その時は、完璧な理由になると思った。
風が凪いだ。
今しか無いと思ったんだ。

降り下ろした旗には確かに自信があったし、思い通りに行かない筈はなかった。
あの時までは。

心の底から沸き上がる寂しさで叫び出しそうになるなんて、
あの頃の私が見たらなんて思うだろう?

季節は移ろう。 といって慰める?
時期が来たのだ、と言って肩を抱き、共に泣くのだろうか?
少しの絶望が明日への活力になるなんて誰が言った?
幸せへの距離は絶望では図れないはず。
堕ちそうになりながらも、掴みたいものがあるはずだろう?




このワンブレスが誰かの命を軽くさせるなら、
塊になって転がる石にもなろうではないか。
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雨が降りだして
ようやく気分が落ち着いてきた。
あるいは外を賑わす雨と同じように、本格的に気分が落ちてきたのかも知れない。

毎日は、平凡に過ぎ行くからいとおしいのだ。
決して欲張ってはいけない。
私はそんなに器用ではない。
そんな毎日の中、ふと雨が喜ばしく感じた。
案外、雨が降る朝は嫌いではない。涼しいならば尚良い。

土曜日の朝、灰色の街並み。美しいと思わない?

実際問題、雨が降ると濡れてしまう。それが億劫にさせるとするなら、

その原因を取り除けばいい。
そこで雨降りグッズの登場である。
気に入りの傘や長靴を用いれば
唯一の問題は減るはずだ。
雨の日が、あなたに苦しい思いをさせるならは゛、週末には楽しい予定を入れる。
あるいは帰路にて本屋に立ち寄り、夕食の献立を考える。
最も重要な事柄いばはらはちぶんめで食べる。

決して欲張らない。

これまで欲張って良いことに結び付いた事はない。

会いたい人に会いたい気持ちと、愉快な雨降りグッズで、

灰色の恵みを乗りきろうではないか。