【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.64』@池袋mono
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
・AnBぷれみあむぅ presents 『第64回イカすアキバ天国』@池袋mono
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
・AnBぷれみあむぅ presents 『第64回イカすアキバ天国』@池袋mono
https://ameblo.jp/hitode0014/entry-12406170630.html
昼はうさみけの優勝で幕を閉じました。
そして数時間を空けて始まる夜の部「ぢゃ☆ベストテン」……。
11年目の今年は例年になく「年間最多勝」争いが混沌の様相を見せている。
神木祐希、デカシャツ喫茶、大和撫子 百合、そして石戸なつみ……。
今年に入って2回優勝した出演者がいない状況は以前続いている。
誰が抜け出すのか。それとも2018年5組目の優勝者が現れるのか……!?
混沌とする「年間最多勝」争い!
更に優勝争い以外でも白熱するランキング!
誰が抜け出し、誰が下がるのか!?
秋が深まる「中秋の一大決戦!」……「ぢゃ☆ベストテン vol.64」の様子をレポート致します。
●開演前
昼と違い開演前から多くの客層が開場を待っていました。
やはりこの辺は昼との違いが明確である。
開場してから徐々に人で溢れる会場内。
しかし唯一、違う事と言えば……石戸なつみのファン「石戸組」がいない事だろうか。
やはり五年近く、イベントに居続けたので違和感というか、一抹の寂しさはあった。
だがそんな事ばかり言ってもいられない。
やがてCM動画が終わり、OP動画へと移行。
そして動画の終了と共に爆発し、現れたのは……新司会コンビ「JR&メトロ」の二人。
「会」担当のあをいちんこと、半蔵門あをいは皆ご存じだろう。
そして「司」を担当するのは……ベンジャミン西国分寺JR!
そう……かつて「Bevitrice e Goloso」で約一年活躍したあのBenjaminである!
昨今は神楽坂エリー一座でも活躍が目立つ彼だが、今回、新司会候補として「試用期間」として登場した。
今回の司会の出来次第で、次回以降の正式採用が決まるという事で、本人もとても緊張している様子が見て取れたが果たして……。
そんな緊張しているベンジャミン西国分寺JRと半蔵門あをいによる投票ルール、そして諸注意を経ていよいよ本編開始となる!
トップバッターは前回「第63回イカすアキバ天国」で悲願の優勝を飾った彼女である……。
●本編
・昇格組:石井利佳
「イカすアキバ天国」を7回連続出場、そして遂に優勝を飾った石井利佳。
念願の「ぢゃ☆ベストテン」のステージに立つ!
彼女にとって夢にまで見たステージを、彼女は一曲、一曲、噛みしめるように感じ、そして歌っていた。
恐らく本当に彼女にとっては「夢」のような一時だっただろう……。
だがその「夢」が儚いものである事を、この後、客層は思い知る事となる……。
石井利佳、初出場にして卒業を宣言。
詳細についてはこのレポートでは割愛しますが、現状このイベントに継続して出演する事が難しいとの事。
恐らく彼女としても本意ではないものの、こういう選択肢を選ばざるを得なかったのは無念ではないでしょうか。
それでも一年かけてやっと掴んだ、このステージを最後までやりきる事が彼女の夢であり、そしてこのイベントに対する恩返しだったように今なら感じます。
こうして石井利佳にとって最初で最後の「ぢゃ☆ベストテン」のステージは幕を閉じました……。
冒頭で衝撃的な展開となりましたが、ここから先はランキング。
なお前回、優勝で卒業した石戸なつみ。実はランキング的にも11位相当だったので「繰上げ」無しのランキングとなります。
気を取り直して10位に読み上げられたのは……。
・10位:クレヨンゆーち(NEW/4400点)
【セットリスト】
1.「わがままミシェル」
2.「晴れのちジェットコースター」
3.「アイヲウタウヨ」
前回は「影武者」クレヨンゆーちと称して、実姉・えいみが登場したクレヨンゆーち。初ランクインは10位からのステージとなった。
今回こそは本人登場で巻き返し……と思いきや、実姉・えいみ再び登場(笑)
今回も「影武者」と思いきや、楽曲の最中で「え!?声と体がお姉ちゃんになってる」的な心の声が流れる(笑)
実はこの姿、形もえいみと思われる彼女、中身はゆーちだった!(という設定)
なんでも会場に行く途中にすれ違い様にぶつかった魔女によると、「姉妹喧嘩」のし過ぎで姉と姿が入れ替わってしまい、妹の姿をしたはずの姉は(ゆーちが羨ましがる)「デジタルの世界」に閉じ込められた(という設定)
さぁ姿が入れ替わってしまった「クレヨン」姉妹。
果たして元に戻る事は出来るのか……というところで「To be contniued」……という事で「続く」らしい(笑)
まさかの(二回連続)姉のまま終わった「クレヨンゆーち」
妹の姿で「ぢゃ☆ベストテン」に登場するのはいつの日か……(笑)
・9位:FICE(→/4441点)
【セットリスト】
1.「接吻」
2.「猫癒」
3.「電波」
今回は「敬老の日」も近かったためか「FICE老人会」がよぼよぼと登場。
会場のお客さんを本名プレイでいじりながら登場し、太極拳……ならぬ、FICE楽曲を歌い踊る。
しかし……老人だから、いつもよりテンポが遅い!(爆)
遅いものだから……ゆっくりしていて、却って筋肉がツライ!(爆)
前回のヨガも奇想天外な動きが多くてきつかったが、今回はいつもの楽曲をスローで流す芸当で客を苦しめにきた(爆)
前回の発想もおかしかったが、今回はそれに輪をかけておかしい(爆)
だが今回のステージを見て、20年、30年後のFICEの姿を想像した客層もきっと多かっただろうし、なんか同じような事をしていそうと思った方も多々いただろう(笑)
こうしてFICEならぬ「FICE老人会」のステージは終了。
ステージ終了後、会場からは絶え絶えの息遣いがあちこちから漏れていた……。
・8位:神木祐希(↓4/5583点)
【セットリスト】
1.「ライオン」(May'n/中島愛)
2.「光るなら」(Goose house)
前回からは4ランクダウンと厳しい神木祐希。オリジナルが無い状況では致し方ないか。
だがそんな彼女だが今回は助っ人を呼んだとの事。
こうして呼びこまれて出てきたのが……タヌキの耳と尻尾をつけた少女・成瀬えみだった。
現在、神木祐希が所属している某ユニットでも一緒の彼女。こうしてキツネ少女な神木祐希との臨時ユニット結成となった。
そしてカヴァーで歌ったのが「ライオン」……「タヌキとキツネ」が歌う「ライオン」……実にシュールな絵柄である(笑)
そんなシュールさを踏まえつつ「ライオン」と「光るなら」(Goose house)をカヴァーで熱唱。
あまりステージ慣れしていないはずの成瀬えみだが練習を積んできたのか、しっかりとした歌とステージでの振る舞いを見せた。
こうして神木祐希と助っ人・成瀬えみによるステージは終了。
「タヌキとキツネ」の美少女コンビ……かわいかったのでまたどこかで拝見したいものです。
・7位:USAXA!(↑1/5711点)
【セットリスト】
1.「うさいんく社員」
2.「それゆけ!リサたん補完計画」
3.「みっくす!じゃーじゃーめん」
今回はダンサー・セリカがお休みのため、元祖「うさいんくさいん」時代の三人編成。
そのためかセットリストも「うさいんくさいん」時代に多くやっていたものが中心となった。
このイベントに出演した当初から「USAXA!」として出演していた事を踏まえると「うさいんくさいん」時代を知らない客層も多く、新たな発見が多かったと思える内容。
まさに「温故知新」彼らのルーツ、原点が垣間見える内容となっていた。
この頃を知っている方にしれみれば「懐かしい」そうでない方は新鮮さがある内容に思えた。
それでもラストの「みっくす!じゃーじゃーめん」は何度かこのイベントで披露した事もあり、締めに持ってくるにはいい選曲だった。
こうしてUSAXA!のステージは無事終了。
佐藤氏曰く「下剋上」に向けた戦いは、これからも続く……。
・6位:まかべまお(↑1/6230点)
【セットリスト】
1.「引力」
2.「Calling U」
3.「Moon Drop」
昨今は事務所の仕事でも多忙を極めるまかべまお。
だが個人としても精力的に活動しており、この日も新曲の初披露……の予定だったが、残念ながらこれは延期になってしまった。
しかしMCでは久々の自身の主催ライブ(事務所主催とは別物です)開催を告知するなどアピールも欠かさない。
この日の彼女だがオリジナル楽曲のみのセットリスト。
(記憶が確かなら)三曲連続の構成で途中、息をつかせぬ構成。こういう時の彼女の攻めた姿勢は非常に見ていて爽快なものがある。
オリジナル発表延期の残念さを補って余りある構成を見せて会場を沸かしてくれた。
こうしてまかべまおのステージは終了。
なおイベント翌日はフットサルなど、彼女のバイタリティは留まる事を知らない……。
・5位:ソラ豆琴美(↑5/6550点)
残念ながら大阪遠征のため、今回は欠席。欠席VTRでの登場となる。
なお内容はソラ豆琴美の家を訪れた「誰か」(?)に向けて「ごめん。今日はAnB出れないんだ」と謝ってから、大阪に向かうと思われる内容となっている……。
結局、この「誰か」は明言はされておらず、観終わった後も会場は微妙な雰囲気が流れ、彼女らしいどこかシュールさが残る欠席VTRとなった(笑)
・4位:清水舞美(↓1/6673点)
【セットリスト】
1.「ロビンソン」(スピッツ)
2.「輪の中の人と外の人」
3.「Anon」
まず冒頭にてウクレレを片手に登場。そしてこのウクレレと言えば……ある「因縁」を忘れてはならない。
約二年前のvol.53(2016年11月)。当時、まだウクレレを始めて一ヶ月の清水舞美は果敢にもウクレレの弾き語りに挑んだ……しかしその回の投票結果で「脱落」となっている。
……あの時以来のウクレレ生演奏。弾いたのは「スピッツの楽曲だけどタイトルが出てこない」……という、超有名曲「ロビンソン」(笑)
だが二年の時を経て確実に演奏の腕前を上げた彼女は目立った失敗もなく、一曲目を無事終えた。
その後、そのウクレレで自身初の作曲をした「輪の中の人と外の人」をこのイベント初披露。
ラストは「Anon」という流れで終了した。
清水舞美にとっては「因縁」となるウクレレ生演奏……。
今回は脱落が無くなったとはいえ、その結果はどうなっているか……それは二ヶ月後まで分からない……。
・3位:みでぃ(↑3/6843点)
【セットリスト】
1.「ShiningCollection」(Iceman)
2.「揺れる恋乙女色」(雛形あきこ)
3.「LOVE&JOY」(木村由姫)
4.「LOVEv暴走中」
初のベスト3入りを果たしたみでぃ。
本人曰く「昼の集客が全く無くて(主宰の)FICEさんに謝っていた自分が(夜の)3位なんて信じられない」という趣旨のコメントを残す。
しかし本人の驚き以上に客層が注目したのは、彼女の出番直後、ステージ上手側に設置されたキーボード。
この見覚えのあるキーボード……そう弾いたのは、デカシャツ喫茶ほか、このイベントの出演者に多くの楽曲を提供している、ドリルパープル・おかやん。!
だがみでぃのオリジナル楽曲は一曲も提供していないはずの彼を伴ってのみでぃの登場に客層としては「まさか新曲」という期待も大いに高まっただろう……。
結果……浅倉大介楽曲のカヴァーを三連発!(爆)……恐らく多くの客層が思っただろう……「おかやん。ならTKじゃないの……?」と(笑)
だがその点は全く意に介さないであろうみでぃ。浅倉大介が好きでキーボードが弾ける=おかやん。に依頼しようと思った模様(笑)
流石この点に関しては発想の観点が全く、我々とは違った模様……。
そのおかやん。が掃けた後はラストにオリジナル「LOVEv暴走中」を歌ってステージが終了。
これまで生脱ぎだったり、縛られたりしてきた彼女だが、今回は(そういう意味では)比較的まともなステージで終了した……。
いや、おかやん。呼んだ時点で普通じゃないか(笑)
・2位:大和撫子 百合(→/8350点)
【セットリスト】
1.「月影乙女」
2.「月見草」
3.「下克上摩天楼」
4.「ヒカリ」
3位とはきっちり差をつけるも、今回も連続で2位の大和撫子 百合。
彼女自身、今回も優勝に手が届かず、悔しい思いをしていたに違いない。
さてそんな彼女だが、この日は登場からして違っていた。
先日、自身のBDライブで初披露の花魁風衣装を身にまとい、客の合間を縫うように「花魁道中」を彷彿とさせる登場をする。
自身の前に老婆に扮した響己が先導し、やがてステージに一人で上がる。
そのままの流れで一曲目「月影乙女」を熱唱。以降、三曲目までを連続で披露するという流れを見せた。
どれも今回の「花魁」のイメージにピッタリな選曲となっており、彼女自身、よく考えてこの構成を組んだのが目に見えた。
MCを挟んでラストにこれも先日のBDライブで初披露となった「ヒカリ」をイベント初披露。
新衣装に新曲披露、更には一工夫を加えた、大和撫子 百合の創意工夫に満ちたステージはこうして終了。
2位に満足しない彼女ならでは強気の姿勢が垣間見えた、非常に素晴らしいステージとなった。
・1位:デカシャツ喫茶(↑4/10500点)
【セットリスト】
1.「ミラージュ」
2.「デカシャツ☆ナイト」
3.「セプテンバー」
4.「夏の日」
5.「before daybreak 2018」
点数が読み上げられた瞬間、会場からはどよめきに似た声が漏れた。
獲得点数は実に久々の1万点超え……前回5位からの巻き返しに成功。遂に通算優勝回数が15回に達成し歴代単独トップに立ったデカシャツ喫茶!
本番中、本人たちは気付かなかっただろうが、イベント史的に偉大な記録がまた一つ刻まれた。
まず登場するなり「ミラージュ」、そのままの流れで「デカシャツ☆ナイト」を連続するという冒頭二曲。
ここでMCに入り優勝の喜び(?)を表現する。
なお今年に入り積極的に新曲が立て続けに出来ている彼女たちだがこの日も新曲が初披露された。
タイトルはズバリ9月を現す「セプテンバー」
非常にスピード感が溢れる楽曲となっており、今後の彼女たちの代表曲の一つになる可能性がある要素を感じた。
その後「夏の日」では最後の余韻をぶち壊す、ヨツイミワ恒例「余韻クラッシャー」が行われて余韻が台無しに(笑)
そしてラストは「before daybreak 2018」という流れで終了した。
振り返るといつも通り。
しかしその「いつも通り」な雰囲気が、彼女たちの底知れない実力の裏返しであり、また強さを感じるそんな内容でした。
こうして新記録となった通算15回目の優勝を飾ったデカシャツ喫茶のステージは無事終了しました……。
以上で欠席を除く10組のステージは終了。
今回は卒業があったため、脱落無しの平和な物販が続いた。
しかし……集計を終えた主宰のFICEが登場し、彼に関する審判をくだした……。
●ベンジャミン西国分寺JR、試用期間の結果……
……主宰・FICEに促されるようにステージ中央に立つベンジャミン西国分寺JR。
今回の司会の結果次第で正式採用か、はたまた不採用が決まる事になったがその結果は……。
正式採用、決定。
主宰・FICEからも初司会にも関わらず称賛され、次回以降の正式採用が無事決まりました。
こうしてベンジャミン西国分寺JRの正式採用が決まり「ぢゃ☆ベストテン vol.64」は無事終了しました。
●総括及び短評
結果だけ見ればデカシャツ喫茶、ダントツの優勝で終わった今回。
しかし2位・大和撫子 百合も抜きんでており、3位以下が大混戦模様。
実質、二強状態に入るのか……3位以下の争いが混沌としている状況で抜け出す出演者が誰になるかも注目したいところです。
・1位:デカシャツ喫茶
前回5位が逆に落ちすぎだった感もありますが、一回で巻き返すあたりは彼女たちの底力あってこそと思う次第です。
それにしても1万点超え……「K点超え」と誰かがうまい事言ってましたが、昨今のイベントにおいてなかなか見れないダントツな優勝劇でした。
(今後、このイベントで1万点超えたら「K点超え」と呼ぶことにします!)
それにしても今年に入って、新曲を出すペースが早い。
今年だけでも(別アレンジver.除いても)「I will be there」、「夏の日」……そして今回の「セプテンバー」
新曲のペースが早い点に関しては大和撫子 百合にも言える事だが、新曲を盛り込むタイミング、そして発表が毎回、このイベントなのは狙っているようにしか思えない。
新旧楽曲を織り交ぜたセットリスト、「訳のわからないコント風」なMCなどは安定感しか感じない。
通算優勝回数が15回という新記録達成の記念すべき回でしたが、いつも通り終わったのは彼女たちの成せる技か。
それにしても今回でエントリー:31回ですが、約半分の15回で優勝とは……恐ろしい数字です。
レポート本編では触れませんでしたが、早くも来年の自身10周年ワンマンライブも日程が決まったデカシャツ喫茶。
これからもこのイベントの「女王」として君臨するのか……それを楽しみに今後も見ていきたいと思います。


・2位:大和撫子 百合
デカシャツ喫茶の陰に隠れているものの、8000点超えの2位は立派の一言。
3位以下の混戦っぷりを観ていると、彼女がいかに突き放してきっちり2位をキープしているかわかります。
今回のステージも非常に創意工夫に富んでいて素晴らしい内容でした。
新衣装の特徴を活かした登場、そしてそれを活かすためのセットリストなど、非常に良く考えられています。
彼女の場合、ソロになってから以前以上にステージ一本、一本の構成が非常に良く練られているのがわかるし、それをきちんと体現していると思います。
そういう点はデカシャツ喫茶とは対照的。
毎回、自然体を貫き、己の実力(主に歌唱力)で純粋に勝負するデカシャツ喫茶に対し、自らの持てるものは全て使って勝負に賭ける大和撫子 百合。
その対比は観ていてやはり面白いし、2018年のこのイベントを象徴する二組の姿だと思う次第です。
今回は2位だったものの、3位以下を大きく突き放したのは、彼女の存在感を示す意味で大きな2位だったと思います。
当面の目標はデカシャツ喫茶。そして一騎打ちに持ち込んで上を行くか……傍目から見てそう感じます。
それだけに2位にとして紹介するにはもったいないくらい素晴らしい内容だったと感じました。


・3位:みでぃ
初のベスト3となりましたが、昇格以降の彼女なりの頑張りを観ていると、良く頑張ったと思う次第です。
今年1月に史上初の「2位昇格」で上がって以来、順調にランキングを伸ばしているのは立派だと思います。
前述のように3位以下が混戦の状況ですが、それでも抜け出して3位になれたのは今回大きかったと思います。
やはり4位以下で15分と、3位で20分は点差はわずかでもその価値は違う。
それを彼女が果たしてどこまで感じて今回のステージに臨んだかが、今回のポイントだったように思います。
冒頭のMCでの発言。本人としては感謝の意味合いが強い内容だったかもしれません。
ただ聞きようによっては非常にネガティブな意味合い、もしくは他の出演者に対する嫌味にも聞こえてしまうので、本当に気を付けた方がいい。
あとステージの内容については、おかやん。のゲストまではいい発想だったし、面白かったと思います。
ただ他のお客様からツッコミがあったように、本来、おかやん。が「TKサウンド」の影響を受けている経緯を知っていると、浅倉大介は似て非なるので拒否反応があってもおかしくなかった。(あまり浅倉大介が好きなイメージが無いのもありますが)
どこまで彼女が計算してステージに臨んでいるのか……今回のステージを観ても「諸刃の剣」のような部分があり、正直測れない部分があります。
恐らく彼女にとっての正念場は次回以降。どうやって上位2組に食い込んでいくのか注目していきたいと思います。

・4位:清水舞美
3位との点差を考えると、連続してベスト3は獲りたかったところ。
今回4位で上位にとどまったから良しとするか、それとも3位に入れず20分のステージを逃したのを悔しいとするかは本人次第。
ただ今回、ウクレレの生演奏を約二年ぶりに披露してきたのは、前回の3位で彼女的にこのイベントで戦える自信がついたから出来たのではないか……そう思う次第。
現に約二年前と比べて、演奏の腕は格段に上がっていた。
またそのウクレレで初めて自身で作曲した楽曲も披露出来た。
非常にポジティブな引出しの出し方だと思うので、本人が言うほど次回の結果を気にしなくていいと思う……が、やはり「脱落」に結びついたトラウマもあるだろうし払拭しきれない部分もあっただろう。
今回の生演奏で「脱落」とのトラウマを払拭出来たなら、またこのイベントで新たな一面を見せてくれればそれでいいと思う。
現状、やはり3位争いをなんとかして制すのが短期的な目標か。しばらく正念場が続きそう。

・5位:ソラ豆琴美
今回欠席だけど欠席VTRであの存在感はやはりすごい。
今回は5ランクアップだったし、また次回以降は期待していいと思う次第。
意外と混戦なので、思ったよりは次回落ちていない……かも。
・6位:まかべまお
新曲先延ばしは残念でしたが、それを補って余りある良ステージ。
純粋に歌い手としての実力を発揮できた今回だったと思う次第です。
昨今こそランキング的にはこの位置が定位置になりつつありますが「ぢゃ☆ベストテン」が誇る大ベテランは健在といったところか。
実は点数的には3位ともそこまで離れていないので、あともう一押し、二押しすればベスト3には入れる位置。
そのもう「一押し、二押し」をどうするかが今後、上位を狙うのであれば課題になるかと。
もっとも今のクオリティを保ち続ければ、これから先もこの位置に留まる事は現状なら十二分に可能かと思います。
オリジナル楽曲の豊富さと、長年培った実力が点数に結びついていると思います。
後はこれでもう少し客が増えたら……と思うところはあるので、これからも頑張ってほしです。
・7位:USAXA!
ステージの内容は今回は非常に秀逸。
「うさいんくさいん」時代を知らない人にとっては、むしろ新鮮だったのではないかと思います。
あと個人的には佐藤氏が「下剋上」と言い続けているのは、目標として非常に分かりやすくていい。
自分たちがこのイベントでどうありたいかを大々的にアピールして、ステージを組むという事は意外とこのイベントの出演者が出来ていない事なので、これくらいわかりやすい方がいいと思う次第。
そういう意味で「優勝を目指す」=「下位からの巻き返しを狙う」=「下剋上」は今の彼らにしっくりくると感じる次第です。
(昨年のパワーワード「デカシャツ喫茶超え」にも共通する点もあるかと)
ただ昨今、固定客数が安定していないような気がするので、そこが唯一気になるところ。
みでぃが集客で頑張っているのとは対照的なので、その点から上位を伺うのも一つの手段とは思います。
・8位:神木祐希
「タヌキとキツネ」な美少女コンビのステージ。これ自体は非常に微笑ましかった。
あまりこの手のイベントのステージ慣れしていないであろう成瀬えみを、神木祐希が引っ張っている様子は彼女のここ一年の成長を垣間見えたように思います。
またセットリストも非常に歌いやすい楽曲を選曲しており、この二人ならば満点の出来だったと言っていいと思います。
ただこの評価も今回に限った話。
残酷な話ですが、オリジナル楽曲が歌えない状況からの進展は今回は観れなかった。
彼女がこれに代わる何かをしている、もしくは進行中であるならいいのですが、その気配が全く見えないのは不安材料。
ここ2回は「卒業」が出ているからいいものの、次回以降もこれが続くようだと厳しいのは変わらない。
事務所を辞めてから三ヶ月が経とうとしているが、このままカヴァーに頼る構成はいつまでも続けられないので、そこの打開は欲しいところ。

・9位:FICE
まぁ今回もというか……なんというか……やはり常人の発想で彼女たちを考えてはいけない事を再認識した(笑)
確かに当時は「敬老の日」も近かった。
だからこその「FICE老人会」なのですが、自分たちの楽曲をスローテンポにする発想までは想像の範疇を越していた(笑)
ただしやられた後は不思議と「あぁFICEだな」と思って納得してしまう自分がいる。
でもこういう事をしてても上位は……という意見を言ったところで、もう本人たちが全く気にしていないだろう(笑)
いや気にしていたとしても、我が道をどこまでも突き進むだろう(笑)
それがFICEだというのを、もう彼是、十年以上拝見してよーくわかっているつもり。
でも今後も何をしてくるかは分からないので、それを観るのは今後も楽しみで仕方ない。

・10位:クレヨンゆーち
いつになったら本人が登場するのだろう(笑)
これはまさかの本人が出てこないまま、いずれ卒業or脱落するというオチ……には流石にならないよね?(笑)
まぁでも出てきているのが、お姉ちゃんでも「クレヨンゆーち」のステージに変わりなく、そこは平等に評価されるべきであり……。
結論から言うと「ゆーち(本物)いつ出るんだ」に興味が移っている(爆)
色々事情があっての現在の状況なのは重々承知しているものの、やっぱりゆーちが出てこないと……というのが心情というもの。
今後、どのようにしてゆーち(本人)が登場するか。
その演出次第では大きなプラスにも、マイナスにもなると思う。
ゆーち(本人)の登場を期待しつつ、えいみには2回続けてお疲れ様という声はかけてあげたいと思う。
・昇格組:石井利佳
残念ながら諸事情により「昇格即卒業」という事になってしまいました。
しかし彼女が今回のステージに立つまでに費やした時間とその情熱は決して嘘ではない事は、昼から見てきている客層は誰もが理解しています。
そしてここまでの道程を費やしたからこそ、彼女がここにたどり着けた事、成長出来たことは誰もが認めるところです。
本当に今回は残念な結果になってしまいましたけど、彼女の歌い手としての人生はまだ終わってないです。
むしろ本当の意味でスタートを切ったのではないか。そうとさえ思っています。
今後、彼女の前に立ちはだかる道は決して平坦ではないし、数々の険しい障害もあると思います。
だけどそこでくじけず、またこの一年間かけて掴み取った執念を忘れずに、これからの活動の糧にして頑張って欲しいと願います。
頑張れ、石井利佳。
このイベントはいつでも君の帰りを待っているぞ!
……こうして「ぢゃ☆ベストテン vol.64」は無事、幕を閉じた。
石井利佳の「昇格即卒業」は残念であったが、これからも彼女はきっと頑張るだろうし、またその前途が明るい事を願って止みません。
一方……「年間最多勝」争いの観点で言えば、デカシャツ喫茶が2勝でリード。
これで三年連続かつ通算4回目の「年間最多勝」は決定した。
ただそれが単独か同率になるかという問題は残っている。
果たしてデカシャツ喫茶は、次回も優勝で決めて単独での「年間最多勝」獲得となるか。
それとも単独での獲得は阻止せんと、資格がある出演者が止めるのか?
はたまた久々の優勝、もしくは初優勝が現れるのか……。
2018年11月17日「ぢゃ☆ベストテン vol.65」
11年目の最終戦!
一年の最後に笑うのは果たして誰か!?