【レポート】燃えこれ学園10周年大文化祭 PRIDE OF MOECOREGAKUEN | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】燃えこれ学園10周年大文化祭 PRIDE OF MOECOREGAKUEN@Zepp DiverCity(TOKYO)
 
どんな物事においても10年継続する事は、並大抵の努力では果たせない。
 
日本人の平均寿命が大体80年と考えれば、人生の1/8に値する……。
とんでもない事です。
また物事を続けるためにかかる時間に伴い、かかる現実的な経費やそこにかける想いも積み重なっていく。
 
だからと言って必ずしも思い描いた未来にたどり着くとは限らない。
長い時間をかける程に情熱や経験は積み重なるが、それでも届かない場合、志半ばで諦める、もしくは違う道へ歩いて行くという事も有り得る。
 
一つの物事を、高い志を持ちながら続ける事ほど難しいものは無い。
 
 
彼女たちの場合は一体どうだろうか?
 
「燃えこれ学園」
 
2014年4月に「萌えこれ学園」の名称でメンバー14人で結成。
結成一ヶ月半ですぐに3人が脱退するも、数ヶ月後にはレコ発、半年後には今は無き赤坂BLITZでの公演を開催。
 
以後、メンバーの新規加入や脱退を繰り返しながら、5年前の2019年1月にはこれもまた今は無き中野サンプラザでの公演を開催する。
 
2019年4月に現在の「燃えこれ学園」にグループ名を改名。
コロナ禍を経て、迎えた2024年3月……もうじき10周年を迎えるに至る。
 
結成当初のメンバー……俗にいう1期生は4人が今も残り、10年の月日を経てもなお高い志を持ち、そして夢を胸に抱き活動を続けている。
また1期生以外のメンバーも在籍が5年以上の者が半数を占めている。
昨年11月、正式加入した青山明日香は3月月末で19歳。
燃えこれ学園が始まった時はまだ小学生だった少女が、高校卒業して加入するくらい長く続いているのだから、その時の長さが分かるだろう。
 
彼女たちの長年掲げる目標「日本武道館での単独公演」の夢はまだ半ば……なれど、今年4月で10周年を迎えるにあたり、お台場の地……Zepp DiverCity(TOKYO)にて、燃えこれ学園史上、最大規模の単独公演を銘打つ事となった。
 
今回は2024年3月13日に行われた「燃えこれ学園10周年大文化祭 PRIDE OF MOECOREGAKUEN」の様子をレポートします。
 
●開演前
 
私事になりますが……開演に先立ち、一部広報委員(燃えこれ学園ファンの呼称)と共に新宿の地に降り立った。
今年1月のゲームイベントの結果、メンバーの広告が都内で掲載された。

掲載されたのは、俗にいう「先輩's」熊野、佐々木、成田、蒼音、仲川の5人。
3月17日までの公開なので、これを機に拝見した。
蒼音舞が推しの自分としては、この広告を見た事でテンションが一気に上がったのは言うまでもない。


こうしてメンバーの広告を見た後で、会場となるZepp DiverCity(TOKYO)のあるお台場の地へ向かう。
 
会場付近に到着した時刻はおおよそ15時。
お台場名物のユニコーンガンダムの像がデモンストレーションを行う時間帯でもあり、それを見届けた。

 

やがて会場前に移動する。
既に数十人の広報委員や、この日のライブを観に来たであろう客層が待機していた。
この日は天候も良く、しばし他愛のない会話を交わす。
 
やがて開演時刻の15:30が近づき、会場の係員がチケット番号の順番に整列を開始する。

会場前の階段を降りて、地下にある会場に入る。
 
燃えこれ学園メンバー全員分のフラワースタンドが目についた。


10基もあると爽快である。
 
そしてステージのあるホールの中に入る。
 
ここの会場、直近で昨年7月にも訪れているが、改めて訪れるとそのスケールの大きさを感じる。
そしてステージの上には「MOECORE」のオブジェが堂々と並ぶ。


これまで燃えこれ学園は赤坂BLITZ、中野サンプラザと言った大規模会場でのステージを経験しているが、今回の会場はこれらの会場に匹敵するものである。
これから燃えこれ学園のメンバーたちがこの大きなステージでパフォーマンスする事を考えると、胸の高鳴りはどうしても抑えきれなかった。
 
会場の外でいたであろう客層のほとんどが入場したであろう頃、あっという間に開演時間の16時を迎えようとしていた。
 
ステージの上のモニターに諸注意のVTRが流れる。
これまでの内容からリニューアルしている。
 
そして諸注意を経て、いよいよ燃えこれ学園、10周年のステージが幕を開ける……!
 
●本編
 
※以下、ネタバレ有につき、アーカイブが見れる環境で未見の方は引き返すのをオススメします。
 
〇ソロ曲祭り
 
まず16時から行われたのは、例年、定期公演に組み込まれている人気企画の一つ「ソロ曲祭り」
 
燃えこれ学園はメンバー個々は一定の条件を満たせばソロ曲が作成されるが、それを歌える機会がかなり限られている。
 
・(燃えこれ学園独自の評価システム)つうしんぼランキング1位獲得時
・生誕祭開催時
・ソロ出演時
 
……主に上記3つが該当する。
 
つうしんぼランキングについての詳細は割愛するが、燃えこれ学園独自の月間ランキングみたいなものと思って差し支えない。
ここで1位が獲れると、後日、ソロで歌う機会が与えられる(定期公演で「つうしんぼユニット」など入っている時が該当)
 
また個人の生誕祭(バースデーライブ)では必ずソロコーナーがあり、ここで歌う機会が多い。
恐らく大部分の広報委員や客層は、ここでのお披露目が最も印象に残っているのではないだろうか。
 
最後のソロ出演は現状の燃えこれ学園においてはかなり限られており、熊野はるが稀にあるくらいで、コロナ禍後を見ても蒼音舞が一度あったくらいである。
例外としては2022年8月に地元凱旋を果たした佐々木千咲子が歌った例や、昨年8月の名古屋遠征時に突発的にプチソロ曲祭りが開かれた事例があるが、それ以外では滅多にない。
 
ただ上記事例に加え、2020年度から毎年一度「ソロ曲祭り」が開催されているので、これでも以前よりややソロ曲披露の場は増えた。
この「ソロ曲祭り」2023年度、未だ開催されていなかったが、この大舞台で展開する事になり、メンバーもテンションが高いだろう。
 
また「ソロ曲祭り」の特色として衣装も個々の裁量に委ねられており、普段、制服姿がベースの燃えこれ学園メンバーがそれぞれ思い思いの衣装で登場するのも魅力の一つと言って過言でないだろう。
 
……という事で、開演時のOPSEと共にステージの袖から現れたのは、思い思いの衣装に身を包んだ燃えこれ学園のメンバー10人。
特に普段、制服姿の彼女たちしか見慣れていない方ほど、新鮮に映っただろう。
 
冒頭の「私たち……燃えこれ学園です!」という挨拶を終えると、早速、ステージの前方からCO2が噴出して、燃えこれ学園のメンバーを歓迎した。
(なお「CO2」はスモークガスの演出の事を指します。本レポートでは燃えこれ学園側の表現に合わせて、スモークの事を「CO2」と表記を統一します)
 
まずは10人で「ココハピ」を披露。
今年1月発表の新曲。すっかり燃えこれ学園の紹介曲という感じで歌われる機会が多くなった同曲だが、普段の制服姿を見慣れているためか、かなり新鮮に見えた。
またいつもと違って、衣装がてんでバラバラなので、各メンバーが識別がしやすかったかも知れない。
 
ここでメンバーと、新入生候補生・西崎琴音が自己紹介をする。
なお西崎は新入生候補生の黒Tシャツに、制服の赤チェックのスカートである。
(彼女は「ソロ曲祭り」では、この冒頭の挨拶と締めの挨拶のみの登場となる)
 
自己紹介後、ここからはほぼノンストップで進む事が告げられる。
青山明日香が「2023年度、ソロ曲祭り、スタートです!」と元気良く「ソロ曲祭り」開幕を告げる。
(なお青山明日香はまだソロ曲が無いため冒頭の出番はここで終了。濃い青のロングスカートを基調とした衣装が非常にかわいらしかった事をお伝えしておく)
 
※以下、出演順は「推しメン投票」のランキングに従って、順番に紹介される。(「推しメン投票」の詳細はここでは省略します)
 
・山田みつき
青山明日香の後ろに控えていた、みつきこと山田みつき。1月に行われた生誕祭で披露した、黒と赤いラインを基調としたドレス姿で登場し「Vampire distress」を熱唱。
前年度の「ソロ曲祭り」の頃(2022年9月)は、まだ「Vampire distress」発表前だった事もあり、全体曲を山田みつきセレクトとして歌うに留まったが、今回、本人の念願とも言える、自身のソロ曲を引っ提げての登場となった。
低音とラップ調の歌詞を、非常にハードなロック調の楽曲に乗せて歌い、堂々とした振舞いで見事に「ソロ曲祭り」のトップバッターの役目を果たした。
 
・高未悠加
続いて登場したのは、高未悠加。(本人の言葉を借りれば)空色のゴスロリ調のファッションに、紺色のマントを羽織って登場。
「変幻自在の魔法少女(マジカルガール)」と自己紹介するだけあって、魔法少女を彷彿とさせる身なりだった。
彼女のオリジナル曲「みらくる☆まじかる☆わんだーらんど」は山田とは打って変わって、ポップス調の曲調が特徴的。
広いステージを一人でとにかく大きく使って駆け回っており、かなりステージを楽しんだものと想像できる。
 
・三浦千鶴
チアリーダーの衣装で片手にポンポンを持って登場したのは、昨年8月から生徒会長に就任したちーちゃんこと三浦千鶴。
彼女が歌う「Yell」と言えば、誰かに向けた応援歌と言って過言ではないメンバーのソロ曲屈指の名曲。
燃えこれ学園入学前は実際にチアリーダーとして活躍した彼女らしい応援歌であるし、彼女の持つ爽やかさが会場全体と優しく、そして爽やかに包み込んだ。
 
・稲森のあ
続いて元気良くステージに登場したのは、のありぃこと稲森のあ。先日、公式MVも公表されたばかりの「myself」を元気に歌う。
彼女の担当カラー・ゴールドイエローを基調とした衣装は、前述の公式MV内で着ている衣装と同じもの。
公式MV同様、ステージの上で小さな体を全身を使って表現しきった稲森のあ。ステージの上で躍動するその姿は、メンバー中最小(149cm)とは思えないくらい大きなものだった。
 
・熊野はる
先に登場した稲森とは対照的に、堂々と登場したのはメンバー中、最も高い身長(171cm)を誇る熊野はる。
燃えこれ学園のリーダーにしてソロシンガーとしての実力も折り紙付き。全身黒いコーデに身を包み「High jump!」を堂々歌い上げる。
高い歌唱力はもちろんだが、そのパフォーマンスや盛り上げ方もいい意味で年季が入っていて、安心して観られるものだった。やっぱカッコイイな先生。
 
・蒼音舞
偶然にも熊野はると同じく全身黒のコーデ(熊野と違い、インナー、スカートはドレス調)で登場したのは、あおねちゃんこと蒼音舞。
熊野ほど露出がある訳ではないが、彼女もメンバー内では屈指の歌唱力を持ち、またソロシンガーとしての実力も十分。
ソロ曲「RealCry」の終始安定した歌唱力はもちろんだが、間奏部分で入れる煽りも様になっていて「ロックシンガー」蒼音舞の実力を遺憾なく発揮したステージとなった。
(多少、贔屓目入っていますが、そこはご勘弁ください・笑)
 
・仲川つむぎ
ここまでのメンバーは登場とほぼ同時に楽曲が流す演出がされていたが、白いワンピース風のドレス姿と共に現れた仲川つむぎは冒頭の挨拶から始まった。
万感の想いを語り、そしてこの日初披露となる、自身2曲目のソロ曲「あの日から」を初披露。
「昭和を愛する平成生まれ」と自称する彼女だが、そんな彼女のイメージにピッタリな昭和歌謡風の楽曲が会場を包み込む。曲中の台詞や、後奏の挨拶も彼女の偽らざる本心だろうし、現地で聞いていても心打たれた。そして彼女の目は薄っすらと潤んでいるようにも見えた。
切々と歌い上げた後は、一転して「白いキャンバス」を明るく歌い上げて、しっかりと締めた。
元から歌唱力においても定評があった彼女だが「あの日から」で更なる新境地を開いたと思う。そして彼女にとって忘れられないステージになったのではないだろうか……。
 
・佐々木千咲子
仲川が去った後に颯爽と「いえーい!楽しんでますか?」と登場したのは、ちっさこと佐々木千咲子。
水色のノースリーブにロングスカートのドレスが印象的。ステージに登場した後は「Stardust melody」をそのままの流れで歌う。
「Stardust melody」をまさに駆け抜けるようにして歌った後は、一転して静かに「Starry Sign」を歌う。
彼女の故郷を想って歌われたバラード曲。先程までの喧騒が嘘のように、左右に揺れる水色のサイリウムの中、会場全体が彼女の歌声に耳を傾けていた……。
燃えこれ学園でのコールは「われらが歌姫、ちっさ」……彼女もまたその歌声で、その場にいる客層を魅了した。
 
・成田麻穂
佐々木に「次はなりーちゃんの登場だよ!」と呼びだされて「は~い」と登場した、なりーこと成田麻穂。
全身薄い(担当カラーに即して言えば)ももいろの、ふわふわした衣装で登場し、「Happy♡Merry-go-round」を熱唱。
まるで遊園地のアトラクションを彷彿させるような、明るい楽曲に乗せて成田の歌声が会場に響き渡る。
続いて歌ったのは「くるくるバター」……自身が担当するラジオ番組のEDでもあり、普段なら眠くなる人が続出する同曲だが(笑)流石にこの日は寝るような方はいなかった。
こうして成田麻穂のどこかふんわりとした、不思議な雰囲気のステージは幕を閉じた。
 
……こうして青山明日香を除く9人のメンバーがソロ曲を歌い終え「ソロ曲祭り」は無事終了……ではなく、ここからはここ半年ですっかりお馴染みとなった先輩's、後輩'sに別れてのステージとなる!
 
・後輩's
まずは成田麻穂に呼びこまれて、後輩'sの5人……三浦、稲森、高未、山田、青山が新しい衣装に身を包んで登場。
カラフルなパステルカラーであしらわれたウェイトレス、もしくはメイド風の服に各々の担当カラーのリボンが印象的だ。
5人が歌ったのは、1月に後輩's専用楽曲として発表された「Rise」
サビでは大きく左右に手を振り、元気いっぱいに歌う姿がとても印象的だった。
非常にかわいらしくもあり、そして元気な姿が明るい曲調とマッチしていた。
 
・先輩's
後輩'sの終了と共に「次は先輩'sが行くぞ!」という佐々木の力強い掛け声と共に、先輩'sの5人……熊野、佐々木、成田、蒼音、仲川が登場。
歌ったのはかつて選抜メンバーで構成された「燃えこれ学園 特進組-Quintett-」の楽曲「MelodiousRevolution」
当時の特進組-Quintett-メンバーである佐々木、成田、仲川に加え、卒業した當銘、奥原に代わり熊野、蒼音が加わる形で構成されている。
赤と黒で構成された衣装は、非常に洗練されており、ロックな楽曲に非常にマッチしていた。
後輩'sとは対照的なクールかつカッコ良さをステージを見せて、しっかり魅せてくれた。
 
そしてステージの上には新衣装を披露した、先輩's、後輩'sが一堂に会す。
MCを挟み、最後は全員で「Shiny Dream」を熱唱。
先程まで全く違う特色を出していた燃えこれ学園メンバーが、衣装こそ大きく二つに別れているが、一つになって歌う光景は見慣れた景色と違っていたが壮観だった。
 
こうして1部「ソロ曲祭り」は無事終了。
メンバー各々が自らをセルフプロデュースして、輝かせた素晴らしいステージとなった。
 
 
【「ソロ曲祭り祭」セットリスト】
 
1.ココハピ
2.Vampire distress(山田みつき)
3.みらくる☆まじかる☆わんだーらんど(高未悠加)
4.Yell(三浦千鶴)
5.myself(稲森のあ)
6.High jump!(熊野はる)
7.RealCry(蒼音舞)
8.あの日から(仲川つむぎ)
9.白いキャンバス(仲川つむぎ)
10.Stardust melody(佐々木千咲子)
11.Starry Sign(佐々木千咲子)
12.Happy♡Merry-go-round(成田麻穂)
13.くるくるバター(成田麻穂)
14.Rise(後輩's/三浦、稲森、高未、山田、青山)
15.MelodiousRevolution(先輩's/熊野、佐々木、成田、蒼音、仲川)
16.Shiny Dream
 
 
会場内は中特典会に移行。
そしてステージ上及び配信では引き続き上映会が開始された。
 
〇上映会
 
ステージ上では2019年に製作された燃えこれ学園主演映画「ゴブンノイチ人生」、そして昨年Tiktokドラマとして製作された「熊野結婚するってよ」が上映された。
見た事がある人には懐かしく、また今まで見る機会が無かった人には新鮮だっただろう。
また卒業した當銘菜々、奥原澄香が見れた事を懐かしく思う方も中にはいただろう。
 
こうして上映会を終え、ホールはしばし休息の時を迎える。
 
明かりのついていない薄暗い会場の中、中物販などを終えた客層が一人、また一人帰ってくる。
もしくは「ソロ曲祭り」に間に合わなかった客層が到着するなどして、2部……いや、いわば本編ともいえる「大文化祭」開始時間が近づくにつれ、会場の人数は増え、そして熱気を帯びていく。
 
「大文化祭」の開演予定時刻よりもやや早く、先ほどの「ソロ曲祭り」でも映し出された諸注意のVTRが流れ……そして、燃えこれ学園10年の集大成……「大文化祭」が幕を開ける!
 
 
〇大文化祭
 
生誕祭など大きなライブではお馴染みのOPのVTRが流れる。
メンバーの写真をバックに、担当カラーのシルエットが流れ、白抜きの文字で苗字が表示され、そしてメンバーの写真とフルネームが映し出されるという内容にリニューアルされていた。(仲川つむぎは、若干灰色がかったカラーになっている)
成田→佐々木→仲川……と、熊野を除いたメンバーは「ソロ曲祭り」の出演順の逆に紹介されて、最後に熊野はるが紹介。
メンバー横並びの構図から、アルファベットが映し出され、最後はメンバー全員が横並びの構図でOPのVTRは終える……!
 
……そしてステージの上には横一列に並んだメンバーが揃い、熊野はるが「大文化祭」開始を告げる……と同時に、CO2が噴出される!(笑)
(燃えこれ学園は伝統的にCO2(スモーク)の演出が非常に好きなのが分かる)
 
1曲目に披露されたのは「ココハピ」
前述の通り今年1月に入ってからの新曲だが、ここ最近は燃えこれ学園の自己紹介的な楽曲として、頻繁に歌われている。
「ソロ曲祭り」でも冒頭に歌われた事を見ても、この楽曲をこれからの燃えこれ学園の代表曲、もしくはあいさつ代わりの一曲にしたいという意思が垣間見える。
 
続いて2曲目に「恋の魔法」
こちらは以前からの根強い人気を誇る一曲であり、メンバーそれぞれの仕草についときめいてしまうのを覚える。
 
更に3曲目に「ミラクる☆妄想がーる」
一時期「そろそろMIX」という寸劇を盛り込んだ、間奏でのMIXが流行った時期があった同曲(笑)
最近は通常の「虎火発動MIX」に戻っており、この日も1番を歌い終えた際は「虎火発動MIX」だった……。
だが間奏の際、ステージの袖から出てきたのは……ガンダム……の装いをした熊野はる(笑)
確かにお台場は現在、ユニコーンガンダムが立っておりますが(この日の会場からは徒歩圏内におりましたけど……)
……まさかステージに現れるとは思わないじゃないか!(爆)確かに1番の途中から熊野いないなぁ……とは思ったけど。
(一人だけステージ上ではピンクのジャケットだから、いなくなったらすぐわかるんだけどね……)
そして隣では「Zepp参上!」と書かれた巨大扇子を三浦千鶴が掲げるという演出(しかもこの後、すぐに自分のパートを歌うという無茶ぶり)
……やっている事は「そろそろMIX」と何も変わらなかったし、また彼女たちが「正統派バラエティアイドル」を自称していたのを思い出した瞬間でもあった……。
 
更に更にノンストップで4曲目「お誕生日おめでとう」へと移る。
3月生まれの皆様と、10周年を迎える燃えこれ学園のお誕生日をお祝いするという趣旨での選曲。
実は3月生まれの広報委員は多く、ごく一部の広報委員は曲中にお祝いされていたりした。
(なお自分も某広報委員を祝いにいったつもりが、数日後、誕生日だったのでお祝いされたりもした……その節はありがとうございました)
……と素敵な誕生日ソングでこのまま素敵に終わる……と思いきや、ここでも楽曲終盤に熊野ガンダム登場(笑)
しかもサビではメンバーに囲まれて祝われ、最後まで楽曲に参加していた(笑)
そして「お誕生日おめでとう」の終了と共に、熊野ガンダムは颯爽とステージ袖に去っていった……。
 
こうして序盤4曲連続だったのだが、熊野ガンダムのせいで突っ込みどころ満載かつカオスなスタートとなった「大文化祭」
その後、しれっといつも通りのスタイルに戻った熊野を加え、メンバー個々の自己紹介を生徒会(熊野、三浦、佐々木、仲川)→ClassYellow(蒼音、成田、高未)→ClassWhite(山田、稲森、青山)→新入生候補生・西崎の順番で披露。
配信視聴者のコメントを一通り読み上げ、次のパートへと突入する。
 
5曲目に披露したのは「again」
仲川つむぎの歌い出しと共に会場は「愛してやまない、つむぎ!」のコールがこだました!
先ほどまでのどこか緩い雰囲気は、この一曲で一気に引き締まった。
 
「again」の直後にサイレンのような警報音が鳴り響き、熊野はるを中央にメンバーが横一列に並び……6曲目「BRAVE」
前奏でCO2がこれでもかと噴出!レーザー光線の演出も派手にフロアを飛び交う!
熊野はるの歌い出しからして、とても力強く骨太のロック路線の楽曲が続く。
 
なおここで特筆すべき点として、青山明日香が「again」「BRAVE」とも初めて楽曲に参加している。
昨年8月に新入生候補生、11月に新入生として入学して以来、徐々に参加できる楽曲が増えてはいたが、ここでもまた一つ成長の跡を見せた。
 
ロック路線は続く。続いて7曲目は「夢幻華」
和ロックの楽曲として非常に人気が高い同曲。
この日も同曲の大ファンが前奏部分で「やったー!」と叫ぶ声がこだました(笑)
メンバーたちの力強さと儚さを表現した歌声が会場に響き渡り、また会場の客層も「可変三連MIX」を入れるなど大いに盛り上がった。
 
……こうしてロック路線を3曲連続で歌い終えた後、ステージ上のモニターには映像が映し出される……。
 
「ありがとうの歌」をBGMに燃えこれ学園(当時:萌えこれ学園)結成(開校)当初から、これまでの10年の歩みがダイジェスト形式で紹介される内容だった。
 
開校当初の話から主な出来事が次々に流れていく。
 
赤坂BLITZ、Go to 武道館、中野サンプラザ、コロナ禍を経てのRe-START TOUR……。
卒業したメンバーについても触れつつ、今日までの歩み、そして4月からの2024年度について触れた内容が4分弱のVTRにまとめられた……。
 
そしてVTRの最後には後半戦のスタートを告げる一文が流れ……。
会場内にはユーロビート風の音楽が流れ、ステージの上をレーザー、CO2を使った派手な演出がされる!
 
そんな中、ステージ袖から登場したのは……青い新衣装に身を包んだ、三代目生徒会長・三浦千鶴だった。
7曲目「夢幻華」に膝の影響で出演出来ないため、一足先に新衣装に着替え披露、配信視聴者のコメントなどを読み上げた。
この裏では他のメンバーが衣装を着替えている最中なのだが、三浦はこの場を繋ぐために一人奮闘した。
実はあまりしゃべるのが得意ではない三浦だが、会場の声援などもあり、見事に大役を務め上げ、再びステージ袖に去っていった……。
 
ステージ上には再びVTRが流れる。
 
「PRIDE それは」
 
これをテーマに各メンバーの答えが文字と映像と共にVTRは流れて行く。
10人のメンバーの答えが流れた後、VTR最後はこう締められた……。
 
「10年間で私達が手に入れた
 最高で最強のPRIDE
 
 それは、あなたとの出会えた事です。」
 
……VTRを終えたステージに、青い新衣装に身を包んだメンバー10人が横一列に並ぶ。
 
そして流れたのは「procyon」
昨年8月に発表された同曲。燃えこれ学園としての体制が大きく変化する中で発表された楽曲。
当時の燃えこれ学園の状況と照らし合わせると、その歌詞に込められた想いが強く感じられる一曲となっている。
期しくも前任の音楽プロデューサーが手がけた最後の一曲にもなっており、様々な意味で燃えこれ学園にとって節目、転機になった楽曲で後半戦はスタートした。
 
続いて9曲目に「Lost in Time」
先程の上映会でも流れた自身たちの主演映画「ゴブンノイチ人生」の主題歌ともなった楽曲。
劇中ではメンバーたちの多くが女子高生という年齢設定であり、彼女たちの年齢から「人生、まだ1/5」という意味合いが強調されていたが、10年という月日は人生の1/5までは匹敵せずとも、彼女たちの人生の多くの占めている意味では、どこか重なるものがあった。
 
新衣装で再登場して2曲連続歌った後、熊野はるがセンターに立つ。
 
「10年間の想いを込めた新曲です。
 ありがとうと、これからの想いを込めて」
 
新曲のタイトルは「ずっと」
熊野はるの歌い出し、続けて佐々木→成田のソロパートで始まる同曲。
歌詞はこれまでの燃えこれ学園の歩みを彷彿するものとなっており、今までの「ありがとう」が込められているように感じた。
また楽曲全体を見ても、熊野、佐々木、成田が中心という構成で、来年度から「教師」に転身する佐々木、成田を加えた、三人の「教師」からのメッセージ……まさに「これからの想い」を体現していると思う。
こうして新曲「ずっと」の初披露は優しい空気の中で終えた。
 
熊野の挨拶の後、MCを挟む。
そして熊野が「ここからはラストスパートです」と高らかに宣言する!
 
MC明けに歌われたのは「戦々恐々ElDorado」
これまでの静かな雰囲気から一転して激しい楽曲となった。
こちらも今年2月初披露の楽曲となっており、燃えこれ学園のこれからを象徴する一曲と言って過言ではない。
激しいアップテンポで会場全体を熱く包み込んだ!
 
続いて通算12曲目に歌われたのは「Re-START」
昨年度の全国ツアータイトル「Re-START TOUR」という名称に象徴されるように、コロナ禍前後から昨年度までの燃えこれ学園を象徴する一曲と言って過言ではない。
少し前ならこの楽曲がこそが、燃えこれ学園の象徴と言って過言ではなく、現に昨年度最大の単独公演「Re-START TOUR 2022〜Get over the wall〜TOUR FINAL」には締めの一曲はこの曲だった。
楽曲のタイトル通り、燃えこれ学園を色んな意味で再出発させた意味合いを持つ一曲。
終盤のここでしっかりと歌いきり、会場を沸かせてくれた。
 
「Re-START」を歌い終え、次の楽曲の前にラスト一曲である事が告知される。
会場からは(お約束だが)「えっー!?」という声で溢れる。
ここで自己紹介以外で登場が無かった新入生候補生・西崎琴音が楽曲に参加。
「こっちゃーん!」の呼びかけに応じ、ステージの袖から候補生Tシャツ&チェックのスカート姿で登場した。
 
11人になったメンバーが最後に歌ったのは……「すき!すき!好き!!」
燃えこれ学園にとって初のオリジナル楽曲。ある意味、燃えこれ学園の楽曲の歴史は、この楽曲と共に始まったと言って過言ではない。
なお過去を見ても、多くの新入生候補生はこの楽曲でのパフォーマンスが初参加である事が多く、西崎もその例に漏れず、この大舞台で正真正銘、燃えこれ学園楽曲デビューを果たす事となった。
メンバー11人が笑顔で歌い踊り、楽曲の落ちサビの後、会場に響いたのは、この楽曲のための口上。
この口上も長く広報委員の間ではコールされ続けており、いつもなら口上が書かれたスケッチブックが掲げられる。
当然、この日もスケッチブックは掲げられていたが、当日は大きな会場でスケッチブックが見えないだろう……という配慮から100部近く口上の書かれた用紙も配布されており、(中には自分のように暗記した広報委員もいただろうが)きちんと会場内で口上が合唱された。
最後に口上の終わりと合わせるようにメンバーが「だいすきだ!」と曲を締めると同時に、会場には大量の銀テープが舞い上がった。
 
 
派手な演出と共に最後の楽曲を終え、「大文化祭」も無事終了……とはならなかった(笑)
 
(アンコールを先導する)某広報委員のコールを経て、アンコールの掛け声が会場内にこだまする!
 
「アンコール、ありがとう!」の掛け声と共に、再びステージの上に登場したメンバーたち。
そのままアンコール1曲目「明日へ」へと移る。
生徒会長である三浦千鶴の歌い出しから始まる同曲は、ここぞという時に歌われるイメージが強く、今回もその例に漏れずアンコールで歌われる事となった。
力強いメッセージとも言える同曲。非常に明るく前向きになれる歌詞は、これからの燃えこれ学園の明るい未来を予感させるような一曲となった。
 
「明日へ」を歌い終えて、ここでメンバー一人、一人の挨拶となる。
 
新入生候補生・西崎琴音が(2020年に燃えこれ学園が出演した)「有吉反省会」を見て憧れて入学したという初披露のエピソードに会場がどよめく。
 
昨年高校を卒業し、4月に上京してきて燃えこれ学園に加入した青山明日香は途中、声を詰まらせながらも、会場からの「頑張れ」の声援に後押しされてきちんと挨拶をした。
 
一転して期せずして大爆笑になったのが山田みつき。途中、噛んでしまったり、また今後の目標で「Vampire distress」音源化→2曲目作成までは盛り返したと思ったら「燃えこれ学園単独公演」を目指すと言って周囲のツッコミを浴び(本来は「武道館単独公演」と言いたかった模様)最後はポンコツを治したいと締めた。
 
高未悠加は中野サンプラザの頃に新入生候補生になった経緯もあり、大きな舞台に燃えこれ学園を連れて行きたいという、自身の夢を語った。
 
稲森のあは入学前にZeppDiverCityのイベントに参加した事がキッカケで、燃えこれ学園に入学する経緯になった旨を話し、燃えこれ学園の一員として活動出来る喜びを満面の笑みで語った。
 
生徒会長である三浦千鶴は、昨年8月に前任の當銘菜々の卒業に伴い生徒会長を引き継いだ事を引き合いに先輩メンバーへの尊敬の念を語る。
そしてこの日会場及び配信で見ている客層への感謝と、これからの燃えこれ学園を共に作っていきたいと力強く語った。その姿はまさに生徒会長の姿に相応しいものだった。
 
難病を抱えながらも、3期生として約9年間活動を続けている仲川つむぎは、他人とは違うハンデがあっても受け入れてくれる燃えこれ学園を「大切な場所、宝物」と表現。
これからも自分にしか出来ない事を考えながら、元気に頑張りたいと語り挨拶を締めた。
 
1期生の蒼音舞は活動当初はうまく事が運ばない事が多く、そのたびに叱ってくれる理事長、そしてステージの上の熊野はるに感謝する。その熊野からは三日前にも叱られた事が暴露される場面もあったが(笑)応援してくれるファンや、常にチャンスをくれる環境のおかげで自分が変われたと語り、最後は大きな声で感謝を述べた。
 
「今日の日、一生の宝物になりました」と語ったのは成田麻穂。
これまでの10年に感謝しつつ、4月から教師に転身事を「今からドキドキ」と表現し、いつも通りのゆるくて柔らかい、なりーワールドを展開した。
 
成田と同じく4月から教師に転身する佐々木千咲子は10年前の開校当初の苦い思い出と共に始まったアイドル人生を語り、これからも自身と燃えこれ学園の成長を誓った。
終盤、挨拶が噛んでしまい、周囲にツッコまれたが、最後は力強く叫び挨拶を締めた。
 
「38歳、熊野はるです」から始まった、熊野はるの挨拶。
燃えこれ学園のリーダーらしく、客層、スタッフへの感謝を述べた後、この10年間で多くの夢を叶えた事への感謝を語りつつも、燃えこれ学園開校当初からの夢である武道館単独公演の夢は叶っていない事への悔しさと、それでも諦めない気持ちを力強く語った。
「アイドル界の平均年齢をどれだけ上げたとしても」と語り笑いを誘いつつも、武道館単独公演の夢を叶えてみせると力強く宣言し、熊野はるは挨拶を締めた。
 
そしてメンバーたち全員での挨拶を終え、会場への感謝を述べて、そして最後の一曲「ココハピ」熱唱となった。
 
この日通算3回目となった「ココハピ」
「ソロ曲祭り」、「大文化祭」そしてアンコールでの締めと、最初と最後をこの楽曲で締めたところに、燃えこれ学園がこれからこの楽曲と共に歩んでいきたいという意思を感じた。
 
こうして全ての楽曲を終え、記念撮影、ライブ後の動画撮影を経て、最後は「燃えこれ学園 校歌」を会場全体で斉唱。
 
校歌を歌い終えるとと共に、ステージ最前のCO2が噴出!
残り全部を出し切り、会場の空気は一瞬ではあるが気温が下がり涼しくなった。
そして熊野はるは中央に移動して、三浦千鶴は脅えて後方に下がった(笑)
お約束と言えば、お約束だが、こういうところも含めて燃えこれ学園らしいワンシーンだった。
 
最後は会場、関係者、スタッフ、そして客層に対する感謝を盛大に述べて、燃えこれ学園の10周年大文化祭は全て終了した。
 
ホールの去り際、振り返った先には……先程まで熱気に包まれていたステージが、残された銀テープによる微かな光に照らされて優しく輝いていた……。
 
 
【「大文化祭」セットリスト】
 
1.ココハピ
2.恋の魔法
3.ミラクる☆妄想がーる
4.お誕生日おめでとう
5.again
6.BRAVE 
7.夢幻華
8.procyon
9.Lost in Time
10.ずっと(※初披露)
11.戦々恐々ElDorado
12.Re-START
13.すき!すき!好き!!
 
(アンコール)
 
E1.明日へ
E2.ココハピ
 
ED.燃えこれ学園 校歌
 
 
●総括
 
燃えこれ学園の10年を凝縮したライブ。
 
その一言に尽きると思います。
 
大きく分けて「ソロ曲祭り」と「大文化祭」という2部構成でしたが、1部に「ソロ曲祭り」は構成として正解だったと。
本編でも触れた通り、燃えこれ学園メンバーのソロ曲の作成条件は一定の条件が必要で、それが「推しメン投票」と言い、これの1stSTAGEをクリアしてソロ曲が作成される。
この「推しメン投票」はメンバーが入学(加入)してから、ポイントが継続して積み重なり(現状)最後の5thSTAGEまで達成すると、好きなグッズ作成となり成田、佐々木、仲川が2曲目のソロ曲作成してもらえた。
一方で、1期生の熊野、蒼音はまだ5thSTAGEクリアは到達しておらず、青山に関しては1stSTAGE未達のためソロ曲が無いという状況。
ソロ曲の存在そのものが、燃えこれ学園10年の歴史、そしてメンバー個々の活動の積み重ねの結果なので、今回の「ソロ曲祭り」の存在は相応しいものだったかな……と思う次第。 
この大舞台で仲川つむぎが2曲目を披露出来た事がいかに彼女にとって大きな出来事だったか、より強く感じられると思います。
 
またメンバー個々の個性を十分に魅せる意味でも「ソロ曲祭り」の存在意義は大きく、またそれをこの大きなステージで開催した事が、燃えこれ学園を知っていても、普段、ソロ曲に触れる事がない客層までに届いたのは良かったと思います。
 
そして今回のライブにおいて本編ともいえる「大文化祭」
前述の通り、燃えこれ学園10年の歴史を凝縮した内容としてお届け出来たと思います。
「ココハピ」2回なので「大文化祭」で披露された楽曲は14曲(校歌除く)
現状、30曲近くまで膨れ上がっている燃えこれ学園のオリジナル全曲の半分程度なので、若干、物足りなさはあったかも知れない。
時間的な制約、演出上の観点からするとこれが限界だったかも知れないけれど、贅沢を言えばあと4~5曲あっても良かった……と感じるのは、ワガママだろうか。
今回採用されなかった楽曲を中心にしたセットリストはどこかで組んで欲しい。(3/26の定期公演が「Zepp感謝公演」なのでそこに期待したい)
ただ披露された14曲のうち(今回初披露の「ずっと」を含む)3曲分が今年に入ってから出来た新曲という点と「ココハピ」を「大文化祭」のスタートと最後に持ってきている点から、新たな燃えこれ学園の出発をイメージづけたかったのかな……という印象。
昨年までの「Re-START」から「ココハピ」へ。
燃えこれ学園の新たなスタートを切るというメッセージがここに込められていたように感じます。
 
パフォーマンスについては、全メンバー非常に安定しており、皆、素晴らしかったと思う次第。
この日に向けて地道に努力を積み重ねたのが分かります。
特に新入生の青山明日香の頑張りと、出番こそ一曲でしたが新入生候補生・西崎琴音がステージデビュー果たした点は祝福したいです。
 
一方、動員目標については……残念な結果に。
会場動員:600人、配信含め:1,000人を掲げていましたが……会場動員:372人、配信含め:802人で目標には届かず。
 
配信含めて802という数字なので、それでも目標の約8割には到達。
今月頭の時点で400程度だった事を考えれば、よくここまで伸ばしたと思う。
昨年3月の「Re-START TOUR 2022〜Get over the wall〜TOUR FINAL」(会場:白金高輪SERENE b2)での数字(会場動員:200人完売、配信含め:659人)は超えている点は良かったものの、かつて赤坂BLITZで(当時は配信がなく)会場動員だけで700人近くを集客した頃と比べたら、これで満足していいとは思えない。
 
この点に関しては、もし燃えこれ学園が本気で武道館を目指していく過程で越えなくてはいけない壁だと思う。
恐らく自分たち客側の観点から見える以上に課題は多いと思う。
この点については辛辣な事を言うようだが、特に運営は今回の目標動員未達を深く反省した上で、今後の目標の再設定、そして集客における戦略の見直しを徹底的にしてもらう事を強く願う。
 
 
……しかし昨年7月31日に日程と会場が決まってから、当日まであっという間に過ぎ去っていった。
 
昨年のうちはずっと先の出来事のように思っていたはずが、やがて残り100日を切り、50日を切り、一ヶ月、一週間……と徐々に近づいて行く感覚は、久しぶりに人生においてもドキドキする時間だった。
 
その期待に違わぬステージを見れた事は満足であり、一方、目標に届かなかった報を聞き、もっと多くの人に見てもらえなかったのが残念だという想いも抱いた。
 
年度で活動を区切る燃えこれ学園的には、もう少しで激動の2023年度が終わる。
 
絶対的なセンターだった當銘菜々が卒業した。
長年、楽曲面で支え続けた音楽プロデューサーが退任した。
 
一方で新入生として若干18歳の青山明日香が入学し、先月には31歳になったばかりの西崎琴音が新入生候補生として加わった。
そして佐々木、成田は生徒としていられる時間が残りわずかとなった……。
 
佐々木、成田の生徒としての最後を見届けた後、燃えこれ学園は4月から11年目の日々を迎える。
 
個人的な話になるが、自分も来年度がファン6年目……広報委員6回生となり、いよいよ燃えこれ学園の歴史の半分以上を見届ける事となる。
 
果たして2024年度、これからの燃えこれ学園はどんな景色を見せてくれるのか!?
これから先の彼女たちを活躍を期待し、応援していこうと思います。
 
 
これまでの燃えこれ学園の10年に携わった全てに感謝して、このレポートを締めます。
 
 
 
これからも頑張れ、燃えこれ学園!