雨が降り始めていたから、傘を持って出掛けようと傘を探したがいつものところに傘がない。
他にも心当たりが在りそうなところは大体探したのにも関わらず、姿はみえぬ。
もたもたしているうちに食事の時間になり、 仕方なしに食事を始めたのだか傘が気になってポトフの味も平べったい。
ふと目に留まった携帯が光っていたので届いたメールを開いたら

左の本棚という内容で


視線をやると私の傘を持った父が慌てて帰ってきたところだった。
息をする
笑う
朝目が覚めて 思い浮かべる人がいる

痛みを和らげる声
無条件の肯定

守られて当たり前じゃない
いつもの風景は明日には無いかも知れない

普通に過ごす尊さが、いつの間にかとてつもない閃光を放っていた。
足りない言葉だけ表面化されず滞る


いろが見いだせなければ自分で思い浮かべればいいだけのこと


ああ 形にならない言語感覚だけがのこる

口に指を当てれば出るほど
単純な事象ならば悩むまい