【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.65』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.65』@池袋mono
 
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
 結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
  
毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
   
・AnBぷれみあむぅ presents 『第65回イカすアキバ天国』@池袋mono

https://ameblo.jp/hitode0014/entry-12420903305.html

 

 
昼はアコールノートの優勝で幕を閉じたが、夜「ぢゃ☆ベストテン」の状況も混沌としている。
特に2018年後半からはデカシャツ喫茶と、大和撫子 百合の上位争いが拮抗していると言える。
一方で毎回のように3位に入る出演者が入れ替わっている。
今回は久々の「脱落」もあり、下位は下位で気が抜けない戦いが待ち受けている。
 
年間を通じても「年間最多勝」が完全に確定していない状況。
 
11年目の「ぢゃ☆ベストテン」は最後まで混迷を見せていた……。
 
色々あった11年目。
最後に笑い、そして泣くのは一体誰か!?
2018年最終戦「ぢゃ☆ベストテン vol.65」の様子をレポート致します。
 
 
●開演前
 
まず昼のように交通機関に大きな事故や影響が無かったのもあるが、開場前から客足の早さが違った。
既に開場前時点で十数人の列。
開場してもしばらくは入場してくる人は途切れる事は無かった。
 
そんな中、入場直後、会場の一角を使って物販をしている出演者が……。
久々に拝見するその顔に「お久しぶり」と声をかけ、なんとなくほっとするのを覚えた。
 
会場内は宣伝の映像が延々と流れ、やがて諸注意を経て、OP映像へと移行していく。
そしてOP映像を経て、映像が爆発音と共に終了し、司会の二人が登場。
 
前回の試用期間を経て正式採用となったベンジャミン西国分寺JRと、あをいちんこと半蔵門あをいによる「JR&メトロ」の登場。
なお今回からベンジャミンは黄色、あをいちんは紫色にそれぞれTシャツの色が変わりました。
 
二人による投票ルールと諸注意を経て、いよいよ本編開始となる。
早速登場するのは「第64回イカすアキバ天国」を制した、あのユニットとなる……。
 
 
●本編
 
・昇格組:うさみけP
 
昼を「ストーリーライブ」で勝ち抜いた、外見はボーカロイドな二人組ユニット、うさみけP登場。
※「イカすアキバ天国」時は「うさみけ」名義でしたが「うさみけP」が正しいという事で「ぢゃ☆ベストテン」ではこの名義で登場。
昼でも30分の物語を展開したばかりだが、今回は……。
例によってネタバレ防止のため、敢えて内容には触れず。
ただし鏡音リン、レンというキャラクターの縛りと特性だけで、毎回、このようなストーリーを思いつくのは感心する。
今回も15分のステージの大半を物語に費やし、初の「ぢゃ☆ベストテン」でも客層を魅了。
最後数分にMCにて自己紹介を兼ねて挨拶するという展開に終始した。
こうしてうさみけP、初の「ぢゃ☆ベストテン」のステージは終了。これまで見た事が無いような展開に客層からも感嘆の声が上がった。
 
 
……うさみけPが終わると、ここからは前回投票結果によるランキング。
石井利佳が昇格即卒業のため、初ランクイン無しの10組のガチンコライブバトルの結果が反映される。
 
早速読み上げられた第10位は……。
 
   
・10位:クレヨンゆーち(→/3620点)
 
 【セットリスト】
1.「晴れのちジェットコースター」
2.「アイヲウタウヨ」
 
前回と同ランクキープ……だが、遂に出場3回目にしてクレヨンゆーち本人が登場!(爆)
なお話の流れ的には前回の続きという事で「デジタルワールド」に体が入れ替わった、ゆーちの姉・えいみを助けに行くという流れ。
ただし……ゆーちのMCの緩さ同様に、芝居もとっても緩いものとなり、会場大爆笑。うさみけPとの落差に驚いていた。
なお色々調展開があり、最終的にクレヨンゆーちと(前回まで)「影武者」を務め続けた姉・えいみは無事再会したという流れ。
だが姉・えいみは本当の怪我を三日前にして松葉杖での登場。その怪我の経緯の話が生々しいため会場の悲鳴を誘うという展開になった。
二曲目「アイヲウタウヨ」は姉妹による合唱で、実質「クレヨン日記」としての歌唱となった。
こうして寸劇(?)に時間を費やした影響もあり、二曲で終了。
ついにクレヨンゆーち本人が登場して、ステージは終了となりました。
 
なお本編前に前物販をしていたのは彼女らで、この後、後物販に残らず撤収した模様。
果たして、結果はどうなったのか?
 
 
・9位:FICE(→/3745点)
  
 【セットリスト】
1.「らぶ うなりくん」(ひよもも)
2.「百桃ちんとんしゃん」(桃園桃)
3.「コンチ音頭 ~びんびんバージョン~」
 
今年はまともなステージが少なかった印象のFICEだが、この日も例外ではなかった(笑)
まず「うな〇くん」と称して登場した氷に、それのピンク色バージョン、オリジナルキャラ(?)セントレアちゃんと称して登場した炎。
バックダンサーにあをいちん、にゃもの二人を、氷と桃園桃のユニット「ひよもも」として立たせている。
そんな訳で一曲目はひよももの「らぶ うなりくん」を熱唱。更にそのつながりで二曲目は桃園桃の「百桃ちんとんしゃん」を歌う。
たまーにあるFICEの他の出演者カヴァーと思いきや、実はこの二曲、共に作詞、曲が炎によるもの。
セントレアちゃんこと炎曰く「これもセルフカヴァーです」(「裸執事」と同じ扱いと主張したかったのか)
そしてラストは「これもゆるキャラだよね」と言って……懐かしいコンチ(笑)なおあをいちん、にゃもはストッキングだけを被る(笑)
そんな訳でラストは「コンチ音頭 ~びんびんバージョン~」で締めて終了。
やはりというか、今回もひどいステージだった(爆)←褒め言葉です。
 
 
・8位:清水舞美(↓4/4400点)
 
 【セットリスト】
1.「Anon」
2.「カラス」
3.「花の魁、花の殿」
 
前回4位から大きく後退。しかしここで思い出すのは前回のウクレレ生演奏……。
まさかの「ウクレレの呪い」はまだ継続中なのか!?(清水舞美はウクレレ生演奏を披露した後の結果が2回とも良くない)
だがそこで落ち込んでいる暇もなく、この日は三曲連続披露という荒業を見せる。
またオリジナルにバラードが多い彼女だが、この日は自身の言うところのロック系の楽曲だけを並べる構成となった。
ラスト「花の魁、花の殿」では「私はまだ戦いたい」という叫びもあり、勝負へのこだわりを見せた。
三曲連続で歌った後で12月レコ発の「スピログラフ」をBGMでMC。
ここでレコ発への宣伝も兼ねてアピールをしてステージは終了となった。
こうして魂の叫びを叫んだ清水舞美。その叫びは客層の心に届いたのだろうか……。
 
 
・7位:ソラ豆琴美(↓2/5427点)※7月の得票を換算
  
 【セットリスト】
1.「Go!リラ大恋愛」(S☆M教団)
2.「Ms.Amyは夢遊病」(S☆M教団)
3.「被害暴走」(S☆M教団)
 
前回は欠席で2ランクダウンとなったソラ豆琴美だが、この日はいつものソロとは雰囲気が違った。
今回は今夏から志之田佳林との結成したユニット「S☆M教団」の形態で登場。
ライブを「ミサ」と称して、楽曲を「讃美歌」と称して何かの宗教団体(?)の体で進行していくのだが……。
一言で言ってしまおう「ひどい」(笑)
強烈なまでの楽曲の数々と客いじり(笑)有無を言わせぬ支配力……とにかく言葉に出来ないほどだった。
一種独特なまでの空間を会場内に作り出し、爆笑と苦笑の間とも言える雰囲気が漂っていた。
非常に強いインパクトを残しつつ、ソラ豆琴美は志之田佳林を引き連れてステージを去っていった……。
まだ底を見せていないソラ豆琴美……今後が楽しみであり、ある意味恐ろしくなった(笑)
 
 
・6位:神木祐希(↑2/5910点)
今回は大阪遠征でお休みの神木祐希。
10月から新しい事務所に所属した事を挨拶などして、映像での出演は終了した。
新曲も出来そうな雰囲気で、状況は好転しつつある様子がうかがえた。
 
 
実はこの神木祐希の発表前、あをいちんのミスで5位の出場者の名前を先に出してしまっていた(笑)
そのややネタバレ気味な5位は……。
 
・5位:みでぃ(↓2/6290点)
 
 【セットリスト】
1.「十字架ROSES」
2.「Don't say “lazy”」(放課後ティータイム)
3.「LOVEv暴走中」
 
会場全体「わかっていた」感が(笑)
みでぃ登場と同時にステージ上手側に用意されたキーボードの前に、今回もスペシャルゲスト・おかやん。が登場。
だが前回のようなカヴァーではなく今回は正真正銘、新曲の「十字架ROSES」を初披露した。(作編曲はもちろん、おかやん。)
更に楽曲途中からは、バックにサイリウムパフォーマンス・EXiAのメンバーを引き連れてのステージとなった。
おかやん。は一曲目のみでステージを去り、残り二曲をみでぃとEXiAの面々が彩っていく。
みでぃを中心としたサイリウムパフォーマンスは非常に華々しく、会場を煌々と際立たせた。
こうしてみでぃのステージは終了。
毎回何かしらの工夫を見せる、彼女ならではのパフォーマンスを見せた。
 
 
・4位:USAXA!(↑3/6450点)
 
 【セットリスト】
1.「TRICK OR TREAT××!!」
2.「みっくす!じゃーじゃーめん」
 
楽曲やステージにテーマを持って臨む事が多いUSAXA!だが、今回は久々にその真骨頂を見せた。
冒頭一曲分を費やし寸劇「Halloweenは終わらない」を披露した。
これはこの後歌った一曲目「TRICK OR TREAT××!!」内に収録されているボイスドラマの再現。
メンバー各々がそれぞれのキャラクターを見事に演じ、楽曲の世界観を深く浸透させる事に成功した。
既にハロウィンは10月いっぱいで終了したものの、USAXA!的に「今年のハロウィンはこれで終わり」と言い切り、今回の構成の年内封印を宣言した。
寸劇があった都合上、今回は二曲構成。
今回もラストに「みっくす!じゃーじゃーめん」を持ってきて、最高の盛り上がりの中、ステージを終了した。
「下克上」実現に向けて一歩近づいたか?そんなUSAXA!のステージとなった。
 
 
・3位:まかべまお(↑3/7255点)
  
 【セットリスト】
1.「引力」
2.「MAGIC」
3.「Just LOVE」
4.「TRIANGLE」
 
久々のベスト3となった、まかべまお。ベテランの躍進に会場も大いに沸き立つ。
さてこの日の彼女だが何度もセットリストは考えて、直したとの事。
それだけ今回に対する想いが並々ならぬものがあったように伺える。
それもそのはず……今回、脱落せずに残留した時点で、昇格から丸7年、来年には8年目を迎える事が決定する。
長く活躍しているイベントで、これからも長く、そして久々の優勝を目指して頑張りたいと言う想いが彼女からあふれ出ている印象があった。
一曲、一曲、想いを込めて歌い上げるまかべまお。
その姿は長年イベントで慣れ親しんだものでもあり、また長年イベントに立ち続けた自信と貫禄に満ち溢れるものであった。
こうしてまかべまお、久々のベスト3のステージは終了した。会場からは暖かい拍手が送られていた。
 
 
・2位:デカシャツ喫茶(↓1/8365点)
 
 【セットリスト】
1.「セプテンバー」
2.「I will be there」
3.「before daybreak bpm154」
4.「ラブゲーム」
5.「moRe Stage」
 
連覇ならず、デカシャツ喫茶。しかし連覇を逃したからと落ち込んでいる様子も暇もない。
この日はほぼMC無しの五曲連続構成。
一曲目、二曲目はいつもの通り進むが、三曲目「before daybreak」の様子がいつもとちょっと違った。
実はこれ「before daybreak」の新バージョン、「before daybreak bpm154」。これまでの「before daybreak」と比べて早いテンポとなっている。
新バージョンも軽快に歌う、デカシャツ喫茶の二人。四曲目「ラブゲーム」では客も縦一列になり振りつけをコピーする。
そしてラスト「moRe Stage」、前奏部分でヨツイミワが思い出したように「あ、この日新しい音源出すよ」と宣伝(笑)
物凄いタイミングでの宣伝で、絶対に忘れていたという疑惑浮上(笑)
こうして相変わらず常識に全くもって捉われないデカシャツ喫茶のステージは終了した。
何をやっても基本面白い。流石、デカシャツ喫茶のステージだった……(笑)
 
 
・1位:大和撫子 百合(↑1/9265点)
  
【セットリスト】 
1.「ヒカリ」
2.「喪翼のエデン」
3.「下克上摩天楼」
4.「百花繚乱」
5.「大和魂~日本の力~」
 
見事、2018年、最後のステージを優勝で飾った大和撫子 百合!
前回に引き続き、花魁風衣装でステージに飛び出し、一曲目から熱唱する!
そんな彼女であるが、今回も新曲を披露。二曲目「喪翼のエデン」。作詞曲はりゅうき(このイベントではりゅうきいずむでお馴染み)編曲は金色樽兵衛。
いかにも……という独特のテンポが非常に特徴的な楽曲に仕上がっていた。
三曲目、四曲目は定番とも言える上げ曲。この二曲が連続でくる時のテンションの上がりっぷりは半端ない。
会場内のテンションはこの日の最高潮と言えるところまで上がっていた。
そしてラストに歌ったのは、大和撫子の代表曲「大和魂~日本の力~」
大和撫子 百合は2回の優勝とも、この楽曲で盛大に祝って締めている。
会場全体祝福ムード。ラストのサビのところでの日本酒の酒盛りでは、司会の二人や主宰・FICEまでもらいに行く(笑)
こうして会場全体で「勝利の美酒」を飲み干して、大和撫子 百合の……そして2018年最後の「ぢゃ☆ベストテン」のステージは終了した。
 
 
以上で欠席を除く10組の出演は終了。
しばらくは平和な物販タイムであったが、突如、会場が暗転!
 
……半年ぶりのこの時間がやってきました……。
 
 
●脱落発表
 
ベンジャミン西国分寺JRは初体験となる脱落発表。
暗い会場の中、司会の二人が立つ。
 
そして今回の投票結果……次回の11位相当の出演者が読み上げられる。
点数は4000点超え。今回なら8位と9位の間である!
 
今回、脱落の憂き目に遭ったのは……。
 
・クレヨンゆーち
 
出場3回目……ようやく本人が登場したのに(爆)
せめてもの救いは本人たち及び多くの固定ファンたちが既に会場を後にした事くらいか……。
 
こうして2018年最後の脱落発表を終え、2018年最後の「ぢゃ☆ベストテン」は幕を閉じました……。
 
 
●総括及び短評
 
2018年最後の戦いに相応しい、熱いライブバトルの数々が展開されました。
その中でもベスト3の争いが圧巻だったように思います。
 
・1位:大和撫子 百合
今回で通算2回目の優勝という事でおめでとうございます。
彼女の底力を見たというか、そんな力強いステージ構成でした。
今回も新曲を交えた五曲構成。隙らしい隙が見当たりません。
ただ強いて上げれば二曲目「喪翼のエデン」はかなりリズムが独特。これを歌いこなし、またファン層も盛り上げるにはもう少し時間がかかるかも知れません。
それを差し引いても、前回の「K点超え」のリベンジは見事に果たしたし、文句のないステージの内容でした。
また年間を通じてもベスト3陥落が一度も無く、安定してベスト3で強さを見せ続ける事が出来たのは、今年一年を通じての収穫でしょうか。
現状、イベントの「ラスボス」的な存在であるデカシャツ喫茶に対抗しうる存在として来年以降も楽しみです。
来年早々連覇、そして狙うは単独での「年間最多勝」と言ったところでしょうか。
大いに期待したいと思います。

 
・2位:デカシャツ喫茶
彼女たちの場合は2位で物足りないってなってしまうのが、既にこのイベントにおける彼女たちの存在感を現しているような気がします。
決して悪い結果でもなければ、ステージの内容も良かった。
MC無しの連続構成は以前からも何度かしているけど、今回も新バージョンを交えたり、楽曲の構成を変えたり、ちょいちょい工夫がみられる。
悪いところは無い。その一方で目新しいところは、特段良いところは……と言われると難しいところ。
ヨツイミワの言動(及びシノンのツッコミ)に笑わせてもらってはいるけれど……一種の形式美にもなっている感もあり?
もっとも現状、彼女たち(及び大和撫子 百合)に追いつける出演者が現れていないけれど、昨年の絶対的な強さと比べたら今年は少しおとなしい印象がしました。
それでも年間2勝上げているので、これまで強すぎた反動がここにきているのかもしれない。
本当の意味で試練があるとするなら来年かも知れない。そういう意味では今後も巻き返し含めて注目したいと思います。

 
なおこの上位2組が2018年の優勝回数を2回で分けあって、イベント11年目にして初めて「年間最多勝」を分け合いました。
(※2年目の2009年が優勝1回が6組で選出されなかった事が有)
ソロとしてはもちろん初となる大和撫子 百合、そして三年連続、通算4回目となるデカシャツ喫茶。
来年以降もこの2組がイベントの中心となるのか……ここの直接対決も注目しつつ、来年も楽しみにしていきましょう。
 
・3位:まかべまお
久々のベスト3。ベテランの貫録を見事に見せつける回となりました。
セットリストもオリジナルオンリーで熱く盛り上げたり、また一方でバラードで落ち着かせたり硬軟を織り交ぜた展開でした。
本当にイベントに長く携わり、イベントの客層、誰からも愛される存在である事を今回の3位のステージで再認識した次第です。
年間通じて、今年は「連続エントリー記録」の更新があり、これまで大和撫子がもっていた39回連続エントリーを更新。
今回の出演で42回連続エントリーとなり、次回で43回目、遂にイベント8年目突入する事が決まりました。
優勝回数:3回は歴代でも5位に入る。2015年以来優勝はないが、実績面でも引けは取らない。
だがそれよりも約8年にわたり、このイベントで名前を連ね続ける事に敬意を表さずにいられない。
来年以降もこのイベントを代表する出演者の一人として存在感を示し続けて欲しい。
そう願わずにはいられない、まかべまお……来年は8年目の「ぢゃ☆ベストテン」に挑む!

 
・4位:USAXA!
順位的にはこの位置まで戻ってきた感じが強い。
寸劇仕立ての構成が特徴的な彼らだが、今回はその構成力が非常に強く活きた印象がある。
冒頭の寸劇から、一曲目までの流れは非常に分かりやすく世界観を強く前に出せたと思います。
少し季節外れのはずのハロウィンでも、違和感がなく入れたのはその表現力故のものかと。
年間を通じて、ベスト3は一回あったももの、その翌回(7月/vol.63)で8位に落ちて、高らかに「下克上」を宣言。
ここからある意味、USAXA!にとって「ぢゃ☆ベストテン」における戦いが始まったようにも思える。
恐らく初ランクイン(3月/vol.61)の4位と、今回の4位は全く彼らにとって意味が違うものだろう。
明らかに上位、更にはその先の優勝に向けて挑み続けるUSAXA!
彼らにとって2年目の「ぢゃ☆ベストテン」から目が離せない。
 
・5位:みでぃ
順位は下げたものの、新曲もあり見応えのあるステージとなった。
おかやん。のゲストキーボード、EXiAのサイリウムパフォーマンスなど非常に楽しめる内容だった。
しかし苦言を呈すなら、二曲目以降、みでぃの存在感がEXiAのそれと比べると薄かったように思えるのでそこは課題かと。
もっとも他の回ではそのような事はなく、今年は様々なパフォーマンスを見せたみでぃ。
これまでの出演者と一線を画すようなパフォーマンスの数々は賛否両論あると思うが、今のところ結果は残している。
史上初の「2位昇格」で臨んだ「ぢゃ☆ベストテン」ではありますが、ベスト3もあるなど年間を通じて頑張った感はある。
ただ得点、集客率の高さとは反比例するように、投票数(みでぃに点を入れた数)が下位なのは気になる点。(集客率は同率1位の19%に対して、投票数は7位の20票)
来年以降は固定客、支持層以外からもどう取り込むかが課題になりそうなので、その点は頑張って欲しいと思う次第。

 
・6位:神木祐希
今回は欠席なので、年間を通じての総評でも。
初ランクイン初優勝(1月/vol.60)で衝撃の結果を飾った点は好スタート。
今年上半期は「脅威の新人」の名を欲しいままに暴れまわったように思える。
しかし事務所を退所した後の下半期は、その勢いは目に見えて衰えている点は否定できない。
上半期の快進撃が事務所の力だったと言われないためにも、来年が彼女にとって真価を問われるのは間違いない。
新しい事務所に移って、どう変化するのか楽しみに拝見したいと思う次第。
 
・7位:ソラ豆琴美
今回は実質「S☆M教団」としてのステージだったけど、インパクトだけならとんでもないものがあった。
このイベント向けのハチャメチャなユニットだし、このユニットで出てきたソラ豆琴美の狙いは当たったように思える。
ただし「ソラ豆琴美」として出演しているのに、「S☆M教団」として出演した経緯や、冒頭での説明不足は否めない。
SNS上では事前に「S☆M教団」として臨む事は発表されていたけど、当日その場にいた方にもわかりやすい説明は欲しかったように思います。
年間を通じては、本領を発揮したとは言えない成績。
前回(9月/vol.64)の5位が結果、最高になったものの、彼女の持つポテンシャルを考えるとこの位置で収まるとは到底思えない。
最低でも来年はベスト3圏内、あわよくば優勝を狙うくらいの気概を持って臨んで欲しいと願う次第。楽しみにしたいと思います。
 
・8位:清水舞美
どうもウクレレの生演奏後は順位が下がる傾向がある……ウクレレ生演奏は鬼門?
今回のステージに目を戻すと、セットリストと構成からイベントで戦う姿勢を前面に出すという彼女なりの狙いは分かりやすかった。
ただ目新しさという点では材料不足だった。MCで12月レコ発の宣伝を兼ねていたけど、そこでバラード曲盛り込んでアピールでも良かった気はする。
それでも下位安定のポジションの常連から、7月(vol.63)では初のベスト3入りを果たした事で上位進出の目が出たのも確か。
気が付けば現在残っている出演者の中では中堅のポジション。また今年は初めて年間通じて「ぢゃ☆ベストテン」への出演を継続出来た。
イベントにおいては確実な成長を見せた出演者の一人ではあるが、再度上位進出を狙うならプラスアルファが欲しいのは確か。
現在の(本人が曰くところの)ロックとバラードの二本柱に加え何かあると心強い。来年以降も頑張って欲しい次第。

 
・9位:FICE
今回もひどかったというか、なんというか(笑)腹抱えて笑わせてもらいました(笑)
ただやっている事はある意味、いつもの彼女たちらしいのですが、選曲の意外性などはありそういう意味で魅せるステージをするのは流石。
でも皮肉な点はこれらの高いパフォーマンスが得点に結びついていない点。もっともこれは以前からの傾向なので仕方ないけど……。
それでも年間を通じて中位から下位だったものの、順位に関わらず強烈なインパクトを残すステージを残し続けたのも確か。
大まかだけどどんな内容だったが、年間通じて思い出せる出演者は恐らくFICE以外いないように思います(笑)
そういう意味ではやはりイベントを一番楽しんでいるのは、他ならぬ主宰なのだと思った11年目の「ぢゃ☆ベストテン」です。
来年以降もどんな強烈なステージを見せるのか?その点は本当に楽しみにして見ていきたい。

 
・昇格組:うさみけP
彼女たちの持ち味はきちんと出せた「ぢゃ☆ベストテン」デビュー戦だったと思います。
恐らく彼女たちを初見の方にとっては、うさみけPがどういう人たちかアピールするにはいい15分でした。
ただ今回のステージを観た後で思ったのが、意外と彼女たちと競合する出演者がいる点。
特に今回4位のUSAXA!とは若干被る点はあったかも知れない。もっとも根本的なスタイルが違うので完全に被る事はないのですが……。
正直言うと彼女たちはある程度、スタイルが完成されている分、今後の成長の余地があるのかが一つの懸念材料。
このままだともしかしたら「ぢゃ☆ベストテン」を戦い抜くのは厳しいかも知れない。
いかに固定客層以外の心を掴めるかに今後がかかっているように感じる、今回のステージでした。
 
・10位→脱落(次回11位):クレヨンゆーち
ようやくゆーち本人が出演したものの、巻き返すには遅かったか。そんな印象。
前回まで「影武者」で頑張ったえいみの奮闘っぷりと、ここ数回、MCでの寸劇を含め笑わせてもらったのでその点については拍手を贈りたい。
ただ「クレヨンゆーち」としての本領が発揮出来ていたかと言われると、疑問しか残らない「ぢゃ☆ベストテン」での3回だった。
もっとも彼女たち自身も「ぢゃ☆ベストテン」残留に向けた執念があったかと言われると……あまり感じられなかったような……。
恐らく彼女たち自身がこのイベントにあまりこだわりが無かった。それ故の終始ゆるい雰囲気だったと思う。まぁそれが良さでもあったので何とも言い難いが……。
しかし不完全燃焼のまま脱落した感は否めないので、個人的には再挑戦時はせっかくリアル姉妹ユニット「クレヨン日記」も復活したのでそれでの再挑戦を希望する。
もっと歌の部分で勝負できるユニットなので、再挑戦時は是非……そう願うばかりです。
あと足を怪我したえいみ、どうかお大事に!
 
 
……こうして2018年、11年目の「ぢゃ☆ベストテン」も終了した。

 
「年間最多勝」はデカシャツ喫茶と大和撫子 百合で分け合う形となった。
デカシャツ喫茶は同率だが三年連続通算4回目の「年間最多勝」となり、三年連続は大和撫子以来。通算4回目は歴代トップとなる。
だがそこに同率で並んだのが、その大和撫子からソロで出場に切り替えた、大和撫子 百合というのも何かの因果を感じる。
大和撫子 百合はユニットとソロ、両方で「年間最多勝」を獲得する事となった。
 
この二組の強さが目立つ一方、3番手グループが混戦を極めている。
来年以降、誰が抜け出しこの二組に追い付くかが、来年の注目ポイントになるだろう。
 
一方で長らくイベントを彩った出演者も今年は何名か去った。
特に7月(vol.63)初優勝で卒業をした石戸なつみの卒業は印象深かった。
約五年間の努力が最後に報われたその瞬間は、一イベントを長く見てきたものとして非常に感慨深いものがあった。
別のフィールドでも、今後も頑張って欲しいと切に願う次第。
 
そんな訳で来年は12年目のシーズンに突入する「ぢゃ☆ベストテン」
 
デカシャツ喫茶は前人未到の四年連続「年間最多勝」を達成するのか!?
大和撫子 百合はそれを止め、来年こそは単独での「年間最多勝」を獲れるか!?
まかべまおの連続エントリー記録は、来年も一年間更新し続けるのか!?
FICEは主宰として脱落しないでいられるか!?(笑)
 
……それ以外にも出演者とそのファンの数だけドラマがあると信じたい。
 
2019年1月19日。
「ぢゃ☆ベストテン vol.66」
 
12年目のシーズン、ここに開幕……!