【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.61』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.61』@池袋mono
 
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
 結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
 
 毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
   
・AnBぷれみあむぅ presents 『第61回イカすアキバ天国』@池袋mono
https://ameblo.jp/hitode0014/entry-12362430419.html

 
昼「イカすアキバ天国」はソラ豆琴美の優勝で幕を閉じた。
次回から「ぢゃ☆ベストテン」でどのようなステージを見せるか、今から楽しみである。
 
その「ぢゃ☆ベストテン」は約一年ぶりに「脱落」が復活する。
生き残りを賭けたサバイバルも再び、その幕が上がろうとしていた……。
 
誰の頭上に桜は咲き、そして散ったのか……「初春の一大決戦!」……「ぢゃ☆ベストテン vol.61」の様子をレポートします!
 
●開演前
 
開場時間に合わせて多くの客層が続々と会場に入って行く。
いつもと違うとすれば、一部見慣れない客層がいる事くらいか。
 
だがそれは違和感ではなく、これまでも出演者が入れ替わるたび見慣れたはずの風景である。
 
そんな訳で会場ではCMが流れ続け、やがて諸注意を経て、OP映像となる。
会場の手拍子と爆発音の後、現れたのは……黒いマントらしきものに身を包んだ司会の石崎姉妹だった。
 
恐らくこの後出場するFICEのネタバレ防止が主な目的だが、石崎妹ことあをいちんは両手をふさがれて何も持てない状況だった(笑)
この問題はこの後改善するが、ここでは司会進行に集中し、投票ルール、諸注意を経ていよいよ本編開始となる!
 
●本編
  
・昇格組:みでぃ
 
【セットリスト】
1.「ラララのピピピ」(道重さゆみ)
2.「マイ・スクール・マーチ」(おはガールメープルWithスマイレージ)
3.「LOVEv暴走中」
 
史上初の「2位昇格」となったみでぃがトップバッターで登場。
開演前に見かけた「見慣れない客層」の多くが彼女のお客さんだったようで、しきりにみでぃに声掛けを行っていた。
昼ではリボンを見せたみでぃだが、夜ではバトンを片手にバトントワリングを披露。
バトンを片手に回しながら、マイクをもう片方の手で持ち歌い切ってみせた。
またステージの最中では昼に引き続き、非常に柔らかい身のこなしを披露し会場を沸かせた。
こうして彼女自身初の「ぢゃ☆ベストテン」は無事に終了。
なおみでぃ自身は、この後、最後まで会場に残る事なく別会場で行われるイベント出演の為、足早に会場を後にした。
今回から復活した「脱落」の報を別会場で聞く事となったみでぃ……届くのは朗報か。それとも……。
 
ここから先は前回の投票結果を元にしたランキングに移る。
なおあをいちんはドラムを使えるようにマントの着方を変えていた(笑)
 
・10位:りゅうきいずむ(↓5/2290点)
 
今回欠席のりゅうきいずむ。自己最高位だった5位から5ランク下げて10位に……。
しかも今回は家庭の事情で欠席という事でVTRでの出演。
流行りの某ク○アニメのキャラクターよろしくな、イラストのりゅうきいずむが延々と今後のイベントの告知などを話す内容。
これを観た多くの客層から「クオリティ高い」「投票したい」との声が多数。
しかし……欠席は既定のルール通り投票できないとのアナウンスが司会からあり終了。
10位というかなり厳しい状況だが、果たしてりゅうきいずむは生き残る事が出来たのか……。
 
・9位:清水舞美(→/2925点)
 
【セットリスト】
1.「Eyes On Me」(フェイ・ウォン)
2.「カラス」
3.「記憶のあと」
 
前回と同ランクキープの清水舞美。こちらもランキング的には厳しい状況が続く。
そんな彼女がこの日一曲目に選んだのは「Eyes On Me」ゲーム「FFⅧ」の主題歌と言えばお分かりいただける方も多いだろうか。
昨今、セットリストはオリジナル中心だった彼女だが、以前はゲームソングのカヴァーを歌う機会が多く「変化」を求める意味でも久々に入れてみたとの事。
順位、点数ともに苦戦が続く清水舞美。自身も過去に「脱落」の経験があるだけに気が気でない様子。
しかしMCでは「脱落しても、また再挑戦する」という趣旨の発言をするなど、意欲的な姿勢を見せた。
また4月に控える昼夜主催の宣伝なども挟み、残り二曲はオリジナル楽曲構成。
二曲目「カラス」、三曲目「記憶のあと」共に、彼女自身比較的初期のオリジナル楽曲で構成してきた。
こうして清水舞美のステージは終了。
このイベントでは厳しい状況が続くが、この状況を抜け出す事は出来るのだろうか……。
 
・8位:まかべまお(↓2/3140点)
 
【セットリスト】
1.「SAKURA」(いきものがかり)
2.「明日、春がきたら」(松たか子)
3.「千本桜」(ボーカロイド)
4.「春色グラフィティ」
5.「Just LOVE」
 
この日は春先をイメージしたのか、桜を彷彿とする桃色の着物で登場。前回の青の振袖に続き和服での登場となった。
そんな訳で冒頭の三曲は「桜メドレー」と称し、桜に関する楽曲をメドレー方式で歌った。
ちょうど当日は桜が開花した事もあり、非常にタイムリーな選曲となった。
更に春という事で、オリジナルの「春色グラフィティ」を持ってくるという構成となった。
季節や時期を考えて構成を組むのは彼女らしい特徴の一つではある。
一方で着物を着こんでいるため、帯で圧迫されて若干苦しそうにしている場面も見受けられたが……そこは心配だった(汗)
ラストは「Just LOVE」で締めて終了という流れ。
ランキング的には今回下位に下がる形となったまかべまおだが過去の事例からしても決して侮れない。
次回以降、果たして巻き返しはあるのだろうか……。
 
・7位:FICE(→/3355点)
 
【セットリスト】
1.「聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム」(影山ヒロノブ)
2.「キン肉マンGo Fight!」(串田アキラ)
3.「ガッチャマンの歌」(子門真人、コロムビアゆりかご会)
4.「ターンAターン」(西城秀樹)
5.「太陽戦隊サンバルカン」(串田アキラ、こおろぎ'73)
6.「宇宙刑事ギャバン」(串田アキラ)
7.「正義~FICEのテーマ~」
 
登場時から会場に衝撃が走る!ダンボールで作られた鎧らしき物に身を包んだFICEとコーラスの響己、そして着ぐるみダンサーズたち……。
(ちなみにサポートギターの金色樽兵衛は全身金色のタイツ)
鎧らしきものの正体は往年のアニメファンならお馴染み「聖闘士星矢」の聖衣……をダンボールで作った物。クオリティが高いんだか、そうでないのか……(笑)
以下、楽曲ごとに往年の変身特撮ものの「掛け声」と共に着ていたタイツなどを脱いだり、或いは小道具をとっかえひっかえつけていくという構成。
例えば「ガッチャマンの歌」で白タイツにマントを羽織った後、四曲目では∀ガンダムを彷彿とする髭を装着するなど(笑)
一曲目から六曲目まではそれをメドレーで繰り返すといういかにもFICEらしい荒業(笑)
そしてラスト「正義~FICEのテーマ~」でようやくいつものFICEのスタイルに(笑)
今回のテーマは「ストリート時代のセトリを今やったらこうなった」との事。会場は終始大爆笑でした。
 
なおこのFICEの出番を終えてから、司会の石崎姉妹は通常営業のTシャツスタイルに戻っていきます(笑)
 
・6位:MicA(↑2/3440点)
 
【セットリスト】
1.「Diamond dust」
2.「ここにいるよ」
3.「CRAWL」
4.「☆RunRunWay☆」
 
約半年の療養を経て、今回から復帰のMicA。
二回連続欠場も欠席者特有の点数換算システムで前回から2ランクアップで6位という好位置での復帰となった。(この点数換算については後述)
ステージに登場した際「ただいま!」の第一声。それに応える「おかえり」の声も多数。皆が待ちわびた彼女の復帰となった。
一曲目「Diamond dust」からスタートしたMicAのステージ。冬の楽曲だが、ほとんど歌う機会が無かったがギリギリ季節的に間に合った感があった。
改めてMCではこのイベントへの復帰の挨拶。
当人は「居場所が無くても戻ってこようと思っていたけど、こうして居場所があったのは嬉しい」という趣旨のコメントで感謝の意を示す。
二曲目、三曲目はメドレー。本人曰く「休んでいる間に歌いたい曲が多かった」からとの事。
そしてラストに代表曲「☆RunRunWay☆」を熱唱。改めて復帰の喜びを歌にして表現した。
こうしてMicA、半年ぶりの「ぢゃ☆ベストテン」のステージは笑顔に包まれて幕を閉じた。
 
・5位:石戸なつみ(↓1/4605点)
 
【セットリスト】
1.「左手と右手に降る雨はなぜこんなに違うのか」
2.「君が居る場所」
3.「I'm a Liar」
 
30代になって初めて迎える「ぢゃ☆ベストテン」は5位となった石戸なつみ。ここのところはずっと4位だったので一歩後退となってしまった。
一曲目に「左手と右手に降る雨はなぜこんなに違うのか」。2月のBDワンマンで発表された新曲でこのイベントでは初披露となった。
本人も結構歌いこんでいる楽曲で、既に多くのファン層、客層から認知されている感はあった。
MCでは長い事このイベントに参加している話題となり「何年目?」と個人的に話題を振られる場面も有りました(笑)
なお今回の「脱落」は自身も経験者なだけに、やや気になっている節もあったような発言も……。
二曲目にロックなところだけでないという事でミドルバラードの「君が居る場所」を披露。
そしてラストは「I'm a Liar」で激しく締めるというスタイルとなった。
今回はこのようにロック路線に加え、バラードを織り交ぜるスタイルを見せた石戸なつみ。
もうすぐ丸五年を迎える彼女ですが、悲願の初優勝は果たして……。
 
・4位:USAXA!(NEW/6265点)
 
【セットリスト】
1.「おっちょ恋の予感」
2.「アタシの戦争」
3.「青春は小説より奇なり」
 
初ランクインは4位でのスタートとなったUSAXA!の……この日は四人。
双子ダンサーズのヒロナがお休み。なお今回は出場したもう一人のダンサー・セリカは当日がリアル誕生日だった。
そんな彼らのステージ。前回の「俺の嫁」シリーズから「学園もの」にシフトチェンジ。
リサたん、セリカが女子高生、佐藤氏が男子高校生で、鍋氏は……教師という衣装。(鍋氏の教師が一番似合っている感がする)
こうしてステージの上で四人は三曲連続で楽曲披露。
彼らの歌と振り付けだけでストーリーがしっかり成立しており、初見でも分かり易い内容となっていた。
三曲連続でラストにMC。翌日に控えた自身のワンマンライブの宣伝を大々的に敢行。
AnBの客層にも是非……と最後のお願いをして回っておりました。
次回もそうですが、翌日に向けて頑張ったUSAXA!のステージでした。
  
・3位:大和撫子 百合(→/6490点)
 
【セットリスト】
1.「自由ノ空」
2.「FUTURE WORLD」
3.「下克上摩天楼」
4.「百花繚乱」
 
初ランクイン以来、三回連続3位の大和撫子 百合。
昨年、大和撫子で出演していた時も最後は三回連続3位だったので、ここ一年以上、夜ではずーっと3位が続いている。
冒頭「某014さんには、何か足りないと言われる」という嘆きをネタに盛り込むレベル(汗)
そんな彼女だが、この日の衣装は白と紫を基調とした和風ドレス。(ひびえん屋制作)
昨年夏頃からお馴染みの衣装だが、実は衣装の袖が和風のものにマイナーチェンジされており、袖が舞う姿が印象的だった。
ステージは一曲目「自由ノ空」からスタート。そして続いて事前に予告していた通り、新曲を披露。
タイトルは「FUTURE WORLD」
今までの彼女には無いタイプのアップテンポな楽曲に仕上がっている。昨年から新曲が続々と出る大和撫子 百合だが、ここに更にもう一曲強力な新譜が加わった。
残り二曲は既存のオリジナル楽曲。
三曲目「下克上摩天楼」で激しく突き上げ、そしてラスト「百花繚乱」で締めくくるという流れ。
新曲を交えつつも非常に彼女らしいセットリストとなっており、終始盛り上がった。
このままずっと3位続きなのも、彼女としては歯がゆいところ……更に上位を目指して、大和撫子 百合のステージは終了しました。
 
なおラスト「百花繚乱」にて、2番Aメロ部分で某けー。さんと自分、3月生まれの我々をステージの上で祝っていただきました。
毎年のように彼女(もしくは大和撫子)には祝ってもらっている気がしますが、本当に嬉しい限りです。この場を借りて御礼申し上げます。
 
・2位:神木祐希(↓1/6930点)
 
【セットリスト】 
1.「悪の力を呼び覚ませ」(Miracle Vell Magic)
2.「メギツネ」(BABY METAL)
3.「狐日和」
 
ぢゃ☆ベストテンが誇る「超新星」ゆってぃこと神木祐希。残念ながら初優勝からの連覇とはならず……。
それでも2位に食い込むのは十二分に凄い事なのですが……。
そんな彼女のステージは「神木映画祭」と称してスタート。
ステージの前にはスクリーンが、そして彼女自身はステージからではなく、ロビーからの登場。
どこかで聞いた事のあるルールを冒頭で紹介し、いざ映画祭スタート……と思いきや始まらず、そこに現れたのは神木祐希の「影」らしき存在。
スクリーン前の神木祐希と「影」との対話がプロジェクションマッピング的な演出で繰り広げられる。
その結果、「影」の力に取り込まれた神木祐希は「悪」の力に目覚め……という冒頭の流れ。
映画祭はどこ行った?というツッコミはさておき、スクリーンが上がったステージの上には、黒い頭巾とコートに身を包んだ「ブラックゆってぃ」の姿が!
一曲目「悪の力を呼び覚ませ」で悪に目覚めた自分を表現。二曲目でこれまでカヴァーしてきた「メギツネ」でワイルドさを演出した。
ここまでは非常に「悪」の神木祐希……もとい「ブラックゆってぃ」だった……が、MCでは「コート着たから暑い」とこの演出をやや後悔した節も(笑)
やはり「悪」にはなりきれなかったのか、最後はコートを脱いで「狐日和」で締めて終了。
新キャラ(?)の「ブラックゆってぃ」も初お披露目となった今回。今後、彼女はどうなっていくのでしょうか……。
 
・1位:デカシャツ喫茶(↑1/7000点)
 
【セットリスト】
1.「ふわり、ひらり。~sweet dream memories~」
2.「Answer Beat」
3.「I will be there」
4.「ラブゲーム」
5.「before daybreak」
 
ちょうど7000点(笑)で半年ぶりの優勝を飾ったデカシャツ喫茶。
今回の優勝で通算:14回目の優勝となり「最多優勝記録」のタイ記録となった。
しかし半年ぶりの優勝という事実に、あちこちから驚きに声が上がっており、それくらい彼女たちにとって優勝は切っても切り離せないものである事を客層も知る結果になった。
この日はまず一曲目に「ふわり、ひらり。~sweet dream memories~」からスタート。
桜が開花したこの日に「桜が散る」楽曲を歌うという……ある意味、季節感は合っているようで、若干ずれているような……そんな出だし。
二曲目に「Answer Beat」。「AnBの歌だよ~」とヨツイミワ。曲の中盤のお互いの紹介を経て、楽曲は終了する。
いつも通り面白おかしいMCなどを挟んで、ここで突然、ヨツイミワは新曲を発表する。
三曲目にその新曲「I will be there」
作詞、作曲共におかやん。という楽曲。MCではヨツイミワがおかやん。に依頼した際の状況を面白おかしく伝えていたが(笑)楽曲の良さは鉄板。
このイベントで事前予告も無く、しれっと新曲を発表するのは彼女たちのお家芸と言って過言では無いだろう。
四曲目もこのイベントで初披露だった「ラブゲーム」
いつもと振付の際の立ち位置が違い前後だったりするおかしな状況を作り出し(真面目な楽曲なのに)客層の笑いを引きずり出した(笑)
ラストは「before daybreak」
最早、このレポートでも説明不要なレベルの彼女たちの代表曲なのだが、この日は楽曲終盤で発生したモッシュに何故かデカシャツ喫茶の二人が突っ込むという事態に(笑)
危うくステージのラストに、誰もいないという不測の事態になりかけた(笑)
こうして半年ぶりの優勝も、自由気ままにやったデカシャツ喫茶。
次回以降、再び連覇街道が続くのか……「女王」が戻ってきた感が満載でした。
 
 
こうして全出演者のステージが終了。
投票タイム、各種ランキングや告知を経て物販タイムとなる。
ここ一年……ランキング発表も終わり、イベント終了後の非常に和やかな時間だった物販タイムだったが……大よそ十数分の時が流れた時だった……。
 
会場が一気に暗転!
 
……ジョ○ズのテーマに乗せて、ステージの上にあをいちん……約一年ぶりに帰ってきました……。
 
●脱落発表
 
久々なので改めて説明すると、当該回の投票結果は基本的に翌回にランキング形式で発表しますが、最下位にあたる11位のみ当日発表。
その場で脱落となります……。
 
そんな中、約一年ぶりに復活した「脱落」の餌食となったのは……。
 
・りゅうきいずむ
 
今回、欠席のりゅうきいずむ……残念ながら脱落。
当日、その場にいた出演者は誰一人脱落しなかったものの、この演出でいよいよこのイベント本来の姿が戻ってきた……そう感じる脱落発表の瞬間でした……。
 
 
●欠席した出演者の点数換算について
 
総括の前に……今回、残念ながら欠席したりゅうきいずむが脱落しましたが、その点数は約3000点で実は今回の2290点より上がっている計算になっている。
一方で欠席が続いたMicAだが、前回より若干点数は落としているが、他の出演者がもっと点数を落したため逆に2ランクアップになっている。
 
しかしここで多くの出演者、客層ともに「どのようにして点数を換算いるのか分からない」という声を聞きます。
(現状、最後に映し出される映像でも「○月分の投票結果を換算」という注意書きのみ)
以前にも同様の疑問があった際、記載しましたがそれを再度ここに記そうと思います。
 
主に欠席した翌回の点数計算になるのですが……。
 
・前回投票時得点×(当該回(欠席回)投票時総得点(もしくは客数)÷前回投票時総得点(もしくは客数))=当該回(欠席回)得点
 
……となります。客の増減で得点も増減するという計算。
 
今回、りゅうきいずむを例とした場合……前回(vol.60)で2290点だったが、今回(vol.61)の方が前回よりも客数が多かったため総得点も増加し、彼女自身の「換算」された点数が増えた計算になる。
しかしそれで脱落したという事は、他の出演者が彼女以上に点数を伸ばした結果。
厳しい言い方になりますが、もう少しりゅうきいずむが前回で点数を取れていれば「換算」の結果は点数は更に伸びて、結果は変わっていた可能性もあります。
 
なお……現状の点数換算については「欠席を続ける出演者に長期に渡り有利に働く事例」も過去にあったため、個人的には見直しが必要と考えています。
(その結果、六回連続(一年間)欠場で「強制脱落」というルールが出来ましたが)
レポートの内容には直接関係無いため本件についてこれ以上の言及については控えようと思いますが、この点数換算については今後見直しなど主宰の柔軟な対応及び判断を期待したいところです。
 
 
●総括及び短評
 
1~4位が約1000点差以内、6~9位が約500点差以内の中に密集し、上位、下位ともに非常に拮抗したランキングとなった回でした。
そんな中、デカシャツ喫茶が久々の優勝を飾り、昨年の「年間最多勝」の貫録を見せた回だったと思います。
また今回から「脱落」が復活した事により、ますます下位の争いも熾烈になる予感もしました。
 
・1位:デカシャツ喫茶
「意外にも」半年ぶりの優勝。そんなに優勝から遠ざかっているように見えないのは、彼女たちの存在感の為せる業か……。
今回のセットリストは比較的オーソドックスなオリジナル楽曲構成。
季節がら「ふわり、ひらり。~sweet dream memories~」を入れてくる構成は恐らく多くの客層も腑に落ちたと思う。
新曲「I will be there」の初披露は彼女たちらしい軽いサプライズとなっており、オーソドックスな構成の中に微妙ながら「変化」を加えている。
余韻クラッシャー、訳のわからないコント風のMC、客層が困惑する無茶振りなど……いつも通りの「お約束」がありながらも、25分のステージがきちんと完成している点はある意味職人芸の域。
一つ言える事は楽曲のクオリティをひっくるめて、ステージの完成度が非常に高く、そしてぶれていない。
これこそ、このイベントが誇る「女王」ならではステージというのを見せてくれたと思います。
(もっとも本人たちがあまり「女王」っぽく見えないのは、その親しみやすすぎるキャラクター故の「弊害」かと……・笑)
なお前述の通り、今回で通算での優勝回数は14回……通算優勝回数の歴代1位タイとなり、大和撫子に並びました。
もちろんそうなると次に狙うのは通算15回目の優勝ですが、あっさり次回に達成されるのか!?それとも「待った」がかかるのか……。
いずれにせよデカシャツ喫茶がイベント史に残る「偉業」を達成する瞬間は、今の勢いを考えると時間の問題と言っていいかもしれない……。
とにかく今から、彼女たちの「偉業」達成の瞬間に立ち会えるその日を心待ちにしたいと思います。


 
・2位:神木祐希
初優勝からの連覇ならず。しかし今回の2位も色んな見方が出来る。
まずは諸先輩方の壁に阻まれたという見方。流石に(言い方は悪いけど)新人の彼女が連覇出来るほど、このイベントは甘くなかった……そういう見方が出来る。
しかし一方で1位には僅か70点差という僅差での2位という成績は、デカシャツ喫茶を最後まで追い込んだという見方も出来る。
いずれにせよ彼女がこのイベントで「新人離れ」の快進撃を続けている事実は誰の目から見ても明らかである。
それを踏まえた上で今回の彼女のステージを見ると、冒頭の演出と発想には驚かされる。
物語仕立ての構成からの、映像を使ったプロジェクションマッピングを彷彿とさせる演出……過去、このイベントでも映像を交えた演出を行った出演者は多々いた。
今回のプロジェクションマッピング仕立ての構成だと、神楽坂時代のゆきまち(vol.39~42)が思い出される。
しかし彼女が約半年前にデビューした経緯からして、ゆきまちの存在、ましてや彼女がそのような構成で挑んだ事を知っているとは到底思えない。
恐らく彼女が考え抜いた演出が、偶然にも過去の出演者の演出に似通ったという見解が正しいだろう。しかしそれをこの舞台で、しかもデビュー半年の彼女が思いつきやった事が驚きである。
新キャラ(?)の「ブラックゆってぃ」も含めて、非常に良く考えられた構成で見ていて頭が下がる思いです。
ただ喉のコンディションが悪かった点は残念。確かに前日まで朗読劇で舞台に立っていたという点は考慮しても、調整不足は責められて仕方ない部分はあるかと。
次回以降はまた体調も整えて、本来のコンディションで臨んでくれる事を期待したいと思います。


 
・3位:大和撫子 百合
前述の通り今回で三回連続3位。ユニット時代も含め、ここ約一年半はほとんど3位となっている。
しかしMCでの発言からも、本人もこの状況を良しとしているとは到底思えず、どうにかして優勝したいという必死な気持ちは伝わってくる。
特に彼女の場合はSNS上でもしっかりこのイベントを意識した宣伝や、投票、集客の呼びかけもしており、事前準備の万端さについては完璧に近く、多くの出演者も見習うべき点だと常々感じています。
そんな彼女ですが事前告知にもあったように、新曲「FUTURE WORLD」を初披露。
デカシャツ喫茶の新曲発表が(本人たちの意図に関わらず)「奇襲」ならば、こちらは事前予告の「正攻法」。
どちらが一概にいいとは言えませんが……ただこの日の大和撫子 百合の場合、多くの客層がこの日は新曲が発表されるという期待を持って彼女のステージを見ていた事は確か。
その期待に応えるように大和撫子 百合も事前に万端の準備はしているはずだし、客層の満足度を高めるための努力を決して怠らない事を彼女自身のステージで証明しているように思います。
また「正攻法」な部分だけでなく衣装のマイナーチェンジを図るなど、微妙な「変化」を付けて自身をアピールする術も持っているように見受けられます。
昨今3位から抜け出せなくて苦しい状況は続けていますが、逆に不断の努力が彼女の実力の支えとなっているから、3位より落ちる事もあり得ないという見方も出来ます。
彼女自身がこの状況をどう解釈して、どう動くのか……それによって今後、大きく変動する可能性もあれば、このまま上位安定も考えられます。
ただ彼女自身、非常に努力家である事は間違いないので、どうにかして成果が上がるよう頑張ってほしいと切に思います。
 
※なお本編でも触れましたが「百花繚乱」の曲中で、誕生日を祝って頂き、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。


 
・4位:USAXA!
初ランクインでこの位置、更にベスト3との点差を考えても非常に好発進と見ていいと思います。
前回の「俺の嫁」シリーズから「学園もの」への転換も非常にスムーズに移行した感を受けており、前回と合わせてUSAXA!というグループの魅力はアピールできたように思います。
ただこの日はより上位を狙う……というよりは、当日のセリカの誕生日のお祝いムードと、翌日のワンマンに向けた「決起集会」的な面がやや強かったようにも映りました。
これがいいように作用すれば、次回以降も上位は保てると思うのですが、このイベントの「投票」と切り離されて見られたら……若干の不安要素は残ります。
……とは言えMCや物販においても、このイベントでも戦って行こうとする彼らの気概は見て取れるので、そこまで心配する要素ではないと思います。
個人的には佐藤氏や鍋氏と少しお話していて思うのは、現在はこのイベントで戦っていくための準備を整えている状況のようにも思えます。
言ってしまえば「手さぐり」……前回、今回のステージで客の反応と順位を考察して、次はどういうステージを見せて行こうか虎視眈々と思索にふけっているように思えてなりません。
今回の4位でしっかり実力を示せたのは大きいので、ワンマンを終えた今、ここからどう足がかりを作って上位を目指していくのか……非常に楽しみです。
 
・5位:石戸なつみ
4位以上にちょっと離されたものの、6位以下ともきっちり離して「中位」を保った形。
言ってしまえば、今回、点数的に見ても唯一の「中位」と言えるのが彼女のポジションだったと思います。
ただ前回まで三回連続4位から5位なので「一歩後退」という見方にはなってしまうかと思います。
今回のステージでは、2月のワンマンで発表された新曲から、バラードを織り交ぜるなど、新旧、硬軟織り交ぜたバランスの取れた三曲となっている。
非常にバランスのいい構成で変化を出してきましたが、これで再び上位に食い込めるかどうか……。
なお今回も得票数だけならUSAXA!と並んで同率2位と、非常に幅広い客層からの支持を集めているのが分かる。
この支持のおかげで集客(まかべまお、清水舞美と並ぶ同率6位)が弱めな割りにも戦えている部分は有る。
いかにしてこの幅広い支持から高い点数をいただけるかが勝負の鍵になってくる。もうすぐ(昼の)初挑戦から丸5年の石戸なつみ。悲願の優勝を目指す上で負けられない戦いが続く。
 
・6位:MicA
約半年間の療養から帰ってきたMicA。多くの客層が彼女の帰りを待っていた……そう思える声援だった。
このイベントはどうしても優勝争い、脱落争いなど「ランキング」にまつわる戦いが中心となってしまうが、一方でこのように一所懸命戦う出演者には暖かい声援が送られる事も多々ある。
MicAの場合「ぢゃ☆ベストテン」においては例え中位、下位でも笑顔を絶やさず真摯に向き合って、これまで出演を続けてきた事が多くの客層から評価されていた側面がある。
セットリストの構成は彼女としてはオーソドックスな内容だったが、会場にいた誰もが彼女の復帰を喜び、また声援を送ったように思えた。
正直、ステージ後半はいつもよりもばてている印象があり、まだ体力が戻り切っていない部分も見えたが、それでも最後まで笑顔を絶やさず歌い切る姿は感動を覚えた。
今回から脱落が再び始まり、また彼女自身も厳しい戦いの中に身を投じる事になる。
しかし今回だけは心から彼女の復帰を喜んであげたいと思えるステージの内容だった。
ステージの上で「ただいま」と言ったMicA……「おかえり」という言葉を贈りたいと心から思いました。


 
・7位:FICE
流石というか、やはりというか(笑)脱落が再度始まっても、色んな意味でぶれなかったFICE。
以前からそうですが、彼女たちほど「怖い物など何もない」「失うものなど何もない」を体現している出演者はいないかと……。
むしろ主宰が率先して「脱落上等」なステージをしてみせる姿は、他の出演者にも(色んな意味で)勇気を与えている(ような気がする)
しかし一見するとハチャメチャに見えて、今回も「ストリート時代のセトリを今やったらこうなった」というテーマに沿って15分にまとめ上げたのは、まさに大ベテランの為せる業。
やっている事は全く違うように見えて、実はデカシャツ喫茶とは(色んな意味で)紙一重の「職人芸の域」を見せつけているようにも昨今は思う次第。
ただMCでの「今まで脱落が無かったから救われた」という自虐的発言はどうかと思いますが(笑)
もっと自信を持って上位を目指して主宰には頑張ってほしいと思う次第。
むしろ主宰が(ある程度)強い方が面白いので、これからもハチャメチャに頑張ってほしいと願います(笑)


 
・8位:まかべまお
今回は非常にベテランらしい考えられたステージ。
季節感を醸し出す衣装(着物)や、セットリストの構成などとても良く考えられた構成だったように感じます。
「ぢゃ☆ベストテン」に出場を始めて……もう6年経ちますが、彼女のステージの組み立ては年々うまくなっているというのを感じます。
ただ以前よりは息が続いていない部分が目につくようになったのは、若干気になる点。前回、今回と連続して着物で帯の締め付けがきついだけならいいのですが……。
しかし決定的なクオリティ低下ではないため、現状はそこまで気にしなくていいかも知れません。
なお今回は8位と下位でしたが、彼女の場合はいつどこで急浮上するか分からない傾向にあります。
そういう意味では、この順位でも「何があるか分からない」と目が離せない……それがこのイベントにおけるまかべまお、最大の強みだと思う次第です。
次回の順位はどうなっているのか……例えどこの順位でも気にして見てしまうのは間違いありません。
 
・9位:清水舞美
昨年7月の復帰以来、ずっと7位以下の下位低迷が続く清水舞美。
もっとも前回脱落前もずっと8位が続いていたので、そういう意味ではこの状況は驚かないのですが……。
そんな厳しい状況でもカヴァーを入れたり、初期オリジナルを引っ張り出すなど「変化」を加えて、なんとかしようとしている部分が多々見受けられます。
正直、現在の上位常連の強さを考えるといきなり上位は厳しいですが、少しずつ上に上がっていくしかないのが彼女の現状だと思います。
ただ点差だけで見れば6位だったMicAとも約500点差なので、実は絶望的に悪い状況でないのも確か。
何かの拍子で上位は難しくとも、中位進出は十分に狙える状況なので、ここはしっかりと前を見据えて頑張ってほしいところ。
なお彼女自身は4月の昼夜主催、7月末のワンマンに向けて多忙な日々が待ち受けています。
その中で何かしら成長などをして、このイベントでもフィードバック出来れば、もう少し状況が変わってくるのではないかと思います。期待したいところです。


 
・昇格組:みでぃ
集客の面においては非常に頑張っていた印象が有り、彼女の出演時にはそれらしき人たちの声援が飛んでいたのが印象的でした。
出演時には大量の緑の紙テープが放り込まれたのも印象的。初出場の記念としては素敵な思い出になったのではないでしょうか。
ただ昼の30分のステージと比べると、どうしても見劣りがしてしまったのは致し方ない部分か。
バトンを回しながら歌う姿など彼女らしさを見せられたと思いますが、昼のステージを見てしまうともう一工夫は欲しかったかと。
もっともこの日はこの後、別会場への回しもあった都合上、後片付けに時間がかけられなかった経緯から、様々な準備が難しかったとは推測します。
また最後まで残れなかったため、このイベントの雰囲気を最後まで感じられなかったのは、次回以降、どう影響してくるのか……。
しかし彼女自身、今回の最低限の目標としていた「即脱落回避」を達成できた点は良かったと思います。
史上初の「2位昇格」で今後も注目されると思いますが、次回以降も頑張ってほしいと思います。
 
・10位→脱落:りゅうきいずむ
今回は出演せずにそのまま脱落という結果に。前述の通り欠席VTRは非常に評価はされたものの欠席のため投票対象にならず。
2290点から「得点換算」で約3000点まで伸ばしたものの、これまでの脱落ラインを考えると非常に厳しかった。
正直、欠席したタイミングも非常に悪かったとしか言いようがない。「脱落システム」が復活した回で10位という状況下での欠席は「最悪のタイミング」とも言える。
前回5位で急激に点数を伸ばしたものの、今回はそこから点数は約半減。5位の勢いを維持出来なかったのも痛い。
また昨年一年間の彼女の成績を見ていると今回の結果も致し方ない部分も多く、特に集客がほぼ毎回0%で「安定した得点源」が確保できなかったのが今回の結果に繋がったように思える。
現時点でこのイベントにおける今後の動向は不明ですが、今後の活躍を期待したいところです。
 
 
 
……こうしてデカシャツ喫茶が通算14回目の優勝を飾り、歴代優勝回数でトップタイを記録した。
一方で「脱落システム」が復活し、りゅうきいずむが約一年ぶりの餌食となった……。
 
しかし残酷なようですが、やはり「脱落システム」があってこその「ぢゃ☆ベストテン」……。
優勝争い、脱落争いをひっくるめた出演者同士の競い合いが、結果的に出演者同士の成長を促し、また数々のドラマを産んできました。
少し時間はかかりましたが「ぢゃ☆ベストテン」がようやく本来の姿に戻った……そういう回だったと認識しております。
 
次回は5月19日(土)「ぢゃ☆ベストテン vol.62」
デカシャツ喫茶は新記録となる15回目の優勝達成となるのか!?
それとも新記録を阻む出演者が現れるのか!?
一方、今回で復活した「脱落」の次なる餌食は誰になってしまうのか……!?
 
2018年初夏の池袋……決して見逃せない戦いがそこにはある……!