【レポート】燃えこれ学園定期公演「蒼音舞生誕祭」(2024年度)@初台DOORS | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

一年に一度の誕生日。
それは当人にとっても、祝う側にとっても特別な一日。
そして誰にとっても幸せな一日であって欲しい。
 
そしてそれは誕生日当日でなくても、バースデーライブでも同じ事だろう。
 
今回の主役はあろう事か昨年、バースデーライブ当日に(ある意味で)災難に見舞われてしまった……。
 
主役の名前は蒼音舞
 
(自称)正統派バラエティアイドルグループ・燃えこれ学園の最初期から所属するメンバー。
今回のバースデーライブが実に11回目となるのだから、在籍期間の長さがわかる。
 
しかし前述の通り、昨年の生誕祭当日に思いもよらぬ災難に彼女は見舞われた。
 
一部メンバーのコロナ感染により、フルメンバーが揃う事が出来なかった。
セットリストも当初のものから変更せざるを得なくなり、当初より短い編成でバースデーライブが行われた。
 
※詳細は昨年度のレポート参照……。

 

 

 
そのような状況下でも蒼音舞、そして出演したメンバーたちは可能な限り最高のパフォーマンスを見せてくれた。
むしろ蒼音舞単体でのパフォーマンスだけなら、彼女のファンにとってはかなりお得なものもあった。
 
だが蒼音舞、出演したメンバーたち、そして祝う側のファンもそれぞれに、なんとなく心残りはあったと思われる。
 
……あれから一年。
 
当初から欠席が伝えられている高未悠加を除くメンバー9名に新入生候補生・西崎琴音を加えた10名は、誰一人欠ける事なくこの日を無事迎えた。
 
ある意味で再チャレンジ。
だけど昨年とはまた違う輝きを見せるために、蒼音舞は自身のバースデーライブに臨んだ……。

今回は6月4日、初台DOORSで行われた燃えこれ学園定期公演「蒼音舞生誕祭」の様子をレポートします。
 
●開演前
 
18:40頃、予定通り開場。
程なくして前物販が開始される。
 
燃えこれ学園の定期公演で前物販はテーマに沿った私服が多いのだが、この日はメンバー全員、前物販では珍しい制服姿。

前物販のテーマはバースデーを祝う方々だったためで、メンバー全員、浮かれている感じが見て取れた(笑)

※本日の主役、蒼音舞もこんな感じである(笑)
 
前物販の傍ら、会場の一角にはフラワースタンドが立てられていた。


ここ数年、ずっとお願いしている某生花店だが、いつもこちらの要望通りのものを作ってくれて感謝しかない。
今回も「紫一色で」というリクエストに想像以上にいいものを用意してくれました。
感謝しかありません。
 
こうして前物販も滞りなく終わり、開演前にその場で紫の推しTを着ている(及び蒼音舞のコスプレしている)広報委員(燃えこれ学園のファン層の総称)全員で集まり集合写真。


間に合わなかった方もいたけど、結構多くの方と撮影出来ました。
 
開演前こそ思ったより入場者数が少ないなぁ……と思っていましたが、開演時間が近づくにつれて、いい感じに会場がいっぱいになった。
 
ここで普段の生誕祭でもやらないけど、その場にいた広報委員、客層で円陣を組むこととなった。
 
その際の掛け声を僭越ながら当方でやらせてもらう事となりました。
 
「紫の『誇り』を胸に!
 蒼音舞生誕祭2024、気合入れて行くぞ!」
 
上記のように発声し皆様が「おう!」と乗ってくれた後で、ステージの袖で待機しているであろう燃えこれ学園メンバー(だと思われる……)からの拍手が耳に届いた。
 
その直後、熊野はるの声で……「紫の『誇り』を胸に!」という言葉に続いて、燃えこれ学園メンバー恒例の掛け声が聞こえてきた時は恥ずかしかったけど、嬉しかったような……。
(ロビーでは客層が笑いながら手を叩いていたけど)
 
直後に会場の照明は暗くなり、開演前の諸注意の映像、さらに自己紹介映像が流れる。
 
今年度の自己紹介の映像のスタイルとして生誕祭の際は、この日の主役メンバーが最後に映し出される。
この日もその例に漏れず最後に蒼音舞が映し出されて……いざ幕が開ける!
 
……と思いきや、筋肉Tシャツを着用している蒼音舞の画像に「AOZAP」という文字が!(笑)
そして突然流れる、筋トレしている蒼音舞の映像の数々!(笑)
過去に「あおザップ」と称して流した映像のダイジェストなのだが、最後に画面には大きく、紫の文字でこう映し出された……。
 
「あおザップ始動~体力枯渇計画~」
 
……背中に薄っすら汗が流れるのを感じつつ、2024年度、蒼音舞にとって11度目の生誕祭は幕を開ける……!
 
●本編
 
映像の直後に現れたのは、燃えこれ学園ジャージを着用したメンバー。
2020年度に作られ燃えこれ学園メンバーの体力系の映像企画ではよく見かけるが、久々の披露となった。
なおいつもなら上下ともにジャージである事が多いが、この時は上半身だけジャージで、下半身はスカート姿という珍しいものだった。
(新入生候補生の西崎琴音は、いつも通り候補生Tシャツにスカート姿)
 
こうしてジャージ姿で最初から体力削る気満々で臨んだメンバーたち(笑)
1曲目「すき!すき!好き!!」からスタート。
最初からこの日の主役、蒼音舞を中心に元気よく歌い上げる。
この曲のラストの口上もしっかり決まり、しっかりオープニングを飾った。
 
2曲目「夏恋♡Love」
夏を先取りした一曲という解釈もできるが、この楽曲の冒頭から熊野はるが不在である。
楽曲によっては確かに不在の時もある彼女だが、この楽曲はそうだったかな……と疑問に思っていた。
多少、それは気にしつつも楽曲もサビに入る。
メンバーがステージの上でサークルを作って回る。
ロビーの客層も同じようにサークルを作って回る。
そうしてふとステージに目をやった時だった……。
 
力士がいる(笑)
 
どこかで見覚えがある熊野はるそっくりの力士……実は昨年の蒼音舞生誕祭にも登場している(笑)
四股名は「春の海」とか「熊之春」らしいが(笑)
とにかく急に現れてメンバーたちとステージの上を一緒に回った後は、いずこへと去っていった……。
なお余談ではあるが、この力士のファンを公言するメンバーの青山明日香は初共演に大興奮の模様で、この共演のためにレッスンを頑張ったそうな(笑)
 
思わぬ力士の登場を経て、熊野はるが戻り(?)3曲目「ミラクる☆妄想がーる」へとそのまま移行。
なんかこの頃になるとメンバーの動きが、どう考えても筋トレでおかしかった。特に後奏の部分など(笑)
そして息をつかせる暇も与えず4曲目「戦々恐々ElDorado」と続く。
この楽曲も非常に激しく、客層によってはツーステップを踏む猛者もいるほどである。
ここまで四曲、結構動きの多い楽曲に続けて、ここに来て激しい曲がきた。
 
~体力枯渇計画~
 
今年の生誕祭のテーマであるが、ここまでの構成を顧みると、あながちその言葉も嘘じゃないと思えた。
 
こうして冒頭から四曲連続を終える。
結構この段階で体力は削られていたが、ここでメンバー個々の自己紹介に入りようやく一息入る。
この日一番の声援を浴びたのは、間違い無くこの日の主役・蒼音舞。
またそれぞれのメンバーもファン層からの声援を受ける。
この自己紹介の間にジャージを脱いで、メンバー全員、いつもの衣装、制服姿になる。
 
自己紹介を経てステージ再開。
5曲目に披露したのは「オルゴール」
時期的には……まぁ最も季節外れな一曲ですが(汗)蒼音舞のハモリが初めて音源で入った記念碑的な一曲である。
これまでの激しいステージから一転、メンバーたちの歌声に耳を澄ませた……。
 
「オルゴール」を終えた直後、再び激しいロック調の前奏が流れる。
6曲目「恋時雨」
蒼音舞にとっては唯一、燃えこれ学園楽曲の中で歌い出しを担当する思い入れの強い一曲でもある。
なお事前に蒼音舞本人のリクエストもあり、この楽曲を今まで以上に盛り上げて欲しいと言われていた、あおねぐみ(蒼音舞ファンの総称)の間で色々考えた。
間奏部分で今までにない「おい!おい!」という掛け声や、高速MIXを入れるなどして工夫。
落ちサビ前には米MIX(「まいまいまいまい日本米」……で始めるMIX)を入れるなどしてみた。
結果は……現地にいた方にどうだったか判断は委ねるとして、この楽曲を盛り上げるための工夫を考えて、いつもとまた違った「恋時雨」が味わえたと思う。
(一緒に盛り上がってくれた皆様に、この場を借りて感謝します)
なお普段はこの楽曲に参加できない三浦千鶴や、初めて青山明日香が参加した事も、今回の特筆すべき点として記しておきます。
 
7曲目に「夢幻華」
元々、燃えこれ学園の楽曲でも一、二を争う人気曲であり、会場のボルテージもここで一つの頂点に達した。
「恋時雨」は元々「夢幻華」のアンサーソングとなっている一曲なので、この二曲が並ぶ事に意味がある……と自分は思う。
蒼音舞も2番Bメロの重要な場面のソロパートを任されるなど、この日の主役の面目躍如の一曲でもある。
 
こうして「夢幻華」を歌い終えると、三浦千鶴以下の後輩メンバーが全員ステージから掃けて、所謂「先輩's」メンバー……熊野はる、佐々木千咲子、成田麻穂、仲川つむぎ……そして蒼音舞の5人が立つ!
「先輩's」と言えば……8曲目「Melodious Revolution」。
先日、サブスクリプションが解禁された同曲だが、歌唱力高めのメンバーが比較的多めの先輩'sなので歌唱力は非常に安定しており、安心してステージを見る事が出来た。
 
先輩'sがビシっと決めたところで、さぁこれから!
次の一曲の前奏が流れる場面で……事件は発生した!
次の楽曲で合流する後輩メンバーの一人、山田みつきの口から出た言葉……
 
「佐々木先輩生誕祭、まだまだいくよー!」
 
会場騒然(笑)
この山田の発言に熊野はるは思わず慌てて、音響スタッフの名前を出して「ストップ!」と言って前奏を止めたほどである(笑)
……慌てて、この場に残っていた蒼音舞を除く先輩'sメンバーは「Melodious Revolution」の最後の立ち位置に戻り、改めて山田みつきは「蒼音先輩生誕祭~」と言い直して9曲目「恋の魔法」へと入った。
なおこの「恋の魔法」で蒼音舞はステージに掃けており、この後のソロコーナーへの準備を進めていた……。
 
「恋の魔法」を歌い終えてMCに移行するが、熊野はるはただただ平謝り。
この日会場内にいた、山田みつきのファン層「ポンコツの保護者」たちも平謝り(笑)
熊野はるはあとでゲンコツ一発お見舞いすると発言する(笑)
なお山田みつきによると、本当は蒼音舞をニックネームで呼ぼうと思っていたそうだが、ニックネームにもなっておらず、ただ時間が半月ほど前に巻き戻っていたというオチとなった(笑)

※ちょうど半月前の5月中旬に間違われた方の佐々木千咲子も生誕祭を迎えている。

 
山田みつきに話題を持って行かれた場面でもあったが、後日、蒼音舞に個人配信などで話を聞く限り準備の時間が稼げた事と笑いのネタが提供されたので感謝している趣旨の事を発言している。
またこの時のMCで青山明日香、西崎琴音が蒼音舞の印象を語るなど、新たな彼女の一面も垣間見えた場面でもあった。
 
こうしてハプニングを経て、いよいよ本日の主役・蒼音舞のソロコーナーへ移行する。
 
黒のオフショルダーのドレスに身を包んだ蒼音舞。
腰には紫と黒のバラが飾られ、髪には紫色のメッシュが編み込まれている。
その美しさに見とれていると、静寂の中から蒼音舞の歌声が響いた……
 
「今も凍りついたこの心の奥で
 不安だけが叫んでる
 抑えつける程に溢れ出す
 記憶の影 置き去りの感情」
 
蒼音舞ソロ曲「RealCry」のワンフレーズをアカペラで歌いあげる。
 
会場が彼女の歌声だけに包まれた……直後「RealCry」の前奏が流れる。
静寂から駆け上がるように上がるボルテージ。
抑えつけていた感情が、むき出しの沸き上がる感情に昇華し、一つの楽曲となり会場を包み込んでいく。
歌う蒼音舞の迫力を前に会場はこの日一番の熱気に包まれた。
 
こうして熱気を帯びたまま「RealCry」を歌う蒼音舞。
普段の柔和な表情からは想像できないくらいに、力強い表情が印象的だった。
後奏部分ではロビーから生誕口上もしっかり届け「RealCry」の熱い、熱い時間は後に残る余韻と共に終わった……。


 
自身のソロ曲を歌い終えると、いつもの表情に戻り軽妙な語り口で話し始める蒼音舞。
先ほどまでの歌っている姿からは想像できない程の、楽しそうな表情が印象的だった。
そして手元にある手紙を読み始めた。
 
冒頭で燃えこれ学園、広報委員、あおねぐみが大好きで「かけがえのない宝物」と表現する蒼音舞。
今年度も生誕祭が開催される事に対する感謝を述べる。
続いて燃えこれ学園入学前、いじめに遭った経験から自信を失くした自身に対して向き合った運営、同期である熊野、佐々木、成田に感謝を述べる。
そして後輩メンバー一人ずつ名前を挙げお世話になっていると、ここでも感謝を述べる。
最後に燃えこれ学園への愛と、これからも一員でいたいという想い、そしてもっと燃えこれ学園を愛してもらうように頑張ると高らかに宣言した。
 
蒼音舞の燃えこれ学園に対する愛と感謝が込められた手紙に、会場からは大きな拍手が沸いた。
 
手紙を読み終えると同期にあたる教師メンバー、そしてブレザーを着用した後輩たち生徒メンバーとが横一列に並び「procyon」を歌い始めた。
切々と歌い上げるメンバーたちの姿に会場全体が見入った。
続いて歌ったのは「Re-START」
最近、歌う機会が減ったが、少なくとも昨年度前半までの燃えこれ学園を象徴する一曲といえばこの楽曲だった。
なお同曲、昨年度の生誕祭では歌っていない。
当時の燃えこれ学園のセットリストを考えると異例だったのだが、今年の生誕祭で入れてきたのは、昨年度の生誕祭に対する再チャレンジ的な意味合いも大きかっただろう……。
昨年度、生誕祭に出演できなかった仲川つむぎ、三浦千鶴の姿を見てそう思う。
 
そして「procyon」→「Re-START」というセットリストの並びに、同じく昨年の生誕祭には出演できなかった……緑が何より似合うあの卒業したメンバーに少し想いを馳せた。
 
「Re-START」を経て、この日の13曲目に歌ったのが「ずっと」
……ここで一つ、この生誕祭、最大のクライマックスが来たと思う。
今年3月の10周年大文化祭で初披露の同曲。
燃えこれ学園がこれまでの感謝を歌った一曲ではあるけど、この日に関しては蒼音舞の感謝の想いをこの歌にのせて歌ったかな……とそういう風に思った。
個人的に涙腺が一番緩んだのが、この時……。
普段、ライブの最中では応援するのに徹するに集中するので、滅多な事で目が潤む事は無いけど、間違い無くこの時は感動で目が潤んでいた。
……泣きませんでしたけど(爆)
※余談ではあるが、この時の自分の表情をステージの上から見ていた熊野はるが泣きそうになった……と別の広報委員から報告を受けている(笑)
 
こうして体力がいい感じで削り取られながら、いよいよ最後の一曲……。
生誕祭と言えば……という事でラスト「お誕生日おめでとう」
燃えこれ学園の定番バースデーソング。
誰かのバースデーライブに呼ばれると、この楽曲を歌わずして終われないという一曲。
もちろんこの日も主役である蒼音舞をメンバーも、そしてその場にいた我々客層も精いっぱい祝うのである。
そしてこの「お誕生日おめでとう」……普段ならメンバーが「おめでとう!」と言って〆るのだが、我々客層からもお祝いしたい……という事で……。
 
楽曲のラスト、メンバー全員に囲まれて「お誕生日おめでとう!」と叫ぶ。
その後、蒼音舞生誕祭ではお馴染み「ムキムキ」と力こぶを作るポーズ!
 
……を経て、ロビーから……
 
「絶対、結婚しようなー!」
 
……と多くの客層が言った瞬間、紫色の大量の造花と蒼音舞表紙のゼ〇シィが掲げられた(爆)
これには蒼音舞もメンバーも驚き、特にゼ〇シィにはツッコミが多数入った(笑)

実はこれ、事前に打ち合わせていたもので「お誕生日おめでとう」のラストで造花と(何故か)自分はゼ〇シィを掲げる事は決まっていた(笑)
なおゼ〇シィは生誕祭数日前にある広報委員がデザインした蒼音舞の表紙(及び背表紙)のものと差し替えている。
 
ちなみに「結婚しような」は6月のジューンブライドと、広報委員の多くが特典会で良く「あおねちゃん(絶対)結婚しような!」と言っているから、いう事が決まった経緯がある。
決してガチなプロポーズではない……はずだ(が、約1名、ガチだったかも知れないゼ〇シィを持った広報委員がいたかも知れないので、お知らせしておく)
 
……こうして客層側からのサプライズからの生誕祭恒例の色紙授与を経て、最後は「燃えこれ学園 校歌」を会場全体で歌い、2024年度、通算11回目の「蒼音舞生誕祭」は……今年こそ本当に無事に幕を閉じました!
 
……なお終演後、広報委員から胴上げされて、そのまま会場から強制退場させられた(?)某広報委員については、ノーコメントでお願いします(汗)
 
 
【2024年度・蒼音舞生誕祭 セットリスト】
1.すき!すき!好き!!
2.夏恋♡Love
3.ミラクる☆妄想がーる
4.戦々恐々ElDorado
 
5.オルゴール
6.恋時雨
7.夢幻華
8.Melodious Revolution
9.恋の魔法
 
10.RealCry(蒼音舞)
 
11.procyon
12.Re-START
13.ずっと
14.お誕生日おめでとう
 
(ED.「燃えこれ学園 校歌」)
 
●総括
 
本当に楽しくて、素敵な生誕祭でした。
 
何度もあげているように昨年度の生誕祭は、一部メンバーが直前のコロナ罹患により規模縮小での開催を余儀なくされた経緯があるので、どこか心残りがあった昨年度をも払拭できました。
誤解ないようにお伝えすると、昨年度は昨年度で見どころはありました。
だけど本来見せたかった構成とは違うものだった事を考えると、良いものは見れたし祝う事は出来たけど……どこかで心残りは抱えていました。
 
それが全て吹き飛ぶくらいに楽しくて、素敵な生誕祭が今年は見れた。
むしろ今年度の生誕祭が見れたからこそ、昨年度の生誕祭も素直な気持ちで振り返る事が出来るようになったかな……と思う次第です。
 
前半から中盤にかけては「体力枯渇計画」の文言に違わぬ、体力をゴリゴリに削っていく楽曲構成で攻めた生誕祭となっており、蒼音舞ソロパートからの後半は彼女の歌唱力を中心に魅せる構成にシフトチェンジしたように思います。
「RealCry」のアカペラの入りは本当に聴いていて痺れたし、この歌い出しで会場の空気が一瞬にして変わったように感じています。
本人の普段のキャラクターと同様、ギャップのある二面性がこの生誕祭には存在していたように思います。
 
そんな楽しい生誕祭でしたが一方で個人的には……いやあおねぐみ的には本当に色々やらせてもらったと思います。
 
「恋時雨」での掛け声や米MIX、「お誕生日おめでとう」での「結婚しようなー」などなど……(汗)
若干おふざけが過ぎないか心配になりましたが、幸いにして会場にいた皆様からお叱りを受ける事なく受け容れてもらえた点について感謝しかありません。
また個人的に嬉しかった点として「RealCry」ですが、毎年、この楽曲に合わせて生誕口上を作らせていただいております。
今年もあおねぐみの皆様と協議しながら作らせて頂きました。
 
私事ですが実は生誕口上を言う際、前半部分で声がかすれて思うように声が出ませんでした。
だけど耳を澄ますと多くの広報委員、客層の皆様が生誕口上が掲げられたボードを見つめながら大きな声で叫んでいました。
 
これまで生誕口上の際は、自分が誰よりも声を張り上げて届けたいという想いでしたが、今年は一緒に叫んでくれた皆様の想いと共に自分もかすれながらも口上を届ける事が出来ました。
この点は自分の独りよがりだった面を反省すると共に、多くの方が共に想いを届けようと声を出してくれた事に感謝し、そして感動した場面でもあります。
当日、会場にいて共に叫んでくれた皆様、本当にありがとうございました。
 
 
改めてこうして振り返ると生誕祭というのは不思議な空間で……本来、最も祝われる立場のはずの主役が、我々祝いにきた客層に大きな、大きな幸せをくれる訳です。
だからその感謝の気持ちを伝えるために、生誕口上や今回のラストのようなサプライズでのお祝いもしているのですが……それ以上に心が暖かくなります。
 
本当に素敵な生誕祭を見せてくれた蒼音舞には感謝の言葉しかありません。
そしてそんな彼女を応援できる事が、円陣での掛け声にもあったように「紫の『誇り』」であると感じる次第です。
 
 
あおねちゃん、いつも素敵な空間をありがとう。
「絶対、結婚しような」とは恥ずかしくて言えないので、最後にこの言葉を贈って〆たいと思います。
 
これからも応援し続けるからなー!