【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第68回イカすアキバ天国』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第68回イカすアキバ天国』@池袋mono
 
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
 結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
 
平成が終わり、令和が始まり早数週間……。
もう「平成」から「令和」と元号の変化に慣れた方は多いだろうか?
しかし「昭和」から「平成」への改元を経験している身としては、もう少し時間がかかるかもしれない。
もっとも最近は西暦で表現していたので、意外と仕事などでも支障はないのだが……。
 
余談はさておき、この12年目を迎えているこのイベントも「平成」から「令和」へと二つの元号をまたぐ事となった。
 
前回なら「平成最後」、そして今回なら事あるたびに「令和初」という単語が並べてしまうあたりに、自分は日本人だという事を感じる。
 
そんな訳で「令和初」となったこのイベント……果たしてどうなったのか!?
 
「令和」になって初開催!
記念すべき「令和初」の栄冠は誰の手に!?
 
「第68回イカすアキバ天国」の様子をレポートいたします。
 
●開演前
 
このイベントにしては開場直後から割と多い数の客が入場をしていた。
「令和初」のイベントの出だしとしてはいいと思う。
 
私事になりますが、今回は参加できなかった出演順決定アミダくじの様子をモニターで見て、少し笑ったりなんかしていた。
 
もっとも最近はいつもそうだが、主宰のFICEの客層がOPアクト時にいる事の方が少なくて……。
出演者紹介VTRを終えて、OPアクトなのだが、誰も前に出ないプレイは健在だった(笑)
 
●OPアクト
 
・FICE
 
【セットリスト】
1.「浪漫」
 
「令和初」のOPアクトは「浪漫」からスタート。
楽曲は一見するととっても正統派の良曲だが、FICE自身が「エッチなビデオのモザイクを外したい歌」と説明する(笑)
 
相変わらず、この雰囲気からして昼のイベントとは思えない、カオスな雰囲気が出ている。
投票ルール及び諸注意を経て早速、イベント本編開始となる。
 
名実ともに「令和初」の出演者となったのは……前回2位で涙を呑んだ、彼女である!
 
●本編
 
・1番手:雪うさぎ楽団(出場:2回目/2位・1回)
  
 【セットリスト】
1.「運命’95」(Melody)
2.「構って…」
3.「あの日あの時」
 
前回初出場は2番手登場。優勝から僅か8点差の2位に敗れた雪うさぎ楽団の登場。
彼女自身、相当、悔しかったのか、かなり熱い想いをもって、今回「リベンジ」という事で挑戦をしてきた。
イベント冒頭から客が多かったが、彼女が呼んだ客層が相当数含まれていた模様である。
そんな彼女だが80年代、90年代アイドルのカヴァーを本来は得意とする歌い手。
一曲目「運命’95」(Melody)はかなり渋いところを持ってきた感じがする。
だがこのイベントをここ数回、夜まで見学していた彼女は、残りをオリジナルの構成で組み立てる。
二曲目「構って…」、三曲目はこのイベント初披露、自身が所属する神田MIFAのオーナー作詞曲の楽曲「あの日あの時」で締めてくれた。
彼女自身、強い想いをもって臨んだ「リベンジマッチ」となる、2回目の「イカすアキバ天国」……果たして宿願は届いたか。
 
 
・2番手:MAI(アニドル)(出場:3回目)
 
 【セットリスト】
1.(失念)
2.「Cry more!」
3.「Sadistic LoVE」
 
先日をリアル誕生日を迎え、リアル誕生日は初のライブとなった「MAI様」。
毎回、撮影の条件が細かい事でも知られる彼女だがこの日は「MC中の撮影NG、動画はオリジナル楽曲時のみOK」という難解なものだった(笑)
この日の衣装は黒いゴシック調のドレスを着用。
一曲目の楽曲(確かカヴァー曲、ワンコーラス)を歌った後はオリジナル構成……と彼女としては非常に正統派なステージに徹した。
だがやっている事は割と面白く、三曲目「Sadistic LoVE」の口上の紙を作って最前の客層に持たせるあたりはらしかった。
(しかもこの口上が非常に覚えやすかったので、それ本当にいるか?という疑問の方が残った・笑)
司会も兼ねるFICEからは今回が出場:3回目なのだが「もっと出ていると思っていた」との声も。それだけこのイベントにおける違和感がない証拠だろう。
そんな訳で出場:3回目のMAI(アニドル)の出場は終了。なお5/26のBDライブで改名をほのめかす発言も……。
 
 
・3番手:原瀬今日香(出場:2回目)
 
 【セットリスト】 
1.「真愛華-Sin・ai・ka-」→「囚われのアリア」→「Wish*upon a Star」
2.「ねばえん☆Story」
 
前回に引き続き大阪から遠征してきた原瀬今日香。
彼女自身、MCでもコメントしていたが東京での活動を本格的に狙っている節があり、その足掛かりとしてこのイベントで勝ち抜きたいという趣旨のコメントを残す。
そんな原瀬今日香の構成。まず最初にオリジナル楽曲三曲メドレーからのスタートとなった。
前回もイベントで披露している「真愛華-Sin・ai・ka-」と「Wish*upon a Star」などはここで披露。いいオリジナル楽曲が揃っている。
このメドレーの後に残り一曲というのが今回の構成だったが、15分の持ち時間を考えると妥当な構成か。
最後に歌った「ねばえん☆Story」は「皆が主役」がテーマの楽曲との事。
現にMVの計画でも、客層と共に作り上げていきたいという趣旨のコメントを残して、会場でも客層との一体感を強調していた。
こうして原瀬今日香、2回目の出場は終了。前日から東京に前乗りして臨んだという今回。果たして結果はどうなったのか……。
 
 
・4番手:オトプロ!(初出場)
  
 【セットリスト】
1.「action」
2.「SUPER STAR」
 
初出場「男の娘アイドルプロジェクト」……略してオトプロ!の登場。
確かに一見すると、三人ともかわいらしい感じの「男の娘」である。
しかし楽曲を聴いて、その「かわいらしい」イメージはいい意味で裏切られる事に。
今回は二曲披露したが、無理して「女の子」に寄せていない、ありのままの自分たちの声質、声量で勝負しているのが分かる。
このような表現が果たして、彼女たちに妥当か分からないが……意外と男性アイドルユニットっぽい感じのオリジナルになっている。
またMCでも「自分たちの存在が誰かの背中を少し押せるようになれば」とような発言をしており、芯をしっかりもって活動している事がわかる一面があった。
こうして初出場となったオトプロ!のステージは終了。
司会の言葉を借りるなら「男らしい」一面も垣間見えた。果たして結果は如何に……。
 
 
・5番手:ラフベリーディッティーズ(初出場)
  
 【セットリスト】
1.「ふたりぼっち」
2.「告白」(FICE)
3.「帰り道」
 
このイベントには初出場……だが、バンド結成して25年!(いや実際にはもっと長いか……)
FICEとはかなり前から共演が多い、ラフベリーディッティーズ……初出場となる!
実は1月に初出場予定だったが、この時、メンバーのインフルエンザにより無念の回避。だが今回は満を持しての(彼ら自身)念願の初出場となった。
普段はフルバンド編成の彼らだがこの日は自身たちも初めてというアコースティック編成で登場。
ベースとアコースティックギターの二人に、ドラムをスマホアプリで流すという構成でスリーピースを再現した。
なお二曲目「告白」は主宰・FICEのカヴァー曲。近いうちにアルバムにも入れるつもりらしい。
意外とあっという間のステージと、ちょっと緩めのMCを交えて(実は)彼らにとって念願だった「イカすアキバ天国」初出場は終了した。
なおコメントから察すると、実は今回、優勝ではなく入賞を狙っているとか(笑)……果たして初入賞となったのか……。
 
 
・6番手:イオサトミア(初出場)
  
 【セットリスト】
1.「スキちゃん」(スマイレージ)
2.「ロミオとシンデレラ」(ボカロ/ダンスのみ)
3.「フォートール」
 
イベント初出場組が続く。続いて登場したのはイグチとアオイの二人組、イオサトミア!
主宰・FICEとの共演が多い縁から、今回出演した経緯があるとの事。
なお登場直後からこの二人のテンションは終始、昼とは思えない高さだった(笑)
一曲目「スキちゃん」から客を煽りまくり、二曲目「ロミオとシンデレラ」では「踊ってみた」の動画投稿をしている強みを活かしダンスオンリーを披露した。
ラストもオリジナル「フォートール」でしっかり締めて、初の「イカすアキバ天国」出演はあっという間に終了した。
なお終始テンションが高いので、主宰のFICEをして「昼が弱そうに見えない」と大絶賛される(笑)
(この日の出演者の多くが「昼が弱くて、夜強い」というトークを展開していた経緯もあるため)
ちなみに二人のパーソナルカラーはミントグリーン(イグチ)とライトパープル(アオイ)という配色のため、FICEと並んで全く違和感が無かった(笑)
 
 
・7番手:たっちー(TAT.)(出場:4回目)
  
 【セットリスト】
1.「とうふ」(超short)
2.「ああいえば醤油」
3.「超飲料ストロングゼロ」
4.「もやしマン」
5.「からあげのうた」(2番から)
 
今回のトリに登場は、このイベントではすっかり「たべものソング」でお馴染みとなった、たっちー(TAT.)
このイベント出場は4回目だが、4回目にして初のトリを飾る事となった。
そんなたっちー(TAT.)の構成はなんと五曲を一気に詰め込む構成!
流石に五曲、全部がフルコーラスだと時間が足りないので、一曲目の「とうふ」は「超short」ver.、ラストの「からあげのうた」は2番と工夫していた。
とにかくたべものがあれば、いくらでも楽曲が作れると豪語(?)している彼だが三曲目は「超飲料ストロングゼロ」
……まぁ「ブラックサンダー」もあるから、これもアリか(笑)
そんな訳で四曲目「もやしマン」と合わせてイベント初披露の楽曲を交えて、今回も歌いきったたっちー(TAT.)
なお最後に「からあげのうた」だったのは「トリ」だったからというオチがついて、ステージは終了となりました。
 
 
……以上、全7組のステージが終了し投票タイム。
客層が次々に投票していきます。
 
そして投票が締め切られて、集計に移ります。
  
果たして今回の結果は……。
 
 
●ゲスト
 
その前にゲストコーナー。
今回のゲストは前回「第67回イカすアキバ天国」を優勝した妖☆どんべい。
今回も愉快な妖怪たち(+人柱)の登場です。
 
・妖☆どんべい
 
 【セットリスト】
1.「MOON SIGNAL」(スフィア)
2.メンバー個人メドレー
・ひな→(失念)
・ましら→「YELLOW YELLOW HAPPY」(ポケットビスケッツ)
・神楽→(失念)
・のすけ→「創聖のアクエリオン」(AKINO from bless4)
3.「妖宴」
 
確か上記の流れで良かったかと……。
四人でのステージにおいては、前回も歌った「MOON SIGNAL」から始まるという構成。
一番特色が出たのが、メンバー個々のソロコーナーである。
このコーナーにおいて、メンバー個々の特徴や歌唱力がよくわかる。
個人的には緑の狸ののすけの歌唱力が素人目にしても分かった。
歌唱力の面や、結構自由なメンバーをある程度、コントロールしている発言からも実質的なリーダーシップを取っているのが彼女と分かる。
 
……なおキャラの自由さはいつもの通り(笑)
白い狐(人柱)のひな(通称:ぴーにゃん)の自由さは恐ろしいレベルである(笑)
自分のソロが終わった時……何故、からあげを食べ始めたのだろうか?(笑)
彼女たちの前のたっちー(TAT.)が「からあげのうた」を歌っていた影響だろうか?(笑)
(恐らくそれは無いが)
 
ラストはオリジナルの「妖宴」で締めた彼女たちだが、非常に緩くて楽しませてもらった。
さてこのキャラクターが夜で、どうなるのか……それとも大差ないのか?(笑)
 
 
●表彰式(投票結果→ED)
 
ゲストコーナーを経て、結果発表である。
司会兼主宰のFICEの言葉を借りるなら、優勝は「ぶっちぎり」だったとの事。
この日、約5000点を叩きだし、見事優勝したのは……・。
 
・優勝:雪うさぎ楽団
 
本人の宣言通り、見事にリベンジを果たす優勝となった。
なおこれが史上5組目のトップバッターでの優勝。
トロフィーを受け取り、非常に嬉しそうな顔が印象的だった。
 
なお司会の言葉を借りるなら、2位以下は「団子状態」
2位から最下位までは大差なかった模様だが、それでも3位入賞者までは発表するので、お伝えすると……。
 
・2位:イオサトミア
・3位:ラフベリーディッティーズ
 
共に初出場初入賞となった。
非常に嬉しそうなイオサトミア、そしてラフベリーディッティーズの面々。
今回は優勝には届かなかったものの、成果を出した点では非常に満足のいく結果だったのではないかと思います。
 
最後に「愛鯛」を歌って、雪うさぎ楽団の優勝を祝い「令和初」の「イカすアキバ天国」は幕を閉じました。
 
 
●総括及び短評
 
全体的な評価の前に、私個人の所感になりますが……。
 
自分の中の評価と、結果が全く反比例の結果を残す現象が生じました。
 
実を言うと、ここまで極端に自分の評価(つまり投票)が、(少なくとも3位以内に)反映されていないと感じた結果も本当に久しぶりでした。
他の皆様がどういう基準で投票しているかは個々の自由なので、その点についての言及はしませんが……。
ただ結果を聞いて、特に2位以下は僅差とは言え「そうなったか」という所感が強かったです。
 
その点、踏まえてこの後の総括などを読んでいただければと思います。
 
・優勝:雪うさぎ楽団
まずトップバッターでの優勝はお見事というか、文句のつけようがありません。
彼女のツイッターを見れば特に分かりますが、出場が決まってからの気合の入れ方は他の出演者のそれと比べても圧倒的な熱量を感じます。
(見てない人は一度、簡単でもいいので流し見ていただくといい)
それだけこのイベントに彼女が賭けていた証拠でもあるし、それが現にトップバッターにも関わらず、彼女への集客に繋がったと思います。
確かにこのイベントのルールの特性上「集客が多くても勝てるとは限らない」ルールではあります。
(具体的事例の明言は避けますが、逆に集客を集めて、勝てなかった例も割と散見されます)
ただ自分に対して、最大の得点である「500点」を入れてくれる可能性がある客を一人でも多く呼ぶ事が勝利へ繋がる一歩である事も確か。
今回の彼女はその点については、このイベントが始まる前から勝負を賭けており、それを体現した形になったと思います。
集客に関しては上記のように評価できますが、ではステージはどうだったかというと……厳しいですが、司会が言うところの「ぶっちぎり」とは言えないかなと。
このイベントの特性を見越して、オリジナル多めに持ってきたのは戦略的には間違えていないけれど、MCで発言する必要は無かったかも知れない。
歌唱力は大きな問題ないとして、振付に関しては動きの硬さが目立つなど、ぱっと見で課題もそれなりに多いように見受けられる。
恐らく結果は「ぶっちぎり」でも、夜を見学している彼女自身「足りない」ものが多々ある事は誰よりも認識していると思うので、これ以上の言及はしないでおきます。
とにかく彼女にとってこの優勝は到達点ではなく、あくまでスタートであるので、それを踏まえて二ヶ月後にどう変化しているのかは注目です。
自分としては彼女の「ぢゃ☆ベストテン」での戦いっぷりと、成長を楽しみにしていきたいと思います。


 
・2位:イオサトミア
観ていて非常に楽しそうな雰囲気は伝わってくる。そんな二人組。
とにかくテンションの高さだけなら、この日のどの出演者にも負けていなかったし、その点においてだけなら恐らく夜でも今すぐ通じる。
セットリストを見ても自分たちが得意とするものをいかに前面に出して勝負してきたかがわかる内容。
前述の雪うさぎ楽団が「戦略的」にオリジナル多めにしたのとは対照的な構成だったようにも見受けられる。
……とは言え、一曲目、二曲目の構成はどうだったか……と言われると疑問符も残る。
一曲目については……彼女たちのオリジナルの楽曲の数がどれくらいか分からないけど、もしオリジナルがもう二、三曲あるならそれでも良かったと思う。
あと二曲目については、彼女たちが「踊ってみた」の動画投稿をあげている故に選曲なのは理解するが「ロミオとシンデレラ」以外無かったか……。
前半の構成に目新しさが無かった点は否めないので、今後もこのイベントに挑戦するなら工夫は必要と思える。
……とは言え、押しが妙に強い強烈なキャラクターはこのイベントにおいては重宝される傾向にあるのも確か。
イベントとの相性は決して悪くないと見ているので、今後も出場を続ければ愛されるキャラになる可能性を秘めている。
彼女たち自身が秘めているポテンシャルを活かすも殺すも、彼女たち次第。
面白いのであと二回、三回とまた挑戦してきて欲しい出演者ではありました。
それにしても写真……濃いなぁ(笑)


 
・3位:ラフベリーディッティーズ
今回の出演者の中では、個人的に評価がもっとも難しかったのが彼ら。
まず3位という結果については、当人たちも喜んでいたし、何よりイベントを楽しんでいた雰囲気が溢れていたので、これは良かったとしよう。
また今回の編成についても、彼らは初めて人前で披露したとの事だが、その編成でも問題ないステージを送れるのは本職のミュージシャンとしての矜持を感じた。
だが評価がどう難しかったかというのは……このイベントにこれまでいないタイプの出演者だからに他ならない。
一番近い位置にいると思われるのが、現在、夜で活躍中のアコールノート。
アコースティック編成の男女混声デュオだが、今回のステージの構成は彼らに一番近い……ように思える。
……が、彼らは男性オンリー、しかも本来フルバンド編成なので、実をいうと今回の編成が本来の姿ではないというところで色々混乱が生じる(爆)
個人的に自分が彼らの本来の編成を拝見した事が無いのもあるが、今回のステージだけで物事を評価していいものか……とも思ってしまう。
ただ初めて今回のような形態で出演したといっておきながら、しっかり見せるものは見せて、楽しませるところは楽しませるところはベテランの貫禄を感じました。
何より彼らからは「イベントを楽しむ」という姿勢がヒシヒシと感じられました。
以前からこのイベントに出たかったとMCでは公言し、そのためにフルバンドが組めないこのイベントのために今回の構成を用意するあたりはある意味「本気」を感じました。
今後、再挑戦があるのか……大ベテランの挑戦を今後も楽しみにしたいと思います。


 
・出場2番手:MAI(アニドル)
出場:3回目だけど「もっと出ていると思った」と言われるあたり、意外とこのイベントに馴染んでいたと感じました。
(AnB本編では60分枠もあったし、その影響で出場回数と出場間隔の割りには……って感じたのかも知れない)
これまでの出場の中では今回が一番、彼女らしさが自然体に出ていたと思う次第。
オリジナル楽曲は元々いいものを持っているので、大崩れも無かったしとても聴きやすく、また楽しめました。
また誰もが混乱する、奇妙な「撮影制限」もある種の名物(?)
彼女の一筋縄ではいかないキャラクターがそこに詰まっているようにも思う次第です。
顔はかわいくてきれいだし、何かの拍子ですぐにでも夜に行ける要素はあるので、今後も注目したい出演者の一人です。
また個人的にはMCで言及した「改名」については、今まで以上の区別化という意味では賛成なので、どんな名前になるか楽しみです。
 
・出場3番手:原瀬今日香
前回(3月)に続いて大阪から遠征。前日から東京に前乗りして挑むあたり彼女の本気をうかがえる。
(しかも3月はライブが二本回しだったのに対し、今回の遠征はこのイベントのみという点に更なる本気を感じる)
正直、彼女のステージのクオリティに関しては、何一つ文句をつけようがない。
歌唱力、振付などのパフォーマンスはもちろんMCにおける訴求力の強さなど、大阪で積んできたキャリアは嘘をつかない事がステージを通じて分かる。
自分がこの辺の魅力を文面にしてうまく伝えられないのが申し訳ないのだが、本当に素晴らしい歌い手だと思う次第。
これだけ高いクオリティのものを見せつつ、今回、入賞すら出来なかったのは……非常に残念というか、東京での認知度がまだ足りないのもあるかも知れない。
結果だけ見れば非常に残念ではあるのですが、本当にこの方は結果以上にもっと評価されていいと思う歌い手です。
もし機会があれば、またこのイベントに挑戦してきて欲しい。それだけは本当にお願いしたいです。
 
・出場4番手:オトプロ!
昨今、このイベントでも出演が多い「男の娘」(もしくは女装系)出演者ですが、グループでの出場は初。
もっとも「男の娘」の存在自体が認知されてきたとは言え、まだまだ世間的にはマイノリティー、少数派というのもあるでしょうが……。
そういう意味では、このオトプロ!のプロジェクト自体が、ある意味において世間に対する挑戦な面は否めない部分はあるような気がします。
ステージにおいてはこの日は二曲だけでしたが、個人的には予想と違ったものを見せてくれたという印象。
言い方は悪いですが、もっと「女の子」に寄ったものを見せてくるようなイメージがありました。
(例えとして、以前、このイベントにも出演したかどくらひめのようなイメージ)
この点に関してはオトプロ!の狙い通りかどうかわかりませんが、楽曲といい、MC中での発言といい「男らしさ」みたいなのが垣間見えました。
個人的には非常に好感を持てた部分でもあり、純粋にこれからの挑戦を応援したいと思える内容でした。
 
・出場7番手:たっちー(TAT.)
出場4回目となると「たべものソング」もすっかりこのイベントに定着した感があります。
これまでは前半での出演が多かった彼ですが、今回は初のトリでの登場。
そこでトリだから、最後が「からあげのうた」という選曲はうまかったと思います(が、本人が言及するまで誰も気づかなかったのは残念)
それにしても五曲詰め込んできたのには驚きました。
もっとも短くした「とうふ」も「からあげのうた」もこのイベントでは披露済。
初披露の楽曲はきちんとフルで歌ってアピールする点は忘れていないのは流石と思う次第。
今回も入賞は出来なかったけど、彼も強い世界観を持っている出演者。これからも機会を見つけて挑戦を続けて欲しいと願っております。
 
・ゲスト:妖☆どんべい
個人的に注目したのは、ソロによるメドレーのパート。
個々のメンバーの歌唱力とかが純粋に分かる内容となっており、これはこれで興味が深かったです。
(あ、セトリ情報はいつでもください・笑)
またこの時の「歌っていない」メンバーの動きで、このユニットの特性やキャラクターの関連性が分かったのも面白かったかと。
ってか、やっぱり白い狐のぴーにゃんことひなは自由すぎる(笑)
それを暖かい目(?)で見守りつつ締めるのが、緑のたぬきののすけというポジションというのが、垣間見える昼のゲストステージでした。
ゲストのステージとして、この緩い雰囲気で30分というのはアリだと思った次第ですが……。
これが夜ではどうなるのか……楽しみと同時に、ある種の不安を覚えました(笑)
 
 
 
こうして「令和初」の「イカすアキバ天国」は、雪うさぎ楽団が「ぶっちぎり」で優勝を飾った。
前回は僅差に泣いた彼女ですが、今回はリベンジを果たす格好となりました。
次回、夜の部「ぢゃ☆ベストテン」ではどういうステージを見せるのか……。
(余談ですが、今回も彼女は夜を最後まで見学している姿が見受けられました。既に気合は十分の模様です)
 
一方、こちらも「令和初」となる夜の部「ぢゃ☆ベストテン」ですが……色々ありました。
 
二組が欠席のため、いつも以上に短い時間でのイベントになりましたが、今回は久々に「脱落」が発動する……。
 
何が起きても「令和初」の「ぢゃ☆ベストテン」……一体何があったのか!?
 
「ぢゃ☆ベストテン vol.68」の様子をは……。
 
 
後日!(笑)