【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.58』@池袋mono
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
・AnBぷれみあむぅ presents 『第58回イカすアキバ天国』@池袋mono
https://ameblo.jp/hitode0014/entry-12312575490.html
昼は「新星」神木祐希の優勝で幕を閉じた。
さすがにこの界隈ではほぼ無名の彼女の優勝に、速報を知った関係者各位からは驚きの声が多数上がっていた。
神木祐希……一体、何者……そんな声が聞こえてきそうだった。
しかし昼の結果だけにいつまでも気を取られていられないのも、昨今の「ぢゃ☆ベストテン」
先月からしばらく「脱落無し」のベストテンモードに突入しているが、だからこそ……の展開が待ち受けていた。
ある意味、出演者のノーガードなまでの打ち合い、競い合いに多くの客層が固唾を飲んで見守る事となった。
果たして、今回の順位や如何に……。
夏が過ぎて、台風迫る三連休。
風雲急を告げる、秋風染みる池袋。
混沌とするランキング、誰が笑い、そして誰が泣いたり、悔しがったのか!?
初秋の一大決戦!「ぢゃ☆ベストテン vol.58」の様子をレポート致します。
●開演前
昼から居た客層は、昼食を済ませ次々と戻ってくる。
そして昼は別の場所に居た客層は、次々と集まってくる。
……引き続き残る者、夜から参加する者、双方が集まってくる。
開場直後から多くの客層でにぎわう会場。
スクリーンには一部リニューアルされたCM集が映し出される。
全ての客層が心穏やかに、和やかに流れる時間がしばし続く……。
やがてスクリーンは諸注意の映像を経て、OP映像へ。
全ての出演者が紹介された後、爆発音と共に映像は終わる。
上がってきたスクリーンの後ろに立っていたのは新生司会~ず……ではなく石崎姉妹(笑)
石崎姉(FICE・炎)の声が聞こえた瞬間、会場内は爆笑に包まれた(笑)
こうして石崎姉妹で始まった司会進行。
諸注意の真っ最中に☆★朋★☆が現れる。
石崎姉としてのお役はここでご免となり、会場からは盛大な拍手で送り出されました(笑)
一方、遅刻して登場の☆★朋★☆ですが、客に対する謝罪も特に無く淡々と進めていきます。
前回も苦言を呈しましたが毎回のように繰り返す遅刻、イベント全体の進行を見ても「AnBの司会」という仕事に対する意識が非常に低いように見受けられます。
(1月の欠席はともかく、2017年は5月以外、イベント開始に間に合っていないのは相当問題かと思います)
司会という立場を踏まえれば☆★朋★☆の遅刻常態化は決して望ましい事では無く、イベント最中の姿勢と合わせて本来なら是正を促すべきです。
ただ是正の余地が無いなら、今後のイベントの信用問題を踏まえても主宰側も司会の人選を再検討をするべき時期に来ているのでは無いかと思います。
イベントの内容から逸れましたが、この点については敢えて言及させていただきました。
一客の意見ですが……言及した点については、皆様にもご理解いただければと幸いに思います。
……話をイベント内容に戻すと……その後、投票ルール、諸注意などを経ていよいよ本編開始となります。
今回のトップバッター、昇格組は「第58回イカすアキバ天国」を優勝した彼女……。
ある意味「帰ってきた」そんな言葉が相応しいステージとなりました……。
●本編
・昇格組:大和撫子 百合
「第58回イカすアキバ天国」をソロで圧勝した大和撫子 百合。
ソロでは初の「ぢゃ☆ベストテン」出場となった。
この日の衣装は白と紫のツートンカラーが生える衣装で、前月のBDライブの時に初披露した衣装となります。
(なおこの衣装を作ったのは、FICE・炎、ひびぃの雑貨屋「ひびえん屋」)
一曲目に歌ったのが「Thank you for everything」
「いつもありがとう」「色々ありがとう」という意味の英語。
前回昼に優勝し、この「ぢゃ☆ベストテン」に戻ってこれた事に対する「ありがとう」の想いがこの一曲に込められていた。
まずはこの楽曲を歌い終えた百合。
客層に向けて感謝の意を伝えると共に、満面の笑みで戻ってきた事に対する嬉しさを表現していました。
続いて二曲目は「Your breeze,my wings」
前月の自身のBDライブで初披露した楽曲。
バラードかつ、冒頭が英語詞になっているのが特徴的な同曲。
これまでの彼女のイメージから考えても、ここまでガッツリなバラードは無かったので、新たなる境地を切り開いた一曲と言って過言ではない。
またこの楽曲では、目を潤ませて訴えかける姿が非常に印象的だった。
結構、彼女はこういう時、感情が表に出やすいタイプ。
前述の感謝の想いと、この楽曲で伝えたい想いが重なり合った結果、このような表情になったのではないかと思っています。
こうして静かな雰囲気の中、二曲目を終えると……シンセサイザーの調べが和楽器ように旋律を奏でる……。
ラスト「百花繚乱」
先程までの静けさから一転し、激しさが伝わってくる。
この時の百合の目は、先程までの潤んでいた瞳ではなく、これから何かに向かって戦いを挑むような強い眼差しに感じた。
静と動。優しさと激しさ。
衣装の白と紫のコントラストと同じように、15分のステージは色んな面を見せて我々を魅了した。
こうして大和撫子 百合のステージは終了した。
「大和撫子」の看板を背負う百合による、大和撫子の「第二章」は……こうして幕を上げた!
こうして昇格組を終えて、ここからランキング発表になります。
なお前回、江織杏が卒業した関係上、本来なら途中まで「繰上げ」での発表になりますが、何故か今回は江織杏も含めた順位になっております。
(芝浦時代に一時期あった、卒業者を含めたランキングに戻ってます)
現地では「繰りげ」抜きの発表でしたが、ここ数年の発表に倣い、このレポートでは「繰上げ」で順位を発表します。
(このように順位の数え方が違うと客側が混乱するので、次回はきちんと「繰上げ」で統一して欲しいものです)
そんな訳で「繰上げ」が無ければ10位だった、今回の第9位は……。
・9位:和奏電道子☆灯-アカリ-(↓4/3075点)
暗がりのステージの中、顔を扇で隠し、イントロに乗せていざ登場したあかりんこと和奏電道子☆灯-アカリ-……。
だがその扇で隠した、その顔を晒した瞬間、会場は一瞬凍りつき、次の瞬間爆笑に包まれた……。
……白い……あかりんの顔が白い!(笑)
この直後、披露したのが「てんてけてんてん……」と口ずさみ「9月で9位になっちゃった……チクショー!」(笑)という某太夫のオマージュ(笑)
あかりん改めアカリ太夫(笑)による心の叫びからスタート。
そういえば前回も「7月で(繰上げ無しで)7位だから、9月で9位とかいや」……と言っていたのに……今回(繰上げで)9位になるとは……。
何か別の意味で持ってます。アカリ太夫(笑)
そんな9位の悔しさと、崖っぷちの想いの丈を込めて歌ったのが、この日の一曲目「天城越え」(石川さゆり)
……しかし歌詞を聞いていると、明らかにこのイベントを意識している内容に……。
彼女の公式ブログにこの歌詞の全文が載っているので興味がある人は読んでいただけるといいだろう。このイベント知っている人なら誰もが笑える(笑)
ちなみに歌詞の最後は「あなたと越えたい……デカシャツ喫茶」となっており、多くの紫のTシャツの皆様を大いに苦笑いさせる歌詞となっていた(笑)
続いて二曲目に歌ったのは「よっしゃあ漢唄」(角田信朗)
パチスロの「花の慶次」などでお馴染みの同曲。
ここでこの楽曲を持ってきた意図は「天城越え」でデカシャツ喫茶越え宣言(笑)をして「下剋上」の意志を示す→「下剋上」と言えば戦国時代→戦国時代と言えば「花の慶次」……らしい。
江戸からやってきたあかりん的には元居た時代より、さらにちょっと遡った時代を歌った楽曲ですが違和感は無かったと思います。
MCでは今回は9位だったので「袖の下」が無い事(笑)などをコメントし、ラストの「いとをかし」に入る。
ただしこの楽曲の時は大抵、なにか「おかしい」事が起きるのだが(笑)まぁ今回はアカリ太夫がもうおかしいので、その辺りはいいとしよう(笑)
曲も中盤、2番を終えて和菓子ミックスが入る直前……客の合間を縫うように、前の方に狐の耳をした背丈の低い少女が出てくる……。
その狐耳の少女が和菓子ミックスの紙を前面に出して、和菓子ミックスは発動。
白塗りアカリ太夫と、狐耳の少女によって「いとをかし」は大盛り上がりのうちに終了となった。
最後にアカリ太夫の口から、お手伝いした狐耳の少女……神木祐希(この日の昼優勝)の紹介があり、次回より一足早いお披露目となった。
(神木祐希は和奏電道子☆灯-アカリ-の「後輩筋」にあたるため、今回のステージを手伝った経緯があります)
こうして「白い衝撃(笑撃?)」和奏電道子☆灯-アカリ……改めアカリ太夫(笑)のステージは強烈な印象と余韻を残して幕を閉じた……。
……冒頭からこの調子で大いに盛り上がった(?)会場。
この後もヒートアップしていくのか……。
・8位:りゅうきいずむ(↑1/3405点)
……白の次は青。今度はやる気の無い青いもふもふが現れた(爆)
自身のオリジナル「なんかだめなうた」に乗せて登場したのは、某国民的子供番組のキャラの着ぐるみに身を包んだりゅうきいずむ。
……楽曲もやる気が無い(爆)本人もダラダラしている(爆)
アカリ太夫の後だから、その落差に余計にたまらなかったように思える。
こうして冒頭からやる気の無さを全開にして登場したりゅうきいずむ。
ちょっと前が強烈過ぎたので癒し系(?)は必要なので、そういうところに需要はあった……かも知れない(笑)
むしろ問題(?)は次の楽曲。
実は新曲を用意していたのだが……編集をしていたPCが動作不良を起こしたか何かで編集した音源が取り出せなかったとか。
それでも歌うりゅうきいずむ(爆)……という事で新曲「かげろう」
……本当は楽曲もきちんと入っているのだろう。
だが終始、メトロノームの「カチカチ……」というリズムと稀になる「チーン」という音の中、歌う姿は非常にシュールだった(爆)
また前方にいた某お客さんの動きが完全にメトロノームのリズムとシンクロしており、それが笑えたのは内緒である(笑)
自身が標榜する「鬱ぽっぷ」の世界観らしく、駅のホームの黄色い線の内側で電車を待つという内容の歌詞が……いかにも鬱な世界だった。
「落ち込んだ時こそ、暗い楽曲を」……が、彼女の流儀のようだが、それに則った世界観の楽曲だった……か。
(個人的にはそういう考えは却ってダメなのだが、これは個人的価値観なのでノーコメント)
ラストは「サヨナラセカイ」
この楽曲も……そこまで明るい楽曲じゃない(爆)
ただ終始やる気の無さというか、脱力感全開の今回のステージにおいては最後もそんな力を入れないでいい楽曲なため世界観は破綻していない。
こうして青いもふもふこと、りゅうきいずむのステージは終了。
「やる気を感じさせない」というやる気(?)が妙に伝わってきたステージでした。
白と青と続いて、続いてきたのは……黒い衣装の彼女だった。
・7位:清水舞美(RE/3980点)
前回昇格組、清水舞美。
この日はシックな黒い衣装に身を包んで登場。この黒の衣装……かなりセクシーな仕様に仕上がっている。
イメージとしてはボディコン的なものを思い浮かべていただければいい。
特徴としてわき腹のあたりがガッツリ空いており、胸元も大胆に露になっている。
グラマーな清水舞美のボディラインが強調されており、その美しさも目を引く。
そういう意味では……前述の青いもふもふのりゅうきいずむとは衣装のチョイスが対照的である(爆)
そんな清水舞美、一曲目にいきなり「花の魁、花の殿」を持ってくる。
これまでならどちらかというと中盤か終盤に持ってくる事が多かった同曲だが一曲目からこの楽曲。
会場も意表をつかれた形なったが、大いに盛り上がった。
少し客層を驚かせつつも、MCに入る。
ここで二曲目に歌うのは「稜線」という事を発表。
7月の自身のBDワンマンライブで初披露の楽曲で、このイベントでは初披露となる。
今回、何枚かイラストを用意して「稜線」意味を説明する。
この時の石膏のイラスト(ブルータスの石膏像)が非常に上手く流石と思う。
(また本人のブログでは、楽屋でそのイラストを元にした石戸なつみ画の石膏像のイラストが見れるが、これが笑えると清水舞美もこのMCで言及している)
なお「稜線」は本人の中では「光と影は隣り合わせ」的な意味合いを持ち、歌っているとの事……。
そんな訳で二曲目「稜線」を披露。
清水舞美の真骨頂とも言われるバラード路線の楽曲で、曲調としてはロックバラード。
切々と歌い上げる姿が非常に印象的だった。
この楽曲はまだ聴いて数回ですが、BDワンマンライブ以来、歌う回数を重ねるごとに自分のものにしていっている印象があり徐々に上手くなっているように感じました。
こうして「稜線」で会場全体を引き付けた後、ラストは「記憶のあと」
やや「静」から、彼女の楽曲の中では比較的「動」に近い同曲。
静と動のコントラストを絶妙に使い分けて、最後はしっかりと盛り上げて締めてくれました。
復帰後、初のランクインで自己最高位の7位につけた清水舞美のステージは終了。
とても才能が溢れる彼女らしいステージは無事終了しました。
この時点で色々満載なのですが、続いての方は……。
・6位:美広まりな(↓3/4230点)
3月(vol.55)の昇格以来、今回で4回目の出場となるまりにゃんこと美広まりな。
……ですが、10月のワンマンライブを最後に活動を休止。
今回の出場を持って卒業となる事が、冒頭本人の口から語られました。
前回は「自分が死神みたい」と言っていたものの、今回、自身が卒業するとは……。
そんな彼女ですが、最後の最後までその路線を崩しません!
一曲目はこの界隈のヒットメーカー、おかやん。編曲の新曲……「夢のうんちっち」(爆)
……本人の中では「ちんぽこBeat」「まんぽこRock」に続く三部作完結編らしい(爆)
しかもおかやん。に編曲を依頼した理由も「彼の経歴に最初の汚点をつけたくて」という理由から(笑)
そんな動機はどうあれ、おかやん。テイストのシンセサイザーに、美広まりなの世界観の融合……どう表現すればいいのか分かりません!(笑)
ただ妙にハイブリッドなものになったのは間違いない!?
振り付けもすごい個性的だし……活動休止前にやりたい放題やっております!(笑)
続いて二曲目は「激辛デスソースの人生」
こちらはシンガーソングライター・町あかりによる作品。
いかにも美広まりならしい歌詞が印象的な……そんな歌詞になっております。
そして最後は……美広まりなの代表曲「ちんぽこBEAT」
……このイベントにおける彼女はこの楽曲で始まったと言って過言では無い!
会場内に響き渡る、最後の「ちんぽこBEAT」の大合唱!
……いや大人になって、こんなに「ちんぽこ」を連呼したのは、恐らく小学校卒業以来初めてでしたよ(笑)
そしてこの楽曲名物、間奏のところで「う○い棒」タイムですが、今回のAnBラストという事で指名されたのが……。
なんと自分(爆)
有難いやらなんとやら……ちなみに「いつもより予算をかけた」という、彼女からは……「マー○ルチョコ」大量投入。
しかも2本分(爆)結果……口の中がしばらく甘かったです(笑)
※なお2本分投入で口からだいぶこぼれましたが、床にこぼれた分は全て回収し、食べ切れなかった分もきちんといただきました(笑)
……最後は自分が美広まりなの餌食となり(笑)美広まりなラストの「ぢゃ☆ベストテン」は無事終了しました。
ありがとう、まりにゃん。
さようなら、まりにゃん。
短い間だったけど、楽しい思い出と素晴らしい(?)楽曲、そして小学生以来の下ネタの数々(爆)をありがとう!
……こうして美広まりな卒業となりましたが、この後もステージは続きます。
また「繰上げ」が続いています。司会は気付いてない(?)ですが、ここからベスト5です。
・5位:MicA(↑1/4430点)
みかぽことMicA。ここのところ6位続きから1ランクアップ。
本人も「繰上げですが、今回5位で」と発言しており、それなりに気にしていた模様。
この日の衣装は左肩がはだけた花柄のワンピース。
なおその左肩の部分には、水色のレースみたいなのがあしらってあります。
一曲目「Fight!」からスタート。
非常に明るいアップテンポな曲調で、歌詞も含めて聴いていて元気になれます。
今年1月(vol.54)の再昇格時に初披露以来、何度も歌う機会がある同曲。
非常に素敵な楽曲です。
そんなMicAですが、今回は少し原点に戻るのをコンセプトにセットリストを組んだ模様。
二曲目に持ってきたのは「PIO」
何気にこのイベントで歌うのは久しぶりだったのではないでしょうか。
でも確かにこのイベントに出場し始めた頃の彼女の代表曲の一つだったようにも思います。
なおこの楽曲では「お散歩」するのが恒例となっており、2番のところでは客席全体を使って円を描くように客と共に歩きました。
こうしてお散歩パフォーマンスの「PIO」を経て、この日ラストの一曲。
最後に持ってきたのは「☆RunRunWay☆」
MicAの初期代表曲と言って過言でないこの楽曲。
今でもこの楽曲で彼女は「アキ天」を勝ち抜いたと言っていいと個人的には思っています。
サビの部分では歌詞に合わせて叫ぶところも変わらず……会場を一つにまとまっている感がありました。
こうしてMicAのステージは無事終了。
安心して観られる、彼女ならでは笑顔溢れるステージでした。
……ここで今回卒業していなかったら江織杏が5位相当だったと発表がありました。
ここからは「繰上げ」無しの、順位となっていきます。
(ただ今回「繰上げ」順位での発表にしなかったのは、司会側のミスか、主宰側の意図だったのかは不明のままですが……)
続いて読み上げられた第4位は……。
・4位:石戸なつみ(↑3/5480点)
ここ数回の下位低迷から脱したか?久々の4位確保のなーここと石戸なつみ。
一曲目「トライアングル」から15分のステージはスタート。
昨今はギターサウンドが中心の彼女の中では若干異色になりつつある、おかやん。作曲によるシンセ楽曲。
(もっともバンドでも披露する事があるけれど、そのアレンジではメチャクチャ、ロックな楽曲になっている不思議)
こうして一曲目をすんなり終えたところでMC。
昨今「獲得する票数は多いけど、一票あたりの点数が少ない」と嘆いていたので、多少、それは改善傾向にある模様。
しかしこのイベントの優勝の彼女としては、まだまだ足りないので投票よろしく……そんなアピール。
だがもちろんアピールだけに留まらず、この後は新曲を披露する。
8月に二曲出した新曲のうち「PGR」をこのイベントでは初披露。
昨今の彼女の方向性に合致した、とても熱いギターサウンドが特徴的な同曲。
楽曲中盤での客席の真ん中によるサークルモッシュの熱さも印象的だった。
この熱い流れのまま、ラストは「I'm a Liar」
多くある彼女の楽曲の中でもギターサウンドがとても良く目立つ同曲。
サビにおける盛り上がりも「PGR」に負けず劣らずのものだった。
こうして最初から最後まで「熱い」石戸なつみのステージは終了。
名前に「なつ」がつくだけに、まるで「夏」のような熱さ溢れる「名は体を現す」ようなステージだった……。
(ここで彼女のリアル誕生日が2月の真冬の真っ只中というツッコミは無しで……)
……さぁいよいよベスト3。
残っている出演者を見ると上位常連の方がいる中で……そういえば……という声が若干漏れる。
そんな客層の気付きを予見したように読み上げられた第3位は……。
・3位:FICE(↑5/6130点)
読み上げられた瞬間、何故か会場に笑いが!(爆)下位でも、上位でも、主宰なのにネタ感満載なFICE。
……超久々の「ぢゃ☆ベストテン」での3位は……なんとvol.16(2010年7月)以来、約七年ぶりとなる(爆)
そんなこのイベント久々すぎるベスト3のFICEだが、OPのようにスクリーンがステージの前に下りてくる……。
「それは今年の春の出来事だった」という着ぐるみダンサーズ・にゃものアナウンスで始まった画面には、爽やかなイラストに「にゃものがたり」と描かれたタイトルが……。
以下「にゃものがたり」の概要。
今年の春のある日、観たい映画を観に来た(という設定の)にゃも。(実際には客席に混じる)
「映画泥棒」の諸注意を経て、いよいよ映画本編へ……(ちなみに「映画泥棒」の奴はOP前の諸注意の映像で使われているものと同じ)
……と思いきや、彼女が観たかった映画ではなく、予告編と思われる映像が……。
やがてその映像の終盤、スクリーンが上がってそこには……「Brand new life with you」を歌うFICEの姿が……(笑)
……この物語の最中流れた「Brand new life with you」の映像は、今年の夏に発売された、お客様たちの渾身の演技が光るPV(笑)
この映像が流れた瞬間、一部客層(出演者)が「やめてくれ~」と言っていたが、既に映像化して売られているのだから仕方ない(笑)
なおこのスクリーンが上がった際、金色樽兵衛がサックスとして登場。
本格的な復帰は既に9月に別会場で達成しているが、重病からの彼の復帰に会場からは拍手が起こった事も付け加えておく。
こうして「Brand new life with you」が終わった後、通常のFICEのOPのようになるのだが、客席に紛れていたにゃもは私服の上から無理矢理、着ぐるみを着せられる(笑)
そして右も左も分からないまま「再生」でダンスをする羽目になったにゃも。
同曲が終わった際「こうして私は着ぐるみダンサーズの一員になりました」とアナウンス(笑)
成り行きでダンサーズになったにゃも。それでもダンサーズとして馴染みつつあったある日、同じダンサーズのがちゃ姉(あをいちん)に自身のBDライブの物販係を頼まれる。
二つ返事で受けるにゃもだったが、がちゃ姉(あをいちん)は「汚れても問題ない格好で来てね」……怪しげな笑いをする……。
……だがこれが地獄絵図の始まりだった……。
迎えたBDライブ当日……にゃもは頭にヘッドカバー、体にポリ袋を改造した防護服を着せられる。
そしてステージの上には……あのFICE界隈で最も恐れられるバンド……羅生悶……らしき人々の姿が……(笑)
ここで羅生悶らしき人々となったFICEは、本家さながら「式を駆る者」(陰陽座)のOPSEから「地獄風景」(人間椅子)で会場を暴れ回る(笑)
会場内にファ○リーズを撒き散らす怨っぽい炎に、奇声を上げながらなま物……ならぬ、ゴキブリのおもちゃを撒き散らす憑っぽい氷。
マグロや魚(のぬいぐるみ)などで会場内の客を殴打する、着ぐるみダンサーズメンバーたち……混沌に陥った会場の中、一所懸命物販を守っている(体の)にゃも……。
最後は何故か、仲間内のダンサーズたちのフルボッコに遭って終了……という、9月の某あを誕で観た地獄絵図を再現してみせた(笑)
こうして「にゃものがたり」のパートは終了。
演じたFICEたちによると「半分フィクションです」と言っているが、かなり(一部)事実に忠実なフィクションでした(笑)
ラストは大量に魚のぬいぐるみもあるという事で「大漁」で締めて終了。
以上、久々のベスト3がカオス過ぎて笑うしかなかったFICEのステージでした。
……そんな強烈な主宰の後、残るは2組。
前回と同じ上位2組だが、果たして逆転はあったのか……。
読み上げられた第2位は……。
・2位:まかべまお(→/6850点)
久々の優勝とはならず。二回連続2位となったまおまおこと、まかべまお。
一曲目は自身初期の代表曲「SPIRAL」を披露。
安定の盛り上がりを見せて、ここは終了となる。
さて続いては、オリジナルではなくて、ちょっと我々にも懐かしいカヴァーコーナーとなる。
題して行われた演目は……「ガールズバンドカヴァー」コーナー。
以下、セットリストを掲載。
「P.S. I Love You」(Pink Sapphire)
「世界でいちばん熱い夏」(プリンセスプリンセス)
「クラシック」(JUDY AND MARY)
「BELIEVE IN LOVE」(LINDBARG)
どれも懐かしい。
(JUDY AND MARY、LINDBARGは女性ヴォーカルだけど、ガールズバンドに入るかどうかの議論はこの際置いとく)
JUDY AND MARYが若干年代が新しい以外は、ほぼほぼ活躍の時期が重なっていて、その頃が中高生だった世代は懐かしくて仕方ないのではないだろうか(笑)
こうして懐かしいカヴァーのコーナーを経て、MCとなるが重要なお知らせが二つ。
一つは春先に彼女自身が立ち上げたという事務所にこのたび芸能部門を立ち上げた事を報告。
そしてもう一つは12月開催予定の自身のBDライブでの生バンド予告。(カールズバンドカヴァーはこの発表のための布石)
しかもこれは楽器を普段、専門としている方ではなくて普段歌い手で立っている出演者が楽器を演奏する事を予告。
まかべまおはここでドラムを演奏する事を予告。
二年前のBDライブでも披露した事があったが、果たしてどのようにパワーアップするのか……。
(このMCについては順序がコーナーの前後逆だったかも知れないので、もし間違えていたら申し訳ない)
こうして懐かしいコーナーを経た後は残り二曲、オリジナル構成。
続いて歌ったのは「TRIANGLE」
石戸なつみが「トライアングル」歌った日に、まかべまおも「TRIANGLE」……皆、三角形好きだなと(違)
ちなみにまかべまおの「TRIANGLE」の作曲者は綿貫佳明。
どちらかというとまかべまおの楽曲の中では、ロック色が強めな部類に入る。
そしてラストに「タブロイド」を披露。
こちらもまかべまおの熱い歌声が特徴的な一曲となっている。
後半二曲のオリジナルはカールズバンドカヴァーからの繋ぎ、もしくは12月のバンド演出の予告にも聞こえなくもないような構成だった。
果たして彼女の意図するところは……俄然、次回の順位と12月のBDライブが楽しみになってきた。
以上、連続2位だったまかべまおのステージでした。
……こうして残るは第1位……優勝のみとなりました。
今年の「ぢゃ☆ベストテン」では当たり前すぎて、誰も驚かなかったけど……それが却って驚異的な事だと思う次第です……。
・1位:デカシャツ喫茶(→/8175点)
現場では誰も触れなかったので、敢えて触れよう!(笑)
今回で三連覇。通算優勝回数は13回目。単独での「2017年年間最多勝」が決定したデカシャツ喫茶の登場です(爆)
偉大な成績なのだけど、偉大過ぎて皆様、感覚が麻痺しているのか?
優勝が続きすぎて、気がつかなかったのか?
それとも……本人たちが全く気付いていないからなのか!?(笑)
前置きはさておき、この日もいつもと変わらず颯爽とデカシャツ喫茶登場。
……なのだが冒頭にてシノンがどうしても言いたい事があるという事で、彼女たちにしては珍しく曲から入らずシノンが語りだす……。
それは……ヨツイミワ、バースデーサプライズ!
毎年、自身のBDライブを開かない彼女だが、この日の四日後、9月20日がリアル誕生日の彼女を祝おうというサプライズだった。
「HAPPY BIRTHDAY」を会場全体で歌い上げ、そして会場に居た客層は歌い終えると一斉に事前に準備したクラッカーを鳴らすというものだった。
このサプライズにヨツイミワは喜んだが……今、思うと三連覇よりも、彼女にとっては嬉しくて幸せな瞬間だったのかも知れない。
こうして行われたサプライズを経ていよいよ本編に入るのだが、この日はあるテーマを持って望むと冒頭で説明があった。
それは……「オリジナル楽曲を新しい順番から古い方へ(時間いっぱいまで)遡っていく」セットリスト……との事。
さてここからは楽曲の間のMCもほぼ無く……いやデカシャツ喫茶的「訳のわからないコント風」なMCは多少あったが(笑)ここでこの日のセットリストを記すものとする。
以下、当日のセットリスト。
「ラブゲーム」
「またあそぼ」
「ミラージュ」(More Rock)
「レモネード」
「Answer Beat」
「moRe Stage」
……どれもこのイベントに通っている皆様なら、絶対に一度は聴いた事のある楽曲だろう。
そしてほとんどの楽曲がこのイベントで初披露だったのに気がつく。
「ラブゲーム」は前回(2017年7月・vol.57)で初披露。
その「ラブゲーム」と一緒に音源化した「またあそぼ」は昨年11月(vol.53)初披露している。
この日の三曲目「ミラージュ」は今回は(More Rock)バージョンだったが、原曲のノーマルバージョンは2015年7月(vol.45)で初披露している。
更に「レモネード」はちょうど三年前、2014年9月(vol.40)初披露。ちなみにこの時もヨツイミワ、バースデーサプライズは決行されている。
そしてこのイベントをリスペクトして作られた楽曲「Answer Beat」(略すと「AnB」)は、2014年5月(vol.38)が初披露……。
ラストの「moRe Stage」だけはこのイベント出演以前からの楽曲だが「Answer Beat」以降は全て「ぢゃ☆ベストテン」が初披露の場となっている。
言ってしまえば、今回のセットリストは図らずも、デカシャツ喫茶の楽曲とこのイベントにおける歩みを遡る内容となっていた……!
現場では全く気付かなかったが……この事からも彼女たちの「ぢゃ☆ベストテン」における現在の絶対的な存在感と、好成績は決して偶然の産物ではないと改めて認識する結果となった。
これらの楽曲のクオリティの高さは今更語るまでもないが「ぢゃ☆ベストテン」というイベントにおける、デカシャツ喫茶の新曲発表の場としての信頼感が見え隠れする結果となった。
そしてこの日もいつものように楽しそうに歌う。
途中、間奏が長ければヨツイミワが楽しそうに語りかける。
それを離れた位置で楽しそうに、微笑んでいるシノンがいる。
誰にも邪魔できないデカシャツ喫茶の25分。
こんな楽しいステージを毎回のように魅せるデカシャツ喫茶……。
ラストの「moRe Stage」で「今回ももう終わるのか」というほんの少しの寂しさと「ここが宝物」という歌詞がリンクして素敵なステージが観れて幸せだった……。
そう思える空間がとても貴重なのだと感じました。
こうしてデカシャツ喫茶、2017年4回目の優勝となるステージはこうして幕を閉じました。
この後は投票、そして脱落が無いため平和な物販を挟んでイベントは無事終了しました……。
●総括
それなりに上位、下位の間で入れ替わりがあったものの、終わってみればデカシャツ喫茶の強さが目立ったか……。
だが多くの出演者が強烈なステージを披露し、次回以降のランキングの変動を予感させた。
優勝したデカシャツ喫茶。危なげのない三連覇、そして単独での「年間最多勝」獲得でした。
会場の雰囲気からして彼女たちの優勝が「当たり前」という状況である。
むしろ優勝しない方が驚き……そういう意味では、全盛期の大和撫子(大よそ2012年~2013年頃)の時と状況は似つつある。
現に会場に居た客層は、どれくらいの方が三連覇である事に気付いただろうか。
この点、指摘しない司会も良くないのですが、優勝が続きすぎて彼女たちの凄さが最近は薄れてしまっているような気がしてならない。
感覚が麻痺してくるというか……それくらい「デカシャツ喫茶が優勝する」事が、このイベント……特に2017年になってからは、それが「当たり前」な出来事になっている。
これはとても凄い事なのですが、それに誰も気づかないくらい彼女たちが毎回のようにステージをこなして優勝を掻っ攫っている証拠でもあります。
(話は前後するけど、今回9位の和奏電道子☆灯-アカリ-が替え歌で、デカシャツ喫茶越えを目標とする歌詞にしたのもこういう状況だからこそ出来る話)
現に彼女たちのステージを目の当たりにしている自分でも、デカシャツ喫茶の三連覇にあまり驚いていない……「偉業が偉業でなくなっている」感じすらする。
そんな中で行われた今回のステージ。オリジナル楽曲を新しい順番から遡っていくという構成。
正直、彼女たちの楽曲自体はもう何度も耳にしており、そこまで新しいという感覚は無いだろう。
ただ毎回のように切り口を変えて表現する事で、毎回のように違う印象を与えるという点は非常に優れている。
彼女たちを見ていて、この「ぢゃ☆ベストテン」に出演するようになって何が変わったか……と言われると、パッと思いつかない。
極論を言えば2013年の初出場時から彼女たちの本質は何一つ変わっていない。衣装、楽曲のスタイル、歌い方、それぞれのキャラクター、そして面白おかしいMC……。
本質は何も変わっていないのに、その中でつけてくる微妙な変化でステージの印象を毎回ガラリと変えてしまう術は恐らく唯一無二。
とにかくここまで隙が全く見当たらない。特に今年は……。
唯一、連覇が重なり過ぎる事による「得点の搾取」が怖いくらいだが、見ていて完璧に近く次回以降もまず優勝候補筆頭の地位は揺るがないと感じた。
……さて「偉業が偉業でなくなっている」と前述しましたが、そうでは済まされない記録に一つ迫っている。
通算優勝回数が今回で13回……あと1回で大和撫子が持つ14回に並ぶ事になる。つまり次の優勝で歴代1位タイになる……。
他にも自身二度目の四連覇、史上2組目の年間5勝、五年連続の11月度優勝など様々な記録がかかっているのですが……。
あっさりと大記録に並ぶか……次回の順位にも注目したいと思います。
続いて2位のまかべまお。ここに来て連続して2位なので、だいぶ力を戻した感じがします。
前回のレポートでも触れた「9位のまかべに気を付けろ」の格言通り、9位に沈むと反動で上がってくる事が多いのが彼女の特徴。
その勢いをうまく持続したのが、今回の2位という見方も出来ます。
内容を見ていくと「ガールズバンドカヴァー」はこのイベントの客層を考えたら、非常に効果的なセットリストだったように思います。
彼女のオリジナルも確かに名曲揃いですが、稀にこのような構成を入れて客層の関心をそそるのも一つのスタイルだと思います。
またアピールという観点でも12月に行われる自身のBDライブに向けての宣伝にもなったと思います。
こうして見ると長くこのイベントに残っているだけあって「ベテラン」ならではの味のあるステージが出来ているように感じる次第です。
出来ればこの勢いを持続して、約二年半ぶりの優勝を狙ってほしいところです。
気になる点があるとすれば、事務所における彼女自身の活動。
彼女自身のキャリアを考えれば、当然、事務所の芸能部門設立は非常にめでたい事です。
ただその事による、今後の自身の活動における影響は今のところ不透明な部分もあります。
事務所主催のライブイベント、12月のBDライブなども控えており、彼女自身の活動にすぐに影響が出るとは思いませんが……その点は今後も注目点すべき点かも知れません。
また11月はこのまま彼女のスケジュールに変更が無ければ、恐らく欠席が濃厚。
欠席した場合、来年1月でどの位置に戻ってくるのかも併せて、非常に注目されます。
イベントの順位的には復調気配なので、来年以降も頑張ってほしい次第です。
(ただこれでまた9位まで落ちたら、どうなるか見てみたいと思ってしまう自分がいるのも確かですが・爆)
そして3位のFICE。約七年ぶりのベスト3に会場が沸いた(笑)
……でもFICEって下位でも、上位でも「ネタ」になると思ったのが今回。
登場時に下位で「やっぱり」という笑いはともかく、上位で「マジか!?」という笑いが取れる出演者は他にいないかと……。
……いや主宰に失礼でしたかね。申し訳ございません……が、ステージの内容はガチで笑いを取りに行ってましたが(笑)
まず「にゃものがたり」の基本的な構成はきちんとしていると思いました。
着ぐるみの新メンバーになった、にゃもの紹介とアピールを兼ねた構成になっており、今後も彼女が着ぐるみの一員として愛されるキッカケを作ったと感じました。
一方「Brand new life with you」における客いぢり要素に加え、羅生悶っぽい人々による大暴れと、FICEらしいカオスな一面も覗かせておりもう無茶苦茶(笑)
まぁ「これがFICEだ!」……と言ってしまえば、それまでなのですが(笑)
笑える内容かつ、しっかり考えられた構成で非常に面白かったです。
また「Brand new life with you」で前回ネタになった「ハゲ」こと金色樽兵衛がサックスで登場したのも客層的には嬉しかったのでは無いでしょうか。
ここだけは前回の続きではないけれど、どこかステージは続いているという感じがして良かったと思います。
こうして主宰としての意地を見せたFICE。
次に狙うのは……約八年ぶりの優勝でしょうか!?
20分のステージ、本当にお疲れ様でした。
ここから4位以下の出演者について……。
4位、石戸なつみ。低迷期は脱出したか?
彼女の場合はもう基本的にロック路線なので、我が道をひたすら信じて突き進むしか無いと思う次第。
逆に言うともうやる事は決まっているので、迷う必要はどこにもないのが、彼女ならでは強みだと感じます。
新曲「PGR」もいい感じにまとまっており、今後の展開次第ではまだまだ活かせる楽曲だと思います。
MCでも優勝が目標である事をはっきりと明言した事は好材料。
来年2月に決まったBDワンマンライブまでに、なんとか悲願の初優勝を……今回の出来なら、その可能性はまだあると感じるし十二分に戦えると感じました。
5位、MicA。比較的初期のセットリストは良かったかと。
最近の楽曲もいい曲が揃っているけど、初期の楽曲も比較的名曲揃いで彼女自身初心に帰る意味でも良かったかと。
vol.55(今年3月)の初優勝から半年経ちましたが、今回のステージでその余韻を断ち切ったようにも思います。
そういう意味では次回以降、また2回目の優勝に向けて再スタートを切れたように感じました。
ただ心配な事と言えば、先日、彼女自身が発表した10月以降の活動について。しばらくライブ活動は抑え気味になるとか……。
完全な休止では無いとは言え、今後の影響も考えるとやや心配。出来るだけ早い時期での回復を祈る次第です。
6位飛ばして7位、清水舞美。自分の見せ方が上手いと感じるステージでした。
セクシーさが強調された衣装に「稜線」を紹介するために用いた自身のスケッチなど……自身の持っているものをうまく引き出して戦っている印象がありました。
前回のこのイベントでは「ポスト桑名美佐子」宣言をしましたが、歌だけにこだわらず自身の持っている武器を引き出せる器用さが彼女の強みかと思います。
このように自身のアピールポイントは多々あるので、その出し方を……引き出しさえ間違えなければ、もう少し上位も狙えると思います。
このイベントでは封印中のウクレレも控えており、今後も非常に楽しみな清水舞美。
まずはこの順位を足掛かりに、中位定着もしくは上位への展開を期待したいところです。
8位、りゅうきいずむ。良くも悪くも彼女らしい。
ただ前回に比べると今回の方が良かった。ステージにおける「やる気の無さ」が分かりやすい(笑)
一曲目の選曲とあの衣装を見せられたら、多くの客層は笑うしかない。そしてこの日はこうなんだという解釈になる。
本人がどこまで狙っていたかは別にして、思いがけず癒された人も多かったのではないだろうか。
……自身が標榜しているのは「鬱ぽっぷ」ですが(笑)
もっとも一回のステージにおける振り幅が大きい彼女の事なので、次回がどうなるか全く予想つかないのも確かですが……まぁそれはそれで楽しみにしたいという事で。
9位、和奏電道子☆灯-アカリ-。ある意味、今回最大の注目を集めた人!(爆)
衝撃(笑激?)のアカリ太夫と「天城越え」の替え歌だけで、点数を投じた人も多かったのでは無いか?(笑)
替え歌については彼女自身の切実な境遇と、このイベントの現在の頂点たるデカシャツ喫茶を明確な目標として越えたい意思を示しており、非常に分かりやすかった。
久々の崖っぷちだが、かつて脱落におびえていた彼女の姿はそこには無く、下位なら下位なりにイベントを楽しむ気概と、彼女なりの逆転劇の計算があったように思います。
これで次回、急浮上……仮にベスト3にでも入ったら「9位のあかりんも気を付けろ!」って言われると思います(爆)
次回から上がってくる後輩(神木祐希)の前で堂々としたステージを見せたあかりん。これからは後輩共々頑張ってほしい次第です。
昇格組、大和撫子 百合。流石と言ったステージに感動。
昼の大和撫子とソロ楽曲を交えた構成から一転、自身のソロ中心の楽曲での構成となった「二度目」の夜初陣。
彼女自身の「色」が濃く出ていた構成に思いました。
勝手な解釈ですが昼がどちらかというとこれまでの彼女で、夜がこれからソロで戦う上での決意を示した「大和撫子 百合」としての見せて行きたい姿……にも見えました。
もっとも今後も自身のソロ、大和撫子の楽曲をバランス良く揃え、ステージを彩っていくと感じております。
別のライブイベントで「一回くらいはデカシャツ喫茶に勝ちたい」と言っている大和撫子 百合……その可能性は次回……初ランクイン初優勝なっているか……期待したい!
そして今回6位で卒業となった美広まりな。短い出場期間にも関わらず、残したインパクトは強烈でした。
今回で「ぢゃ☆ベストテン」は4回目。ですが……もっと前から居たような錯覚に襲われるのは何故でしょう?
それだけ彼女が最初から最後まで、常に全力で我が道を突き通すステージに終始し、非常に濃い内容を提供し続けたからだと思います。
正直……今年1月「第54回イカすアキバ天国」を優勝した時は、彼女の事をキワモノ扱いで見ていた側面がありました。
また「これは受けるか、拒まれるかどちらか」と両極端な結果を予想しましたが……振り返ると前回までベスト3が2回で受け入れられたと感じます。
実は彼女の下ネタが最初は受け付けられなかった自分ですが(失礼)ただ毎回「ちんぽこBEAT」を聴いていくうちに、快感になっている事に気付きました(爆)
きっと彼女はこのイベントで終始、自分のスタイルを貫き通した。
そしてこのイベントの客層に認められた。そう感じています。
その点については先日、彼女自身もSNS上にて同様のコメントを残しているので、実感はあったのでしょう……。
10月をもって美広まりなとしての活動は休止となる訳ですが、今後を考えると大きなステップアップのチャンスが巡ってきた模様です。
個人的に彼女にはこのイベントで得た自信や実績も胸に、これからのステップアップへの糧にして頑張ってほしいと願う次第です。
短い期間でしたが本当にお疲れ様でした。
数々の名曲(迷曲?)と、その強烈なキャラクターは2017年のこのイベントにおいて一際強烈な輝きを放っていました。
次のステップに進んでも、きっと大丈夫と思っています。
お疲れ様……もとい「おつかまりなー」
世界に羽ばたけ、美広まりな!
……という事で美広まりなの卒業があった今回。
もっともそれ以外にも色々有り過ぎて、強烈な回でしたが(笑)
なお彼女の卒業で11月も9組+昇格組のため脱落はなし。
年内は脱落なしとなりましたが、今後、どうなっていくのでしょうか……。
2017年も気付けば次回が最終戦。
既に「年間最多勝」はデカシャツ喫茶の二年連続、通算3回目の獲得が決まっている。
しかしながら彼女たちには、次回以降も優勝に関わる様々な記録がかかっている。
2017年最終戦、最後までデカシャツ喫茶の天下は続くのか!?
それとも……デカシャツ喫茶を止める者が現れるのか!?
今回、強烈なステージを披露した出演者の結果は如何に!?
昇格組は「新星」が登場する……!
2017年最終戦。
「晩秋の一大決戦」を制するのは果たして誰か……!?
次回、11月18日「ぢゃ☆ベストテン vol.59」
10年目のシーズン、最後の戦いはそこまで迫っている……。