前編読んでいただきありがとうございます。
ここから後編です(笑)
万が一、前編を読んでない方はまずは↓を読んで下さい。
・【レポート】「FICE 15周年記念『たぶん最初で最後の全曲ライブ!! 』」(前編)
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12199407197.html
読みましたね?
ネタバレ防止のため、行を開けてから、続きを掲載しますね。
それでは続きが気になる方は、スクロールお願いします。
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【レポート】「FICE 15周年記念『たぶん最初で最後の全曲ライブ!! ~ある意味ワンマン~』」@池袋・CYBER(後編)
○20~11位
ランキングもいよいよ後半戦!
ここからはしばらく二連発が続く!
・20位:帰還~return~……2798票
・19位:乳様~ああっ◎◎さまっ~……3241票
19位に「乳様」で場内にどよめきが(笑)
20位「帰還」はFICEの1stシングル。この楽曲は炎が作曲していないという珍しい楽曲でもある。
ちなみにこの日は15年前「帰還」の際に使っていた、小道具(宇宙的な惑星的なものや、隕石的なもの)を使用。
本人たちも久々に使ったという事で懐かしさにひたっていました。
そして19位「乳様」さっき三連発したばかりなのに!(笑)
これが20位だったら四連発だったのか!?という客層のツッコミもありつつ、本家「乳様」を堪能。
妙な盛り上がりを見せました(笑)
・18位:正義~FICEのテーマ~……3618票
・17位:告白~大好きなあなたへ~……3849票
18位はFICEのバイブル的一曲「正義」が入る。
FICEをもっとも端的表現した名曲である。
ちなみにこの日、玄関マット不在のため、やられ役はDJかんべが担当。そういえばかんべ、すっかり忘れていたけど当初はマット的ポジションでの加入だったよね……(笑)
17位は「告白」FICEにしては珍しい、超正統派のラブソング。
いい楽曲なのだが……実はこの日、口上が入らなかった事に炎がお怒りに(汗)
※この楽曲、口上が入る箇所がある。実は各個人が作って入れるのがお約束なのだが……。
あまりにも残念だった炎。
そこで最前の某客に一ヶ月後(=9月のえんちんBD)でのリベンジをその場で決定(笑)
果たして一ヶ月後「告白」で素晴らしい口上は用意されているのか……こうご期待!(笑)
・16位:願い~if tomorrow never comes~……3924票
・15位:妄想~脳内恋愛のススメ♪~……3929票
ここは僅差。
16位「願い」はFICEの唯一と言っていいバラード曲。
非常に静かな曲調が心に染みわたる隠れた名曲。
ここはじっくり聴いて……と思いきや、何故か楽曲中に腹筋を強要される客層(笑)
バラードを聴きながら、繰り返す腹筋運動……意味がわかりません!(爆)
こうして……何故か腹筋をして腹がつるという想いをさせられるという、ちょっと理不尽な想いをした瞬間でした(笑)
15位は「妄想」
司会の梶田ガクシの紹介にもあるように、この楽曲はPVが恐らくFICE史上、一番シュール(笑)
PVを知っている人間は恐らく、その映像を思い出しながら聴いていたに違いない……。
中にはそのPVに出演していた客もチラホラ(笑)
とにかくFICEの中でもシュールさで言えば1、2を争うのは間違いない楽曲でした。
・14位:伝承~tradition~……3990票
・13位:コンチ音頭~びんびんばーじょん……4070票
14位「伝承」
これはFICE 座 RAINBOWの生演奏になってから再評価が高まった楽曲の一つと言って過言では無い。
この時も生演奏でしたが、この楽曲におけるFICEの正統派的なカッコ良さは尋常ではない!
恐らく2005年頃までの初期FICEを語る上で欠かせない一曲であり、今後も長く歌い続けるべき一曲だと思いました。
そして13位は「コンチ音頭~びんびんばーじょん」
のーまるばーじょんが早い段階で出てきましたが、今や「コンチ音頭」はこちらが主流と言って差し支えないでしょう。
会場内の一体感とノリの良さが尋常じゃありませんでした。
・12位:伴奏~キミと奏でるメロディ~……4461票
・11位:接吻~らぶらぶ(ハート)ちゅ~……4474票
この二曲はベスト10入り出来なかったのが意外と言っていいかも知れない。
それくらいのFICEの人気曲がランクイン。
12位「伴奏」
恐らく10周年の前後ではこの楽曲が一番人気でもおかしくなかったし、過去、FICEが年末にやっていたFICE楽曲ベスト10でも何度か1位を取った事もあるくらい。
FICEの中でも正統派中の正統派の一曲。
突飛なものが多い「FICE芸」と呼ばれる「ヲタ芸」の中でも、比較的、まともな部類で収まっているのも同曲の特徴。
インディーズアイドル界隈の方が、ふとした拍子に飛び込んでいっても、一番安心して盛り上がれるのがこの楽曲だと思う次第です。
11位は「接吻」こちらは元祖「らぶちゅ」の方。
FICE5枚目のシングルにして、現在のFICEの礎を築いた名曲と言って過言では無い。
先程「告白」で口上が無かった事をネタにされたけど、この楽曲の間奏部分では、10年以上前から語られ続けている口上がしっかり入り……そしてダッシュケチャを敢行!
まさにFICEがファンと共に作り上げてきた名曲中の名曲と言って過言ではありません!
……そんなFICEの中でも新旧人気曲二曲がここで連続してランクイン!
20~11位のゾーンをしっかりと締めてくれました!
ここでFICEたちは再びステージを下ります。
続いては……最後になります。彼女たちのゾーンです。
○偽FICEコーナー・その3
・Ma:rchen-holic*+京呼
コーラスのひびぃの盟友とも言える、Ma:rchen-holic*+京呼(一部の人には「妄面」の響抜きと言えば分りやすいかと)の偽FICE。
そんな彼女たち……客層も皆驚きのほぼほぼFICE完コスで登場!
アルバム「電破」の衣装に身を包んだりゅうき(炎コスプレ)と、まほし(氷コスプレ)、更にひびぃに扮した京呼と……随分スリムな玄関マットに扮したみさこ(笑)
非常に高いコスプレで登場した四人で歌ったのは「一発!」
立ち振る舞いといい、振り付けといい、歌といい、ここまで出てきた偽FICEの中では、ほぼ全てにおいて高いクオリティでFICEを再現。
FICEのファンをもうならせるほどの高いクオリティを見せつけ、見事に偽FICEコーナー・その3の初っ端を飾りました。
・小泉千秋
彼女も最初は「小泉千秋」ソロ表記でしたが……一緒に引き連れて現れたのは、奏っぽ☆と(通称)「千秋のペット」と呼ばれる某お客様二人。
上半身ビキニスタイルの小泉千秋と、上半身裸の蝶ネクタイのペットたちが歌ったのは……「裸執事」
いや……これ小泉千秋だから出来たネタだ(笑)
自身が露出高めであり、なおかつ自分たちの客にこんな事をさせる事が出来るのは、この界隈見渡しても彼女しか有り得ない……。
そしてこの壮絶なネタに巻き込まれたのが奏っぽ☆というところにも、悪意というかネタの臭いを感じる……笑劇……もとい衝撃的なステージでした。
ちなみに遠目から見ると、Tシャツ着ている奏っぽ☆が一番違和感あったのは何故だろう……(笑)
・デカシャツ喫茶
まず登場した時の外見的な偽FICEとしてのクオリティの低さは、会場内、噴飯もの(笑)
いつものデカいシャツはいいとして……あのウィッグは無い(笑)顔、ほとんど見えなかったし(笑)前述のMa:rchen-holic*+京呼と比べれば雲泥の差である。
……が、それをひっくり返すのも、彼女たちの凄いところで……歌ったのは「伴奏」
この「伴奏」の出来栄えがほぼほぼ完璧。
さすが歌唱力で言えば、この界隈でも1、2を争うユニットというのが、このステージでいかんなく見せてくれたと思いました。
外見的なクオリティの低さ(面白さ)と、歌唱力のクオリティの高さのギャップがたまらない二人のステージでした。
・大和撫子
偽FICEコーナーのトリを飾るのは大和撫子!まず最初に登場したのは、炎に扮した牡丹と、氷に扮した芍薬。
二人で「正義」の1番をしっかり歌いきる。しかし残り二人のメンバーはまだ出てきていない……。
そこへ登場したのはドレス姿の炎になりきった百合。ここで楽曲は「桃缶」に切替わる。とてもかわいらしい。本家よりかわいい(爆)
だがドSっぷりも本家以上だった……「マンション買ってね!」「シャンパンタワー!」と本家以上のおねだり!(笑)恐ろしい……とても恐ろしかった……。
しかし真の恐怖はこの後、やってきた……最後に登場したのは……ひよ美に扮した椛(爆)
ひよ美のオリジナル「here me」を歌いながら、本家さながらの怪しい動きで暴れる椛……偽FICEできっと皆、油断していた……ひよ美は想定外だった……。
……こうして最後は、本家・ひよ美に負けず劣らずの恐怖を会場に植え付け、大和撫子はステージを去った……いやでもひよ美は反則だよなぁ(笑)
こうして全部で3パートに分かれた、偽FICEコーナーは全て終了。
残りはFICEのステージ、10位以降を残すのみとなる……。
ここで一人遅れていたサポートメンバー「もののけ」こと少女☆タコサムも合流。
総勢14名で残りのステージに臨む!
○10~1位
ここからは一曲ずつの紹介となっていく。
一曲、一曲かみしめながら……残りのステージは進んでいく!
・10位:AnBのテーマ~Let's☆AnB~……4546票
なんとここでAnBのテーマが10位にランクイン!
実はこの楽曲に歌詞があったという方も知らないんじゃないか……という事で、実は歌詞がどこか行ってしまっていたとの事(爆)
そこで耳コピで再度歌詞を掘り起こして、今回の披露となった……という流れ。
FICEの主宰イベント「AnB」のテーマである。まさにFICEの始まりと共に始まった「AnB」……ある意味、FICEのこれまでを象徴している一曲だった。
・9位:緋螺旋……5774票
PCゲーム「裸執事」のEDテーマ……という事もあり、この楽曲では炎が客に向かって「脱げー!」と号令。
結果……ステージ上手側(炎側)の客ばかり脱ぐという事態に(笑)水色のTシャツの方はほとんどが着たままでした(笑)
そんな訳でステージ上手側前方はほぼ上半身裸の男たちがむさ苦しく、熱く盛り上がるという異様な光景に(笑)
もっとも炎としてはこの光景にはご満悦だったようで、また脱いでいた男たちもどこか清々しい顔でもみくちゃになっていたとさ(笑)
・8位:上等!~抱きしめて☆MYWAY~……6284票
この楽曲は「やっちまおうぜ!」の号令でお馴染みの楽曲。
その例に漏れず、ここでも曲の中盤から後半にかけて「やっちまおうぜ!」の大合唱!
ある意味、終盤に向けてのラストスパート的な、そんな気合いが前面に押しでていた、そんな異様な盛り上がりを見せたのがこの楽曲でした。
しかし上半身裸の次は「やっちまおうぜ!」か……凄いライブだなぁ(笑)
・7位:一発!~愛のストレート~……6638票
先程も偽FICEで歌われた、この楽曲が7位にランクイン。
ちなみに偽FICE版と違い、この楽曲(いや9位からずっとなんだが)は生演奏バージョンでテンポがオケバージョンよりかなり早い……。
いや早すぎて、体がついていかなかった……よーく考えたら、ここまでもう偽FICE含めると40曲以上はやっているのである。
それでもなんとか最後までついていこうと「一発!」と叫びながら、客層は頑張っていた……と思う。
・6位:浪漫~モザイクの向こう側~……6748票
この楽曲、楽曲だけ聴くと、FICEの楽曲の中でもかなりカッコいい部類に入る。
……歌詞がね(笑)冷静に聞くと歌詞がね(笑)でもそういう歌詞をさりげなく、カッコ良く歌うのがFICEなんです!これでいいんです!
とにかくこの頃になるとどこからどこまでがFICEで、どこからどこまでが客なのか、変な意味で境が無くなってきた。
会場の一体感が半端無いくらいの高みに上りつつあった……。
・5位:勝利!~winning bell~……6800票
いよいよベスト5!ここで入ったのはFICEの1stシングルから「勝利!」
かつて「勝利」と言えば、FICEの合言葉みたいな言葉だった。打ち上げの席の「いざ、永遠の勝利を!」に代表されるような……。
そんな初期FICEを象徴する「勝利!」が5位に入ってきた。
恐らくFICEを応援する皆の心の中に期するものがあったのだろう「永遠の勝利」を……そんな想いを込めたような一曲となった。
・4位:愛鯛!~メデタイ☆◯◯ver.~……6980票
4位に入ったのはFICEを代表するお祝いソング「愛鯛」
今日のFICEを代表する楽曲の一つである。さてこの楽曲を歌うという事は誰かお祝いする人がいなくてはいけないのですが……。
この時、呼び出された一人の男性……客層のほとんどが恐らく初めて見る顔だったであろう……「大漁」のエンジニア・大島氏その人だった。
そしてこの日が誕生日という奇跡的な巡りあわせにより、この日「愛鯛」でお祝いされる方となったのだ。
確かに彼にとって、とても素晴らしい「愛鯛」だったと思う。
だけどそれ以上にFICEたちからは、共に「大漁」を作り上げてくれた大切な仲間に対するお礼と歓迎のメッセージにも聞こえた。
大島氏を祝う万歳三唱締め、そして記念撮影でこの日の特別な「愛鯛」は見事に完結した。
……さぁいよいよベスト3!
会場のボルテージはいよいよクライマックスを迎える……。
・3位:猫癒~にゃんにゃん☆えぶりでー~……7998票
3位にランクインは「猫癒」。実は「乳様」のC/Wではあるのだが、人気ではこちらが上回った。
かわいらしい歌詞とは裏腹に、運動が激しい事で有名な一曲……そして生演奏だと、異常に曲の速い事でも……。
この日もその例に漏れず、楽曲のテンポは異常ともいえる速さだった(笑)
体感速度になるけど、原曲と比べると半分くらいの長さ……つまり倍速に近くなっていないかと(笑)
終盤のこのタイミングで、この楽曲は結構きつかったものの……まぁなんとか頑張れた(笑)
・2位:視線~Nice chu☆meet you~……9922票
2位は「視線」。お客様を獲得して「家族」を増やすという楽曲(笑)
ここ数年のFICEの新規顧客開拓ソング(笑)ともいうべき楽曲。
もちろんこの日もFICEに捕獲される客はいるのだが……そのターゲットになったのは、はつみん氏。
実は今回の15周年、協賛という事でFICEに協力していたのだ。(フライヤーにも名前が確認取れます)
そこで彼をターゲットにして、FICEとサポート隊……そして多くの客層が彼を囲む(笑)
最後はこの楽曲の通例どおり、FICEと共にステージの上に上り、FICEの歓待を受けるのであった。
協賛で協力してくれた、はつみん氏への、FICEらしい御礼のシーンでした……。
……そしていよいよ全曲ライブもラスト一曲を残すのみ……。
1位に輝いたのは……あの楽曲だった……。
・1位:魂唄~今いちばん伝えたいこと~……12083票
1位に輝いたのは「魂唄」今回の投票で唯一の1万票超えを達成した。
FICEやファン層にとっては10周年で初披露して以来、とても大切かつ特別ともいえる楽曲……。
会場はオレンジのサイリウム……そして岩下の新生姜ペンライト(笑)で照らされる……。
※岩下の新生姜ペンライトはFICE側のリクエストで実現した経緯があり、決して客層もふざけていた訳じゃない事はお伝えする。
……もうここまで来ると、言葉はいらない。
ただ歌声に乗せてFICEの感謝の想いが……そしてステージの上に立っている総勢14名の想いが伝わってくる。
それに呼応するようにその場にいた全ての客層の想いが光となり、一つになっていった……。
この楽曲の間、間違いなく、皆の想いは一つだった……。
「幸せだよ」
歌詞にもあるフレーズだけど、この瞬間、FICEやサポートメンバー、そしてこの会場にいた誰もが想った事ではないだろうか……。
……こうして「魂唄」を歌い終えて、全ての曲を歌い終えた……。
全てを出し切ったFICEとサポートメンバーたちは会場からの大きな拍手に送られながらステージを下りた……。
時計を見ると21時少し前……予定よりやや早い終わりだった。
会場に漂う、燻っている空気……このまま終わりにしてしまうには、あまりにも惜しい雰囲気……。
やがて会場から起こる「アンコール」……ならぬ「炎・氷」(えん・こおり)のコール……。
その声援に導かれるようにして……FICEは再びステージの上に戻ってきた。
○アンコール
アンコールの声援に導かれて戻ってきたFICEの二人。
しかし……もう全ての楽曲は歌いきって、何も残っていない。
何を歌うか……という事で、再び歌ったのは「大漁」だった。
この日の締めに相応しく、明るくてノリのいいこの楽曲を選んだのだった。
※なおFICE自身、しばらくこの楽曲をパワープレイで多めに演奏するらしい。
先ほどの初披露の時より、会場内も「大漁」という歌の趣旨を理解していたか……FICEが曲中に投げる投網に自らかかりにいくものも続出した(笑)
こうしてこの日二度目の「大漁」で大盛り上がりのうちに、今度こそ15周年は終了。
FICEとサポートメンバーたちはステージを降りていった……。
……が、EDも物販も始まる気配も無い(笑)
これはもしかして……今度は会場いっぱいの「FICE」コール……。
この声に呼ばれて出てきたのは……FICEではなくて、何故かひびぃと、ゆきやの二人だった(笑)
○ダブルアンコール
何故、この二人?
……という事なのだが、どうやらこの二人で「愛鯛」をFICEのために歌うために出てきた……ようなのだ。
しかしその説明がうまくいかず、FICEが後から趣旨を説明するという流れに(笑)
客層も流れと趣旨を理解したところで気を取り直して……。
・「愛鯛 ~FICE.ver~」
周年の時にしかやらない。
FICEの二人を祝うための楽曲。
最後は会場全体が、FICEを祝う。
ただひたすらに、ただひとすじに。
15年という月日を過ごした、FICEを祝うために。
そしてこの日に立ち会えた幸せを噛み締めるように……。
主役のFICE。
支えたサポートメンバー。
駆けつけた12組もの偽FICE。
そして会場にいた全ての人たち……。
その誰もが笑顔だった。
誰もがこの瞬間を共に喜びを分かちあい、楽しみ、そして愛おしく想い……祝った。
最後には客のクラッカーだけでなく、会場からも大きなクラッカーが噴出しラストに華を添える形となった。
こうして盛大な15周年のライブイベントは、大いなる熱気の渦巻く中……その幕を閉じました。
●総括
これでも駆け足で振り返ったつもりですが……やはり6時間超のイベントになるとまとめるのは簡単じゃなかったですね。
ただ今回は10周年とは違った感動や感慨があったのは間違いなく、その両方を観てきたものとしてはところどころ、10周年、そしてこの日に至るまでの様々な思い出を振り返りながら浸っていた感じはします。
まず純粋に今回の「15周年」のみの感想を言うのであれば、まさにこの日、この時における15年目を迎えたFICEの総決算的なイベントだったと思う次第です。
FICEの二人もそうですが、サポートメンバー全員、偽FICEで出演してくれた出演者、司会の梶田ガクシ、関わった全てのスタッフ、客層……。
あの場に居た誰もがFICEの15年の歩みの中で、形や立場は違えど出会ってきた「仲間」であり、また「同志」であったと思う次第です。
そんな15年目を迎えたこの日に、共にこの日、この時を祝おうと、その場に居た全員が心を一つにして、大きな大きなイベントを作り上げた……。
それが今回だったと思う次第です。
またFICEがこの日、何故「全曲ライブ」にしたのか……。
FICE自身も語っていましたが、これから先……FICEが「全曲」をやるのは確かに曲数の増加を考えても、ここが限界と踏んだという点は納得がしています。
だけどそれ以上に、15年という月日を振り返るには、これまで作った全ての楽曲を振り返るのが、もっともシンプルで分かり易い構図だったからでは無いかと思います。
そういう意味では単純に古い楽曲から順番に披露していく構成でも……と思いましたが、恐らくそれではFICE自身が面白くないと思ったんでしょう。
いやもっと単純に「せっかくだから全曲ランキングにして、楽しくやっちまおうぜ!」くらいにしか思っていないかもしれません(笑)
ただFICEが意図した、しなかったに関わらず、結果、全曲ライブをここで行う事により、15年の月日を、彼女たちの歩みをその場に居た全ての人間が共に振り返り、そして共感することが出来た……それは大きな事だと思いました。
だからあの場に居た、全ての人たちが心を一つに出来た……自分はそう思っています。
……15周年を迎え、この日を共に楽しみ、祝った人たちがいる一方……FICEが歩んだ15年の間でも……もっと近い期間に限って言っても四年前の「10周年」と変わった事も多くありました。
「10周年」のゲスト、そして今回「15周年」の偽FICEのメンバーを見ても、その変化を感じ取れます。
「10周年」ゲスト11組のうち、今回、偽FICEとして出演したのは6組……残り5組は引退、もしくは方向性が変わったりして共演の機会がなくなりました。
だけど今回のサポートメンバー、もしくは偽FICEに選ばれた出演者の中には、四年前の「10周年」を違う形で関わっていた方もいました。
それはスタッフや客層も同じで、きっと数え切れない程、FICEは多くの人との出会い、そして別れを繰り返されてきたと思います。
そしてこの流れは、これからもFICEのみならず、この日集まった全ての人たちにとって、生きている限り永遠に続くのは間違いありません。
それでもこの日、15周年を迎えたFICEが、この時、このタイミングでしか一同に会す事が出来なかった全ての人たちと、喜びを分かち合う事が出来ました。
他にもファン有志一同によるメッセージカードで作られた花輪、響己が集めた手形の鯉のぼりに象徴されるよう、その場にいた人、いなかった人関わらず、多くの方がFICEの15周年を祝うために力を結集しました。
15年の月日の中、いかにFICEが自分たちと向き合い、真摯に活動をしてきたか。
その結果がこの「15周年」のライブの素晴らしさだったと感じる次第です。
ここから先は私事になりますが……自分自身、FICEと知り合って、もう10年以上の月日が流れました。
この界隈で常に先頭を切って走り続けている……知り合った時から、今日までずっと彼女たちを観てそう感じてきました。
……そう、ここでは語りつくせないくらい、沢山の思い出があります。
いい思い出も、苦い思い出もひっくるめて……でも彼女たちの15年のうち約2/3にあたる期間、本当に楽しい思いもさせていただきましたし、また本当にお世話になりました。
今日の自分がここにいるのは、FICEの二人がいた事も大きなウェイトを占めているのは間違いありません。
本当にこの日に立ち会えた事、また10周年の時とは違う感慨や感動があったのは間違いありません。
そんなFICEを観ていて、次の五年……20周年、果てはその先まで見据えて、これからもずっと走り続ける……そう信じていますし、きっとそうなると思っています。
20周年の時、自分自身、その場に居られるか……100%その場に居る保証はありません。
だけど可能であれば、また五年後、同じように彼女たちを祝うことが出来る立ち位置に居られるなら、是非そうしたいと思う次第です。
最後にFICEの二人に向けて……。
「最高のステージと、最高の出会いをありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします」
ありったけの感謝の想いを込めて。
2016年9月某日 ヒトデ大石