【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.44』@四谷mono
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
・AnBぷれみあむぅ presents 『第44回イカすアキバ天国』@四谷mono
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12030259369.html
新会場での一発目。
昼はMINO+の優勝で終わりましたが、夜はまたどういう展開になるか先が読めません。
そんな中、これまでと勝手が違う四谷周辺での散策……。
なんとか見つけた某ファミレスで、昼の感想戦を経て、夜の部に備える事となります。
2時間弱の滞在の後、再び戻る四谷mono……。
昼に訪れた時のように迷う事なくたどり着いた会場の前には、開演直前にも関わらず多くの人だかりが出来ていました……。
いよいよ始まる、四谷monoでの頂上決戦!
新会場になって流れは変わるのか?それとも勢いは変わらないのか?
四谷monoで迎える「初夏の一大決戦!」……「ぢゃ☆ベストテン vol.44」の様子をレポート致します。
●開演前
やはり昼に来ていない人は若干の戸惑いがあった模様。
新しい会場ならではの不慣れさというか、そういう物を随所に感じました。
しかし大きな混乱も無く、入場は進み、開演時間直前には会場もいっぱいになってました。
恐らく開演前の入場者数の数も、神楽坂時代と大差無いものの、若干ですが人口密度に余裕があったでしょうか。
やがて流れる、OP映像。
神楽坂の時よりも鮮明な映像が流れて、新生司会~ずの二人が登場……なのですが、ここのプロジェクター、スクリーンの上げ下げに時間がかかる(笑)
そんなゆっくり上がるスクリーンから……何故かステージの上にあるピアノを弾き語る(ふりする、自称:スティー○ー・ワンダーの)☆★朋★☆と、あをいちんが登場しました。
そんな訳でマイナーチェンジのある諸注意と投票ルールの説明はあっという間に終わり、いよいよ本編突入。
最初に登場するのは、前回「第43回イカすアキバ天国」で神楽坂最後の「アキ天キング」になった彼女……。
それは即ち……(夜の部では)「四谷mono初の出演者」にもなる訳です……。
そんなイベント史に名を刻む事となった、今回の昇格組は……。
●本編
・昇格組:三木悠莉
ポエトリーリーディングを生業とする「詩人」三木悠莉。「詩人」として初となる「ぢゃ☆ベストテン」の舞台を踏んだ。
そんな彼女、今回も映像を交えたある物語を語りだす……。
冒頭……静かな語りから、ある母親を亡くした少年の回顧録というか、そういうものから始まる。
そして流れる一曲目「ポエろ!!萌えトリー」
淡々とした口調とは対照的な明るい曲調が非常に特徴的だ。
そう何かの物語のOPテーマみたいに……。
話は続く。
物語の主の少年は母親は若くして自分を産んだ、シングルマザーの母を亡くした。
母は年齢を偽り、子供がいる事もひた隠し、仙台の地でアイドルとして活動をしていた。
あの震災の日……母は突然この世を去った。
数ヶ月経ったある日、彼が見つけた遺品。
そこには震災の翌日に売るはずだったCDの山と、そんな母の唯一のファンと言っていい中年男性とのツーショットの写真があった。
そしてそのCDには「SPECIAL THANKS」で自分の名前があるのを見つける……。
ここで一旦、スクリーンは上がる。
そこにはピアノの前を弾きながら「世界計画」を歌う、三木悠莉の姿があった。
会場に響くピアノの音色と、いつものように力強い三木悠莉の歌声が会場を包んだ……。
やがて歌は終わり、再びスクリーンは下ろされる……。
母親に対する鬱屈した感情を抱いていた少年は、母親の遺品の手帳にあるマークを見つける。
5月のある日、それは母親の誕生日を記すマークだった。
自分を放っておいて生きていながら、死んでいった母親に対して半ば呆れておきながら、どこか嫌いになれない……そんな複雑な感情……。
こうして三曲目「ヨイトマケの唄」(美輪明宏/ガガガSP ver.)が流れる。
母親に対する鬱屈な感情の物語に、母親を想う歌……。
一週間遅れの母の日に、三木悠莉はありったけの感情を込めて、歌い上げる。
そしてこの歌の後、物語は終わりを告げる。
それは即ち、三木悠莉の15分のステージの終わりでもあった……。
入れ替わるようにして出てくる新生司会~ずの二人も驚嘆。
それくらい三木悠莉のステージはこれまでのどの出演者と比べても異質で、だけど心に訴えかけるものであった。
ただただしばしの感動……やがてピアノが片付けられ、いよいよ前回投票に基づいたランキングが発表される。
現地では発表されていないですが、11位だったのは……。
・11位:Mar:chen-holic*
前回9位より2ランクダウンで脱落。
神楽坂時代を駆け抜けたMar:chen-holic*は、この四谷の会場には現れる事はありませんでした。
その神楽坂の時とは違い、時間がいっぱいいっぱいの四谷mono。
ここからは徐々に駆け足でランキング発表、そしてステージも駆け抜けていく……。
そんな中、発表された今回の10位は……。
・10位:桑名美沙子
前回8位より2ランクダウン。美沙っちぃこと桑名美沙子。
これで彼女自身、過去最低位となり、初の崖っぷちとなった。
そんな彼女の出だしだが……語りかけるように、ステージの上に現れる。
まるでそれは物語を読むような口調で……。
一曲目「手紙~拝啓 十五の君へ~」(アンジェラ・アキ)
アンジェラ・アキの代表曲をしっかり歌い上げる。
ここは彼女が「歌姫」と言われる所以。
カヴァーなのだけど、とても聴き応えがあった。
更に続く物語を語るような流れ。
MCではない。明らかにこれまでの彼女とは違い、ステージの上で歌だけでなく、言葉でもメッセージを伝えようとしていた。
二曲目「君へ」
桑名美沙子オリジナルの中でも珠玉のバラード。
会場全体が彼女の歌声から伝わる優しさに浸っていた……。
……という事で、語りから曲紹介へ入るという新境地を見せた桑名美沙子。
ここからようやく通常のMCとなり、いつもの宣伝をしてあっという間にラスト……という流れ。
ラストは自身の代表曲でもある「snow」
……ですが、なんとその新アレンジバージョン!
先月4月にオリジナル楽曲が初音源化されましたが、そのC/Wで収録されている同バージョン。
当イベントではもちろん初披露。
これまでのバージョンも良かったけど、このバージョンもなかなか……。
こうして桑名美沙子のステージは無事終了。
今までに無い構成、そして新アレンジの代表曲。客層の心には届いたのか……。
さてこの間のMCは本当に展開が早い。
終わったら「時間が無いので、次行きますよ!」とほぼMC無し(笑)
そんな流れが順位、順位の発表の合間続く事となる。
・9位:江織杏
前回8位より1ランクダウン。えおりんこと江織杏。
ランキング的にはやや低調だが、そんな彼女のステージは……。
衣装は久々に白のシャツに、デビュー当初から履いていた黒とピンクのチェックのスカート、そして右手にはパンダの「さしみ」(笑)
一曲目「エオリズエアライン」
会場全体が楽しそ~うにAメロの「右手でアッパー」「左でアッパー」のところで飛び跳ねていました。
続いては5月頭にレコ発したばかり!二曲目「パイレーツオブエオリアン」
この楽曲ももうお馴染みというか、盛り上がりどころが分かっているというか、そんな感じで会場もノリノリでした。
さてそんなえおりん、10月にワンマンが決まった事をMCで報告し、会場からの喝采を浴びる。
ここで何気ないMCなのですが、デビューしてこれまでを振り返って、急に涙ぐむ姿も……。
元々涙もろい彼女ですが、この業界にデビューしてまだ一年ちょい……その一年でここまできた事に対する感慨に浸った涙だった……のかもしれません。
そんな彼女のラストは正真正銘、デビュー曲である「桜月譚」
昨年の夏頃までは江織杏と言ったら、この楽曲だったし、このイメージが強いと思う訳です。
ただ昨年と明らかに違うのは、この楽曲がかかった瞬間、燃え上がる客層がいる事。
これこそ彼女のこの一年の成長の証明になると思う訳です。
こうして江織杏のステージは終了。
果たして次回、ランクアップとなるのでしょうか。
続いて登場するのはこの方。
前回初のベスト3を達成も……って、同じ事務所で仲良く並ばなくたっていいのに(苦笑)
・8位:石戸なつみ
前回3位より5ランクダウン。なーここと石戸なつみ。
前回は初のベスト3で会場が沸きましたが、今回はちょっと残念な結果に……。
それでも最前のオレンジ色のTシャツのなーこ隊の方々は相変わらず元気なのですが。
一曲目「Meteor Light」からスタート。
非常にノリが良く、盛り上がる同曲。
会場のテンションが一気に上がったのは言うまでも無い。
ここでMCが入る。
実は石戸なつみ、この四谷monoは今回を含め2回目だとか……。
以前、一度だけ四谷monoにステージに立っているとの事ですが、その際、ある楽曲を初披露したという思い出の地でもある事を話す。
その楽曲が二曲目に歌った「Snow Dust」
前回はバラードバージョンですが、今回はいつものノーマルバージョン。
良く考えたら、この日の衣装も「白なーこ」でお馴染みの白い衣装。
もう最初から、この楽曲歌う気満々で登場した……というのが、今振り返ってみて分かる(笑)
そしてラストは「暁契」
現在の彼女を象徴すると言って過言ではない、ギターサウンドバリバリのロックテイストの同曲。
この楽曲における石戸なつみは、カッコよさが当社費○○%増しの状態になる(笑)
そんな訳で以上、石戸なつみのステージは終了。
果たしてベスト3への返り咲き、もしくは優勝戦線殴りこみとなったのか……。
僅差の点差で競うランキングは続く。
ここもほぼ差は無く、発表となった……。
・7位:みく16歳
前回、昇格組から再ランクイン。みく16歳のお三方。
さてこの日はちょっと衣装がいつもと違う……。
こういう言い方は失礼だが、彼女たちらしくないパステルカラーのゆったりとした衣装を着ている。
ボディラインを強調する衣装が多い彼女達にしてみると、これは異色中の異色なのだが……。
そんな中「RING×RING×RING」からスタートする今回。
何故、こうなったのかというとMC(?)の中で判明する。
前回はるか20歳を中心に据えたステージだったので、今回はりん14歳を中心に据えたステージとなっている。
そんな「りん14歳」が今回、衣装を担当したのだが……それが今回の「ゆるふわ」というテーマになったという(笑)
「ゆるふわ」……これまでのみく16歳からは想像がつかないテーマではあるが果たして……。
……という事で残り三曲は連続という、いつもの彼女達らしい構成。
「メランコリック」→「KAGGYA -隠夜姫-」の流れまでは「ゆるふわ」の衣装で通常運転……と言って過言ではなかった。
「KAGGYA -隠夜姫-」の途中までは、至って普通だった……このまま終わるのかな……と思っていた……。
……が、そんな事は無く「KAGGYA -隠夜姫-」の終盤で、脱ぎだした(笑)
りん14歳は半ば脱がされる形だったが、他2名に至っては喜々として脱いだ印象が強い(笑)
でもやっぱり下には水着が仕込まれていて、ラストは「ワールズエンド・ダンスホール」で締めるという……やっぱり最後はいつものみく16歳だった(笑)
いい意味で期待を裏切らなかった(笑)みく16歳のステージでした。
……なおこの直後登場した、新生司会~ずの☆★朋★☆の鼻の下が伸びていたのは、言うまでもない……(笑)
・6位:29-Q
前回5位から1ランクダウン。29-Qの二人。
このライブの少し前まで台湾遠征に行って帰国したばかりの二人だが、果たして……。
毎回、何かしら驚かす二人だが、今回は寸劇など一切無しで、いきなり登場。
ロボットに扮するけーなと、博士風の体をなすまやという構図。
一曲目に歌ったのが「ココロ・キセキ」
某ボカロの楽曲ですが、ここでは二人の動き、特にけーなの動きに注目。
完全にロボットそのものになりきっている。歌声まで(元々ボカロ曲とは言え)それになりきるという、さり気なく高いクオリティを見せた。
更に曲の後半になると、二人が違う歌詞、そして旋律を歌い出す。
これもボカロ曲ならではの芸当とは言え、これを生の人間がやると、どっか引っ張られそうなものだが、それが一切無かった。
続いて二曲目、まやが白衣を脱いで少年のような格好になる。
歌ったのは「少年と魔法のロボット」
これも某ボカロ曲。
とは言え、まやが先ほどのどこか暗い表情の博士とは違って、活き活きとした表情の少年を楽曲の中で見せている。
けーなもまたぎこちないロボットの動きを見せている。
MCなど一切無し。だけど楽曲と彼女達の動きだけで、十分、物語性は伝わってきた。
こうして二曲目が終わる……この後、どうなってしまうのか……というところで、二人はステージから下がった。
次の瞬間、出てきたのが新生司会~ずだったから、会場はどよめいた。
なんと15分の持ち時間のところ、彼女たちは10分で終了した。
会場も一瞬「え?」という呆気に取られた。
クオリティの高さとまさかの結末……果たして、29-Qのステージの評価はどうなるのだろうか!?
気を取り直してここから上位5組。
まず5位に呼び出されたのが……。
・5位:MicA
前回4位から1ランクダウン。みかぽことMicA。
前回「持ち点を少し(と書いて500点)MicAぽへ」と謙虚(?)に訴えたが、それも実らず1ランクダウンとなってしまった(汗)
しかしこのまま立ち止まる訳にはいかないMicA。
この日は「攻め」の姿勢を前面に押し出した。
この日、彼女の手にはハンドマイクは握られておらず、ヘッドセットを着用していた。
これで自由になった両手を使い、色々な振り付けが出来るようになるはず……。
そして衣装。新作の衣装は全身にパズルのピースが張り付けられるというパッと見、印象に残るものだった。
そんな彼女が一曲目に歌ったのが新曲の「puzzle」
4月のBDライブで初披露となった同曲。もちろん当イベントでは初披露。
新曲にも関わらず、会場は大いに沸きました。
MCを挟んで続いてはメドレー。
歌ったのは「OneLimitation」→「☆RunRunWay☆」という流れ。
どちらも彼女の代表曲ですが、この二曲を作曲したHIDEKI氏により作られたものとの事。
「MicAといえばHIDEKI」を地でいく黄金コンビのナンバーを立て続けに歌い、更なる盛り上がりを見せました。
(注:HIDEKI氏以外にも彼女に楽曲を提供している人はおりますが……)
そしてラストも新曲。
歌ったのは「HappyTimeGo!Go!」
こちらも4月のBDライブでは既に披露されていたとの事ですが、サビの部分では口上はどうやらこの日が初出。
最前の某P氏がいい仕事をした瞬間でした(笑)
これにはMicAも驚きつつも喜んでおり、最後は皆の笑顔の中、ステージを終了しました。
楽しくて、クオリティの高いステージ……果たして次回、MicAは念願の優勝を飾る事は出来るのか!?
5位までは本当に僅差の戦いが続いた。
ここで少しだけ差が開くが、ここも僅差と言って過言ではない……そんな中、4位に入ったのは……。
・4位:森永まみ
前回4位から6ランクアップ。まみぴょんこと森永まみ。
ここまで尽くランクダウンが続いたが、ここにきてまみぴょんが6ランクのジャンプアップを見せた。
僅差とは言え、前回10位の彼女がこの位置にいる事が、現在のこのイベントの混沌としている様相を象徴しているかもしれない……。
パステルカラーのセーラー服に身を包み、森永まみ登場。一曲目「ケモノボーイ」からスタートする。
疾走感溢れる同曲。最前を陣取った赤いTシャツのファン達を中心に盛り上がる、燃え上がる!
そんな感じで始まった森永まみのステージ。
前回と違って悲壮感が無くて、とても楽しそう(笑)
むしろ前回が悲壮感があり過ぎて見ていられない状況だったのだが(汗)
続いて二曲目「ガールフレンド」
「ケモノボーイ」とは打って変わって、ミディアムテンポの優しい感じの曲調が特徴。
この曲では客が「ハート」の形を手で半分作って、ステージの上の森永まみの半分と合せて「ハート」を完成させるシーンがあるのだが、これを客同士であちこちでやるという自体に(笑)
それでは正直言うと「ボーイフレンド」なのだが(笑)
とどめは某お客さん二名がでっかいハートを作ったのだが、最後は真ん中をぶった切って終了という構図(笑)
ちょっとふざけ過ぎと突っ込みは入ったものの、当の森永まみがとっても喜んでいたのでお咎めは無かった(笑)
ここで再度MCが入るが、森永まみ、次は……3位に入りたいと宣言。
何故、3位……というと、このイベントの持ち時間は3位、2位が20分、1位が25分となっている。
今回の4位までだと一律して15分なので、長い持ち時間が欲しい……というのが、彼女の願いである。
そんな3位を目指したラスト一曲は彼女の代表曲「トルネード」
このイベントでもずっと歌われ続けている同曲。
既にイベントの常連は誰も何も言わずとも、勝手に振り付けをやって盛り上がっている。
とにかくこの楽曲の盛り上がりは言わずもがな。大いに盛り上がって終了となった。
果たして「トルネード」の歌詞にあるように「奇跡起こせ!」となるのだろうか……。
実は優勝経験者・森永まみ。久々のベスト3に向けていざ発進!
いよいよここからベスト3。
今回も接戦の中、抜け出したのは一体……3位に読み上げられたのは……。
・3位:大和撫子
前回3位から3ランクアップ。やまなでこと大和撫子。
「やはり!」というか、このタイミングでベスト3に久々に復帰してきた。実は2015年に入って初のベスト3なのが驚きなのだが……。
ステージが始まる前の牡丹のコメントからしても、現在の状況で優勝を飾る事の難しさが分かる。
前回のステージで「優勝いける」と手応えもあったようだが、それでも届かない現状に悔しさが滲み出ていた。
恐らくこれまで彼女たちがこのイベントで12回の優勝を誇ったからこそ、重みのある言葉だったと思う。
そんな大和撫子だが、今回はメンバーの芍薬が舞台の稽古期間に入ったためお休み。四谷monoでの初陣は牡丹、百合での出番となった。
この日は結成当初からお馴染みの和装テイストの衣装で登場。
そしてこの日は芍薬抜きという事だが、芍薬を含めた三人で戦う意志を伝えるため、芍薬パート入りの音源を用意した。
そのセットリストとは……
全曲メドレー
……この日、ステージの上で起こった事をありのまま言うなら……「ONE FOR ALL」から「devotion」までの大和撫子(3人だから厳密には「元祖大和撫子」)の全オリジナル曲をメドレーで歌った。
それを20分ノンストップで!(爆)
一部「RUN RUN GIRL」と「大和万華鏡」が入れ替わったくらいで、ほぼ発表した順にメドレーが流れて行った訳です。
もちろん芍薬パートは入っている状態である。「心がきれいな人」には、そこにいないはずの芍薬が見える仕様との事(笑)
恐らくあの瞬間、芍薬が見えていた人は多数存在するだろう。(ただし心がきれいかどうかは別にして・笑)
それだけ迫力もあったし、まるで二人という事を全く感じさせない、圧巻の20分だった。
こうして大和撫子のステージは終了。
ここにきて「絶対女王」が貫録を取り戻しつつある。果たして返り咲きとなるのだろうか……。
そしていよいよ残り2組。
達成されたのは返り咲きか?それとも三連覇か!?
続いて登場したのは……。
・2位:デカシャツ喫茶
前回2位から同ランクキープ。デカシャツ喫茶の二人。
2014年の年間最多勝、デカシャツ喫茶……今回も勝てず。
それでも今年に入ってからも3位→2位→2位の推移なので決して衰えているという訳ではないのだが……。
そんなデカシャツ喫茶のステージ、まず一曲目は「続 混沌」(中川翔子)
なんと中川翔子から入るとは……これまでの彼女たちのカヴァーソングの方向性からすると若干意外な選曲からのスタートだった。
しかしながらしっかりと歌いこんでくるところは流石の一言である。
続いて二曲目は「dear...」
こちらは某ボーカロイドからの楽曲。元々オリジナル楽曲の音楽の方向性からして、ボーカロイド系の方が違和感が無い。
二曲歌い終えたところでMC。
前回はMCを封印した事により挙動不審だったヨツイミワ。
しゃべれる喜びを感じつつも、やはり挙動不審は変わらなかった(笑)
それをどこか遠い目で見つめるシノンという構図も変わらない(笑)
衣装もいつものデカシャツだが、ヨツイミワには大きなリボンらしき物体が……まぁマイナーチェンジという事で(笑)
ここからは後半戦。
三曲目に歌ったのは「moRe Stage」ヨツイミワ風に略すと「モアステ」(笑)
意外と久々の同曲。ステージで歌う事に対する感謝を綴った名曲である。
優しく、客層の心に訴えかける彼女たちの歌声が印象的である。
そしてラストにもってきたのは、代表曲「before daybreak」ヨツイミワ風に略すと「ビフォデイ」(笑)
(今までそんな略称は無かったはずなのだが……)
もちろん名曲である。問答無用で盛り上がる。だけどなぜ「ビフォデイ」(笑)
とにかく最初から最後まで至高の歌声と、迷走なMC(笑)のコントラストで会場を沸かせたデカシャツ喫茶。
果たして二人が再び、優勝に返り咲く日は来るのでしょうか?
そしてヨツイミワの略語はどこまで進化するのでしょうか?(笑)
こうして繰り広げられた熱戦もあと一組を残すのみ……。
「四谷mono初の優勝者」の称号を手に入れたのは……!
・1位:まかべまお
前回1位から同ランクキープ。三連覇達成!まおまおことまかべまお。
この三連覇でなんと2015年上半期完全制覇を達成!
まさに新時代の女王として君臨する事となった!
そして通称・まかべガールズ(笑)も最前待機。
この日のまかべまお、黒のワンピース(?)調の衣装に赤い帽子など、随所に赤いものを身につける衣装。
シンプルでカッコイイ。
一曲目に歌ったのは「R.Y.U.S.E.I」(三代目J Soul Brothers)
これのショートバージョン。
光る紐や、光る靴も装着していた、まかべまお。まさに一人「三代目J Soul Brothers」……いや「ランニングマン」状態(笑)
そして客層も皆で「ランニングマン」の振り付け(笑)
皆で「ランニングマン」むしろ「倍ザイル」状態(爆)
そんな「ランニングマン」で会場のハートをしっかり掴んで、ここからオリジナル三連発。
二曲目「アイデンティティ」→三曲目「XXX」→四曲目「ストロボLOVER」の流れ。
この間MC無しでぶっ通し。
どれも彼女の楽曲の中では比較的新しいものばかりが揃っている。
その中でも四曲目「ストロボLOVER」が当イベントでは初披露となった。
これまでの楽曲とはまた違った感じのナンバーとなっている。
今回の三曲連続に限らず、最近の彼女はロック調からテクノ調まで楽曲の幅が非常に広くなっている。
ここ数年でアルバムが2枚発売された経緯もあるが、オリジナル楽曲の増加が凄まじい状態が続く。
こうして長い持ち時間を与えられると、様々な彼女を見せられるのは、やはり大きいと感じたオリジナル三連発ゾーンだった。
この後、MCを挟み、いよいよラストへと突入する。
五曲目「SPIRAL」
言わずとしれた、初期のオリジナル代表曲。
昨今のオリジナル曲のクオリティの高さも素晴らしいが、数年前まではこの楽曲無しには彼女の事は語れなかった。
当イベントに出場し始めた時から歌い続けている代表曲。もちろん客層の盛り上がりは最高潮に達する。
そしてラストは「モノクロームシンパシー」
これも長く代表曲の一つとして歌い続けられている。
サビの「もっと高く、高く」が、まるでこのイベントにおける彼女の志を体現している……そのように見えた。
こうして三連覇を達成し、「四谷mono初の王者」として名を刻んだまかべまお。
三連覇の次は……いよいよ「ぢゃ☆ベストテン」記録、四連覇の偉業に挑む事となる……。
全11組のステージは終わり、投票タイムに突入。
投票時間を経て、今回のランキングのデータ、告知を経て物販タイムに突入。
会場のあちこちで物販が始まりました。
和やかなムードがしばらく続いた後……。
映画「ジョ○ズ」のBGMが流れ……四谷mono初の……あの時間がやって参りました。
●脱落者発表
物販で和んでいた会場が突如暗くなり、暗い表情で新生司会~ずの二人がステージの上に登場。
投票の結果、脱落が決定……。
点数を読み上げた後、脱落した出演者の名が読み上げられる!
今回脱落した出演者は……
・29-Q
出場3回目の29-Q。
厳しい現実に直面する事となった。
当の本人達はどこか納得したような表情ではあったものの、会場からは無念さを物語る溜息がもれるような空気が流れました。
……こうして四谷mono初の「ぢゃ☆ベストテン」は、神楽坂時代とは比べ物にならないくらい慌しく、その幕を閉じました。
●総括
四谷mono初の「ぢゃ☆ベストテン」でしたが、どの出演者も非常にクオリティの高いライブを見せてくれました。
まずは優勝した、まかべまお。三連覇、2015年上半期完全制覇おめでとう!
なおまおまおがステージのMCで言っていた「記録」というのは、ソロの歌い手における連覇の記録の事で、ソロの歌い手としての三連覇は桜川ひめこ(vol.5~7)以来。実に6年ぶり……。
もし仮に四連覇ならソロの歌い手による連覇記録……だけでなく、noisy(vol.13~17)、大和撫子(vol.24~27)に並び史上3組目の四連覇達成となります。(もちろん四連覇=連覇記録タイ達成)
ちなみに余談ですが、上半期完全制覇もnoisy(2010年)、大和撫子(2012年)以来、3例目。(なお下半期完全制覇と、年間完全制覇は今のところ記録なし)
とにかく並べればキリが無いほど、記念すべき優勝だったのですが……さて、そんな訳で今回のステージの出来如何で次回、四連覇の偉業なるか……という意味では、非常に重要な今回。
冒頭から「R.Y.U.S.E.I」、そして振り付けで「ランニングマン」を披露して会場を巻き込んだ構成は秀逸。
その後はオリジナル連発で叩き込み、エンターテイメント性と、オリジナルをバランスよく融合した良質のステージとなった。
またオリジナル楽曲をここまでふんだんに盛り込めたのは、25分という長い持ち時間の恩恵。
そういう意味ではやはり優勝、及びベスト3以上に与えられる長い持ち時間というは、魅力的なツールであり、今回4位だった森永まみが「(まずは)3位を目指す」という気持ちも分かる。
もっとも……この長い時間をもらえても、それをうまく使い切らないと、評価が下がる面もあるので、ある意味「諸刃の剣」な点も否定できない。
ただまかべまおの場合、今年に入ってからの三連覇で25分という長丁場の使い方がますますうまくなっている感もある。
(もっとも優勝する以前から、もっと長時間のライブだったり、主催をこなした実績はあるのでその点は心配なかったが)
今回の内容であれば、次回のランキングでも優勝候補の一角である事は間違いない。
しかし三連覇となってくると、純粋な実力という点以外の評価も下される傾向にある。
恐らく今回のステージは(失礼な言い方かもしれないが)客層が求めていたクオリティを最低限満たしてはいるものの、他と比べる際、真っ先に比較対象に上がってしまう。
そしてハードルが上がっているはずなので「(これ以上)連覇を続けるのに相応しいか」「他の人の優勝を観たい」という客層との願望との戦いにもなってくる。
ただいよいよイベント史に名を刻むレベルの評価が彼女にはつき始めている。
次回、どうなるかが非常に注目されるし、またどんな順位でもこれからも注目はされ続けると思うので、変な意味でプレッシャーに負けず頑張って欲しいと思います。
そんなまかべまおの連覇を止めるとすれば、この後のベスト3入賞組でしょう。
2位のデカシャツ喫茶。これで前回に引き続き2回連続で2位となりました。
今年に入ってから、優勝へのハードルが更に一段、引きあがっているような気がしてなりません。
セットリストも前半カヴァー二曲、後半オリジナル二曲という構成で完全に色を使い分けているのが特徴。
これまでデカシャツ喫茶の場合、カヴァーは入れるとしたら一曲が多かったのですが、ここに来て、これまでのデカシャツ喫茶に無い一面をアピールしようとしている意図も垣間見えます。
しかし厳しい言い方になると、昨年の優勝時のような勢いが成りを潜めているのもまた事実。
あとタイミングもあるとは言え、次々と新曲が投入された昨年と比べると、オリジナルの構成に変化が無いのも、新曲ラッシュのまかべまおとの差に繋がっている気がします。
もっとも新曲を大量投入すれば、誰でも優勝出来るというイベントではないですが……現にまかべまおも以前、ミニアルバム出したタイミングでも優勝を逃し続けた事例がある訳で……。
それ故、構成に変化を持たせるための今回の前半カヴァー曲構成だったように思えますが、デカシャツ喫茶ならではの……何かそういうカヴァー曲でなかったように感じたのも事実。
とにかく2位にいるので、高い評価を安定して保っているのものの、最近は優勝にあと一歩届かない……ジレンマみたいなのすら感じます。
まかべまおが強いと言えば強いですが、だからと言ってデカシャツ喫茶が弱い(という言い方が妥当かどうか別にして)というとそういう訳では無いので……。
結果的に見ると苦しい戦いを強いられた上半期だったと思います。もっとも3位→2位→2位なので他の出演者からしたら、十二分に凄いのですが……。
ただ現在のまかべまおの牙城を崩す、最右翼である事は彼女達であるのもまた事実。
昨年の「年間最多勝」がまだ今年に入り優勝出来ていないのも悲しいので、下半期の奮起、復活に期待したいと思います。
復活といえば……今回3位の大和撫子。
前回の6位から巻き返しに成功しましたが、いよいよ復活の狼煙を上げる時が近いか!?……というのを感じる今回のステージでした。
確かに過去にも、ほぼMC無しのメドレーという構成はありました。
ただ今回のメドレーは何が良かったかというと、一番最初に少しだけMCを持ってきて、残りを一気にやり切るという構成だったのは非常に彼女達の意図が伝わりやすく良かったと思います。
メンバー・芍薬の不在。だけどそれをハンデとせず、むしろこういう時だからこそ、共に戦おうとする姿勢が残ったメンバーからの言動で感じました。
またメドレーの真っ最中も、芍薬の声が入っており、振り付けを見ていても芍薬がそこにいるものとして演じていました。
これまでも大和撫子、二人だったり、あるいは一人だったりする事が多々ありますが(笑)その時はいない人のパートを他の誰かが……という構成が多かった気が。
そういう意味では今回は「三人」で戦いに来た感じがする訳です。
あとこれは余談ですが、芍薬のパートを不在の芍薬に全て任せた事で、残った二人も普段のパートに徹する事が出来、結果、二人のパフォーマンスの低下も無かった。これも大きいと思います。
今回の大和撫子は完全に作戦勝ち。文句のつけようがありません。
そんな大和撫子も最後に優勝しているのが、昨年7月(vol.39)……実に10ヶ月……優勝から遠ざかっている事になります。
当イベントの「絶対女王」として、現在でも歴代トップの12回の優勝を取った彼女達にしてみれば、ここまで優勝から縁が無い時期が続いた事は恐らくないでしょう。
冒頭のMCで牡丹が「前回はこれでいけると思った」と言うように、優勝する事の難しさ、そして尊さを、最も噛み締めていると思います。
そんな彼女達がただ無心に、熱心に打ち込んだステージの評価は次回……もし優勝すれば一年ぶりの戴冠となる。
果たして「絶対女王」の復活はなるか!?次回の順位、要注目です。
さて4位以下に目を移すと……。
4位、森永まみ。今回のステージは評価しますが、ステージ外の事で苦言有。
まずは6ランクアップ。前回の「助けてください」が吉と出た結果。個人的には全く評価出来ない行動でしたが、他の客層の多くの方が「助けた」結果として受け止める事にします。
それにしてもランキングが上がった途端、前回までの悲壮感が全く無くなり、まるで前回とは別人のようにステージを楽しんでいた姿は高評価。
下手にネガティブな事を発言したりするよりは、例え下位でもこれくらい吹っ切れていた方が彼女の場合、絶対いい!
久しぶりにいいステージだったし、これなら「助けた」甲斐があったと思える内容でした。
でも優勝経験者なのだから、持ち時間が増える3位とは言わず、2度目の優勝を狙うと言って欲しかったですが(笑)
……ただ一イベントファンとして苦言を。
今回、前回と森永まみ及び所属事務所・MarvelYellから某サイトにて出演時間が記載されて回覧されていました。
別のブッキングイベントなら文句の一つも言いませんが、このイベントの特性上、こうして出演時間を記載されると、おおよそ順位の予想がついてしまう客層もいます。
結構、このイベントの順位を楽しみにしている客層は多いです。公式に主宰サイドからも禁止している訳ではないとは言え、こういう事をされるとイベントファンとしては残念です。
ファンに向けて、出演時間を報せる大切さも理解できますが、どうかイベントの趣旨を理解して、今後の行動を取って欲しいと切に願います。
もしくは出演時間知らせるとしても、我々が目にしないように一工夫していただけると大変助かります。
この文面を本人、もしくは事務所関係者の方、目にしたならどうかご一考願います。
話を戻します。
5位のMicA。新曲を入れた構成がとても良かった。
4月に発表された新曲を惜しげもなく二曲入れて、新しいMicAの一面を前面に押し出した点は評価。
また新曲に合わせた新衣装も、かわいらしくてとても良かった。楽曲のイメージにも合っていた。
今回からヘッドセットをつけた事によって、これまで出来なかった動きも出来るようになったりするはずなので、これからはパフォーマンスの向上にも期待したいと思います。
今後の課題があるとすれば、だいぶ増えたオリジナル楽曲の構成。
今は新曲を押し出す時期でいいと思いますが、一通り落ち着いたら既存の楽曲も含め、考えて構成を組んで欲しいと思います。
頂点への戦いはまだまだこれから。頑張って欲しい。
6位飛ばして7位のみく16歳。「らしさ」と「らしくない」という相反する物がが同居した15分。
衣装の事を言っているんですけどね(笑)
まず最初の「ゆるふわ」チョイス。いい意味で「らしくない」
りん14歳のかわいさは予想通りなんだけど、他の二人が予想外に大人びた印象で新鮮な驚きを感じました。
しかしそれでも……最後に脱ぐのは、お約束というか「伝統芸」というか(笑)
色んな意味で安心したし、最後に「らしさ」が前面に出たという印象を受けました。
ただこのような工夫が出来るうちは、まだまだ夜で戦えると思うし、もう少し上を目指せると思いました。
8位の石戸なつみ。ここまで下がったのは意外でしたね……。
ベスト3維持は難しいとしても、もう少し順位は上でも良かったような、前回の出来でしたので多少驚きはありました。
さて本人も気にしていた「鬼門の5月」、ちょうど一年前に脱落の憂き目にあったので、一種、トラウマとの戦いだったようにも映ります。
そんな今回ですが、二曲目、三曲目が秀逸。
二曲目「Snow Dust」を歌う意味がしっかり伝わっているし、会場もその時の石戸なつみの心境に寄り添う形で耳を傾ける事が出来たと思います。
また三曲目「暁契」は問答無用で彼女の新キラーソングになりつつある。「WHITE OUT」とのうまい使い分けが出来れば、構成に幅は広がると思う。
こうして「鬼門」を突破して、精神的にも一回り大きくなった……はず(笑)
ただこの位置で甘んじたり、脱落回避でホッとしてはいけないと思うので、もっと頑張ってほしいと思います。
9位の江織杏。気持ちは分かるけど、泣くにはまだ早いだろ(笑)
セットリストに関しては、彼女のシングルA面になった三曲揃い踏み。デビュー一年ちょいの彼女だけど、ベストアルバム的な構成が印象的。
それにしてもMCでは「どうした!?」ってなってしまった(笑)
確かに一年ちょいでここまで来たのは賞賛に値するけど、ここは泣くところじゃないというツッコミもしたかった(笑)
感情が豊かで素直な娘だから、この一年で受けた刺激だったり、感動だったりを思い出したら、そうなってしまったのかもしれないけどねぇ……。
ただその涙は10月のワンマンか、このイベントで優勝した時に取っておくといい(笑)
次回、7月は彼女がちょうど一年前に昼で勝った月……一年間の成長をここで見せてくれる事を願う。
10位の桑名美沙子。「歌姫」としての本領発揮と、新境地開拓!?
一曲目、二曲目の曲の入りが今までに無いものだったので、驚いたのは確かです。
まさか前の出演者、三木悠莉のポエトリーを意識した……とは思わないけど、そう思った方も多かったのではないでしょうか。
でもああいう入り方も有りだと思うし、こうして語りを入れる事で歌に対して感情が入りやすくなるという利点もあったと思います。
三曲目「snow」の新バージョンもこれまでのバージョンとは違ったカッコよさがあり、とても良かったです。
ランキング的には下位低迷が続いていますが、そろそろ上位に戻ってほしいと願います。
昇格組の三木悠莉。憧れの舞台で、遂に歴史に名を刻みました!
映像と楽曲とポエトリーの三本柱。これの融合が心地よい15分でした。
一番の驚きは「世界計画」のピアノ演奏。あれは良かったです。
「詩人」として、ポエトリーリーディングの世界を背負って、このイベントに初めて足を踏み入れた三木悠莉。
間違いなくイベント史にも、ポエトリーリーディングの世界にとっても歴史的な瞬間がこの日訪れました。
次回以降、どのような世界を我々に見せてくれるのか……新たなる挑戦は始まったばかり。期待しています。
最後に今回6位ながら脱落してしまった29-Q。クオリティの高さは文句無しだけど、短いステージが仇となった。
まずはその印象です。
今回も前回、前々回の例に漏れず、ステージのクオリティは非常に高かったのは間違い有りません。
逆に高かったからこそ、あの終わり方が無かったのだと思います。
諺に例えれば「竜頭蛇尾」二曲目の段階で「この後の展開、どうなっちゃうんだろう」と思わせておいて終わりだと……消化不良で終わってしまった感があります。
もし10分で終わらせるなら、それこそ前回の妖怪ウォッチネタの方が良かったとは思います。
インパクトで勝負して、あっという間に去っていっても、その衝撃は誰も忘れられないでしょうし(笑)
ただ脱落するには勿体無いくらい、いい出来だったし、出来ればあの後、続きがあるなら見たい内容でした。
それでも昨年11月の昼含め、今年に入って夜の部、3回での脱落となりましたが、どれも印象に残るステージでした。
この界隈において「世界を相手にする」29-Qが、コンスタントに高いクオリティを見せてくれたのは、貴重で有意義な時間だったと感じます。
この後は7月、9月と海外を巡るようですが、また日本に戻って、落ち着いたら再挑戦してくれると一イベントファンとしては嬉しい限りです。
短い間だったけど、素晴らしい時間をありがとう、29-Q!
歌のタイトルの通り「世界に翼広げ」に行ってくだされ!
また国内で、そしてこのイベントでお会いできる、その日を楽しみにしています!
こうしてまかべまおの三連覇で終わった、四谷mono初開催の「ぢゃ☆ベストテン vol.44」
会場は変わっても熾烈な戦いは相変わらずでした。
結局、今回も蓋を開けてみれば混戦模様。
5位から9位までの間が1,000点以内で収まっている事を見ると、まだまだランキングの乱高下はあるか……。
次回……まかべまお、四連覇に挑むが果たして、どうなったのか!?
デカシャツ喫茶、大和撫子の久々の戴冠となったのか!?
それとも新星が現れるのか……!?
MINO+の参戦も見逃せない!
2015年7月18日。
「ぢゃ☆ベストテン vol.45」
四谷で迎える、真夏の戦いの結末は如何に……!?