【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.60』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.60』@池袋mono
 
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
 結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
 
 毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
   
・AnBぷれみあむぅ presents 『第60回イカすアキバ天国』@池袋mono
https://ameblo.jp/hitode0014/entry-12347229055.html
 
史上初の「2位昇格」があった、昼「イカすアキバ天国」。
10周年にして、史上初の出来事が起きて、会場は騒然となった。
 
そしてこの夜の部も10周年にして、とてつもない出来事を目にする事になるのだが……。
 
そんな訳で行われた「10周年!池袋新春の一大決戦」……「ぢゃ☆ベストテン vol.60」の様子をレポート致します。
   
●開演前
 
会場に続々と客層が入って来る。
スクリーンにはCM映像の数々が流れているが、この日、客層の多くは壁に貼られた10年分の一覧表に一部集まっていた。
「イカすアキバ天国」の出演者一覧表、そして「ぢゃ☆ベストテン」の全順位表。
 
客一人、一人がそれぞれのイベントの歴史、思い出を思い思いに思い出している情景がそこにあった……。
 
やがて会場は暗転し、恒例のOP映像に。
昼同様、最後に一瞬「☆10周年☆」の文字が表示されると同時に終わり、そして司会の石崎姉妹が登場する……。
 
……いや……あれは厳密には小坊主と何かいかつい人だろうか(笑)
この仮装は後述するFICEの出演時に詳細をお話するとしよう(笑)
 
客層の笑いが収まらない中、投票ルール、諸注意を経て、いよいよ本編開始となります! 
 
●本編
  
・昇格組:USAXA!
 
【セットリスト】
1.「俺の嫁が2次元から嫁いできたんだが」
2.「嫁おあでっど」
3.「覚めない妄想(まぼろし)」
 
「第59回イカすアキバ天国」を見事に優勝してきたUSAXA!昼のゲストに続いて、いよいよ夜への初参戦!
冒頭の佐藤氏、鍋氏、リサたんの紹介……という流れからの、寸劇込みの三曲連続……という流れ。
お気付きの方も中にはいるでしょうが、実はこれ「第59回イカすアキバ天国」と構成は全く同じ。
ただ寸劇で一部、リサたんの台詞が変わっており「他の娘のライブ行ってるですって!?」と怒るところで「他の娘に投票してるですって!?」とこのイベントならではの台詞となっており会場爆笑。
また双子ダンサーズもセリカ、ヒロナが揃っており、いわばこのステージが彼らの(現状における)完成形と言って過言では無いのかも知れない。
三曲連続の後のMCでは昼に引き続き3月18日のワンマンライブの宣伝にも力が入り、次回vol.61がそのワンマンの前日という事もあり、どうにかして好成績を残したいという意気込みも語る。
こうして挨拶代わりのUSAXA!初の「ぢゃ☆ベストテン」のステージは終了。
ワンマンに向けて、次回の初ランクインで好結果を期待したいところである。
 
※ここから前回投票結果を元にしたランキングになるが、和奏電道子☆灯-アカリ-卒業につき、途中まで繰り上げ。
 
・9位:清水舞美(↓1/2987点)
 
【セットリスト】
1.「花の魁、花の殿」
2.「争い果てて」
3.「はじまりの恋」
 
最下位に相当する9位となり、開口一番「危ない」とは清水舞美談。
脱落は無かったとは言え、脱落経験者としてこの位置は気が気でなかっただろう。
そんな彼女だが白いワンピース調の衣装で登場。清楚な感じが客層、共演者ともに好評だった模様。
一曲目「花の魁、花の殿」の後で、二曲目に「争い果てて」
このイベントがある意味「争い」なので、それを多少意識しただろうか……(歌詞の内容はこのイベントに沿ったものとは言い切れないが)
ラストは「はじまりの恋」と二曲目に続いてバラード調の楽曲が続いた。(歌詞の内容は正反対だが)
バラード調の楽曲に比重を置く彼女らしい構成で今回のステージは終了。
彼女らしい選曲ではあったが、ここから巻き返しといきたいところ……果たして。
    
・8位:MicA(↓1/3528点)
 
前回に引き続き欠席。昨年10月から活動休止期間に入っているが療養が長引いている。
恐らく本人も想定している以上に長い療養となっている。
今回も動画でメッセージを寄せてくれたが、この記念すべき回にいられなかったのは、若干残念なところか……。
一日も早い復帰を待ってます。
 
・7位:FICE(↓2/3817点)
 
【セットリスト】
1.「神様」
2.「乳様」
3.「Yes.my load」
 
この日のFICEは炎が(自称)不動明王、氷が(自称)阿修羅、サポートメンバー、着ぐるみダンサーズたちが坊主で登場。
実は冒頭から石崎姉妹は炎もあをいちんもこの格好での登場だった(笑)
今回の趣旨は新年……という事で、ライブ中で初詣が出来るように即席で賽銭箱、鈴が設置され会場はさながら寺……っぽくなった(笑)
セットリストも「神様」をテーマにして、一曲目「神様」、二曲目は「乳様は神様です」という歌詞から「乳様」
三曲目も「Yes.my load」だったが、坊主に扮したひびぃが「これって神様か!?」などと頭をひねりながら歌う(笑)
こうして新年早々、ライブしながら初詣が出来るという、ありがたい(?)スタイルを披露したFICE。
果たしてこのありがたさに乗じて、自身のランキングも上昇となるのか……しかし今年もブレないな……主宰。
 
・6位:まかべまお(→/3848点)
 
【セットリスト】
1.「Moon Drop」remix
2.「STAR GAZER」
3.「Just LOVE」
 
前回欠席ながらも同ランクをキープ。(ただし点数はそれなりに低下)
こちらも「正月」を意識して青い振袖姿で登場。非常に艶っぽくこの手の衣装が非常に良く似合う。ただし間違えてもFICE寺の参拝客ではない(笑)
冗談はさておき、一曲目は「Moon Drop」のremixからスタート。
二曲目に新曲「「STAR GAZER」を初披露(これが正真正銘の初出し)
更に三曲目は昨年末に発表された「Just LOVE」をこのイベントでは初披露。
新年早々、比較的新しい楽曲で果敢に攻めてきたまかべまお。
欠席の影響でランキングこそ伸びていないものの、今年の活躍を予感させるには十分なステージとなった。
 
・5位:りゅうきいずむ(↑4/4537点)
 
【セットリスト】
1.「拍手喝采歌合」(supercell)
2.「千本桜」(ボーカロイド)
3.「幼芽と幻有と~A certain infant」
4.「桜のんのん、夢のあと」
 
前回から倍近い点数を獲得して、自己最高位を更新。
「青いもふもふ」よりは、前回のようなゴシックな外見と彼女的な王道な編成の方がどうやら評価されたと見るべきか。
彼女も「正月」を意識してか、今回のセットリストは「和」をイメージしたとの事。
一曲目、二曲目がカヴァーでメドレー構成。三曲目「幼芽と幻有と~A certain infant」はユニット(Ma:rchen-holic*)で結構初期に歌っていた楽曲。
四曲目に自身のソロを持ってきて、オリジナルとカヴァー半々の構成で終了した。
ちなみに衣装は「和」をイメージしたつもりが、微妙に「中華」風になってしまったとは本人談。
なおその衣装が長い間しまわれていた影響か「お香」のようなにおいが、彼女の出番終了後もしばらくステージ付近に漂っていた……(苦笑)
 
・4位:石戸なつみ(→/5483点)
 
【セットリスト】
1.「P♡G♡R」
2.「宝物」(水樹奈々)
3.「暁契」
 
前3組が「正月」を意識した構成だったが、彼女は関係ない様子でマイペースを貫く。
今回もへそ出し衣装というスタイルなので、好きな人は好きな衣装だと思われる。
熱いライブが持ち味の彼女だが、特筆すべきは二曲目で久々にカヴァーで水樹奈々の「宝物」を熱唱。
バラードもしっかり歌える事をアピールし、彼女自身、普段とは違う一面を見せてきた。
ただしその前後は本来の持ち味であるロックなステージで、持ち前の「熱さ」を出す事もぬかりなかった。
また2月4日にBDワンマンライブを控えており、そちらのアピールも欠かさなかった。
なお今回の出場で彼女自身、これが「20代」ラストの「ぢゃ☆ベストテン」出演となり、その点についても非常に感慨深い様子を見せていた。
 
……ここまでが繰り上げ。
 
※参考記録:和奏電道子☆灯-アカリ-(5692点)
卒業していなければ4位相当。
そういえば当日「中の人」がいたとか、いないとか……そんな情報もチラホラ。
 
気を取り直して、ここからベスト3となる。
  
・3位:大和撫子 百合(→/6117点)
 
【セットリスト】
1.「月見草」
2.「百花繚乱」~slow ver~
3.「下克上摩天楼」
4.「咲き誇れ撫子」
 
前回と同ランクをキープ。昨年から3位で安定が続いている。
この日の衣装は黒で統一。「正月」「和」を連想させる出演者が続く中、どちらかというと「洋」なゴシック調なドレス姿。
「大和撫子」自身は和系ポップユニットを謳っているが衣装については柔軟性が高く、今回のように「洋」的な衣装も着こなせる点も強みと言って過言でない。
この日の構成は前半二曲がどちらかというと、バラード系が並ぶ。
二曲目「百花繚乱」は原曲は激しく、またテンポが非常に早い楽曲だが今回は初披露となった「slow ver」でお送りした。
後半二曲は一気に燃え上がるように激しい楽曲が続く。
静と動のギャップ、ギアチェンジが非常に目に付いた20分のステージ構成となった。
なおMCで今年の目標は「デカシャツ喫茶越え」と宣言。会場を大いに沸かせて、これからの展開に期待を抱かせるものとなった。
  
・2位:デカシャツ喫茶(→/6577点)
 
【セットリスト】 
1.「レモネード」
2.「AnswerBeat」
3.「デカシャツ☆ナイト2017」
4.「ロベ2017」
5.「before daybreak2015」
 
まず彼女たちの名前が上がった瞬間に会場はどよめいた。
恐らく彼女たちが優勝しなかった事に対する驚きよりも、この後の優勝者の方に対する驚きと言って過言では無いだろう。
しかし優勝しないまでも、前回に引き続き2位をキープ。余談であるがvol.51(2016年7月)以降は2位以下が無く、約一年半必ず2位以上はキープしているから驚異である。
そんなデカシャツ喫茶、いつもの通りの「デカいYシャツ」で登場。
実は五曲連続構成で、ほぼMC無しのノンストップ。
なおラスト「before daybreak2015」では2番のサビの後で、何かお祝い事があれば叫ぶのが仕様ですが、今回は「AnB 10周年 おめでとう」と既にボードが用意されてました。
私事になりますが、僭越ながら代表して(ヨツイミワの)マイクを借りて叫ばせていただきました。
この場を借りてデカシャツ喫茶、及びファン層の皆様に御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
五曲連続、MC無しで20分ピッタリという構成……というのを一番最後にヨツイミワが少し話したら「しゃべった分だけオーバーするよ」とはシノンのツッコミ(笑)が入り終了。
昨年の「年間最多勝」デカシャツ喫茶、2位なれど今年もいいスタートを切りました。
  
・1位:神木祐希(NEW/7790点)
 
【セットリスト】
1.「ようこそジャパリパークへ」(どうぶつビスケッツ×PPP)
2.新曲(タイトル未定)
3.「Jump」
4.「狐日和」
 
なんと「初ランクイン初優勝」で神木祐希が初優勝。
夜での「初ランクイン初優勝」自体は史上5例目である……が「イカすアキバ天国」も初出場初優勝も飾っている出演者によるダブル「初優勝」は史上初という快挙のおまけがついた。
そんな彼女、狐の耳と尻尾はいつも通りだが、巫女の衣装で登場し、新年らしさ……しいてはお稲荷さんらしさを前面に出していた。
一曲目、昨年大ヒットした「けものフレンズ」の主題歌「ようこそジャパリパークへ」からスタート。
狐の「フレンズ」らしい彼女ならではの選曲だった。
一曲目終えて、彼女恒例「神木の紙芝居」スタート。「しあわせカード」なるものを作って配るというプロジェクト開始を告知。
他の出演者でいうところのポイントカードみたいなシステムで、今後「しあわせカード」1000枚回収すると人間に戻れるらしい……という、壮大な(?)プロジェクト開始の告知でした。
二曲目はなんと新曲。これで自身三曲目のオリジナルですが、タイトルは……未定(笑)今回は公募するかどうか明言は避けたものの、次回までには決めたいとの事でした。
そんな新曲を経て、三曲目は前回初披露だった自身二曲目のオリジナル、タイトルは「Jump」(正式な表記は不明ですが……)
ラストはすっかりお馴染みとなった彼女初のオリジナル「狐日和」という流れ。
会場の客層も彼女の初優勝を祝うように、大いに盛り上がりました。
こうして快挙を達成した神木祐希、初優勝のステージは終了。会場からは快挙達成した彼女に温かい拍手が贈られた。
 
●総括及び短評
 
10周年に相応しいメンバーが勢揃いした一方で、「正月」という点を考慮した構成などが目立った回。
その中でもやはり神木祐希の初優勝はインパクトが非常に大きかった。
また多くの出演者が10周年を祝うなど、そういう意識も非常に高い回だったように見えます。
 
・1位:神木祐希
まずは「初ランクイン初優勝」本当におめでとうございます。
しかも昼も「初出場初優勝」を決めており、まさに現状のルールで考えうる最短ルートでの快挙達成!
更に昨年夏場のデビューから約半年での戴冠などなど……彼女の優勝が考えれば考えるほど、いかに凄いかという事がお分かりいただけるかと……。
そんな彼女の当日のステージですが、非常に楽しそうかつ、堂々としているものでした。
……正直、もっと緊張したり、恐縮している様子を見せるのかと思いましたが、そんな様子は一切見えず。
そういう意味では度胸も非常に新人離れしている印象を受けました。(実際はどうかわかりませんけど)
新曲も出来て、オリジナルもこの界隈の新人にしては非常にハイペースで既に三曲といい感じで増えています。
このあたりは彼女を支えるバックが非常にしっかりしており、また彼女を早く一人前に育てようという意向をヒシヒシと感じます。
これまでのレポートでも触れた通り歌唱力などは既に及第点だし、彼女が決してデビュー直後のフロックでここまで来た訳じゃない事を感じます。
ただデビュー以来、ここまで「怖いくらい」に順調に行っているのもまた事実。
またこの結果を受けて(このイベントに関して言えば)諸先輩方が刺激されないはずもなく、ある意味これからが彼女にとって「本当の戦い」になってくるような気がします。
しかし変におびえたり、卑屈になる事なく、正々堂々と自分の今出来る事をしっかりやっていけばこれからも結果は出てくると感じます。
10周年を迎えたイベントに現れた「超新星」のこれからの活躍に期待したいと思います。
最後に改めて……おめでとう!ぢゃ☆ベストテン「18代目王者」神木祐希!


 
・2位:デカシャツ喫茶
連続して優勝を逃すものの、その存在感の強さは相変わらず。
3位の大和撫子 百合の発言から分かる通り、当面「目標とされる立場」なのは間違いない。(「年間最多勝」を二年続ければ自然とそうなるが)
今回のセットリストは昨今のデカシャツ喫茶では比較的お馴染みの「MC無し連続」のセットリスト。
二人の「訳の分からないコント風」MCが聞けないのは、それはそれで惜しい気もするが(笑)楽曲の良さを純粋に楽しむにはいい構成(ただし後奏の余韻クラッシャーな部分を除く)
衣装と本人たちのキャラクター特性から、季節感などを一切選ばないでいられるのは「安定感」という観点からすれば意外と強み。
今回も「10周年」を祝った事を除けば、季節感は感じなかった。ただしそれがいいか悪いかは時と場合によるが……。
ただ最も彼女たちの場合は、下手な小細工は必要なく、思うままに歌い、そして楽しいMCを展開すればそれが最高のステージになる……観てて、そう感じる次第。
しかしここのところ二回連続して2位なのは、一時期の絶対的な強さが若干薄れたか……そう感じる部分もある。
神木祐希に約1200点差離された点よりも、3位の大和撫子 百合とは約400点差と集客の誤差での争いになっている部分もある。
正直言うと、他の出演者のマークの強さを考慮すれば、昨年ほど絶対的な強さを見せるのは厳しい一年になるとは思います。
だけどそこは昨年の「年間最多勝」保持者として頑張ってほしいところです。
また本編で触れた通り「before daybreak」での口上についてはお世話になりました。今後ともよろしくお願い致します。
 
・3位:大和撫子 百合
今回も3位。上位安定しており決して悪い成績でないものの、彼女や固定ファン層としてはもう少し上を望みたいところかと。
点数だけ見ると、実は前回と大差は無い。ただ2位のデカシャツ喫茶に若干離されたか。
ステージ自体はオリジナル中心、非常にオーソドックスなスタイルながらも安定しており、観ていて安心して楽しめる構成となっている。
今回のように前半、後半で「ガラリ」とスタイルを変えるやり方も彼女ならではの特徴。
また衣装についても、和系のものから、今回のように洋系まで幅広く着こなせるセンスも特筆すべき点。
彼女自身、常に自身が出来る事を考えて全力を尽くしているのは見ていて感じる。
それ故に上位に安定していられるのであるが、一方で現状、デカシャツ喫茶の「壁」に阻まれているのもまた事実。
これまでも予告無しの新曲披露や、今回のような「百花繚乱」~slow ver~の披露などサプライズも用意している。
これを打破するには、恐らく現状のクオリティに加えて、プラスアルファが必要になってくるものと思われる。
この越えられそうで、越えられない「壁」をどう越えるか……次回以降も彼女の試行錯誤とその頑張りを楽しみにしつつ期待したい。
 
・4位:石戸なつみ
彼女も昨年から引き続き、三回連続4位。安定はしているもののベスト3復帰があと一歩で叶わない状況。
完全に「壁」にぶつかっている感はありますが、基本的には大和撫子 百合と同じでスタイルの違いはあれど安心して観れる構成となっているのは確か。
そういう意味でも今回、滅多にやらないカヴァー、しかもバラードを持ってきたのは変化をつける意味でもよかったと思います。
またこのイベント以外では現在、ダンス&ヴォーカルユニット・Splash!に限定加入していますが、ここでの経験がフィードバックされると面白い存在になれるのではないかと期待したい一面も。
これからを考えると決して悪い内容ではなかったので、しばらくは2月のBDワンマンに向けて集中して頑張ってほしいところ。
次回「30代」になって初めて迎える「ぢゃ☆ベストテン」での躍進を祈る。


 
・5位:りゅうきいずむ
本編でも書いた通り、前回の倍近い得点を集めて、自己最高位の5位にジャンプアップ。
6位以下が軒並み点数は低いものの、昨年の状況を省みるとこの巻き返しは評価すべきだと思うし、底力を見せつけた感があります。
今回の構成は(語弊はあるかも知れませんが)彼女らしくない「分かり易い」構成。
MCでのコンセプトの説明を含め、何をやりたかったのか非常に分かり易い構成で、彼女なりのやりたい事が伝わってくる内容でした。
衣装が中華風になったのはご愛嬌。むしろ彼女のスタイルを考えるといい衣装の選択だったと感じます。
久々にイベントのベテランらしい存在感を見せた回。次回以降もこの調子が保てれば、上位進出も見えてくるのではないかと思いました。
 
・6位:まかべまお
今回の順位と点数は、前回が欠席だったため度外視していいかと。
セットリスト、衣装といい、ほぼほぼ完璧に近い内容だったと思います。
新曲とイベント初披露の楽曲を持ってきた点は目新しさと果敢な攻めに見えたし、衣装の選択も絶妙。
昨年から事務所を立ち上げた事で代表としての業務も多忙な部分かと思いますが、まだまだ現役の出演者として一線を張れるだけの実力があります。
コンスタントに出演が出来れば、もう少し上位で安定してもおかしくない内容でした。
主宰を除けば最古参。彼女にとって7年目の「ぢゃ☆ベストテン」も頑張ってほしいと思います。まずは2015年(三連覇)以来の優勝を目指して頑張ってほしい。


 
・7位:FICE
相変わらずステージの「ネタ」っぷりはブレないですねぇ(笑)
この方たちだけは何年観ていても、何が飛び出すか分からない。
今回も司会業を兼ねる都合上「出オチが出オチじゃないんだよ!」(笑)と嘆いていましたが、それを踏まえても「初詣」の発想はお見事。
記憶が確かなら以前もやっているようなネタかも知れませんが、忘れた頃にぶっこんで来るので、毎回新鮮な楽しみはあります。
出演者としてのクオリティは全く落ちていないので、これからも主宰として存在感を発揮しつつ、vol.10(2009年7月)以来の優勝目指して頑張ってもらいたいです。
あと遅ればせながら、イベント10周年、本当におめでとうございました!


 
・9位:清水舞美
ちょっと厳しい新年一発目となってしまいました。
このイベントではどうも上位に行かないですねぇ……ただ選曲については、彼女の現状の路線を考えると決して間違えていない。
MCでは「やりたい事がまだある」という趣旨の発言をしていましたが……それが得点に直結するかどうかは疑問。
上位にいかないと出来ないものを除き、徐々にでもいいので出していかないと、やりたい事をやる前に……となってしまう可能性も。
もっとも脱落経験者なので、本人が一番、そこの勝負の厳しさなどは分かっているはず。
出せるものは出しつくして頑張ってほしいところ。次回からある意味「待ったなし」になるので、必死の巻き返しに期待したいところ。


 
・昇格組:USAXA!
今回のステージで、夜で通用する事はある程度証明出来たと思います。
「第59回」と全く同じセットリストという点だけが気になりましたが、初見の人も多かったので「お披露目」的な意味では却って正解だったかも。
発言も非常に強気だし、3月のワンマンに向けても勢いを感じます。初出場で失うものが無い立場ならではの良さが出たように思います。
MCでも、物販でも3月のワンマンの告知が非常に激しく、いかにここに賭けているかが伝わってきました。
ただワンマンの告知の印象が強く、投票の呼びかけの印象が若干弱く映った部分もあり、その点だけが気がかりか。
次回のvol.61はそのワンマン前日。出来るだけいい順位で、翌日のワンマンに勢いをつけるためにも頑張ってほしいと思う次第です。
 
 
こうして10周年記念の「ぢゃ☆ベストテン vol.60」は神木祐希の「初ランクイン初優勝」で幕を閉じた。
10周年の節目に現れた「超新星」、彼女の今後も気になります。
しかし他の出演者がこのまま黙っているとは考えにくく……特に前回と同じ2~4位のデカシャツ喫茶、大和撫子 百合、石戸なつみの反撃も気になるところ。
投票も無効票も出たため変動も大きくなる恐れも……昇格組:USAXA!の初ランクインもひっくるめてランキングから目が離せない……。
 
……そして物販タイム中、昼2位だったみでぃの次回参戦が正式決定が告知される。
これに伴い出演者が次回出演者が10組+昇格組で11組となり……そう久々に「アレ」が復活する事が決まった……。
 
「脱落システム」
 
……昨年1月(vol.54)を最後に行われなかった「脱落」……。
昨年は卒業が相次ぎ行われなかったが、このイベント本来の趣旨とも言える「脱落」が復活する……。
 
上位だけでなく下位も「生き残り」を賭けたサバイバルも久々に起こり、こちらの動向も俄然目が離せなくなった。
 
次回3月17日(土)「ぢゃ☆ベストテン vol.61」
優勝者は誰か?そして久々の「脱落」の餌食になるのは、一体誰か……?

 

※追伸。

今回から物販行った方のみ写真を掲載させていただきます。

 

最後に「10周年」という事で……。

これからもイベントが盛況でありますように……。