その時は、完璧な理由になると思った。
風が凪いだ。
今しか無いと思ったんだ。

降り下ろした旗には確かに自信があったし、思い通りに行かない筈はなかった。
あの時までは。

心の底から沸き上がる寂しさで叫び出しそうになるなんて、
あの頃の私が見たらなんて思うだろう?

季節は移ろう。 といって慰める?
時期が来たのだ、と言って肩を抱き、共に泣くのだろうか?
少しの絶望が明日への活力になるなんて誰が言った?
幸せへの距離は絶望では図れないはず。
堕ちそうになりながらも、掴みたいものがあるはずだろう?




このワンブレスが誰かの命を軽くさせるなら、
塊になって転がる石にもなろうではないか。