【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第67回イカすアキバ天国』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第67回イカすアキバ天国』@池袋mono
 
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
 結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
 
花粉症の猛威にやられている昨今。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
気温の方は暖かくなり、そろそろ桜の開花も近い昨今ですが、そろそろ「終わり」が近づいているものもあります。
 
通常、この時期だと「卒業」だったりするのですが、このイベントにおける「卒業」ラッシュは二ヶ月前だったようで……。
 
今年はもうすぐ元号が変わります……そう「平成」がもうすぐ終わりを迎えます。
ご存知の通り、今年の5月から現在の「平成」に変わる新元号となりますが……二ヶ月に一度のこのイベントからすると、今回が「平成」最後の開催と相成りました。
 
30年ちょっと続いた「平成」……。
そのうち11年と3ヶ月……このイベントは「平成」の世の中を駆けてまいりました。
 
そんなもうすぐ終わる「平成」に想いを馳せて……二ヶ月に一度のライブバトルは幕を開けました。
 
「平成最後」に笑うのは、果たして誰か!?
迎えた結末、超僅差の超接戦の結果は如何に……!?
 
「第67回イカすアキバ天国」の様子をレポート致します!
 
●開演前
 
昼の開催の時はいつもですが、大抵スロースタートです(笑)
客層、あまり多くありません(爆)
 
さてそんな中、会場にはところどころで「華原ひよ美」のポスターが(笑)
文面は「インフルエンザ注意」と書いており「この時期なら花粉症じゃ……」などと内心ツッコミを入れておりました。
しかしこのひよ美ポスター……この後、非常に重要な役割を果たすのです!
 
……が、そんな事いざ知らず、この時はその不自然さにあまり違和感を覚えず見ておりました。
 
それでも会場に流れるアミダくじの映像が終わり、諸注意が流れる頃には……二桁はいただろうか。
 
そんな感じで相変わらず昼のスタートはまったりした感じで進んでいく感じとなり、OPアクト開始と相成りました。
 
●OPアクト
 
・FICE
 
 【セットリスト】
1.「一発」
 
最近はFICEの固定客層も非常に出足が遅いので(笑)
最初は全員前に出ず後ろに張り付くプレイから、前に引っ張り出すパターン(笑)
 
そんな訳で「一発」を歌ってOPアクト。
「一発」を歌い終えて、司会のFICEから投票ルール、諸注意が読み上げられる。
こうしていよいよ本編開始と相成ります。
 
●本編
  
・1番手:ジュピレジア(出場:3回目)
  
 【セットリスト】
1.(不明)
2.「うさぎジャンプしようぜ!」
3.(不明)
4.「クロのギターを盗んだ犯人は誰だ」
 
昨年3月の「第61回」以来の出演となるジュピレジア。
ステージの上には大小、様々な「メンバー」のロボットが待機。
一曲目は正式タイトル不明ですが、バームクーヘンの歌を歌ってました(笑)てっきり盟友でもある、たっちー(TAT.)作詞曲だと思いました(笑)
(後にたっちー(TAT.)本人にSNS上で聞いたら違うとの事)
二曲目「うさぎジャンプしようぜ!」はウサギ型ロボット(見かけはほとんどぬいぐるみ)ラビの事を歌った楽曲で、耳を持ってジャンプしていました。
MCではメインヴォーカルでもあるジュピレジア2号メミがメンバーを紹介……ぬいぐるみに見えたり、何かの箱に見えるが彼らは立派な「ロボット」だ!(笑)
三曲目にそんなメンバーの事を歌った歌を挟み、ラストは「クロのギターを盗んだ犯人は誰だ」で締めて終了。
約一年ぶりの出場だったジュピレジア、今回も独自のワールドを展開して去って行きました。
 
 
・2番手:雪うさぎ楽団(初出場)
 
 【セットリスト】
1.「リトル☆デイト」(ribbon)
2.「背徳のシナリオ」(Wink)
3.「構って…」
 
このイベントに初出場、雪うさぎ楽団。「楽団」ではありますが、こちらはソロです。
そんな彼女、某懐メロイベントに出演していたりするほどの、懐メロシンガー。
……という事で一曲目、二曲目は自身が最も得意とする90年代初頭のアイドルの懐メロを選曲して披露する。
流石、自身が得意と豪語するだけあって、歌もしっかり歌えており、また流れるような振付も見事で会場を魅了した。
ラストは懐メロと若干方向性が変わるという事で、自身が作詞曲したオリジナルの「構って…」を披露。
確かに若干、カヴァーとは方向性は異なる楽曲でしたが大きな違和感もなく、むしろ彼女の世界観にとてもピッタリな楽曲に仕上がっていました。
こうして雪うさぎ楽団にとって、初の「アキ天」は無事終了。
初出場前からかなり気合を入れて、このイベントの告知をしていただけに、その苦労が報われたか気になるところ……。
 
 
・3番手:原瀬今日香(初出場)
 
 【セットリスト】 
1.「真愛華-Sin・ai・ka-」
2.「君想歌-Kun・sou・ka-」
3.「Wish*upon a Star」
 
こちらもイベント初出場。大阪から遠征してきたソロアイドル・原瀬今日香の登場。
ソロでの東京遠征はこの日が初という事で、このイベントも大阪を拠点に活動するみるかみる(前:みるきぃ142。)の紹介で出演したとの事。
そんな初の東京遠征となった、このステージだが全曲オリジナルでの構成で勝負に出た。
歌唱力はもちろん、振付においても非常にレベルが高く、語彙力がなくて申し訳ないが、昼の出演者のレベルを現時点で大きく上回るパフォーマンスを魅せた。
あまりにも高いクオリティのため、ステージ終了後に司会・FICEも気になって経歴を聞いたほどである。
実は彼女……大阪では有名なアイドルユニット「ポンバシwktkメイツ」(2017年活動停止)の元メンバーでリーダーも務めた事があるほど。
……道理で……と思った客層は数多くいただろう。(むしろこの経歴があるからこそ納得した部分も有)
彼女自身、東京進出の足掛かりにこのイベントに挑戦したとの事。果たして、その目論見通りになったのか!?
 
 
・4番手:中板橋へそりんちょ!(出場:2回目)
  
 【セットリスト】
1.「拝啓、ここは中板橋です」
2.「シンクロときめき」(渡辺麻友)
3.「ナカイタファイタァァァ!」
 
大阪の後は「中板橋」からやってきた「中板橋へそりんちょ!」の登場。
一曲目は「拝啓、ここは中板橋です」を三人揃って歌い出すというスタート。
その後MCでは「中板橋商店街」アピールを経て、二曲目……で、ここで事件(?)は起きた!始まる直前に颯爽と一人、ステージに登場!
二曲目「シンクロときめき」では、メンバー・ゆいと熾烈な(?)センター争いが勃発!(笑)この謎の女子の正体は……サポートメンバーの久保田あみ。
そう……彼女たちの先輩格ユニット「純愛★純情倶楽部」の男装女子・蘭丸……の中の人である(笑)
このたび諸事情によりサポートメンバーとして活動していく事となり、ラスト「ナカイタファイタァァァ!」では熱く四人でのステージを披露した。
こうして強力なサポートメンバーを加えた中板橋へそりんちょ!のステージは終了。
……果たして今後、中板橋へそりんちょ!はどうなっていくのか……コント色が強くなっていくのか!?(笑)要注目である。
 
 
・5番手:のうさぎゆん(出場:3回目/3位・1回)
  
 【セットリスト】
1.「ウサミミ戦隊ネコレンジャー」
2.「きみがいるからあたたかい」
3.「ウサミミノススメ」
 
大阪→中板橋ときて静岡からやってきた、のうさぎゆんが登場。
一曲目からステージではなく、客がいるホールに登場(笑)もっていたニンジン型の何かで客を斬っていくというステージが展開された。
二曲目「きみがいるからあたたかい」が正式タイトルだが、通称「にくまん」歌詞の内容を聞けば納得だが、この楽曲でもホールで客と一緒に振付を頑張る。
そしてラスト「ウサミミノススメ」では、固定ファン層のガチ恋口上をバックに、ホールを歩きながら自身の告知をするというパワープレイも見せた(笑)
さてここまで読んでいただければ、大よその察しはつくと思うが、のうさぎゆん、ほとんどステージの上に立っていない(笑)
ほぼほぼホールで歩き回ったりパフォーマンスをするという荒業を見せつけた。
これを流石というべきなのか……ただ一部で「静岡ヤバイ」と呼ばれるだけあって、その本領を今回も見せつけた感はあった。
こうしてのうさぎゆん、「アキ天」三度目の「侵略」はこうして終わった。
 
 
・6番手:ふたぐちぴょん(出場:6回目/3位・1回)
  
 【セットリスト】
1.「ピョンピョン☆ヲタクナイト」
2.「おっぱいのうた」
3.「私の彼は……」
4.「日本に捧げるロマンス」
 
つい先ほどまで客と一緒にホールにいたのだが(爆)そんな感じで客に紛れていた(?)ふたぐちぴょん、出番と共にステージに登場。
そして「変身」と言って、着ている服を脱ぐ(あくまで本人談「変身」ではある・笑)
服を脱ぐ……もとい「変身」後の姿は……例のボンテージ姿……(具体的に言葉で表現するのは控えさせて頂く・爆)
以下、オリジナル楽曲オンリーの構成。二曲目「おっぱいのうた」だけがこのイベント初で、あとは過去に何度か歌っている楽曲である。
四曲目「日本に捧げるロマンス」は彼自身、大震災復興ソングとして作った楽曲であり、時期的にはタイムリーであった。
こうして「おぢさんアイドル」略して「おぢドル」を標榜する事にしたふたぐちぴょんのステージは終了。
前回は多くの客を呼び(自称)「汚れた組織票」で3位になったが、やり過ぎたと反省し今回は客をあまり呼ばす。
今回、初披露予定だった新曲が間に合わなかった事を悔いていたが、果たして今回の結果は……。
 
 
7番手:妖☆どんべい(初出場)
  
 【セットリスト】
1.「MOON SIGNAL」(スフィア)
2.「妖宴」
3.「ようこそジャパリパークへ」(どうぶつビスケッツ×PPP)
 
イベント初出場にしてトリを飾った妖☆どんべい。四人……もとい一柱と三匹の妖怪で構成されている。
そんな一柱と三匹の妖怪たちが一曲目に歌ったのが「MOON SIGNAL」。四人組声優ユニット・スフィアの楽曲で人数的には合っている。
ここで長めのMCで自己紹介などするのであるが……狐のひながフリーダムである。
FICEの着ぐるみダンサーズのにゃもの実家から送られたリンゴをもらい丸かじりしているだけである(笑)ただそれだけである(笑)
そしてその後、歯茎から血が出たらしく会場は爆笑の渦に包まれた(笑)
その後は二曲連続。二曲目にオリジナル「妖演」からの、ラスト「ようこそジャパリパークへ」という流れ。
なお「ようこそジャパリパークへ」は、ちょっと替え歌になっており「妖☆どんべい」バージョンとなっている。
こうしてイベント初出場の妖☆どんべいのステージは終了。果たしてどうなったのか……。
  
 
 
……以上、全7組のステージが終了し投票タイム。
それなりに会場を埋め尽くした客層が、次々に投票していきます。
 
そして投票が締め切られて、集計となります。
  
果たして今回の結果は……。
  
 
●ゲスト
 
その前にゲストコーナー。
今回のゲストは前回「第66回イカすアキバ天国」を優勝した石井利佳。
前回のリベンジから二ヶ月……本人も満を持しての登場です。
 
・石井利佳
 
 【セットリスト】
1.「ラブ・モーション No.9」
2.「Vacation」→「I’m gonna knock on your door」→「I will survive」
3.「RiKABILLY NIGHT」
4.「Partyはそのままに」
一曲目にオリジナル「ラブ・モーション No.9」からスタート。
前回から既にあったオリジナル楽曲。でもオリジナルなのにどこか懐かしい雰囲気が漂う。
 
前回もお伝えした通り、彼女は「オールディーズ」のジャンルで活動している。
そのためこの日の衣装もスカジャンにポニーテールと、いかにもその時代「ディスコ」でノリノリだった女子を連想させる。
 
そんな彼女が続いてリカビリーで三曲連続カヴァーを披露。
どこかで聴いたものから、マイナーな楽曲まで揃えて来た。
なお本人曰く「Vacation」は二年前にカヴァーを考えて断念した楽曲らしいが、自身が再びリカビリーを歌い始めたら耳にすんなり歌詞が入るようになったらしい……。
 
……という事でスピード○ーニングを勧めるという謎MC(笑)
 
そしてここでなんと新曲発表!
新曲のタイトルは「RiKABILLY NIGHT」
もちろん石井利佳の「リカ」と「ロカビリー」は混ざっているが、他にも「リカバリー」や「リハビリ」も文字っているとか(笑)
非常にボキャブラリー豊富な彼女らしい新曲のタイトルであった。
 
ラストは前回も披露したオリジナル「Partyはそのままに」を披露。
この楽曲の前後で少し涙ぐむ場面もあったが、夜のステージも考えてか号泣するような場面とはならなかった。
しかし彼女のMCの端々でこのイベントに対する強い想いが垣間見え、今回の再挑戦を心から楽しみ、喜んでいる印象があった。
 
こうして石井利佳のゲストステージは終了となりました。
 
 
●表彰式(投票結果→ED)
 
ゲストステージを経て表彰式。
いよいよ結果発表となりますが、事前に司会のFICEの発表に会場はどよめく……。
 
1位と2位の差……8点。
2位と3位の差……15点。
 
この僅差は「イカすアキバ天国」始まって史上、最も僅差の結果となった。
 
そんな中、この超接戦を勝ち抜いた出演者は……。
 
・妖☆どんべい
 
初出場で見事に初優勝を飾った。
しかし当人たちも喜びというよりは驚きの方が近い感じで、優勝発表直後はどこか他人事のようだった。
もっともそれでも初優勝の栄誉を得て、物販の時にはそれなりに喜びを感じていたようではある。
 
続いて残念ながら僅差の2位になったのは……。
 
・雪うさぎ楽団
 
こちらも初出場で2位。
当人はやや残念そうかつ、やや悔しそうだったが、初出場で2位は立派な成績である。
客層は彼女にも大きな拍手を贈った。
 
そして3位に入ったのが……。
 
・のうさぎゆん
 
発表されるや否や、ステージの前方に出てきて一言。
 
「また挑戦します!」
 
この一言に場内からは盛大な拍手が贈られた。
残念ながら優勝に届かなかったが、最後まで彼女らしさを見せてくれました。
 
こうして結果発表を経て、ED「愛鯛」で締めて「第67回イカすアキバ天国」は無事閉幕致しました。
 
 
●総括及び短評
 
「平成最後」の一戦はイベント史上、最も接戦となりました。
そんな中、上位2組を初出場組が占めるという結果となりました。
 
・優勝:妖☆どんべい
まずは初出場初優勝、おめでとうございます。
司会のFICEの言葉を借りるなら、今回に限っては「無欲の勝利」だったようにも思えます。
無欲故「少しでも良かったら10点でもいいので入れてください」というコメントが出たと思うのですが、結果、その10点以内の僅差なのであながち馬鹿には出来ず……。
またステージ中も優勝を目指した気負いがなく、自分たちのやりたいようにノビノビ出来た部分も大きかったかも知れません。
(そうじゃなければMC中にリンゴ頬張らないよな・笑)
そういう意味ではユニットが持つ、現状のポテンシャルより可能性が評価された部分が大きいような気がします。
ただ今回のセットリストを拝見していて、このまま夜で即通用するか……と言われると、正直、厳しい部分は否定できません。
やはりオリジナル楽曲がまだ少ないため、どうしてもカヴァー曲を交えた構成になりますが、それでどこまで勝負出来るのか。
このイベントにおいてはオリジナル楽曲での勝負が中心になってくるので、このハンデをどう補っていくか。
もし今回披露していないオリジナルがあるなら出し惜しみしている暇は無いので、夜初回でのセットリストの構成がカギになってくると思います。
何はともあれ準備期間は二ヶ月あるので、それまでに彼女たちがどのようにステージを組み立てて臨んでいくのか……注目していきたいと思います。
改めて優勝、おめでとうございました。

 
・2位:雪うさぎ楽団
1位とは8点差……超僅差で優勝を逃した悔しさは、誰よりも本人が感じているはず……。
しかし初出場で優勝に肉薄する結果を残した事は悔しがるよりも、むしろ誇っていい結果であり必要以上に悔しがる必要もないと思います。
今回の構成は彼女自身が得意とする懐メロのカヴァー二曲と、オリジナルという構成。
彼女の持ち味が良く出ており、特に振付などについては非常に華やかで目を引きました。
個人的に久々に拝見したのですが、ものすごいレベルが上がっていて正直驚きました。
優勝した妖☆どんべいと比べても現状における完成度なら、妖☆どんべいより上だったかも知れません。
ただ今回、優勝出来なかったのは、言い方は悪いけど出演順が2番手という事で前半だった点など多少の運だろうか……。
……とは言え2番手でも優勝した事例は多々あるので(前回の石井利佳も2番手だった)出演順に左右されない地力を今後もつける事が必要にも思います。
またカヴァーを交えた構成という点では、妖☆どんべい同様、今後も工夫が必要と思います。
本人、このイベントに対して非常に熱心かつ真摯に臨んでいるので、挑戦し続ける限りは頑張って欲しいと願う次第です。
次回(第68回)の出演も決まったので、是非とも今回の悔しさをバネに成長して欲しいと願います。

 
・3位:のうさぎゆん
彼女も優勝とは23点差になるので、今回は実力での負けではないと思います。(雪うさぎ楽団にも言える事ですが)
とにかくこの日の出演者の中ではとびぬけた個性を見せてくれたのは間違いないです。
前回出場時(第64回)のようなハチャメチャな展開はまさに彼女の持ち味と言って過言ではなく、今回もそれは遺憾なく発揮されていました。
それでも優勝出来なかった原因……この僅差だと本当にほんのちょっと運と、MCでの一言だったりするんでしょうね……。
ただ彼女のいいところは悲壮感が一切ないところ。
内心はどうか分かりません。もしかしたら悔しい部分はあったかも知れない。
だけど表彰式の後に「また挑戦します」の一言は悔しさの中にも「次こそやってやる!(見てろよ東京の地球人)」的な意味が含まれていたように思う。
このコメントを聞かされると「次、挑戦した時は……」と期待したくもなる。
今回で2回連続の3位でしたが、次回出演以降もこのイベントで戦いの中心になる事はほぼ間違いないので、再度、静岡からの「侵略」をお待ちしております。
なお余談ですが、彼女と物販で話をした際、敗因はなんだったという話になった時のコメント。
 
「獣の耳があるかないかの差」
(この日、妖☆どんべいは全員獣の耳をしていたのに対し、雪うさぎ楽団、のうさぎゆん共にウサギの耳がなかった)
 
……面白かったから良しとしよう(笑)

 
・出場1番手:ジュピレジア
一年ぶりのイベント登場でしたが、その独特な世界観は保たれていた……いや、以前より凄い事になっていたか?(笑)
彼女自身、非常に不思議なキャラクターなので、ステージを観ていて万人にその魅力や良さが伝わるかと言われると難しいところ。
個人的には三度目なので、なんとなーく彼女のいわんとする事は分かったし感じ取れた。
けれどこれが初見の方なら、どう感じただろうか?何がしたいんだろか?というところがとっつきにくい部分があるかも知れない。
こういう言い方するのもアレですが「初見殺し」なところがあるのが彼女のステージ。
これは今後、この活動をしていく上での課題だと見てて感じました。
ただあの独特の世界観……好きな人はとことんはまる可能性があるので、この世界観だけは極めて欲しいと思う次第。
わかりやすさと世界観の両立。これさえどうにかなれば、もっと伸びる可能性は感じます。
 
・出場3番手:原瀬今日香
入賞した皆様には申し訳ないけど、この日の出演者で唯一、すぐに夜の部に行って通用すると思ったのが彼女。
それくらいステージの完成度は群を抜いていた。これで何故、入賞出来なかったのか……と思うほど、いいステージを見せてくれた。
ステージの内容に関しては歌唱力、振付などパフォーマンスについて一切、問題もないし、オリジナルだけでセットリストを構成できるのも強み。
ただ今回、入賞も出来なかったのは東京における知名度の低さとファン層がいなかった点だろうか。
のうさぎゆんのように遠征してきたファンを引き連れている訳でなく、今回はまさに正真正銘一人で東京にやってきた感じがある。
しかも初の東京遠征。彼女を知っていたのはごく少数で数字の面で下支えが無い状況だったので、投票制ライブにおいては非常に不利。
それを物ともせずにあれだけ高いパフォーマンスを見せてくれたのは、次回出演があるなら期待しかない。
勝負には敗れた。だけど東京進出の第一歩としては、非常に大きな一歩を切れたという点では良かったのではないでしょうか。
 
・出場4番手:中板橋へそりんちょ!
オリジナルメンバー三人の素朴さが特徴的でしたが、ここにサポートメンバーとして加わった久保田あみが刺激剤となるか!?……と言ったところ。
オリジナルメンバー三人はこのままでいいと思うのです。MCでは中板橋商店街の魅力を伝え続けてくれるそんなキャラでいいと思うのです。
そこで蘭丸……もとい、久保田あみが加わり、今までの中板橋へそりんちょ!になかった要素が加わったのは面白い。
どっちかというと大人しい印象があった三人に、サポートメンバーなのにあそこまでグイグイ出てくる久保田あみの存在は刺激以外なんでもない。
個人的には二曲目で勃発したセンター争い(笑)が観ていて楽しかったし、前回拝見した中板橋へそりんちょ!からは想像できないステージだった。
元の良さと新しい刺激を加える事で、ユニットが発展していく事になればそれはそれでいい事だと思う次第です。
ただ現状は久保田あみに、オリジナルメンバー三人が若干食われ気味な部分もあるので、そこをどうしていくかが重要な気もします。
前回よりは確実に面白く、またパワーアップしていたと思うので、次回出演を楽しみにしています。
 
・出場6番手:ふたぐちぴょん
……正直、彼は何がしたかったんでしょう。それが分からないまま終わったステージ……いや出場でした。
まずステージ前、客に混じっていましたが、あれはやめた方がいい。共演者の名を騙ったヲタという見方しかされない。単純に心象が悪い。
そしてステージにおいても「おぢさんアイドル」略して「おぢドル」として頑張るのはいいけど、このイベントで需要があったかと言われるとそうでもない。
また新曲間に合わなかった事をMCでメチャクチャ残念がっていたけど、恐らくそこは客層にとって大した問題ではない。
それとSNS上で敗因を自分なりに分析していたけど、客層から見て「そうじゃないだろ」と思う事だらけで的を得ていない。(そもそも誰も読んでないかも)
申し訳ないけど(ほぼ毎回そうですが)彼の一人相撲で終わったというのが今回の印象。
前回集客により「汚れた組織票」で入賞した点を反省(?)して臨んだ点だけは、唯一褒められるところ。
本人も今回、最下位だったとSNSで報告していますが、厳しい言い方するとそれも致し方ない内容でした。
 
・ゲスト:石井利佳
前回の優勝を感謝する意味を込めて歌った30分のステージ。
MCの時間もたっぷりで、彼女が言いたい事も、やりたい事もほぼ詰め込む事が出来たかな……そういう印象です。
それにしても……こういう言い方はいけないかも知れませんが、本当に表情が明るくて楽しそうだったのが印象的。
昨年9月(第64回)での悲壮感とは打って変わって、今度こそイベントを楽しめる……という喜びに満ちた表情が非常に印象的でした。
それにしても……もう何度も言うようですが、オールディーズに方針転換して約半年でこの出来。
元々のポテンシャルの高さがあったとは言え、ここまで物にしている点に非常に驚く。
そして今回は新曲も間に合わせた事で、オリジナル楽曲も三曲に増えており、夜で戦う準備は着々と整っている感があります。
夜のステージが俄然楽しみになる30分でした。
 
 
 
こうして「平成最後」のアキ天は妖☆どんべいが僅差の接戦を制して優勝を飾った。
新元号一発目の「ぢゃ☆ベストテン」で彼女たち、人柱&妖怪軍団がどのようなステージを見せてくれるか……楽しみです。
 
一方、こちらも「平成最後」となる夜の部「ぢゃ☆ベストテン」だが……こちらは驚きの展開が待っていた。
 
誰もが予想しなかったランキングの乱高下に加え、終わってみれば……という結果に。
 
果たして「平成最後」の「ぢゃ☆ベストテン」で何が起こったのか!?
 
「ぢゃ☆ベストテン vol.67」の様子をは……。
 
 
後日!(笑)