【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第51回イカすアキバ天国』@池袋mono
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
……昨年末の話……。
わずか三年ほどの営業期間ではあったが、多くの出演者に惜しまれつつ閉鎖となった四谷mono。
AnBぷれみあむぅシリーズも神楽坂EXPLOSIONから移転後、僅か4回ではあったがこの会場でその息吹を繋ぐ事が出来た。
そして新たな「mono」の復活を信じ始まった2016年……。
AnB本編の会場でもある、東高円寺ロサンゼルスクラブでの半年を経て……。
再びAnBぷれみあむぅは「mono」に戻ってきた!
真夏の暑さよりも、熱い戦いの一幕が……新たな伝説の一歩が今、新たな「mono」で刻まれる……。
新たなる戦いの舞台は、多くの人々の想いが詰まった「奇跡」のライブハウス……池袋mono!
池袋で繰り広げられる、初の大激戦!「第51回イカすアキバ天国」の様子をレポートします。
●開演前
新会場、池袋mono……。
個人的には【舞台観賞】でよく行く、シアターグリーンのその更に先……。
長年、池袋近辺を生息地としている事もあり、ほぼほぼ迷う事なく新会場に到着した。
驚いた。恐らく立地条件だけでいえば、これまでのどの会場よりも恵まれている。
多くの飲食店、コンビニが近隣には立ち並び、広めの喫煙スペースも用意されている。
会場前の道路が若干狭い事だけは気がかりだが、それ以外は完璧な立地と思える。
そんな立地条件に感心している間に開場時間となる。
ほぼ定刻通り、早々に会場に入場する。
受付を済ませ、バーカウンターを通り、いざ会場へ……。
そこには四谷monoより一回りくらい大きな会場が待っていた。
真っ白な床と壁に広々とした客席のスペース。
そしてステージの上のスクリーンには、出演順決定アミダくじの様子が映し出されていた。
何もかもが新しく、そして新鮮な会場。
やがてアミダくじ、諸注意の映像が終わり、OP映像が流れていよいよOPアクトとなる。
……が、スクリーンが上がりきるまでが時間がかかる。
ここは四谷mono時代とあまり変わっていない(笑)
そんな訳でちょっとずつ上がるスクリーンの奥から、FICEのメンバーが登場する……。
●OPアクト
今回のOPアクトはFICE。
スクリーンが上がって見えたステージの大きさは、四谷mono時代よりも更に広く奥行があるものだった。
なお歌ったのは「再生」。最初から本当に疲れる(笑)
だが新会場、一発目の「再生」……この時点で非常に多くの客層が詰め掛けており、最初から盛り上がった。
こうして新会場でのOPアクトも早々に終了。
改めて司会のFICEからルール説明、諸注意がありいよいよ本編開始となる。
前述の通り結構な人数の客数が集まっており、熱気もいつもの昼以上だった。
そんな訳で記念すべき、池袋mono初の出演者となったのは……。
●本編
・1番手:蛍光灯(出場:2回目)
記念すべき池袋mono初の出演者となった「和奏伝道子」蛍光灯の二人。
午前中のしかもトップバッターにも関わらず多くの客層が詰めかけた。
ちなみに昨今、様々なイベントでトップバッターになる事が非常に多く、このトップバッターが決まった時も本人たち含めて「ネタか!」と話題になった模様である。
この日の衣装は金魚をイメージした、涼しげな水色の衣装。
一曲目「今宵この刹那は永遠に咲く」からノリノリでスタート。
池袋初のイベントを大いに盛り上げにかかる。
しかし……これまでの会場と比べて(少なくとも前回までの東高円寺ロサンゼルスクラブより)広い会場なのだが……。
それでも彼女たちにとっては広さが足りないか……それくらい、派手にステージの上を踊り、舞い、魅せてくる。
初っ端から小道具がステージの後方にあったとは言え、この使い方……ただ事ではない!
(ステージの最後方にイベントのトロフィーがあったのだが、それすら邪魔で彼女たちの時だけは撤去した程である)
そんな蛍光灯の二人だが、歌って、踊るだけじゃない。
二曲目「水面月夜」はどちらかというとバラードナンバーである。
会場もこの時は静かに彼女たちの歌声、灯のクラリネットの演奏に耳を傾ける。
それでも静かな楽曲なら、静かな楽曲なりに蛍は舞い、照明の光加減と合わさって、非常に幻想的な空間をその場で演出した。
この時点で彼女たちが歌って、踊れるだけじゃないユニットである事を証明したように思える。
そしてラストは「いとをかし」
こちらは元気が溢れるような盛り上がる系の楽曲。
ただよく楽曲を聴いていると……和菓子の歌(笑)
あ、だから「いとをかし」(=「お菓子」とかけている)なんだ……と妙に感心してしまった(笑)
途中、和菓子ミックスなるものもあり、初見の自分は笑ってしまった(特にラストの「まんじゅー」のボードの出し方はずるい)
こうして動と静を織り交ぜて、蛍光灯のステージは無事終了。
結構、会場を動き回ったのに、息一つ切れていない彼女たちを見て、やはり運動面では化け物レベルかと思いました。
前回初出場は圏外だった蛍光灯の二人。今回はトップバッターだが、そのリベンジとなったか。
続いてはこのイベント初出場の彼女。
個人的には面識があるお方です……。
・2番手:みでぃ(初出場)
自らを「アイドルヲタアイドル」と呼ぶみでぃ。「イカすアキバ天国」には初出場。
豊満なスタイルを活かした、えんじ色のボンテージ調の衣装で登場。
若干、昼のイベントでは刺激が強かったかもしれないが……(照)
一曲目は「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)
ここは無難にまとめてきた感がある。初出場なので、彼女自身、非常に様子のところはあった模様。
それをMCで切々と語るところは真っ正直な印象がある。
むしろ彼女の本領は二曲目のオリジナル楽曲以降。
二曲目「スマート☆ホントvハート」
ここから彼女はバトントワリングのバトンを常に回しながら歌う。
説明が遅れたが、実は彼女はヘッドセットを使用しており、両手があいている。
その空いた両手でバトントワリングを魅せるという仕組みだった。
続いてラストの「LOVEv暴走中」でも同様にバトントワリングを行ないながら歌い、踊るみでぃ。
……しかし楽曲終盤、相当ばてているのか、声がうわずり始める。
失礼な話、歌唱力はそこまで高くない彼女。歌唱力はあまり安定感は無い。
それが終盤は明らかに息が絶え絶えになって、普段以上に安定感が無いのが分かった。
それでも最後までバトントワリング披露しながら、自分のステージを最後まで無事こなして終了。
みでぃにとって初のアキ天挑戦はこうして終わった。
……みでぃが初出場なら、こちらはなんと約4年半ぶり!
MarvelYellから送り込まれた、新たな挑戦者は……。
・3番手:広瀬ことみ(出場:3回目)
こっとんこと広瀬ことみ。前述の通り約4年半ぶりの出場となった。
ただ前回出場時はMarvelYell所属前。
現在のキャラクターとは全く異なるのであるが……。
一曲目「カラっと★からあげ」からスタート。
からあげに対する愛を歌った同曲。
ちょうど時間もお昼時だったので、朝食をまともに食べていない皆様はお腹がすいてきたのではないだろうか(笑)
でもどうしてもこの手の食べ物系楽曲を聴くと、ここはMarvelYellだなぁ……と思ってしまう次第です(笑)
(過去の先輩方がカレーの歌や、お米の歌や、めろんしちゃっていたのを考えると……)
続いて二曲目「未完成Melody」
一曲目と雰囲気がガラっと変わり、彼女のメロディアスな部分が前面に出ていました。
こういう楽曲を歌いこなせるようになったのも、MarvelYell所属以降の彼女の成長ではないかと思う次第です。
なおMCではこのイベントに久々に出場だった経緯と、この日の夕方に行なわれる活動8周年記念ライブについて言及。
彼女自身のこれまでの活動の前半期(にあたる約4年半前)にこのイベントに出演した事をを思い出し、長い間やってきたとしみじみ語っていました。
ラストは「KO★BUTA★じゃないもん!」
今年4月に全国流通した同曲。
現在の彼女の代表曲と言っても過言ではない。
前列にいた赤いTシャツの固定ファン層たちの熱心な応援も光り、ステージはこのまま無事終了となりました。
なおステージ後のMCでは、非常に懐かしいMarvelYell所属前の自己紹介を久々披露。
今となっては超がつくほどレアな一面も見せてくれました。
以上、約4年半ぶりの出場、広瀬ことみでした。
続いては……ある意味、とうとう来てしまったこの方。
阿鼻叫喚のステージがまさに今、始まろうとしていた……。
・4番手:十四代目トイレの花子さん(初出場)
初出場、十四代目トイレの花子さん……。
この界隈では有名な自称「妖怪」かつ「出禁系アイドル」……何故、そのように言われるかは後述するとして……。
ちなみに出演順決定アミダくじでは、某お客さんが「4」ならぬ「死」と書いたところ彼女となり、アミダくじ会場は大いに盛り上がっていました……。
(彼女自身「四」とか「死」という言葉にこだわりもあり、大好きである)
まず冒頭の挨拶。
彼女は喉を切って自殺した(という設定の)ため、普通に話せないのでボードを持って、それを客層が代読するシステム。
この冒頭の代読が終わり、ステージ開始……彼女の定番曲「好き好き大好き」(戸川純)を歌い始め、そしてワンコーラス目の最後……「愛してるって言わなきゃ殺す!」と叫び転換!
ここで普段なら「紅」(X JAPAN)になるのだが、このイベントがオリジナル楽曲を持っている歌い手を出場条件にしているためかオリジナルを披露。
(楽曲タイトル知っている方、いれば教えて下さい)
ある意味、ちょっとレアな彼女が見れた。
このオリジナル楽曲は大人しい感じの可愛らしい妖怪だったのだが……この後に定番中の定番「紅」(X JAPAN)に突入。
……彼女を一度でも拝見した事がある方ならご存知とは思いますが、ここからが彼女の真骨頂。
デスボイスを駆使し、歌い叫び、そして……食べ物を撒き散らかす!(爆)更に毒霧(?)を吹き出す!(ちなみにこの日は野菜ジュースだった)
こうして阿鼻叫喚の地獄絵図が展開された会場……歌い終わる(?)頃には、彼女の撒き散らした食べ物や液体で掃除が必要な状況に……。
そして最後は恒例、童謡「お化けなんてないさ」に乗せて、客層もひっくるめて掃除タイム(笑)
最近は客層の手際も良くなったのか「お化けなんてないさ」を2回と半分流れる頃には掃除が終了。
無事、ステージ及び客がいるロビーは彼女のステージが始まる前の状況に戻りました(笑)
こうして十四代目トイレの花子さん、初のアキ天ステージはいつも通り(?)終了致しました。
……めちゃくちゃ濃い出演者の後は、正統派の歌い手登場。
今回、彼女たちが意図するところは……。
・5番手:まりやはぎ(出場:2回目)
初出場で2位を飾った、まりやはぎ。満を持して再挑戦。
初出場だった第49回では華原ひよ美の前に破れて2位だった彼女たち。
今度こそ「アキ天キング」になるために再び「イカすアキバ天国」の舞台に挑む。
……そんな彼女たちが一曲目に歌ったのは……「大都会」(クリスタルキング)
あのクリスタルキングの名曲である。
男性ヴォーカルだが、ツインヴォーカルという点では共通点も多い。
やや女性ならではの高音ではあるが、堂々と歌いきる。
しかしなぜ今回、クリスタルキングだったのか……。
MCで語ったのは「今回、アキ天キングにどうしてもなりたい」→「アキ天キング」→「それならクリスタルキングで」という理由らしい(笑)
完全に漫才というか、こてこての笑いの世界の話である(笑)
そんな訳で二曲目も同じくクリスタルキングの名曲「愛をとりもどせ!!」
アニメ「北斗の拳」で有名な同曲。世代的にもストライクな選曲だったようには思える。
ここまでクリスタルキングを歌う事で「アキ天キング」へのこだわり(?)を表現してみせたまりやはぎ。
そしてラストは……「ロミオとシンデレラ」
ここで思わず「クリスタルキングじゃないんかい!」というツッコミも聞こえてきそうだが(笑)最後は無難にまとめてみせました。
こうしてクリスタルキングを歌って、アキ天キングを目指したまりやはぎ。
果たして彼女たちにとって2回目の「イカすアキバ天国」はどうなったのか……。
さてここまでほとんどの方がキャリアが浅かったですが、そんな中、彼女だけは別格。
9回目の出演は、今回の出演者の中ではキャリアハイとなります。
・6番手:藤堂はな(出場:9回目)
今年1月・第48回以来の登場となる藤堂はな。9回目の出場となります。
今回、自ら志願して出場した割には「10回目にリーチがかかっていて焦る」みたいな事言っていたけど……出場決めたのは、彼女自身なのでノーコメント(笑)
この日の衣装は黄緑の魔法少女っぽい、あの衣装……という事で一曲目「魔法の少女☆めぽりん」
彼女の代表曲と言って過言ではない同曲。
今回の衣装で、この楽曲を歌われると「合法ロリ」という言葉がしっくりくる(爆)
(現に彼女が身長145cmと小柄なのだが)
そんな訳で一曲目はしっかり歌い切り終了。
続いて二曲目の前にステージの前にスクリーンが下りてくる……が、それにしても時間がかかる(笑)
四谷mono時代から、どうしてもプロジェクター使用時のスクリーンは上げ下げに時間がかかっていたがこの点だけは変わっていない模様。
こうしてスクリーンが下りてきて彼女が歌った二曲目は「恋唄」(手島葵)
先日、富士山登頂に成功した彼女が富士山頂から撮った写真や、知人のカメラマンの映像を交えて、それをスライドショー形式で見せるという形。
この映像に乗せて、藤堂はなもまた歌うのである。
きれいな映像の数々と、彼女の歌を終え、再びスクリーンは上がり、今度は譜面台の上に「あいうえお」と書かれた紙が……。
ここで新曲披露。歌ったのは「あなたに贈るあいうえお」
簡単に言ってしまうと「あいうえお作文」風の歌である。
それを歌詞がか行にいくと「かきくけこ」、さ行「さしすせそ」……と、次々と紙が出ては、ステージの上に散乱(爆)
歌い終わる頃には、五十音が書かれた紙がステージの上に散乱していました(笑)
(FICEの言葉を借りるなら、彼女は「何かが散らかる」のが名物であるので、らしいと言えばらしい)
こうして藤堂はなのステージは終了。
9回目のアキ天は彼女にとってどういうものになったのか……。
そしていよいよ、池袋mono初の「イカすアキバ天国」もラストを迎える。
最後に登場したのは……最近は「一座」を連れ立って巡業する、あの「熟女」である……。
・7番手:神楽坂エリー(初出場)
「第51回イカすアキバ天国」トリを務めるのは、神楽坂エリー。
昭和歌謡を歌う熟女として、また彼女曰く「初の熟女出演者」として(アミダくじの結果)堂々のトリで登場。
付き人(?)Benjaminの前口上に続き、一曲目「ラヴ・イズ・オーヴァー」(欧陽菲菲)を歌いながら、神楽坂エリー登場。
金色樽兵衛(後日、一座では「ジェームズ大井町」に改名)のサックスに合わせて、熟女ならでは艶っぽい歌声で会場を魅了する。
エリー曰く「お昼じゃなくて、夜の場末のスナックの雰囲気よね」(笑)
だがそんなエリーの作り出す空間は、このイベントが昼間という事をすっかり忘れさせてしまうほどに、夜のような空間を作り出していた。
続いて二曲目。このイベントがオリジナル楽曲がある出演者への出場を認めている経緯から、彼女も数少ないオリジナル楽曲を披露。
歌ったのは「雨の神楽坂」
元々は彼女をメインヴォーカルとして組まれたバンド「熟女Q」の楽曲である。
このオリジナル楽曲も、彼女が普段歌っている昭和歌謡の楽曲の数々に負けないくらい素敵な楽曲である。
知らない人が「いつ作られた、誰のカヴァー曲だろう」と思ってしまうかも知れない。
なおこの楽曲の際、最近、彼女のステージでは恒例のおひねりがロビーのあちこちから投げ入れられ、まるで流星群が散りばめられたようなきれいさを演出していた。
こうしてエリーのステージも終盤に差し掛かる。
ラストは彼女恒例の「お久しぶりね」(小柳ルミ子)
「お久しぶりね」→「エリー!」のコールもほぼ何も言わずに完成している。
サビのいい頃合にあ、ステージの下手、上手の両サイドから彼女をイメージした赤い紙テープが幾重にも投げ込まれて、ステージの高揚感を上げた。
こうして神楽坂エリー初の「イカすアキバ天国」は終了。
昼なのに、夜のような……そんな妖しくて、艶やかなステージでした。
ちなみに司会のFICE・氷には一座ではなく「一味」と紹介されたので、ちょっと悪い熟女感があったのはここだけの話(笑)
こうして全7組の出演が終了。
投票タイムを経て集計が開始となる……。
果たして、池袋初の「アキ天キング」に輝いたのは……!
●ゲスト
その前にゲストコーナーである。
ゲストは通例なら、前回のアキ天キングになる。
その通例に則れば「化面狂奏戯樂」……になるのだが……。
今回登場するのは「化面狂奏戯樂・偽」との事。
果たして、どこが「偽」なのか……。
……そんな訳で一曲目は「ひぐらしのなく頃に」(島みやえい子)からスタート。
出てきたのは「化面狂奏戯樂」……っぽいのだが、よーく観ると違う……。
正体は響……っぽいりゅうきと、京呼……ぽい駿河侑夜。
そんな訳で化面のニセモノ(偽者)という事で登場した二人。
しかし二人ともその再現度が高く、りゅうきは遠目から見たら本物と見分けはつかず、侑夜は動きがまさにそれっぽい(笑)
続いては化面とかけて「仮面舞踏会」(少年隊)……と思わせておいて「ヘドバンギャー」(BEBYMETAL)という流れ。
前半はこんな感じでカヴァー中心で、ニセモノたちがやりたい放題のステージだった(笑)
後半は打って変わって、偽京呼による振り付け講座。
対象曲は化面狂奏戯樂オリジナル楽曲の「Hu:ckebein」
後半約15分、丸々使って「Hu:ckebein」振り付け講座となる。
偽京呼が熱心に振り付け講座を延々と繰り返す。
途中、細かすぎる化面狂奏戯樂のモノマネを披露しつつ(笑)最後は「Hu:ckebein」フルコーラスを歌って、振り付けを再現したが……。
客層の感想としては「難しい」(笑)
果たして「Hu:ckebein」の振り付けは、無事再現されるのか!
その様子は……夜の部で!
以上、化面狂奏戯樂・偽のゲストステージでした。
●投票結果→ED
ゲストコーナーを経て、いよいよ表彰式。
全出演者がステージの上に集合し、結果発表……。
池袋初回にして結構な人数が詰め掛けた今回……。
読み上げられた点数も昼にしては大量の8,000点超え!
その結果は……。
・蛍光灯
トップバッターの蛍光灯。
池袋初の出演者にして、見事に史上4組目のトップバッターでの優勝を成し遂げた!
優勝の大歓声が冷めやらぬ中、続いて2位に読み上げられたのは……。
・十四代目トイレの花子さん
こちらはどちらかというざわつき(笑)
強烈なまでの個性をぶちまけた、十四代目トイレの花子さん、見事に2位入賞となった。
そして3位に入ったのは……。
・神楽坂エリー
初の熟女出演者、神楽坂エリー。
一味……もとい一座のメンバーしか表彰式にはいなかったが(笑)
中の人ともども喜びを表していた。
こうして池袋移転後初となった「第51回イカすアキバ天国」は大盛況のうちに幕を閉じた……。
●総括
池袋移転後初の「イカすアキバ天国」となったが、非常に大盛況かついいライブバトルが展開された。
まず優勝した蛍光灯。まさにトップバッターのお手本のような優勝でした。
本来であれば入っている客の数が(通常であれば)一番少ない中での出演になるので、そういう意味では非常に不利なのですが、それを感じさせませんでした。
一番最初に出演し強烈なインパクトを残して押し切る……簡単そうで、実は難しいことをやってのけたと思います。
もっとも今回の彼女たちを観ていても、前回出場時と比べても、何一つ特別な事をしていません。
いつものステージの延長上が今回のステージだったように思います。
強いて挙げるなら二曲目「水面月夜」を入れてきたのは、良かったと思います。
恐らく前回出場時でも彼女たちの「動」の部分なり、ユニットコンセプトは十二分に伝わっていたと思います。
今回はそれに加え「静」の部分もうまく組み合わせて、十二分に魅力を引き出せたと思います。
裏を返せば地力がしているからこそ出来る芸当であり、いかに基本的な能力が重要か教えてくれたように思います。
今回これをトップバッターでこなしたという点は、次回「ぢゃ☆ベストテン」で昇格組で登場したとしても萎縮する事なく実力を発揮できるのではないかと思います。
現在「ぢゃ☆ベストテン」では彼女たちと同系統の歌って踊るタイプのパフォーマーは不在なので、どう影響するかも楽しみです。
唯一の不安材料は「ぢゃ☆ベストテン」を見た事が無い事くらいでしょうが、恐らく呑まれる事も無いかと。
池袋初の出演者にして、初の優勝者として、池袋monoを所狭しと暴れまわって欲しいと思います。
続いて2位、十四代目トイレの花子さん。流石というか、なんというか……インパクト勝負になったら強いかと。
彼女も普段としている事は何一つ変わらない……というか、いつも通り。(少なくとも自分が知る限りですが)
正直、このステージの流れは事前に分かっている……はずなのに、それでも引き込まれる、あの強烈なインパクト……。
彼女はこの一通りの流れが既に、一つの完成形になっていると思う次第です。
一発勝負の現場では、非常に強いし、今回もこの結果はそれが如実に現れたと思っている次第です。
ただ彼女にとって唯一、運が無かったとすれば、今年に入って似た系統の出場者として華原ひよ美が出場、しかも優勝(更に夜の即脱落)している点かと……。
これは彼女のファンに失礼かも知れないけど、今回の出場者のラインナップを確認した時、どうしても彼女には第49回における華原ひよ美ポジションを期待してしまった。
結論から言うと、彼女は十二分にその期待にも(意図するしない関わらず)応えているし、実際、結果もこのように出たと思っています。
しかし……今回のステージ、それ以上のものを期待する事が出来なかった点も確か。
仮に今回、彼女が優勝しても、たどる末路はひよ美と同じではないか……その思いが若干、彼女への得票にも影響したように思います。
このイベントのように客層が投票する投票制ライブの難しいところはここに尽きる。実力以外の側面も見られているという事。
果たして次回出演があるなら、彼女はどういうステージをするのか、観てみたいところではあります。
そして3位の神楽坂エリー。まず「中の人」抜きでも、勝負できる事が証明された回だったように思います。
元々昭和歌謡の世界観はしっかり持っていたし、最近は一味……じゃなくて「一座」まで出来たし(笑)
彼女のステージそのものがまさに「歌謡ショウ」そのものなんですよ。今回の出演者の中でも、彼女の15分だけはもう別のイベントという錯覚まで持ってしまった。
本人も言っていたけど「昼なのに夜の雰囲気」とか「昭和の場末のスナック」の感じが滲み出ていた。
そしてしっかりオリジナル「雨の神楽坂」もいいタイミングで織り交ぜてくる。構成的には完璧で文句なしの15分でした。
惜しくも優勝には手は届かなかったものの、好きな人からすれば、本当に好きだと思います。
もっとも古い楽曲が苦手な人や、ただ暴れたい、打ちたい(笑)という方にすれば、好みの対象外かも知れませんが……それを抜きにしても、圧倒的な存在感は健在でした。
もちろんエリーの「中の人」の日頃の鍛錬や、プロフェッショナルな姿勢があって、神楽坂エリーというキャラは成り立っている訳です。
優勝した蛍光灯同様、養っている地力は裏切らないというのを実証したと思いました。
また神楽坂エリーとその一座での挑戦が観てみたいですね。
それでは圏外の出演者も、簡単にまとめますと……。
初出場だったみでぃ。初回はこんな感じでいいと思いますけどね。
セットリストも「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)はどうかと思ったくらいで、オリジナル二曲も交えていたし、十分個性が出せていたと思います。
一方、MCはちょっと余計な事を言いすぎかと。
「何か特別な事すればよかった」とか、言わないでいい事を言ってしまっている感がある。
普段通りのステージを披露して、しれっと帰ってくる。それだけでいい。初出場の出演者が最初から何か変な事してきても、いい事なんて何もない。
なので今回はMCがちょっと残念だっただけで、これでいい。何か考えるなら、次回出場が決まってからでいいと思いました。
約4年半ぶりの出場だった広瀬ことみ。もう実質初出場のポジションでいいと思います。
MarvelYellに所属してそれなりに経つけど、MarvelYellのエース格となってこのイベントに戻ってきた「里帰り感」があったのが良かったです。
オリジナルも三曲、しっかり揃えてきたので良かったと思います。
ただ唯一の心配は偉大な先輩たちの存在を気にしすぎない事。
MCを聞いていても、そのへんのプレッシャーがかかり過ぎていないか心配にはなりました……杞憂であればいいのですが。
彼女は彼女なりにマイペースで頑張れば、いずれ結果は出ると思っているので、再挑戦に期待したいところです。
出場2回目のまりやはぎ。やる事、なす事が全て裏目に出た印象。
MCは面白かったし、優勝を目指した意気込みも十二分に伝わってきたけれどねぇ……。
でも今回のセットリストは大いに疑問が残る。全部クリスタルキング縛りの方が良かったと思う。申し訳ないけど「ロミオとシンデレラ」は選曲の意図が読めない。
歌唱力に関しては全出場者の中でも一、二を争うほど上手かったけど、恐らく今の客層が望んでいるのは、彼女のような「歌姫」では無い。
あまりこういう言い方はしたくないけど、このイベントには向いてない出演者と言わざる得ない。(オリジナルを作ったり、それぞれのオリジナルを歌うつもりが無い点も含めて)
厳しい事を言うようで、彼女たちのファンの方には申し訳ないけど(このイベントにおける)彼女たちの限界が見えた……そんな回でした。
出場9回目の藤堂はな。非常に彼女らしいステージだったと思う次第です。
王道の「めぽりん」、映像を交えたステージ、ラストに感謝の意を込めた新曲……非常に作りこまれているし、相変わらず上手いと思います。
さすがに9回も出場して、このイベントの戦い方を知り尽くしているだけあります。このレベルは朝飯前だったでしょう。
彼女自身、初出場から既に3年以上を経過しており、これまでの経験値が違うというところを今回は見せてくれました。
ただ今回、入賞争いにも絡めなかったのは、この彼女の上手さに客層もだいぶ「慣れ」てしまった感があるかも。
構成力、発想という観点ではこのイベント屈指のものを持っている彼女ですが、それだけでは勝負出来ない事が今回、如実に現れたかも知れません。大きな試練だと思って頑張ってもらいましょう。
そしてゲストの化面狂奏戯樂・偽(笑)
意外にも二人が本物とそっくりで面白かったですよ(笑)
りゅうきの偽響の雰囲気とか、侑夜の偽京呼の挙動などなど(笑)
それにしても化面狂奏戯樂に対する愛が溢れている、素晴らしいステージでした。
これが夜にどう繋がったか……まぁそれは……お楽しみってところで(笑)
こうして池袋初の「イカすアキバ天国」は終了した。
トップバッターとして久々に優勝を飾った、蛍光灯が「ぢゃ☆ベストテン」で……そして池袋の地でどのように暴れまわってくれるのか。
それはそれで楽しみで溜まりません。
しかし昼の熱さに負けず劣らず、夜も熱いライブバトルの連続となった!
それぞれの出演者の意地と意地がぶつかり合った、素晴らしいステージの連続に、池袋の地は熱く燃え上がった!
笑いあり!感動あり!驚きあり!……果たして、この大激戦を制したのは果たして誰か!?
池袋初の熱戦「ぢゃ☆ベストテン vol.51」の様子は……。
後日!(笑)
※今回の優勝者!
蛍光灯の二人。おめでとう!