宇宙に緑の液体が漂っている。


わたしは今にも飲み干そうと口を近づける。


トロンとした甘さと仄かな苦味が残る。
後悔している訳ではないけれど、忘れてしまうには刺激が強い。


冷ややかに流れ、それでいてとても暖かい生き物。至極の空間へあなたは導かれ、そこでただ一つの作業に没頭するのだ。誰かれも誘う、開けられた湿地へ。

真っ黒に火の粉をまきあげ、沸点を待つ間は期待している気持ちも暫くは落ち着く。

想像点を高く設定して手のひらの水に泳ぐ。

一滴が確かに宇宙へと繋がれば、いにしえの胸騒ぎの時間が始まるのだ。



「お退屈様でした。」