【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.43』@神楽坂EXPLOSION
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
※このイベントは3/21に行われたイベントです。
毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
・AnBぷれみあむぅ presents 『第43回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12007006259.html
まずこのレポートの前に……。
このレポートをほぼ書き終えた、4月5日……FICEから重大な発表が行われた。
AnBの会場移転。
本年5月以降の会場が移転するというものです。
本編は東高円寺ロサンゼルスクラブに……。
そしてAnB ぷれみあむぅ「イカすアキバ天国」「ぢゃ☆ベストテン」は次回から四谷monoでの開催となります。
そんな事も知らない、当日の自分たちはしばしの休憩を取っていました。
三木悠莉の優勝に沸いた興奮も冷めやらぬまま、数時間後の夜の戦いを楽しみにしていました。
この時はまさか……これが神楽坂最後の「ぢゃ☆ベストテン」になるとは知らずに……。
……そんな最後の神楽坂ですが、前回の混戦模様からして、全く読めない!
2015年になって流れは変わったのか?それとも……?
そして待ち受けていたのは、衝撃の結末だった……。
春の嵐吹き荒れる神楽坂!
風雲急を告げる、大混戦のライブバトルの勝負の行方は如何に……!?
神楽坂最終決戦!「ぢゃ☆ベストテン vol.43」の様子をレポートいたします。
●開演前
やはり昼と違って開場前から列が出来ていました。
こう言ってはなんですが、やはり昼と比べても段違いに注目度が違う。
自分も入場できたのは、開場して10分ほど経ってから。
その後も多くの客層がどんどん次から次へと入場してきます。
こうして開演前には、いつものようにほぼ満員状態。
高い人口密度の中、OPという流れになります。
OP映像が流れて、各出演者の紹介、そして出てきたのは……FICE・炎とあをいちん(笑)
このリアル姉妹登場でもしや……と思った客層も多かったですが、直後、司会~ずの☆★朋★☆登場(汗)
ちょい遅刻でしたが、今回は交通事情によるもの。
前回のように忘れていたという事はなく、きちんと「司」Tシャツも着こんでの登場でした。
そんな訳で諸注意と投票ルールの説明はあっという間に終わり、いよいよ本編突入。
実は☆★朋★☆も彼女たちの出番に間に合った事の方に、どちらかというと安心感が滲み出ていたように思いますが……(笑)
こうして登場した昇格組は……。
●本編
・昇格組:みく16歳
1月の「第42回イカすアキバ天国」を勝利したみく16歳。
「ぢゃ☆ベストテン」の舞台に再び帰ってきました。
……が、こちらも少し遅刻して登場(汗)
をいをい……せっかくの復帰戦ですぞ(汗)
そんなみく16歳、昼のゲスト30分枠ではりん14歳、みく16歳中心としたセットリスト。
夜は「HONEY POT」でお馴染みのボンテージ風の衣装に身を包み、るか20歳中心のセットリストで構成する。
以下、セットリスト。
「ルカルカ☆ナイトフィーバー」
「ハレルヤ」
「サクラメント」
「ワールズエンド・ダンスホール」
上記4曲を冒頭のMCを除き、連続で披露。
オリジナルは「ハレルヤ」→「サクラメント」の流れ。
相変わらず艶やかというか、華があるステージを披露。
もう何度も拝見しているはずなのですが、観るたびに洗練されている感じがします。
ラストの「ワールズエンド・ダンスホール」で大いに盛り上がり、このまま終了。
まさに「戻ってきた」という感じの、みく16歳、圧巻のステージでした。
このステージ、多くの客層が嬉しかったに違いない。
しかし一番嬉しそうだったのは……司会の☆★朋★☆に違いない(爆)
彼女たちのステージが終わった後、しばらくは鼻の下が伸びっぱなしでした(笑)
気を取り直してランキングの発表となります。
前回、ゆきまちが卒業した都合で、途中までは「繰上げ」のランキングとなります。
※当レポートでは特に「繰上げ」という事を記載せず、ランキング発表を進めます。
卒業が無ければ危なかった、今回の10位は……。
・10位:森永まみ
前回より5ランクダウン。まみぴょんこと森永まみ。
一気に下がってしまった感があります。本当に危ないところでした。
そんなまみぴょん、今回は王道セットリスト。
一曲目「ヒ☆カ☆リ」からスタート。
随分久々な気がしましたが、実はこの楽曲、まみぴょんの楽曲の中でも好みの楽曲だから好きな方。
大いに盛り上がりました。
続いて二曲目「空気ちゃん」
まみぴょんならではのトラウマ系ソング(汗)
「ぼうけんのしょ~」以来、彼女はこの手の楽曲が非常に多くなっている気がしてならない。
そんなまみぴょんのMC。
一言で言えば、必至の訴えだった。
セットリストも色々考えて、実は最後の一曲から「トルネード」外しも考えるくらい、彼女的には追い込まれている心情を切々と語った。
MCの最後には「助けてください」という一言が出た。
とにかく必死さがMCで伝わってきた。
そんな訳でラストは「トルネード」
最後は王道中の王道で〆る結果となった。
以上、森永まみのステージは終了。
必死の訴え、客層の心に響いたか……。
・9位:Ma:rchen-holic*
前回2位より7ランクダウン。めるほりことMa:rchen-holic*。
前回が初のベスト3で大躍進……だったのに、定位置(と言っては失礼だが)の9位に落ち着いてしまった……。
こうして、いつものようにりゅうきとまほし……と、桑名美沙子がステージに上がる。
前回のレポートでも記載した通り「ぢゃ☆ベストテン vol.42」翌日、Ma:rchen-holic*は新体制を発表。
これまでのりゅうき、まほしの二人体制でのスタイル「第一期」を終え、第二期に移行。
当面は初の男性ヴォーカルとして朝日諒、そして女性ヴォーカルに桑名美沙子を加えての活動を発表「新生・Ma:rchen-holic*」として再スタートを切った!
……という事で、この日は朝日諒はお休みだったが、これまでの二人に桑名美沙子を加えた、新生・Ma:rchen-holic*として登場とした。
三人とも色違いだけど、同じ柄のチェックのワンピースを着ての登場となった。
一曲目は「Ender's Neverland」
新体制めるほりの楽曲からご挨拶。
これまでのめるほり層に加え、桑名美沙子層が応援に加わる最前は厚みを増しているように思えた。
実際、ステージの上の3人もこれまでと比べると、ステージの声量や迫力の面でパワーアップしているように見えた。
二曲目は「光るなら」(Goose house)
アニメ「四月は君の嘘」のOPテーマ。
これは初出しのカヴァー。桑名美沙子のメインヴォーカルに、りゅうき、まほしのコーラスが美しいハーモニーを奏でた。
ここまでの二曲は、これまでのめるほりでは出さなかった楽曲なので、従来のめるほりのイメージが無くてもすんなり聴けただろう。
ここでMC。
新体制になった事を改めて挨拶すると共に、これまでのめるほりとは違う事を説明する事となったりゅうき。
ここで彼女の表現としては、この3人体制のMa:rchen-holic*の評価を「皆さんに託します」という趣旨の発言する。
これがどういう意味を持って、客層は捉えたのか……。
ラストは「Unlimited-WORLD」
二人体制時代からの名曲。今回、初めて桑名美沙子を加えたバージョンでの披露となった。
これまで二人で作り上げてきた楽曲たちが、今後、新しいメンバーを加えて、どう進化していくのだろう……。
そんな未来予想図が朧気に見え隠れしたところで、この日のステージは終了となった……。
……ここで司会~ずのMCなのですが、やたら長かった。
さすがに時間大丈夫か心配する客層もいたが、その理由は……。
・8位:桑名美沙子
前回より2ランクダウン。美沙っちぃこと桑名美沙子。
……まさかのユニット、ソロ、連続出場(笑)
掛け持ちだとこういう事も十分に有りえましたな(笑)
そんな彼女、めるほりと違い、白いドレスに花の髪飾り……まるでアイドル(照)
一曲目に歌ったのは「輝いた季節へ旅立とう」(松田聖子)
本当に松田聖子を彷彿とさせるような、アイドルっぷりに会場の中高年もついつい鼻の下が伸びる(笑)
しかし彼女、AnBに出るようになってから、こういうかわいい見せ方が本当にうまくなったと思う。
続いて二曲目「暁の華」(Cyntia)
アニメ「暁のヨナ」のOP。
そういえば、このアニメが美沙っちぃ、好きだって某所で呟いていましたね……。
意外と彼女のカヴァーはアニソン多かったりします。
ただ他に歌う人がいないのを多く選曲するので、彼女のオリジナルと勘違いする人も多いとか(笑)
自分もこの楽曲、聴くの初めてだったので「カヴァー?」と思いつつも、どこかでオリジナルと疑ってました(笑)
そしてラストは正真正銘のオリジナルで「明日も一緒♪」
実は彼女の楽曲の中でも一、二を争うかわいらしさ全開の同曲ですが、今回の衣装でこれは反則(照)
彼女の笑顔と楽曲の明るさが本当にいい具合にマッチして、素敵な一曲に仕上がっています。
こうして桑名美沙子のステージは終了。
めるほりに続き、計30分……お疲れ様でした(笑)
さて衣装と言えば、次の出演者も会場を沸かせてくれた。
続いて登場したのは、右手にパンダを持った……彼女です。
・7位:江織杏
前回より1ランクアップ。えおりんこと江織杏。
その衣装はまるで海賊……そして真っ先浮かんだ言葉「海賊王に俺は(以下自主規制)
しかし明らかに海賊なのに、一曲目は「エオリズエアライン」
空かい!(笑)
そんなツッコミを気にせず、えおりんは自由気ままに歌うのでした。
二曲目は「Wonder Wall」
比較的新しいえおりんの楽曲。
「エオリズ~」と比べてもバリバリのロック色が強めに出ている楽曲。
所属事務所のM-Infinityの傾向からすると、ロック系が強めに出る楽曲が多めなので、どちらかというとこちらの方が実は本線に近いのか……。
さてそんな彼女もMCで重大発表をする。
なんと5/3にレコ発ライブが決定!そして新曲のタイトルは……「パイレーツオブエオリアン」
……まぁ衣装で皆、分かってましたが(笑)
ちなみにC/Wは二曲目に歌った「Wonder Wall」との事。
何はともあれめでたいという事で、皆で祝福。
そしてラストはもちろん「パイレーツオブエオリアン」
実はこの楽曲も歌われて長い楽曲。
昨年の秋には既に出来ており、個人的には「エオリズエアライン」より先にレコ発されると思っていた程。
とにかく長くファン層に愛された楽曲。音源化の報せは多くのファンにとって、大いなる朗報になったのは間違いない。
こうして楽曲の中で「空」と「海」を制し(笑)江織杏のステージは終了した。
あ、あまりレポート内では触れませんでしたが、この日もパンダ(のぬいぐるみ)のさしみは大人気でした(笑)
・6位:大和撫子
前回4位から2ランクダウン。やまなでこと大和撫子。
この日はフライヤーなどではお馴染みの和装。そして手には鳴子という、この界隈でのやまなでをイメージした時に一番イメージしやすい衣装で登場。
一曲目「devotion」
三人体制でのやまなでの代表曲と言って過言ではない。思えばこの楽曲初披露も昨年1月「ぢゃ☆ベストテン vol.36」での出来事だった。
そんなやまなでのMCでは、少し昔を振り返るような内容となった。
芝浦時代に勝ち抜いた大和撫子。既にこのイベント5年目の大ベテランとなる。
(注釈:大和撫子の初出場は2010年11月のvol.18。厳密には4年4ヶ月である)
もちろん現在の出演者では彼女たちが最古参になる。
他に芝浦を勝ち抜いた出演者はいなくなったが、長く自分たちが出演しており、尚且つ四谷から始まった歴史あるこのイベントに敬意を持って臨みたい……という趣旨の発言を牡丹は述べた。
これには会場の客層から大きな拍手が送られた。
一方で自ら卒業は宣言しない旨と、これから脱落するような事があれば再挑戦しないという不退転の決意を述べ、残りの楽曲に入るという流れとなった。
二曲目「大和万華鏡」
実は牡丹、間違えて「桜撫子」と言ってしまったが、先に歌ったのはこちら。
やまなでと言えば、かつては鳴子を使うイメージがあったが、最近はすっかりご無沙汰していた。「大和万華鏡」自体、非常に久々な感があった。
最前に陣取る固定ファン層も事前に半纏と鳴子を用意しており、ステージと前方の一体感は非常に高く、大いに盛り上がっていた。
またそれにつられる様に、中盤より後ろの客層も盛り上がっており、会場全体が熱気に包まれるのをビシビシ感じた。
ラストは「桜撫子」
やまなで初期の名曲。元々はこの楽曲があったからこそ鳴子の応援スタイルもあったし、また昼を勝ち抜けたようなものである。
本当に強くて、勢いがあった頃の彼女たちの姿を久々に拝見出来た……。
そんな圧倒的な15分のステージを終え、大和撫子の三人は颯爽とステージの上から去った……。
一気に熱量が高まった会場。ようやくここで半分を終える。
しかしこの後、更にとんでもない展開が待ち受けているとは……この時は誰も想像出来なかった。
・5位:29-Q
前回、昇格組から初ランクインの29-Q。
前回は「アナと雪の女王」をイメージしたステージで会場の度肝を抜いた彼女たちだが今回は……。
早速ステージの上に登場したのは、今、話題の「妖怪ウォッチ」のコマさん……のコスプレをしたけーな。
いや、このコマさんコスプレのけーなは普通なんだ。コスプレイベントなんかでも、こんなかわいいコマさんはいてもおかしくない……。
そんな彼女がケータ(アニメ版の主人公)から借りたという、妖怪ウォッチを使って呼び出した妖怪というのが……。
まや扮する、ジバニャン。
しかしその登場時、会場は騒然とする……。
……名誉の為に言っておくと、29-Qの二人はとても美人である。
コンパニオンや、レースクイーンなどの経歴も豊富である……なのに……。
全身タイツ風の衣装に、美人である事をかなぐり捨てた顔面ペイント!(爆)
ジバニャンのコスプレで笑いを一気にまやが掻っ攫った!(笑)
このレポートでは写真は敢えて上げないので、どうしても気になるなら検索すると見つかると思うが……司会の☆★朋★☆の言葉を借りるなら……「劇団四季」(笑)
妙にリアリティがあるジバニャンだった(笑)でも万が一「劇団四季」が「妖怪ウォッチ」を演じたなら……なんか妙に腑に落ちた(笑)
そんなちょっとリアルな妖怪ウォッチ(笑)ですが、「ゲラゲラポーの歌」に乗せて「ようかい体操第一」などのメドレーを披露。
会場全体が彼女たちの作り出す、「妖怪ウォッチ」ワールドに染まっていく。
小さなお子様が楽しめる保証は正直、どこにもないが(笑)
こうして「妖怪ウォッチ」メドレーが一通り終わって、最後にさり気なく29-Qオリジナルの「Meat Party」という流れ(笑)
あまりにも自然過ぎて気付かなかった方も大勢いた……かもしれない(笑)
その楽曲の最中でも寸劇を繰り広げ、最後まで会場を笑いに包み込んだ29-Qのステージは終了。
次は一体、どんなステージを展開するのかという期待と、もう(ある意味)戻ってこれないんじゃないかと一抹の不安が錯綜する……(笑)
・4位:MicA
前回7位から3ランクアップ。みかぽことMicA
この日の衣装は肩がはだけた……ワンピース風の衣装と言えばいいのか。
この手の衣装の彼女はあまり見た事はない。
一曲目「OneLimitation」からいきなり入る。
MCなども一切無しですんなり入り込んだ感じがする。
二曲目は珍しくカヴァー曲を披露。
歌ったのは「桜色舞うころ」(中島美嘉)
オリジナルも多めの彼女がカヴァーでバラードを歌う……ちょっと珍しい光景が見れたかと。
しかし意外とこの手のバラードとも、みかぽは相性がいいというのが新たな発見だったように思います。
そんな彼女のMCですが、昨年3月「第37回イカすアキバ天国」を優勝して一年経つという話になりました。
これまで一年やってこれたのは、皆のおかげという感謝の気持ちを述べてくれました。
そんな彼女がこの日最後に歌ったのは「☆RunRunWay☆」……ですが、なんとこの日だけの特別バージョンの歌詞を用意してました。
ちなみにこの歌詞は物販の際、皆に歌詞が配布されたけど、歌詞の内容はこのイベントの楽しさの中にある厳しさ、そして一年間、支えてくれた客の皆に感謝するという内容……。
この歌詞を聴いて、この一年の彼女の成長をしみじみ感じていました。
それでも終盤にかけて……落ちたくない、まだここにいたいという趣旨の歌詞から、最後は……
「今回、本気(マジ)で1位になりたいよ。持ち点を少しMicAぽへ!」
……と、さりげなく自分への投票をお願いしている(笑)
ちなみに上記の「少し」のところは振り仮名で「500点」と書いてある(笑)
意外と抜け目のないところを垣間見せ、こうしてMicAのステージは終了。
今回残れば、次回からは二年目突入となるが、果たして結果は……。
いよいよここからベスト3。
残ったメンバーを見ると……「連覇」「返り咲き」「初優勝」の可能性がそれぞれ残っている。
果たしてどの記録が達成されたのか……今回の第3位は……。
・3位:石戸なつみ
前回9位から6ランクアップ。初のベスト3入り、なーここと石戸なつみ。
いよいよ本領発揮と言ったところか!?
一曲目はいきなり「WHITE OUT」からスタート。
序盤から容赦ない程、エンジン全開のステージを見せつける!
そして最前の客層に容赦ない鉄拳を喰らわせる(笑)
相変わらず、やってくれます。なーこさん。
ロックテイスト全開で今回も攻める……かと思いきや、ここで一気に会場が静かになる。
二曲目「Snow Dust」……これのピアノバージョンを披露。
「WHITE OUT」の熱さが嘘のように、静まり返る会場。
そこにはピアノの音と、一人佇むなーこの姿が……照明が暗く落とされたステージの上、そこには一つ、一つ、白いDDブレードが幾つも灯されて、彼女を白く優しく包んでいた……。
普段の激しい彼女からは想像もつかない程、優しい空気がそこには流れていた……。
……やがてバラードを終え、再びいつもの調子に戻るなーこ。
残り二曲は連続して、また熱いロックテイストが会場を熱く燃え上げる!
三曲目「暁契」
2月のBDワンマンで初披露された新曲のうちの一つ。
ギターサウンドのえぐさがたまらない楽曲である。
また一曲、彼女のレパートリーに熱いナンバーが加わった!
ラストは「JDA」
激しくヘッドバンキングをするステージ上のなーこ……に対して、激しくツーステップを踏む、最前の固定ファン層(笑)
しかしそれにも構わず(気付かず)一心不乱に頭を振り続けるなーこ。
会場の客層も今度は激しく頭を振り続ける。
清々しいまでの熱狂が突き抜けて、なーここと石戸なつみのステージは幕を閉じた。
初めてのベスト3。この日、彼女から見えた景色はどんな景色だったのか……。
こうして3位までの発表が終了。
ちなみにここまでが「繰上げ」の順位。
卒業したゆきまち、実は3位相当の得点だった事が発表されました。
既に引退をしてしまったゆきまちですが、最後の最後まで、このイベントに愛されていた事が証明された瞬間でした。
上位2組は「繰上げ」無しの順位。
そして読み上げられた2位の名は……。
・2位:デカシャツ喫茶
前回3位より1ランクアップ。デカシャツ喫茶の二人。
少し巻き返した。しかし今回も残念ながら「返り咲き」とはならなかった。
そんなデカシャツ喫茶、今回は……MC無しの5曲連続のステージを見せた!
以下、セットリスト。
「レモネード」
「ふわり、ひらり。~sweet dream memories~」
「ROCKET DIVE」(hide with Spread Beaver)
「ロベ」
「デカシャツ☆ナイト」
以上の5曲。どれも名曲である。
MC無しで一曲でも詰め込む事で、歌い手としてのデカシャツ喫茶の魅力を最大限に引き出すための構成だったと思います。
「レモネード」のキャッチーなナンバーから入ってからの、「ふわり、ひらり。~sweet dream memories~」の優しいメロディラインは、ある種彼女たちの王道の流れ。
このギャップのある二曲を自然に、すんなりと歌えるのが彼女たちの強みと感じます。
オリジナルの合間に挟んだのが、「ROCKET DIVE」というバリバリのロックナンバー。
デカシャツ喫茶なりの変化球があるとすればここ。
毎回、カヴァーソングの選曲のセンスの良さは脱帽物です。
そして後半は「ロベ」→「デカシャツ☆ナイト」という流れ。
この二曲は個人的に系統が似ていると思うのですが、デカシャツ喫茶らしさが一番出ている二曲に思います。
こうしてたっぷり20分間、デカシャツ喫茶の歌の世界に引き込まれました。
でもMCが無いものだから、曲の間奏や終盤で無理くり話をねじこもうとしているヨツイさんの、ある種芸人魂にも似た無理矢理感もあり(笑)純粋にステージとしても楽しめました。
こうしてデカシャツ喫茶のステージは終了。
小細工無しのステージ、果たして結果は如何に!?
……そしていよいよ優勝。
前回の感動的な初優勝から二ヶ月……再び勝利の女神は彼女に微笑みました!
・1位:まかべまお
前回1位から同ランクキープ。連覇達成!まおまおことまかべまお。
この日のまおまお、チアガールの衣装で登場。とても似合っていてかわいらしいです。
会場の客層が作ったアーチの中をくぐり、ステージの上にまおまお登壇。
一曲目「SPIRAL」からスタート。
まおまおの最初のオリジナル。これを最初にもってきたのも何か感慨深い。
会場は大いに盛り上がる。しかし心なしか……まおまおはちょっと笑っているように見える……。
会場の最前に目を向けると、最前を陣取って盛り上げている固定ファンが……チアガール(笑)
実はこれ、まおまおの固定ファン(ここではY氏と言っておこう・笑)が今年頭「まおまおが優勝したら、チアガールコスをする」と公言したものを実行したもの。
前回、まおまお初優勝で、今回、公約を果たす事となり……Y氏及び同調した他2名のファンと共に、チアガールの格好で応援して臨んだものだった。
しかし結構真面目な方が揃っている、まおまおファンのイメージが強いので、これには会場も爆笑する反面、いい意味ではっちゃける事が出来たのも事実。
会場はいい感じで盛り上がりを見せた。
続いて二曲目「LOVE Distance」(ハッピートランスver.)も彼らの尽力もあり、大いに盛り上がった。
ここでMCが入り、客席の方からビールが運ばれる。
まさに「勝利の美酒」だが……まだステージが残っているまおまおは一気飲みせず、一口だけ飲んで、その味を噛み締めていました。
続いて三曲目「Coi girl Magic」
この日、自身もチアガールの格好をしていたので、そのイメージに沿って選んだ楽曲。
とてもハツラツと動き回る様子が活き活きとしていました。
三曲目を終えて、残り二曲は連続……というところで、前方のチアガールたちと記念撮影(笑)
せっかくなのでステージの上にチアガール三人衆(笑)を上げて、臨時の撮影会開始(笑)
まおまおを中心に、男前なチアガールが三人(笑)満面の笑みで写真に収まりました。
※この写真も既にネット上で上がっているので、気になる方は探してみるといいかもしれません。
こうして臨時撮影会を経て、残り二曲、ラストスパートに入る!
四曲目「アイデンティティ」
ここでロック色を強く打ち出し、カッコイイまおまおを演出!
この日の彼女はかわいさの中に、このような力強さもところどころ見せてくれました。
そしてラスト「モノクロームシンパシー」
まおまおの中でも既に定番かつ名曲。この楽曲と共に「ぢゃ☆ベストテン」を戦ってきたようなものです。
サビの部分の「もっと高く、高く」と言って突き上げる、彼女の指は……まるで頂点を目指し、そしてそこへ向かっていく姿にも見えました……。
こうして最後の瞬間まで熱いステージを披露し続けたまおまお。
最前のチアガールたちと、多くの客層を魅了して……連覇のステージはこうして笑顔と……そして王者の風格を漂わせ幕を閉じました。
全11組のステージは終わり、投票タイムに突入。
投票時間を経て、今回のランキングのデータ、告知を経て物販タイムに突入。
会場のあちこちで物販が始まりました。
和やかなムードがしばらく続いた後……。
映画「ジョ○ズ」のBGMが流れ……2015年初の……そして神楽坂最後の……あの時間がやって参りました。
●脱落者発表
もの凄く暗い表情で新生司会~ずの二人がステージの上に登場。
今回も投票の結果、脱落が決まりました……。
点数を読み上げた後、脱落した出演者の名が読み上げられる!
今回脱落した出演者は……
・Ma:rchen-holic*
……約3年間、連続出場を続けていた、めるほりことMa:rchen-holic*……。
脱落の憂き目に遭ってしまいました。
どこか残念そうな客層のため息と、だけどどこかでこの結果に納得しているような表情のめるほり……りゅうき、まほしがそこに居ました。
こうして長年の功労者、Ma:rchen-holic*の脱落を発表し「ぢゃ☆ベストテン vol.43」の幕は閉じました……。
……そして神楽坂EXPLOSION最後の「ぢゃ☆ベストテン」はこうして終了しました。
●総括
振り返ると今回も混戦模様。
些細なキッカケで勝負の分かれ目が浮かび上がる展開と言って過言ではないでしょう。
そんな中、連覇を達成、そして「神楽坂最後の王者」に君臨したまかべまお。お見事な連覇のステージでした。
前回の投票直後こそ、無効票の存在で連覇は危ういか……と思われましたが、終わってみれば差しきっていました。
ある意味、前回の初優勝時よりも、今回の方がしっかり優勝を、そしてそのステージを楽しんでいたという印象を持ちました。
一度、25分の長丁場を経験したので、25分間の使い方がうまくなっていたと思います。
後、今回、特筆すべきは最前の固定ファンのチアガール(?)たち(笑)
ネタとは言え、本当にチアガールをやったのも偉いけど、彼らが一番、はっちゃけていたし、またまおまおの優勝を喜び、そして楽しそうに応援したのが良かったです。
前述の通り、彼らはどちらかというと真面目とか、やや大人しい印象の方が強いので、今回、ここまでやってくれたので、周りの客層もやりやすかったように思います。
一歩間違ると、悪ふざけに見えなく無いし、実際、まおまおも笑いを堪えていたのですが、そうならずに済んだのは、日頃の彼らの尽力故だと思います。
そういう意味では今回の連覇は、まおまおと、そしてこれまでまおまおを支え続けたファンの力があってこその連覇だったと思います。
演者とファンが一体になって戦う……投票制ライブにおける、一種、理想的な優勝の形を見た今回だと感じました。
こうして連覇を達成したなら、次は三連覇……そして2015年上半期完全制覇!……といきたいところですが、どうなっているのでしょうか。
ただ今のまおまおなら、その可能性は皆無では無いと思います。
次回の順位も大いに期待していいと思います。
そんな連覇したまおまおを追う2位につけたのが、デカシャツ喫茶。
前回から1ランクアップで巻き返しはしているはずなのですが、昨年が強かったために、今年に入って優勝していないのがどうにも物足りない印象を受けてしまいます。
これも昨年最多勝という、ある意味「追われる立場」としての宿命かもしれませんが……。
そんな中で迎えた今回のステージ。MC無しの5曲連続。
歌い手としてのデカシャツ喫茶の魅力を最大限に引き出したステージだと思います。
やはりこの二人の強みはなんと言っても、楽曲の良さと、二人で奏でるハーモニーなのです。
楽曲の良さについてはオリジナル4曲でしっかり発揮されているし、今更言わずもがなですが、そこで歌い手としての彼女たちを引き立たせるためのカヴァーの選曲センスが光っています。
今回は「ROCKET DIVE」(hide with Spread Beaver)なのですが、オリジナルとはいわば間逆のスタンスの楽曲。これを歌いこなすところに彼女たちの底力を感じます。
こうして歌い手としての実力は見せ付けた点についてはいいと思います。
しかし一方でMCを封印した事により、彼女たちのもう一つの魅力である「人柄」の部分があまり表に出なかったのは残念。
ヨツイさんの面白おかしいトークに、どこか冷めた(?)目で突っこむシノンの構図が彼女たちのもう一つの魅力な訳です。
ヨツイさんが無理矢理、楽曲の合間、合間にトークを入れようとしていたのが、唯一、その彼女たちの人柄が見えた一瞬の合間だったかと思います(笑)
さて今回の結果がどうなる事やら……結果が楽しみです。
3位に入ったのは初のベスト3入り、なーここと石戸なつみ。
前回から6ランクアップは立派の一言。……とは言っても、彼女は再度、昇格してから現在のロック路線が完全に定着しつつあるので、何か大きな変化があったとは言えない。
そこで気付かされたのが、司会~ずの☆★朋★☆のなーこ評。
要約すると再昇格後はどこか浮ついていたなーこも、前回あたりからいつもの落ち着きを取り戻した感がある……という事。
正直言うと、客層としては意外と気付かないポイントだったりする。
ただ同じ歌い手の立場で☆★朋★☆は冷静になーこを見ており、またそれを客層は気付かず、感じ取っていた……のかもしれない。
いい意味での余裕。それは確かにあったかもしれません。
まぁその辺の推論はさておき、なーこ躍進の裏側には、徹底した方向性の定着があったのは間違いないと思います。
そんな中で今回のステージ。ほぼ毎回、直球勝負が多いなーこが、途中「Snow Dust」(ピアノバージョン)という変化球を交えて勝負してきたところが今回のポイントと見ています。
恐らく15分のステージだと、これを入れても他の部分で勝負出来ない、もしくはここを削って直球だけの勝負に徹していた可能性があります。
20分のステージを与えられた事により、これまで出せずにいた引き出しの中から、これまでと違ったものを引っ張り出して勝負の場に出せるようになったのは大きいと思います。
よくよく考えれば2月にも2回目のワンマンを成功して、長丁場のステージをやりきる術を知っているなーこ。時間が長いにこした事は無いはずです。
上位に入った時、与えれた時間で、どれだけ多くの客層を楽しませるか……それが上位定着の第一歩だと考えているので、今回のなーこのステージは理に適っていたと思います。
こうして初のベスト3に入った彼女ですが、ここの位置に来たのであれば、貪欲に優勝狙っていいところまで来ているのではないでしょうか!?
ここから4位以下の出演者について。
4位のMicA。いいステージだったし、とても良く彼女なりの感謝が伝わっていたと思います。
昨年3月にアキ天を優勝して以来、夜に出演を続けるうちに彼女なりに感じたもの、成長した部分、そして感謝が最後の「☆RunRunWay☆」に詰まっていたと思います。
恐らく昨年までの彼女だったら、今回のような歌詞も思いつかなかったかもしれない。それが出来るようになったのが最大の成長では無いかと思います。
過去含めて多くの出演者がこのイベントに出演したけど、ここまで謙虚に客に対する感謝をきちんと伝えられている出演者は他に知りません。
だから最後の少し強気なワガママも、彼女だからこそ許されるのでは無いかと思います。
客に対する感謝の中に、彼女なりの強気な姿勢。今後も頑張って欲しい出演者の一人である事は間違いありません。
余談ですが、このイベントの数日後に行われた、某地方局のドラマ主題歌のオーディションに優勝したとの事。
これも「ぢゃ☆ベストテン」をはじめ、この一年間の成長があったからこその成果だったのではないでしょうか。おめでとう!
5位の29-Q。前回に引き続き、濃厚なネタをぶち込んできた!……という感じ(笑)
ここまでネタ(?)を本気でやられると、笑いの中にも凄さを感じます。いや実際、セットリストなど構成も含めて、凄い計算され尽してやっている感があります。
クオリティの高いネタを短時間に凝縮させる術は、伊達に世界を相手にしている方々では無いと関心をさせられます。
前回の「アナ雪」、今回の「妖怪ウォッチ」と連続して面白いネタを見せてくれたので、次回は……と期待する一方で懸念もあります。
この路線をどこまで続けるのか?正直、今はこれでいいのかもしれないし、実際、高いクオリティを見せてくれますが、ネタが切れた時や、またそれ以外の路線に走った時の反動が心配。
これで思い出すのが2013年頃の小泉千秋。一時期、色んなネタを披露してそこで評価は上げたはいいけど、2位になってオリジナル構成で勝負して一気に脱落した経緯があります。
昨年11月に「アキ天」を勝ち抜いた時のステージを見ている身としては、シフトチェンジしても問題は無い(むしろ奥の手になる)と思いますが……客層の心理がどう動かされるか。
そういう意味では、次回以降のステージ、どうなるか注目したいと思います。
6位の大和撫子。一番、客層が求めていたステージが出来たと思います。
一言で言えば「原点回帰」という言葉が相応しいステージ。衣装といい、選曲といい、鳴子といい、一番いい頃の大和撫子が見れたと思います。
言い方は悪いけど、前回まではステージにおいて「迷走」している感じが強かったのですが、今回はシンプルで良かったと思います。
久々に客層全体が大和撫子のステージで盛り上がっているのが見えたので、客層も求めていたのは、今回のようなステージだったと思います。
後はMCにおいて、イベントの歴史を省みて尊敬の念を示したのも、印象としては良かったのではないかと思います。
実は今回で出場26回目、出演回数では歴代単独2位に躍り出ました。(ちなみに1位はFICEの35回)。「芝浦時代からの生き証人」である彼女たちだからこそ、説得力があった発言だと思います。
もっともその後の「卒業しない&脱落したら再挑戦しない」発言は捉え方によっては傲慢にも映るから、どうかと思いましたが……まぁ彼女たちのキャラならセーフ……かもしれません。
全体的に見て、ここ最近では一番いいステージをしたと思います。このままズルズルいかないところは、優勝12回を誇る大和撫子だけあって流石だと思います。
これが上位浮上のキッカケになればいいのですが、他の出演者もいいので、どうなるか!?……と言ったところではないでしょうか。
7位の江織杏。衣装含めて、かわいらしい姿が印象的でした。
別名「海賊王・えおりん」(笑)重大発表と合わせて、とっても印象にも残るし、分かりやすいステージだったと思います。
ちょっと重大発表に重きを置いた感もあった気もしますが、コンセプトがしっかりしていたので良かったのでは無いかと思います。
気がつけばだいぶ楽曲も増えているので、セットリストの工夫次第でどんなステージでも見せられると思います。
そういう意味では楽しみなのですが、今のところえおりんのセットリストで大いに驚いた事が無いのもまた事実。
次回以降、その点を重視して振舞うと楽しい事になりそうですね。
8位の桑名美沙子。めるほりとの掛け持ちはやっぱりきつかったか……。
衣装に関しては、今回は最高にかわいかった(照)それで一曲目に松田聖子を選ぶチョイスは彼女ならではのセンスの良さだと思います。
しかしこの日はいつもより迫力を感じなかったのもまた事実。昨年と比べると、勢いが無いがなくなっている感はあります。
良くも悪くも「歌姫」の彼女。やはり歌で聴かせるタイプなので。15分だと魅力を伝えきれない厳しさはあるか……。
ただ今回はめるほりと掛け持ちで、その直後のステージで疲れや集中力の意味でもきつかったかもしれません。
皮肉な事に次回からは再び、ソロ専念になる桑名美沙子。次回以降の巻き返しに期待したいところです。
9位を飛ばして、10位の森永まみ。完全に怯えてしまっている印象を受けました。
セットリスト自体は悪くない。極論を言うと、彼女のオリジナル曲はどれも悪くない。
むしろ気になったのは、MCでの発言。「『トルネード』外しを考えた(けど、出来なかった)」「(脱落は嫌なので)助けてください」……臆病という印象が強く残りました。
まず「トルネード」を結果的に外せなかったのは、前回脱落時「トルネード」を外したセットリストで勝負した事が起因していて勝負に出れない印象を受けました。
そして「助けてください」という発言……正直、勝負に徹するこの現場において、一番言ってはいけない言葉だと思います。
結果的に今回は残りましたが「落ちたくない」という執念で残れたという感じで、上位浮上は難しい印象を受けました。
申し訳ないけど、昨年11月のBDライブにおける「引退を賭ける」宣言以後、どうもネガティブに物事を考えて、うまく前に進めない……そう思います。
本来ならここが再スタートの一番、いいタイミングだったにも関わらず、目先の結果に捉われて、大勝負に出れなかったのが残念。
今回のステージを観て、正直、このイベントのみならず、これからの森永まみが心配になる内容でした。
昇格組、みく16歳。復帰緒戦、お疲れ様と言ったところでしょうか。
やはりいるだけで華があります。この「華がある」というのは、彼女たちの大きなアドバンテージだと思う訳です。
昨年末の脱落時、皆に飽きられてしまったか……と危惧した時もありましたが、今回のステージを観て、まだ需要もあるし、これからも活躍の場はあると感じました。
もっともこのままでいいかと言うと、恐らく今後も一工夫は多分、必要になってくると思います。
昨年上半期で見せたようなネタの数々や、出来ればオリジナル中心のセットリストに移行するなどして「みく16歳」にしか出来ないステージを見せていくのが重要じゃないかと思います。
何はともあれ、今回は復帰おめでとう……という事で。次回以降も楽しみにしています。
そして今回9位で脱落をしてしまった、めるほりことMa:rchen-holic*。
まずは約3年に渡る「ぢゃ☆ベストテン」でのステージ、お疲れ様でした。
今回の脱落に関して言ってしまうと、新体制移行、そしてMCでの発言が明暗を分けた感はあります。
このイベントにおいて、Ma:rchen-holic*と言ったら、りゅうき、まほしの二人組。
ずっとこの二人でやってきたイメージが強かったので、桑名美沙子が新メンバーに加わった……とは言え、三人でのめるほりのステージに妙な違和感があったのは拭えません。
そしてMCで「皆さんに託します」という趣旨の発言。あれだと「今回はいいかな……」と、なってしまう。
そういう意味では今回の発言で、客層側の投票の意欲を殺ぐ結果になってしまったように思えてなりません。
脱落するための条件が色々、整いすぎてしまった感もあり、今回は申し訳ないけど、脱落するべくしてしてしまった感じありました。
ただ……脱落するとは言え、これまで連続して18回出場してくれました。(出演回数:18回は歴代8位タイ/2015年3月現在)
約3年間、殆ど下位にいる事が多く、それこそ今回以上に何度も脱落のピンチに瀕した時もありました。
そんな時でも変わらず、自分たちの伝えたい世界観を届け続け、気付けばこのイベントに居なくてはならない存在になったと思います。
その集大成が前回2位だったようにも、今は振り返うと思う訳です。
間違いなく「ぢゃ☆ベストテン」の一時代……神楽坂時代の象徴とも言えるくらい、長くイベントを支えた、名出演者と言って過言ではありません。
2012年3月……「第25回イカすアキバ天国」を勝ち抜き、「ぢゃ☆ベストテン」にやってきたMa:rchen-holic*。
残念ながら「ぢゃ☆ベストテン」での物語は、あの日から3年……神楽坂での戦いが終わるこの日に終わる事となってしまった。
だけど……前半の出番が多く、圧倒的な強さは無かったけれど……それでも「ぢゃ☆ベストテン」を今回まで脱落する事も、休む事もなく、18回出演を続けた事に敬意を表したい。
そう……君たちが約3年間の間、そしてこの地……神楽坂で紡ぎ続けた物語の数々を我々は忘れはしない……。
そしてこれからも、この地を離れても、君たちが紡いでいく物語は続いていくだろう……そう信じている。
だからさようならは言わない。
約3年間、素敵なステージと思い出を……ありがとう、Ma:rchen-holic*。
……とはいえ、5月の「第44回イカすアキバ天国」にソロで出演するりゅうき(ソロ名義:りゅうきいずむ)と、ソロで出演の桑名美沙子は今後ともよろしく!ってところで(笑)
まほしは本当にお疲れ様。これからもめるほりの一員として、頑張ってくだされ!
あと最後に……今回、特に思ったのはMCを含めての「ステージ」なのだという事。
今回はMCでの発言が皆、あまりに特徴的で思うところがありました。
例えば6位・大和撫子、牡丹の発言。「卒業しない&脱落したら再挑戦しない」は不退転の決意と取れますが、一歩間違えれば自惚れなり傲慢とも捉えかねません。
10位の森永まみの「助けてください」は衝撃的だった。あまり褒められた発言ではないけど、それでも脱落したくないという執念が垣間見えました。
逆に9位・Ma:rchen-holic*の「判断を客に託します」は、言われた側としては、投票意欲を殺ぐ結果となってしまった感があります。
一方で敢えてMCを封じて挑んだ、2位・デカシャツ喫茶のような例もあります。これはこれで歌を含めたステージだけで評価してくださいという「無言のMC」とも思える訳です。
正直、MCにおける言動というのも、大きな評価基準になっているのも事実。
あまりMCばかりに時間をかけるのも良くないですが、いかに受け取る側に誤解を与えずに自分の想いをうまく伝えるかも、出演者に求められる技術の一つなのかな……と今回は特にその思いを強くしました。
こうしてまかべまおの連覇で終わった「ぢゃ☆ベストテン vol.43」
今回も多くの感動が巻き起こった、素晴らしい戦いが繰り広げられました。
しかし相変わらずの混戦模様。
優勝したまかべまおが8,000点台前半だったが、10位・森永まみでも4,500点台を叩き出している。
この流れはしばらく続くのか!?
まかべまお、三連覇……そして2015年上半期完全制覇は達成なるか!?
それともデカシャツ喫茶、久々の返り咲きなるか!?
はたまた他の出演者が久々の優勝か……それとも新たな王者の誕生か……!?
2015年5月16日。
戦いの地はここ神楽坂から、約6年ぶりに四谷の地へと再び戻る……!
「ぢゃ☆ベストテン vol.44」
五月晴れの空に勝ち名乗りを挙げるのは誰か!?
一足早い夏が、もうすぐ訪れる……。