【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第66回イカすアキバ天国』@池袋mono
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
2019年、平成最後の年……皆様、いかがお過ごしでしょうか。
すっかり正月気分も終わり、日々の生活がいつも通り流れている方が多くいると思います。
そんな中、このイベントも「12年目」のスタートを迎えようとしておりました。
AnBぷれみあむぅシリーズ。
毎度お馴染み「二ヶ月に一度のライブバトル」も12年目……干支が来年でいよいよ一周すると思うと感慨深い。
まさか始まった当初は「平成」と新元号をまたぐほどの長寿イベントになるとは想像していなかったので、その点においても凄い事だと思います。
そんな「12年目」のスタートを迎えた、このイベントですが……今回はむしろ本番前の方が色々ドラマがあったように思います。
その点を踏まえて……12年目開幕戦!「第66回イカすアキバ天国」の様子をレポートします!
●前日までの動向
前述の通り今回は本番前に色々動きがあったので、まずその点からお伝えしようと思う。
イベント前日となる1月18日。
朝からイベント主宰であるFICEのツイートから「急募!」の文字が躍る。
理由は今回で初出場予定だったラフベリーディッティーズが、メンバーがインフルエンザに罹った事により急きょ欠場が決まった。
過去に出演者7組を割った回はあれど、ここ数年、それを避けてきたイベント主宰側としてはなんとしても7組を揃えたいところだろう。
その騒動も数時間後、駿河侑夜の代打出場という形で収束するものと思われた……。
しかし更に発表は続く。
なんと追加でもう一人、5番手で出場予定だった結城汰郎も同様ンにインフルエンザにより欠場!
こちらは既に「りゅうき from Ma:rchen-holic*」の代打出場が決まった後の告知となったため、混乱は起きなかった。
だが新年早々、イベントが客層に与えたインパクトは大きかったのは間違いない。
こうして2019年の開幕は急きょ2組の出場者変更から始まるという「波乱」からスタートする事となった……。
●開演前
上記のような混乱を経て迎えた当日だったが、当日の会場は至って平穏だった。
体調が悪そうな客もおらず、インフルエンザによるパンデミックとは無縁かつ平和そうな雰囲気が流れていた。
(もっとも体調が本当に悪い方なら、無理せず家で休むのが普通といえば普通だが)
こうしていつものように、出演順決定アミダくじの様子が流れ、やがて諸注意へと移り、出演者発表のOP映像へと移行する。
きちんと代打出場となった出演者も名前がきちんと変更されていた。
しかしこの映像を編集したFICE・炎の当日までの気苦労を考えると、本当に労をねぎらいたい気持ちでいっぱいになる。
やがて爆発音と共にOP映像も終わり、OPアクトとなる。
●OPアクト
・FICE
【セットリスト】
1.「コンチ音頭 ~びんびんバージョン~」
新年一発目は「コンチ音頭」からイベントはスタートする。
この時、FICEは炎、氷とダンサーズににゃもという三人構成。
コーラスの響己がいないなどあったが、概ねいつもの感じでOPアクトは進んだ。
OPアクトを終え、投票ルール、諸注意を経て、いよいよ本編開始となる。
2019年、12年目のトップバッターがコールされて、いよいよステージの幕が上がる。
●本編
・1番手:大和くるみ(初出場)
【セットリスト】
1.「木綿のハンカチーフ」(太田裕美)
2.「あゝ無情」(アン・ルイス)
3.「熱くなれ」(大黒摩季)
「現役キャバ嬢アイドル」として紹介された大和くるみ。
このイベントには初出場である。主宰・FICEとは別のイベント共演がキッカケで今回出場に至った経緯がある。
(順番は前後するが、ステージ終了後の絡みMCで発覚する)
そんな彼女だがこの日はカヴァー三曲という構成。
そしてMCではやたら「酔ってない」と連呼する(笑)だがこのイベント出演前に朝キャバに出勤後、現れているという話だったので思い切り聞いてみた。
「テキーラ5杯(以下略)」相当飲んでました(笑)
それでもきちんとステージをこなすあたり、ラストに「熱くなれ」(大黒摩季)を選曲するセンスなどただ者じゃないと思う箇所も。
こうして「イカすアキバ天国」初出場を終えた大和くるみ。
なおMCでは「そっち(客がいるロビー側)に行きます」と行って来なかったのは、やはり疲れが溜まっていたからだろうか?(笑)
・2番手:石井利佳(出場:2周目/通算:8回目)
【セットリスト】
1.「NEVER」(MIE)
2.「ラブ・モーション No.9」
3.「Partyはそのままに」
昨年7月、7回連続7回目の挑戦でこのイベントを優勝……したにも関わらず、諸事情で無念の「ぢゃ☆ベストテン」を卒業するに至った石井利佳。
紆余曲折を経たが、その後、諸々の状況が整い、今回、再挑戦となった。
一曲目に「NEVER」(MIE)を熱唱。ピンクレディーのメンバーだったMIEのソロナンバーで80年代ソングの一曲である。
この時、肩パッドの入ったスーツで熱唱していた石井利佳だが、この衣装を脱ぎ捨てる。
そして「生まれ変わった自分」をアピールするという事で、更に前の時代……ロカビリーを彷彿とさせる衣装となった。
そんな彼女が歌ったオリジナル「ラブ・モーション No.9」はまさにその古き良き50年代の「オールディーズ」を彷彿とさせるナンバーだった。
更にラスト「Partyはそのままに」も、その古き良き時代のミディアムバラードを連想する一曲に仕上がっていた。
こうして「生まれ変わった」石井利佳のステージは終了。
この日は拠点としている沼津から朝3時半の起床だったとの事……果たして、その執念、実るか!?
・3番手:たっちー(TAT.)(出場:3回目)
【セットリスト】
1.「ああ言えば醤油」
2.「マヨネーズマン」
3.「カニざんまい」
4.「からあげのうた」
「たべものソング」でお馴染みのベーシスト、たっちー(TAT.)、3回目の出演となる。
レパートリーは結構な頻度で増えているという彼だが、一曲目はこのイベントでは初披露となる「ああ言えば醤油」
右腕には巨大な(魚型の)醤油さしを持って熱唱。相変わらず洒落が効いている歌詞が印象的である。
二曲目は連続して「マヨネーズマン」。LINEスタンプのキャラ化されている。
こうして前半二曲は「調味料」シリーズを歌った、たっちー(TAT.)。
後半二曲は「カニざんまい」からの、ラストはイベント初披露「からあげの歌」を熱唱する。
ちょうど楽曲を歌っている時間帯的にはいい感じで昼下がり。歌詞を聞いているだけで空腹が刺激されるような楽曲の数々に腹が減った(笑)
こうしてたっちー(TAT.)のステージは終了。
このイベントで「たべものソング」と言えば、もう彼しかいない!そんな代名詞よろしく的な好ステージでした。
・4番手:奥トモミ(出場:3回目)
【セットリスト】
1.「Baby」
2.「存在」
3.「TONIGHT」
今回で3回連続3回目となる「おっくん」こと奥トモミ。前回が出演順に泣いただけに今回は期するものはあっただろう。
一曲目から気合を全面に見せた熱唱が続く。
一曲目を終えた時点でやや長めのMCに入る。さてその内容を要約すると……本当に一言で言ってしまえば「想い」そのものだった。
何故、自分がこのイベントに挑戦を続けるのか。そして夜の部に行って何がしたいのか……それを自分の中で問い、そして出した答えについて語っていた。
概要は省略するが、奥トモミの中でこの「イカすアキバ天国」そしてその先にある「ぢゃ☆ベストテン」というイベントに対する「想い」が詰まっていた。
ここから二曲連続。二曲目「存在」からの三曲目「TONIGHT」の流れ。
前回もこの連続だったと記憶しているが、MCを聞いた後の熱唱を聴いて、その強い「想い」が歌声にヒシヒシと伝わっているのを感じた。
歌に「想い」を乗せる……もっともシンプルな方法で、奥トモミは真っ向から勝負を挑んだ!
こうして奥トモミのステージは終了。前2回とは明らかに違う、姿がステージの上にあった……!
・5番手:りゅうき from Ma:rchen-holic*(初出場)
【セットリスト】
(情報求む。全曲オリジナルだったはず)
代打出場その1。これまでこのイベントではMa:rchen-holic*、りゅうきいずむでお馴染みの「りゅうき from Ma:rchen-holic*」である。
しかし気になるのはその名義。今回も彼女は一人での出場である。
何故「りゅうきいずむ」ではないのか?その答えはステージの内容にあった。
まず彼女が着ている衣装。これはMa:rchen-holic*のものである。
続いて披露したステージ。物語を読み上げ歌に入る構成。これもMa:rchen-holic*特有のものである。
りゅうきいずむでお馴染み「鬱ぽっぷ」の楽曲の欠片はそこにはなく、一人でMa:rchen-holic*を演じる彼女の姿があった。
それ故の「りゅうき from Ma:rchen-holic*」だった事が詰まった15分だった。
「幸せの王子」を題材として、あっという間に15分のステージは終了。
実質、準備半日程度。そうとは思えない、しっかりとした世界観に会場が魅了されていた……。
(なお「りゅうき from Ma:rchen-holic*」は本人曰く「初出場」との事なので、三度目の初出場の扱いとする)
・6番手:花野苺(出場:2回目)
【セットリスト】
1.「ふわふわ時間」(桜高軽音部)
2.「ETERNAL BLAZE」(水樹奈々)
3.「God knows...」(平野綾)
昨年5月以来の登場となる花野苺。実は彼女自身、昨年9月以来のステージとなる。
「いちごみるく」のピンク色のTシャツに、ピンクのスカートとピンクが印象的である。
そんな彼女だが歌ったのはカヴァー三曲。
どれも俗に言う「アイドル界隈」では定番というか、古典ともいうべき楽曲である。
これらの楽曲をこの界隈で聴いた事は一度、二度どころではないだろう。
それ故、会場の客層もほとんどコール&レスポンスが出来ていた。
これはこれで客層は楽しそうだったし、花野苺自身も非常に楽しそうにしていた。
こうして花野苺のステージは終了。
王道というか、定番というか、そういう言葉が似合うステージだった。
7番手:駿河侑夜(出場:11回目)
【セットリスト】
1.「棘」
2.(不明)
3.「櫻殺人事件」
代打出場その2。このイベントではトップバッターが非常に多い事でお馴染みの駿河侑夜。
なんとも珍しいトリでの登場となりました。
ただそれ以上に実はこのイベントには、約2年ぶりの出演となる。(本人も周囲も驚いていたが)
そんな訳でオリジナル楽曲を引っ提げて、ステージに登場。
客に対する煽り方はいつものように、ややきつめの口調でしたが、ステージを見せる努力は怠らず。
ラストに歌った「櫻殺人事件」は彼女定番の楽曲で、尚且つ昨年は音源化も果たした代表曲。
イベントでは久々であったが、左右に客層が大移動する振付は健在。多くの客層が会場を左右に所せましと移動を繰り返していました。
こうして久々の登場となった駿河侑夜のステージは無事終了。
約2年ぶりの「アキ天」、果たしてどんな結果になったのか……。
……以上、全7組のステージが終了し投票タイム。
それなりに会場を埋め尽くした客層が、次々に投票していきます。
そして投票が締め切られて、集計となります。
果たして今回の結果は……。
●ゲスト
その前にゲストコーナー。
今回のゲストは前回「第65回イカすアキバ天国」を優勝したアコールノート。
満を持してゲストとして登場です。
・アコールノート
【セットリスト】
1.「はじめのにさんぽ」
2.「こっこ」
3.「或る夏」
4.「半分の月」
5.「HATE」
6.「大切な1ページ」
さてこのゲストステージで彼らはいつもと若干違う趣向をこらす。
まずこんが手にした投票箱には、全23曲の楽曲タイトルが入っている紙が入っている。
それを会場にいる客層が引いて、その場で二人が歌うという構成になっている。
しかしいざこれをやったところ、みどりはテンションが上がってしまいやって後悔するという結果に(笑)
それが上記セットリストになる。
定番曲から、珍しい楽曲まで万遍なく揃った。
二曲目「こっこ」はこのイベントで一回歌った事があるだけという珍しいナンバー。
三曲目「或る夏」は昨年レコ発した音源ではC/Wとして収録。
四曲目「半分の月」は前回「第65回イカすアキバ天国」でも披露されたりするなど、今後の彼らの代表曲になる可能性がある一曲。
……という感じで五曲目まで終了。
時間的にラストという事で、最後に引いたのは、この日4番手で出演した奥トモミ。
実はこのアコールノートのゲストステージ。多くの出演者が見守っていた。
(少なくとも確認したところで奥トモミ、たっちー(TAT.)、石井利佳、花野苺)
そんな奥トモミが最後に引いたのが……「大切な1ページ」
押しも押されぬアコールノートの代表曲を見事に引き当て、アコールノート、30分のゲストステージは見事に締まりました。
それにしても奥トモミ……すごかったなぁ……。
●表彰式(投票結果→ED)
アコールノートのゲストステージを経て、いよいよ結果発表。
司会によるとそれなりの差をつけて優勝したとか……。
2019年開幕戦、最初の優勝を飾ったのは……。
・石井利佳
見事に「卒業」からのリベンジを達成!
再び「ぢゃ☆ベストテン」に進出する事となりました!
トロフィーを受け取った彼女の目からは、涙が……でも落ちそうで落ちず、最後は笑顔でした!
続いて2位に入ったのが……。
・りゅうき from Ma:rchen-holic*
歓声半分、驚き半分と言ったところか。
実質、準備半日のりゅうき from Ma:rchen-holic*、見事に「元夜の出演者」の意地、地力を見せて2位に入りました。
そして3位となったのが……。
・奥トモミ
3回連続3回目の挑戦で初入賞!
優勝には手が届かなかったものの、初入賞に手ごたえを感じ、非常に嬉しそうでした。
ラストは「愛鯛」で石井利佳の優勝を祝い「第66回イカすアキバ天国」のステージは終了致しました……。
●総括及び短評
戦前はインフルエンザ蔓延による、出演者交代などありました。
しかし総じて見ると「夜経験者」が強さを発揮し、過去の経歴からすると「順当」な結果に落ち着いたように見えます。
・優勝:石井利佳
まずこのイベントに対して再挑戦をしてくれた事に、一イベントファンとして敬意を表したい。
そしてその復帰初戦で結果を残した事を改めて祝福したい。そう思います。
昨年9月の活動休止の状況を考えると、ここまでよく自身の力で状況を盛り返したと思う次第。
また自身のスタイルの変更をここまでうまく切り替える事が出来たと思う次第です。
本当に実力や根性が備わっている演者は、例え環境に変化があっても、その地力でどうにか出来るという事を彼女のステージが証明したように思います。
もっとも今回のステージは満点だったかと言われると、そうではなくまだ粗削りな部分が見受けられたのも確か。
これは「完成形」じゃないと思うので、これから時間をかけてじっくりまた形にしてほしいと思いますが、今のところ出だしは順調かと。
恐らくこのステージを観て、評価した客層が多かった事も今回の優勝につながった感はあります。
しばらくは地元・沼津での地盤固めも大変でしょう。この日も地元を朝3時半起床→鈍行で移動と聞いております。
ただこれからは二ヶ月に一度、今度こそ誰の意思でもない正真正銘、自身の意思で「ぢゃ☆ベストテン」を戦い抜いて欲しいと思います。
改めて「返り咲き」本当におめでとう!
・2位:りゅうき from Ma:rchen-holic*
まずは急な代打出場、本当にお疲れ様でした。
それ以上にほぼ準備がない中であれだけのステージを見せられるあたり、りゅうきの……いやMa:rchen-holic*の底力を見たような気がします。
……でも彼女には過去にユニット、ソロ(りゅうきいずむ名義)で2回勝ち抜いた実績がある。
そういう意味では急ごしらえでも、出演者のメンバーの中では経験値がやはり違った感はあるし、それをうまく活かした感はあります。
今回の「幸せの王子」をモチーフにしたステージ。記憶の片隅で拝見したような覚えもあるので恐らく過去のステージのものだった……ように思います。
ただ準備期間の短さを考えれば、この点を責めるのは愚か。
裏を返せば急に出て欲しいと言われて、これだけのステージをすぐに用意できるMa:rchen-holic*の「地盤」がそこにあったからだと思います。
だから今回は「りゅうきいずむ」の名義じゃなかったのもうなずけるし、彼女があくまでMa:rchen-holic*を見せたかったのも分かります。
当人曰く、Ma:rchen-holic*も今年10周年を迎えるから、例年以上にMa:rchen-holic*をアピールしたかった側面があったと思います。
その目論見も見事に当たった今回の2位。10周年を迎えるアニバーサリーイヤーに弾みをつけられる結果になったと思います。
今年一年をどうか頑張って欲しいと願う次第です。
・3位:奥トモミ
三回連続3回目で初入賞という結果。まずはおめでとうございました。
前回は出演順が悪かったのもありましたが、確実に自身が何をしたいのかをMCでもきちんと訴えて、歌った結果が出たと思います。
言い方は悪いけど、前2回はまだどことなく当人がふわふわしていた感じがします。
ただ前2回の入賞圏外、そして前回の夜の部を見学して、何かが触発された部分があったように見受けられます。
ステージの出来栄えに関しては、今回の出演者の中でも間違いなくトップクラスの出来。
クオリティだけなら、恐らく今すぐ「ぢゃ☆ベストテン」に出演しても通じるものはあると思います。
それに加えて、今回のような気合がヒシヒシと感じるようなステージを見せられると……ゾクゾクしてきます。
正直、今回が仮に入賞圏外だと、昼勝ち抜けは難しいと思っていましたがそれを跳ね返すような見事なステージで返してくれました。
今後も挑戦を続けるのであれば「ぢゃ☆ベストテン」にはいずれ届くのではないか……。
そんな期待を十二分に抱かせてくれる、とにかく熱い15分のステージでした。
改めて初入賞おめでとうございます。またの出演をお待ちしております。
・出場1番手:大和くるみ
「現役キャバ嬢アイドル」としてイベント初出演。
恐らく客層の中には酔った状態でステージに上がるなんてけしからん!……的な人もいるかも知れませんが、個人的には面白かったのでアリかと(笑)
選曲のチョイスも実は「いかにも現役キャバ嬢だな」というふり幅の広さが感じられるので、この辺は評価したいところ。
実は歌唱力もある方では?と「熱くなれ」(大黒摩季)で感じています。
ただ歌詞が抜ける場面が多く見受けられたところなどは反省材料かと。
言い方は悪いですが「及第点」は与えられるステージではあったと思います。
トップバッターとしての役割はきちんと果たしていたし、その点は評価したいと思います。
むしろイベント後に夜の出勤だったようで……そちらの方が大変だと思いました。一日お疲れ様でした。
・出場3番手:たっちー(TAT.)
今回も「たべものソング」で四曲で貫いた15分。
前半の調味料シリーズから、後半のカニ→からあげという構成は非常に腹が減りました(笑)
司会のFICEにも言われた通り「誰しも一曲、二曲はもっているたべものの歌」を全曲「たべものソング」に特化している部分が面白く、また凄いところ。
そういうところに彼ならではポリシーというか、ロックな部分を感じる次第。
レパートリーは恐らくたべものがある限り無限大という強みも感じました。
現に今回の一曲目、四曲目は比較的新しい楽曲でしたし、この分だと次回出演があれば、その時までに更にレパートリー増えてておかしくないと思いました。
個性的な出演者が多い、このイベントですが、ここまでオリジナル楽曲に特徴があり特色がある出演者は珍しいかと。
この個性を活かして、今後も頑張って欲しいと思います。
・出場6番手:花野苺
大変申し訳ございませんが酷評。それも大酷評に値する内容でした。
当人及び関係者、ファンの皆様、申し訳ございませんがそれを承知の上で以下の所感を読んでください。もしくは読まないでください。
大酷評の最大の原因はセットリスト。同じカヴァー三曲でも、トップバッターの大和くるみのそれと違って何も感じるところがありませんでした。
俗にいう「アイドル界隈」の人気カヴァー曲を並べた構成。これで客が盛り上がると思って選んだのであれば大間違い。
これが初出場ならまだ分かるのですが、彼女は昨年5月(第62回)にも一度出演しています。このイベントの特徴を何もわかっていない点にガッカリしました。
実を言うと(当時所属していたユニットのも含め)オリジナルを並べた前回の方が粗削りだけど、まだ彼女の特色が出ていて評価出来ました。
昨年9月以来のライブだった点は多少考慮しますが、今回、代打出場だった出演者よりは準備期間はあったはずなのに、この内容は擁護できません。
今後の活動、どうされるのか分かりませんが、少なくとも出演するイベントとそれに合った選曲は考えるようにしてほしいと願います。
・出場7番手:駿河侑夜
こちらも代打出場で約二年ぶりの出演となった駿河侑夜。
しかし彼女も準備期間が短かったものの、オリジナルをもってきて、きちんとステージを展開出来ていました。
本人も驚いていたけど、このイベントには約二年ぶり。しかしその間の成長を意図しない形とは言え見せられたのではないかと思います。
三曲目の「櫻殺人事件」はだいぶステージとして完成されていたし、駿河侑夜の現在が垣間見えました。
恐らく彼女もブッキングライブに頻繁に出演しているので、今回は特別な準備もなく普段のオリジナル中心の構成をぽっと出した感はあります。
それでもイベントのトリをきちんと締められるまでの、見せられるステージをやり切った点は高く評価すべきだと思います。
正直、もっと準備をきちんとした駿河侑夜を再びこのイベントで拝見したい気持ちにはさせられる内容でした。
それにしてもこのイベントではトップバッターが多かった彼女なので、トリは却って新鮮でした(笑)
・ゲスト:アコールノート
くじ引きで楽曲を決める構成での30分間でしたが、彼らの応用力、適応力が垣間見えた内容でした。
やっている事は決して目新しい事じゃないけれど、これが即座に出来るあたりはアコースティック編成ならではの強みが活きたと思います。
いつもより短めだったとは言え、トークも面白かったし彼らの楽しさや良さが前面に出た素敵な構成でした。
普段出来ない事に挑戦する。このゲストステージならでは使い方だと思う次第です。
しかし上記セットリストを拝見しても、普段のイベントでも普通に選ばれそうな演目だし曲順だと思った次第。
それだけ彼らには印象的かつ、いい楽曲が揃っている証拠だと思いました。
ただしラストに「大切な1ページ」を引いた奥トモミの引きの強さは感心させられました(笑)
俄然、夜が楽しみになるステージとなりました。
こうして石井利佳の優勝で幕を閉じた2019年開幕戦「第66回イカすアキバ天国」
開始前はインフルエンザの猛威の前にどうなる事かと思いましたが、代打出演者の奮闘もあり、新年早々素晴らしいイベントとなりました。
また石井利佳にとって、今度こそ本当の意味での「ぢゃ☆ベストテン」への挑戦が始まります。
次回以降の彼女の奮闘も大いに期待したいところです。
……一方、夜の部「ぢゃ☆ベストテン」も風雲急を告げる事態が待っていた。
前年は「年間最多勝」を2組で分け合う結果となったが、今年はどうなるのか……!?
そして新年早々、あの出演者が……。
こちらも目が離せない展開が続々と巻き起こった「ぢゃ☆ベストテン vol.66」の様子については……。
後日!(笑)