私は彼女にそんな事が言えるわけもないし、言ったところで素直に従うだろうとも思わない。

彼女は彼女があらゆる事情を選択して決めて、踏み固めて来たわけで。
ともすればこの余計な感情はお節介、そして煩わしさでしかない。

人で落ちたなら人で上がるのが最短距離の治癒。
悲しいシナリオばかり書いてないで、少し顔を上げたら良い。
良い空気は上の方が多いし、食べた物を吐いてる場合じゃない。入口があるなら出口だってあるはずでしょう??


這い上がるのはあなた自身。



さあ、どっちを選ぶ?
いつか思い出になる日が来ても、黄色が12色から外れない事を祈る。
部屋の中は電波が微弱で会話が困難だ。気持ちとは裏腹に、不通という事実。

部屋が狭いから、壁にすぐ触れられる事に助けられるなんて、ああひどい。ひどいなんてもんじゃない。多くの人が笑っているのが見える。

山を歩くのに、意固地になってヒールなどをはくようなものだ。結局のところ黄色の代わりは青、うすい青、とてもうすい青らしい。少しうすい青と若干うすい青も候補だったらしいが、最終的には選考漏れしたと隣のクラスの高原に聞いた。

わたしは黄色が良かった。わたしは黄色に居て欲しかったのだよ。

思い出を消せないと言えば其れまでだけど、わたしはそう順応する生き物でもないらしい。
だってほうら、さっきから129回も同じ曲を聞いている。



もうすぐ130…
宇宙に緑の液体が漂っている。


わたしは今にも飲み干そうと口を近づける。


トロンとした甘さと仄かな苦味が残る。
後悔している訳ではないけれど、忘れてしまうには刺激が強い。


冷ややかに流れ、それでいてとても暖かい生き物。至極の空間へあなたは導かれ、そこでただ一つの作業に没頭するのだ。誰かれも誘う、開けられた湿地へ。

真っ黒に火の粉をまきあげ、沸点を待つ間は期待している気持ちも暫くは落ち着く。

想像点を高く設定して手のひらの水に泳ぐ。

一滴が確かに宇宙へと繋がれば、いにしえの胸騒ぎの時間が始まるのだ。



「お退屈様でした。」