グリーンの募集価格が発表され、前回のブログ更新からの短い時間の中で色々と考えました。ちょうど一口馬主DBの有料会員登録期間でもあるので、自身のイメージと実態とのギャップを確認する意味でも。


・グリーンでの牧場別成績

このクラブでは那須野牧場系列の馬に出資して楽しむことが醍醐味の一つであると思いますが、私はナスノシベリウス産駒を除くとあまり相性が良いとは言えません。改めてデータで確認してもその通りでした。





ハシモトファームの3頭はナスノシベリウスの仔たちで、今週末のデビュー予定のソウルアンドジャズも含まれる。那須野系列ですが育成はノーザンファーム空港です。ハシモトファーム、ノーザンファーム、社台ファームの3つと比較してその他牧場は数字上では明らかに厳しい。特に勝ち上がり率、勝率という項目が物語っている。


ここから考えるに、ナスノシベリウス産駒以外の那須野系列の馬には私は積極的には行くべきではないということ。クラブ平均データ(転載不可)と比較しても明らか。ただ、出資頭数を絞っていく以上は確率を高めていくには仕方のない判断とも言えます。



・グリーンでの価格帯成績

上記「牧場別」ほどに具体的イメージは持っていませんでしたが、データ的にもそんな感じ、よく分からない感じでした。





ここまで貼り付けてきたデータにはデビュー前の2歳馬たちも含まれているため、勝ち上がり率の指標などは実際とは異なる部分もあります。


一応、価格帯は少しでも高い方が良さそうな状況には見える。2,000万円(一口10万円)以上を積極的に狙っていくのが良さそうと思ってます。では1,800万円(一口9万円)との違いはどこにあるのか書いておきながらよく分かってませんけど、勝率や回収率はそれなりの差ではある。そしてこの物価高の状況ですからむしろ高めの価格設定の方が安心感あるかなと思ったり。


かといって高すぎると今度はリスクも高まります、出資金負担が大きくなりますから。その点200口クラブと400口クラブの差はあっても総額では明らかにキャロットよりグリーンの方が安い。であればグリーンの方に自然と予算が傾くのも当然のことかも。


最後は少し脱線しましたが、これら2つの条件を合わせると現時点でグリーンの今年の検討対象は6,7頭の範囲に収まります。もちろん全馬検討しても頭数は知れていますし、実際には全馬見ることになりますが、頭の中ではある程度絞っていて対象馬中心に配合などを調べています。



・その他

このクラブでの最大のメリットは「様子見」これに尽きるんだと思います。ただ今年はもしかすると新規会員が増える可能性なども想像すると1次募集の時点で確実に出資を決めておく必要性が高いかなとも思っています。


社台ノーザンのア◯トレ◯トと言われる馬たちが集まるわけですから、そのリーズナブルに見える価格の裏側に何があるのか、さらに裏を読むとどうなるか。


育成されていく中で不安を見せずに済むかという点を見極めて出資できないこと。「様子見」をメリットとしたけれど、それができない環境下ではむしろデメリットのある馬選びになっちゃうということかも。


ということで今年は例年のような布教活動はやめておきましょう(笑)。


昨年記したこれもデータのアップデートが必要なんですが更新は控えます。


あとは馬体や動画、厩舎を見ての判断。現時点での頭の整理はこんな感じですかね。最終的には3頭以内に絞り込んで申し込む、そんな形を想像しています。



・キャロットでのOur Bloodたちの配合

こちらも有料会員期間中ですから積極的に調べておきます(笑)。まず、ラドラーダ×キズナ。つまり父キズナ×母父シンボリクリスエスとなるわけですが、これはまぁ改めてデータを見るまでもなく好配合と言えますね。


データを転載したかったですが、ここは転載NGのパーツになるので行いません。


ついでに同DBの記事にあった空胎明けの産駒の分析。一つ上の仔が流産で、記事からは扱いが微妙なところのようですが(早期かは分からないので)ただ、母4勝以上には当てはまる。いい感じで背中を押してくれるものでした。


あとはやはりラドラーダの血統自体の活力、ウインドインハーヘアの強いクロスがどう影響するか。ここが一番のポイントとなりそうですが、実際に馬を見て受ける感触次第で出資の傾け方は大きく変わりそうです。


次に、ピンクアリエス×アルアイン。こちらはアルアイン×キングカメハメハの配合。アルアイン産駒は現2歳が初年度ですからデータとしてはあまり意味のないもの。ですから、ディープ系の父とキンカメとの配合を見ます。ま、これは不安はないですし、何よりピンクアリエスの仔はディープ系の父が合うのは実績が物語っている。


その中でもアルアインはこれまで配合された馬たちの中で最も相性がよいと見ている。合いそうな気がするんです。これについては完全にデータじゃなく個人的な感覚に過ぎないですが(笑)。


ちなみに、こちらは不受胎後の産駒、まさに空胎明けの産駒のデータと合致します。(なんでも都合の良いように解釈します)


そして、レーゲンボーゲン×レッドファルクス。レッドファルクス×フレンチデピュティの配合。レッドファルクスの産駒実績を見ていくのはこれからなのでよく分からず、データ的にもあまり参考となりませんでした。が、その父スウェプトオーヴァーボードとフレンチデピュテイの組み合わせは勝ち上がり率は結構高めで、悪くない形に見えます。


それよりもこの馬の場合は最も気にするデータと言えば母年齢。そもそもラドラーダも16歳、ピンクアリエスも15歳とそれなりの年齢での産駒ではありますが、レーゲンボーゲンは20歳での仔ですからね。


体質の見極めは相当に重要なポイントとなりそうですし、そのヒントを得るための機会が募集馬ツアーにあるんだと思ってます。


これらアワブラ馬に最優先権馬をプラスする。そんな出資となればというのが現時点での方向性。



一応ここまでは見えてきたので最後は予算をどう置くか。募集前の愛馬の活躍次第でだいぶブレるもので、予算を向けてもよいと思えるような状態になっていたい。


それは金銭面ではなく気分的な話。2歳新馬デビューももちろん大事ですがもう7月も後半、その数十数百倍大事なのは3歳未勝利馬の動向。この世代は昨秋以降の勝ちがなく苦戦してますが、グリーンの残る4頭の勝ち上がりを心から願ってます!