そこに良さを感じられるか、もし嫌と思うならグリーンへの入会はあまりオススメできません。




○最後に

 ここまで読んで入会してみようかなと考えた珍しい方はいるでしょうか。


な、なんとこのブログを読んだと伝えていただくと、もれなくクオカ…



…ード、は、もらえません(笑)。紹介制度もありませんのでブログでいくら何度宣伝しても直接の見返りはありませんのでご安心ください。



さて、グリーンファーム愛馬会の良いところ、未出走馬でも会報の表紙を飾ることやカレンダーに載ったりすること。また、会報は手作り感で溢れていますが、8,9月合併号の読み応え。さらに、所属頭数が少ないことから様子見で出資馬以外の近況を確認する機会も多いので自然とクラブ所属馬全体へ愛着が湧きやすい。


などなど、その他にも色々書けることはありますが、つらつらと記していたら結構なテキスト数になったので今日はこの辺にしておきます(多分続きは書きませんが(笑))。


いずれにしても全てにおいて理想とするクラブは難しいと思いますが、200口を適度に楽しめる人、更新頻度などこだわらない人、左前脚の腫れがいつの間にか右前脚に変わっても(笑)気にせず暖かい気持ちで緩く見守れる人、電話や郵便でのコミュニケーションを苦としない人。そんな方が向くクラブだと思います。



そういえば9月中に入会すると入会金無料です!


グリーンだよ!



【グリーンファーム愛馬会出資馬】

エールプレジール 未勝利 ※

エレガンテレイナ 2勝C 様

ロンドンデリーエア 2勝C 様

リリーブライト 2勝C

ジャンドゥーヤ 1勝C ※

ローズボウル 2勝C 様

ハリウッドルビー 未勝利 様※

ルーチェビアンカ 未勝利 特※

シェンフォン 1勝C 様

エレダール 未勝利 ※

アレグロモデラート 1勝C

スズナミ 未勝利 様※

ラブシックボッサ 未勝利 ※

ダイヤモンドフジ 地方転出中 特

ハーツコンチェルト 1勝C

スマラグドス 1勝C 様


以下未出走

アンナジーク 様

セブンリーチ

ジュエルアズギフト

ブリアンツァ

アンデスクイーンの21

ナスノシベリウスの21

ゴールドケープの21

エイシンバンバの21 特


※ 登録抹消馬

特 特別提供馬

様 様子見最強馬



(以下追加)

同じクラブ会員の方に教えていただきました。


・様子見馬が多いので名付け親になりやすい。→確かに私ですら第三希望までに2回入れています(笑)


・重賞勝利時のQUOカード1枚もらえる→出走すらしたことなかったので、これは機会あったら楽しみですよ。