【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.36』@神楽坂EXPLOSION
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
※このイベントは1/18に行われたものです。
毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
・AnBぷれみあむぅ presents 『第36回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-11757195673.html
昼は福井うららの優勝で幕を閉じましたが、興奮冷めやらぬ展開だった昼。
某ファミレスで昼の結果を回想しながら、夜へと思いを馳せる。
夜は夜で全く展開が予想出来ない状況。
前回はFICEの脱落、大和撫子初のベスト3陥落、まみぴょん欠席、デカシャツ喫茶の初優勝……。
あまりにも多くの出来事が起きすぎた。
こうして夜の結果が全く想像つかないまま、いよいよ夜も2014年最初の戦いの幕が上がるのです……。
AnBぷれみあむぅシリーズ、7年目のシーズンの開幕戦。
新春の神楽坂で勝どきを挙げたのは果たして誰か!?
新年早々、見ごたえのあるライブバトルが目の前で展開される!
シーズン7開幕戦!「ぢゃ☆ベストテン vol.36」の様子をレポートいたします。
●開演前
さて開場して入場なのですが、列が出来ているのでなかなか入れません(笑)
ただし私個人は今年は「年間パスポート」を購入したので、ドリンク代だけで入れるこのお得感(笑)
※現在は販売を終了していますが、来年も出るかと。
もちろん費用はかかりましたが、妙なリッチ感(笑)いいです。この感じ(笑)
さて会場に入るなり、とてもよく見慣れた二人の姿が……。
ご存知、主宰のFICE……なのですが、上着として着ているのは「AnB STAFF」と書かれた黒いTシャツ(笑)
もう何度もお話に出ているように、前回「ぢゃ☆ベストテン vol.35」で遂に脱落したFICE。
夜の部はただのスタッフとして会場にいる……という発言通り、普通にスタッフでいました(笑)
出番は無いけど、なんだろうこの違和感の無さ(笑)
もっともそれ以外はいつもの「ぢゃ☆ベストテン」と変わらず。
モニタにはCM動画が流れて、会場の空気を暖めています。
こうしてCM動画も流れ終わり、いよいよOP。
テーマソング「接吻 ~ハイパーダンサボーver.~」に乗せ、会場は手拍子の音でいっぱいになる。
最前のスクリーンに「ぢゃ☆ベストテン」の文字が現れ、爆発音と共に映像は燃え尽きて……この日の司会が二人現れる……。
司会の「会」の人はいつも通り、あをいちん。これに関しては全く問題は無い。
問題はもう一人……前述の「AnB STAFF」Tシャツに身を包んだFICEのえんちんその人である(笑)
昨年12月のAnB本編を最後に、司会~ずの「司」担当だった田川まゆみが卒業。
次回からは「新司会~ず」として、☆★朋★☆&あをいちんで務めるのですが、今回は☆★朋★☆がお休み。
……という事でスタッフとしての仕事しかないFICE・えんちんと、あをいちんによる実の姉妹司会ユニット「仮司会~ず」(別名:○○姉妹)の登場となりました(笑)
鋼鉄姉妹じゃありません。普通の○○姉妹です(笑)
※会場では本名プレイ炸裂でしたが、レポートでは触れません。
そんないつもと一風変わったテイストの司会のお二人が進行する「ぢゃ☆ベストテン vol.36」
どこかぎこちない立ち位置を気にしつつ(笑)諸注意、ルール説明を経ていよいよ本編開始となります!
●本編
まず登場するのは「三度目の昇格」を果たした彼女。
このイベントでは「生ける伝説」認定されてもいい……「トロフィーコレクター」再々臨です!
・昇格組:小泉千秋
「ぢゃ☆ベストテン」に三度登場した千秋ちゃん。
一曲目は「Shake It!」からスタート。
この楽曲の盛り上がりっぷりは安定しているんだけど、最近、Bメロのコールのところが時々「シャ○ザク!」と聞こえるのは気のせいか?(笑)
ちなみに最前の某お客様も、昨年某イベントで千秋ちゃんが描いた「シ○アザク」お面を被って応援している(笑)
※決して千秋ちゃんを笑わせようとしていません。あくまで「○ャアザク」を使った応援です(笑)
そんな訳で始まった千秋ちゃんのステージ。
続いて二曲目に歌ったのは「Forever you~永遠に君と~」
実は結構前からあった千秋ちゃんオリジナルのバラード。
滅多に歌わないそうだが、歌わない理由が歌詞が覚えられないかららしい(笑)
でも凄いいい曲。滅多に歌わないのが勿体無いレベル。
先ほどまでのお笑いムードが一転して、聴かせるモードになるのだから、バラードの時の千秋ちゃんは結構神がかっている。
ただ最近はお笑いというか、コミカルな一面が強調されているけど、それがまた彼女の魅力でもある。
何気にMCも面白いし。
ラストは「DRIVE ME CRAZY」で締めにかかる。
まぁちょっぴり締まらなかった部分もあったかもしれないけど(笑)しっかりステージをこなした印象は強い。
こうして千秋ちゃんにとって三度目の昇格組としてのステージは終了。
小泉千秋、凱旋……そんな言葉が似合う(?)ステージでした。
さてここから前回投票を元にしたランキング。
まずは今回出場しませんでしたが、会場にはいました(笑)
・11位:FICE
前回7位から4ランクダウンで脱落。
35回目にしてとうとう脱落しました。
今回からスタッフとして会場にいるFICE……果たして、夜に戻る日は来るのでしょうか……。
続いて10位。
ここからは出演者が登場するのですが……。
・10位:Liar
前回9位から1ランクダウン。
……ですが、昨年末の段階で卒業を明言しており、今回のランキングの反映を最後に「卒業」となりました。
卒業に際し、VTRでメッセージを寄せました。
VTRに映っていたのは、従来の三人のメンバー。
三人の口から語られた卒業の理由……新メンバーが加入し、四人でのLiarとして再出発する事になったのが卒業の理由との事でした。
今後、四人でのLiarとしての活躍を誓い、Liarのメッセージは終了しました。
会場にはLiarに向けて拍手が起こりました。
こうして今回が欠席扱いとなり、Liarは「ぢゃ☆ベストテン」を卒業していきました。
なお今回はLiar卒業により、脱落は無し。
久々に脱落が無い「平和な」夜となるのですが……。
続いて9位。ここで呼ばれたのは……。
・9位:Ma:rchen-holic*
前回10位から1ランクアップ……も、素直に喜べない?めるほりことMa:rchen-holic*の二人。
それでもいつものようにステージに飛び出していく二人。
今回もゆるふわなウィッグ、ロリータな服というかわいらしい衣装で登場する。
毎回思うけど、コスプレイヤー出身だけあって、衣装のセンスは毎回抜群だと思う。
一曲目はいきなり「空想テラー」から入る。
いきなり上げ曲から入った。
この楽曲はめるほりの楽曲の中でも一、二を争うほど一体感がある楽曲。
続いて二曲目にもってきたのは「君の銀の庭」(Kalafina)
映画「魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」の主題歌でお馴染みの楽曲。
めるほりのカヴァー=Kalafina(もしくは梶浦由記)のイメージが非常に強いけど、今回の楽曲もその例に漏れず。
相変わらずKalafinaのカヴァーは歌いこんでくる印象がある。
楽曲を知らないとめるほりのオリジナルと錯覚してしまうレベルだろう。
(もっともメロディラインで梶浦由記の特徴があるので、初めて聴く楽曲でもなんとなくカヴァーとはわかるが)
盛り上がる楽曲の後に、静かな楽曲を持ってくるのも彼女達のセトリの特徴というべきか。そんな感じ。
ここでMCになるのですが、前回でめるほりで言うところの「剣の章」シリーズが完結。
「剣の章」シリーズがどちらかというと重厚な楽曲が多めだったとは本人達談。
そんなめるほり……ここで新曲を初披露!
ラストにもってきた楽曲、そのタイトルは……「空想旅行団」
さて前述の「空想テラー」も盛り上がると言ったけど、この「空想旅行団」はその比じゃなかった!
今までのめるほりには無い、どこか明るくてキャッチーなリズムと聴いていて心躍るようなフレーズの数々。
何より……二人が「めるへん!」と言ったら、客層が「ほりっく!」と返す客層との掛け合い……。
これまでのめるほりのイメージがガラリと変わるような、眩い楽曲が生み出された!
そんな瞬間だった。
もしかしたらこの楽曲が、今後のめるほりの方向性を大きく変える一曲になる……それくらいのポテンシャルを秘めた名曲がここに完成した!
そう言って過言ではありませんでした。
こうして会場をあっと驚かせためるほりのステージは終了。
勝ち上がってもうすぐ2年……果たして彼女達の旅路の先に待つ結果は……。
・8位:ひゞかな
前回5位から3ランクダウン。
昨年の好調時から比べるとやや勢いが一段落した感の強いひゞかな。
さてそんなひゞかなですが、今回は洋装。
響己が黒の紳士服風の衣装に半ズボン、奏っぽ☆は水色のドレス……今までにない感じの衣装のため新鮮でした。
一曲目は「夢現」からスタート。
和装でのひゞかなに見慣れているせいか、今まで聴いた事あるはずの楽曲でも新鮮に感じた。
確かに楽曲の良さとかも重要だけど、ステージで生で演じる以上は、こうした視覚的にも楽しませてくれる事は重要だと改めて感じました。
続いて二曲目は新曲「例えば、恋に似ている」を披露。
今回の衣装はこの楽曲に合わせていたものとの事。
この楽曲自体、かなり素敵な楽曲なのだが……雰囲気がヤバい。
楽曲の雰囲気、衣装、そして二人の立ち振る舞い、何から何まで曲にマッチしている。
奏っぽ☆が椅子に腰掛けてベースを弾く姿もこれまで無い演出だった。
色気とは違うけど、それに似た何かが二人から溢れていたのは間違いなかった。
ラストは「名も無き細道通りゃんせ」
この楽曲もすっかりひゞかなの楽曲として定着してきました。
衣装こそ洋装でかわいらしくなったけど、楽曲における迫力はそのまま。
こうしてひゞかなのステージは終了しました。
あっという間にに過ぎた15分……。
以前はMCあってナンボの二人というイメージでしたが、今回はMC無し。
新曲と新衣装で15分魅了しました。
こうして回を重ねる事に進化を見せるひゞかな。
今後、どのようになっていくのか……。
観て良し、聴いて良しの素敵なステージでした。
・7位:石戸なつみ
前回初出場、初ランクインは7位スタートのなーここと石戸なつみ。
白い上着をまとい登場したなーこ。
いつものように熱いファンが待ち受けるステージに上りました。
この日はオリジナル勝負。
一曲目「Meteol Light」からスタート。
のっけから熱いです。
まぁ今のなーこから、熱さを引いたら何が残るんだ?というくらい熱いです(笑)
二曲目「トライアングル」もいい感じ。
それにしてもここのところ一気に新曲が増えているなーこ。
少し前までカヴァーを交えてのイメージでしたが、最近すっかりオリジナル一本で勝負できる印象に変わりつつあります。
それもそのはず……。
この日のMCで2/9に控えているBDワンマンにて、なんとアルバム発売の発表!
しかも全10曲入り。
そりゃこの短期間で一気に楽曲も増える訳です。
更にはバンドでの活動も開始するというから、2014年早々、波に乗っている訳です。
向かうところ敵無し……いや勢いを衰える事知らずといったところでしょうか。
その勢いのままラストは「WHITE OUT」にて締めます。
曲中の肩を組んで行われるスクラムヘドバン(と勝手に命名)の一体感と熱さが相変わらず半端無い。
確かにアルバムが出来て新曲ラッシュだけど、なーこの代表曲は間違いなく、この「WHITE OUT」
真っ白に燃え尽きるほど、熱く、熱く……まさに彼女の真骨頂がここにこめられています。
こうしてなーこのステージは終了。初ランクインを果たし、どこまで伸びる事が出来るか!?注目です。
・6位:桑名美沙子
前回6位から同ランクをキープ。
美沙っちぃこと桑名美沙子。この日は黒地に赤い縁取りのドレス調の衣装で登場。
ただ前日、某イベントでの男装(別名:美沙男)だったらもっと良かったのにとは、一部固定ファンからの意見(笑)
さてそんな美沙っちぃなのですが、今回も6位、その前も6位……。
非常に安定しているのですが……この結果を知った、彼女の事務所のボスからは「今回も安定の順位だね」とメールが送られたとか(汗)
これには普段、温厚な美沙っちぃもおかんむり(笑)
見返してやるー!と言わんばかりに気合を入れる!
一曲目(「traumerei」(LiSA)だったような記憶があるけどきちんと覚えていません……失念)を終え、二曲目に持ってきたのは……「alone」(B'z)
彼女自身、以前からB'z好きを公言しており、別のライブで歌った事はあるのを聴いた事はありましたけど、ここで持ってくるとは……。
正直、以前聴いた時よりも感情がこもっており、鳥肌が立ちました。
いやカヴァーソングで鳥肌が立つって相当ですよ……。
本家とは違う女性ヴォーカルではありますが、本家には無いしなやかさがあって、また本家とは違う味わいがありました。
こういうところの選曲のセンス、流石だと思います。
そしてラストはオリジナル「希望の剣」で締める。
サビの「解き放て!」のところでタオルを上空に上げるパフォーマンスもすっかり定着した同曲。
これまで美沙っちぃの定番曲といえば「snow」でしたが、確実にその座をこの楽曲が確立しつつあります。
こうして非常に完成度の高い歌唱力とセットリストで魅せてくれた美沙っちぃのステージは終了。
果たして社長に茶化された「安定の順位」から抜け出し、上位に行くことは出来るのか!?
……このからベスト5突入。
5位に入ったのは……。
・5位:みく16歳
前回8位から3ランクアップ。
若干巻き返しに成功したみく16歳。
しかしいつもと様子の違う出だし……いきなり下ろされるスクリーン。
そして映し出されたのは……みく16歳の中の人……荊城チカ、かんな、本山由乃の三人。
何を始めたかというと……「ぢゃ☆ベストテン」のパロディー(笑)
左からピンクの「司」Tシャツのかんな、緑の「会」Tシャツの荊城チカ、黄色の「~ず」Tシャツの本山由乃……色んな意味で丸パクリ(笑)
今回、みく16歳の第2期一周年を記念して事前にアンケートで集計した、みく16歳楽曲ベストテン&衣装ベストテンを発表(笑)
ちなみに発表に際し、ドラムセットまで使う凝りよう(笑)これには後に司会~ずのあをいちんも「自分たちよりいいの使っている」と羨ましがるくらい。
本家顔負けのランキングの発表が5位まで続く。ここで衣装ベストテンの結果をこの後のステージで三人がそれぞれ着るという事も発表。
映像は楽曲4位「ワールズエンド・ダンスホール」まで発表したところで、スクリーンが上がり三人が現れる……。
衣装……みく→水着(投票3位)、りん→体操服(Tシャツ)ブルマ(投票2位)、るか→「HONNY POT」のエナメル衣装(投票1位)で登場。
楽曲は投票結果3位だった「HONNY POT」からスタート。
相変わらずこの楽曲はクールでカッコよさが前面に出ている。
しかし3人の衣装がバラバラなのは、まぁある意味バラエティに富んでいて面白かった。
彼女達の場合、コンセプトがバラバラでも(今回の場合、敢えてバラバラだけど)衣装の着こなしがカッコイイので絵になる。
続いて二曲目、投票結果2位は「千本桜」
正直、意外。確かにボーカロイド楽曲で人気曲だけど、みく16歳のイメージがあまりしなかったので。
恐らく楽曲人気と推測されるけど、この会場では初披露のはずだから、それはそれでよかったと思います。
そしてラスト、投票結果1位だったのは「ロマンスが欲しいの」
ここは鉄板。しかも締めという形だったのは良かったと思う。
イベントの進行そのものをパクる……いや、真似るという手段は意外だったけど、かなり楽しめました。
こうしてみく16歳のステージは終了。
実際のランキングは果たしてどうなる事やら……。
さて続いて4位ですが、ここで一気に点差が広がる……。
・4位:まかべまお
前回3位から1ランクダウン。
前回新曲ラッシュで期待もされたが、ここは伸びなかった。
しかし5位とは2,000点近くの点差を引き離しての4位……しかも以前なら十分優勝ラインの9,000点近い点数を獲得しての4位だから、決して評価が低い訳ではない。
むしろ彼女より上位3組が強すぎるという印象。
さてこの点差については、総括で語るとして……今回のステージについて。
OPSEに乗って登場し一曲目「タブロイド」からステージはスタート。
昨年末のミニアルバムの楽曲の一つ。
そろそろ客層にも定着しつつある楽曲の一つで大変カッコイイのである。
だが今回の彼女の真骨頂はこの後に控えていた。
MCで一呼吸ついて、既存曲の新バージョンを発表するというのである。
どうも様子からするとバラードなのだが……そして歌ったのは……「引力~Piano ver.」
まおまおの中でも初期オリジナルの名曲「引力」の文字通り、ピアノでの伴奏バージョン。
原曲はノリノリの楽曲だが、ピアノバージョンでバラードとして見事に生まれ変わった。
この時、まおまお自身も感情を込めて見事に歌い上げ、会場を感動の渦に巻き込んだ。
まさに圧巻!
新曲のみならず、既存曲もこうして別バージョンで生まれ変わらせる事に成功した瞬間だった。
ラストは「LOVE Distance」で締めにかかる。
こうして動と静のコントラストで、15分のステージを魅せてくれたまおまお。
これで4位が勿体ないと思わせる圧巻の内容だった。
果たしてこの結果は如何に……。
さてここからベスト3。
果たして前回の投票の結果、どのような序列になったのか……。
まず3位に呼ばれたのは……。
・3位:大和撫子
前回4位から1ランクアップ。
結果的にまおまおと入れ替わる形でベスト3に復帰した大和撫子の牡丹、芍薬、百合の三人。
もっともこれで半年、優勝から遠のいているので、悔しい心境もあるだろう。
その想いの丈が詰まったように、一曲目「RUN RUN GIRL」の歌いだしで百合ちゃんが「狙っているのは一番だけ」と歌いだす。
このイベントで稀に彼女はそのように歌いだすが、この台詞が出た時は、優勝を明らかに意識しているというのが分かる。
そんな大和撫子、この日の衣装は白いドレス風。
簡単にいうと、ウェディングドレスのミニスカート風とも取れる、そんな感じの衣装。
これまでのやまなでの中では比較的肌の露出も多めで、色っぽさとかわいらしさが同居している印象を受けた。
ちなみに百合ちゃんのブログによると、この衣装、昨年夏の舞台のゲスト出演時の衣装との事で、当日の出演を観た人には懐かしいものだったのではないかと察します。
こうして始まったやまなでのステージ。
「RUN RUN GIRL」の後は二曲続けてカヴァー。
二曲目「不死鳥のフランメ」
アニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」の挿入歌。キャラソンだけど中の人が日笠陽子と水樹奈々です。
三曲目は「Paradise Lost」(茅原実里)
この楽曲に関しては説明不要の有名曲ですね。
こうしてやまなでお決まり(?)のカヴァー攻勢をかけて、締めにかかる訳ですが……。
なんとこのタイミングで、大和撫子、新曲を発病!(牡丹談)……ならぬ発表!(笑)
いや……MCでの発言を聞く限り「幻の楽曲」を初公開っていう表現が正しいか……。
現在こそ正確には5人組ユニットとして活動する大和撫子ではあるが、本日の「ぢゃ☆ベストテン」出演のオリジナルメンバー三人のために作られた楽曲との事……。
タイトルは「devotion」
元々はファンに向けた歌詞だったようだが、今歌うと自分達の心境に重なるとは牡丹談。
(ちなみに牡丹のブログに歌詞は掲載されているので、興味ある方は観るといいと思います)
楽曲の良さ、歌詞の良さはもちろんだけど、このタイミングで更に奥の手を出してくるとは……。
こういうところが大和撫子の意外性でもあり、またカッコいいところだと感じました。
三人の底力を見せられた……そんな印象です。
こうして大和撫子のステージは終了。さすが10回優勝しただけはある「女王」らしいステージでした。
残り2組!
この時点で上位2組は確定ですが、どちらのファンでもある某お客様A氏(笑)にとっては、もうどっちが先でもいい感じ(笑)
恐らく着替えるTシャツが変わるだけの話(笑)
そんなA氏にとって得(笑)な上位2組、先に登場したのは……!?
・2位:森永まみ
前回2位から同ランクキープ。まみぴょんこと森永まみ。
しかし前回欠席だった事を考えると、この位置をキープ出来た事が凄いのであります。
※前回欠席した出演者の点数は、前回の点数が得票率換算されて算出されます。相対的に下がるパターンが多い。
そんなまみぴょん、この日も元気に登場。
まずは一曲目「あめのよる」からスタート。
先日発売されたミニアルバム「映画でかかったやつ。」からの選曲です。
個人的には初めて聴きましたが、もっとしっとりする楽曲かと思ったらそうでもない。
一曲目を終えて、MCのまみぴょん。
前回(vol.35)は欠席していたので、久々の出演が嬉しくてたまらない様子が観て取れた。
2位だから、「ニーハイ」を履いたとか、相変わらず笑いのツボを微妙に抑えてく(笑)
続いて二曲目に歌ったのは「無職ポップ」
これは厳密には「ポピーザPaフォーマー」での楽曲。
友人が無職になったのをキッカケに作った楽曲というだけあって、聴き終えた後の脱力感は凄かった(笑)
さてそんなまみぴょんだが……いきなり変身をしてくると行って、ステージを駆け下りた!
そして楽屋に走り去る!その先に居たのは……FICEのひよちん(笑)
まさかまみぴょん、ひよちんに変身!?(爆)
……という事はなく……まみぴょん、なんとスクール水着で登場!(爆)
その名も「スク水永まみ」(爆)
※まみぴょんがスク水を着ているだけです。
そんな訳で三曲目「MagicalBeam」
元々いい楽曲なのですが、このスク水永まみの登場で会場のテンションが更におかしい方向になったのは間違いありません(笑)
更にテンションをおかしくしたのは、まみぴょん曰く「南半球」
まぁお尻の部分なのですが、この微妙なエロさがたまりませんでした(笑)
そしてラストは「トルネード」
この楽曲に関しては問答無用で大盛り上がり。
しかし「ぢゃ☆ベストテン」でまともに「トルネード」が流れたのは久々。
vol.34の初優勝時は音源の事故でアカペラになってしまった経緯があるので……ただ客層としては、この音源付の「トルネード」を待っていた感はあります。
この楽曲の盛り上がりを経て、まみぴょんは完成形に至る。そう思います。
まみぴょんことスク水永まみ……もとい、森永まみのステージは終了。
果たして次回、巻き返しなるか!?
そしていよいよ遂に1位発表。
某A氏は紫のTシャツに着替えている。
だけど「スク水永まみ」の影響で、司会~ずのあをいちんは「スク水……」と優勝者を言いかけた(笑)
そんな「スク水……」と言われそうになった、今回の優勝者は……。
・1位:デカシャツ喫茶
前回に続き2連覇達成!
「スク水喫茶」!……ではなく、デカシャツ喫茶!(爆)
会場から巻き起こる、謎の「スク水」コールの中、いきなりかかったのはなんと「before daybreak」
いつもならトリに持ってくる代表曲をいきなりもってきたデカシャツ喫茶。
これまでの「スク水」コールはどこへやら……あっという間に自分達の世界に引き込んだ。
前回のラストも同曲だったが、この流れだけだとまるで前回の続きを見ているような……そんな錯覚を覚えた方も中にはいたかもしれない。
そんな感じで始まった、デカシャツ喫茶のステージ。
続いて二曲目は「ふわり、ひらり。~sweet dream memories~」
デカシャツ喫茶、バラードの看板曲と言って過言でない同曲。
いきなり盛り上がってから、この流れ……非常に秀逸。
なおデカシャツ喫茶のシングルCDも実際にこの曲順なので、音源を何度も聴きこんだ方にはこの曲順はアリだったかと思います。
そんな訳でMC突入。
まぁMCに関してはいつもの怪しいヨツイさん、生暖かい目のシノンさんの構図は変わらず(笑)
続いて三曲目、カヴァーで「ダイアモンドクレバス」(May'n)
デカシャツはオリジナル以外でもたまにカヴァーを交えてきますが、今回はこの楽曲。
楽曲自体は有名なので今更説明不要ですが、歌唱力の高い二人ならではのデュエットとなっており、この曲に聴き慣れた方でも満足がいく内容だったと思います。
まだまだライブは続きます。
ここから再びオリジナルに戻って四曲目「デカシャツ☆ナイト」
実はこの楽曲がデカシャツ喫茶らしさを最も表現している楽曲と思う訳です。
テクノサウンドのエグったような鋭さが特に心地よい楽曲です。
全体的に盛り上がるところは盛り上げ、聴かせるところは聴かせてきたデカシャツ喫茶。
この日ラストにもってきたのは「moRe Stage」
ラストにこの楽曲だったのは、きっとデカシャツ喫茶なりのメッセージだと感じました。
この楽曲はデカシャツ喫茶がライブをしていく中で見つけた大切なものを、我々ファンに向けて語っている楽曲です。
歌詞がいいのですが、特にサビの「やっとたどり着いたよ ここが宝物」は本当に名フレーズだと思います。
この歌詞を歌う時は、彼女達が客席に向けて手を伸ばし、それに客も手を伸ばし、一つの円陣を作ります。
この瞬間こそステージと客席が一つになっている瞬間です。
彼女達が見つけた宝物は、このステージに、この会場にある……そう感じ取れるのです。
こうして「moRe Stage」を歌いきり、デカシャツ喫茶、2度目の優勝のステージは幕を閉じました。
なおこの日はLiar卒業に伴い、脱落システムは稼動せず、このまま物販。
2014年開幕戦「ぢゃ☆ベストテン vol.36」は平和な雰囲気の中、純粋に素晴らしかったライブの余韻が会場の中に流れて終了となりました。
●総括
今回は総じて見ると、一部を除き、ランキングの変動が少ない結果でした。
番狂わせなどを期待していた客層としては物足りなかったかもしれません。
ただし確実に上位、下位で壁が出来ているとも感じました。
まずは優勝したデカシャツ喫茶。2連覇達成にふさわしいステージでした。
前回のステージを観れば、今回の連覇に対して一切疑問は感じませんでしたし、今回も連覇した出演者として相応しいステージを組んだと思います。
セットリストも一曲目に「before daybreak」を持ってくる意外性を発揮しつつも、カヴァーの「ダイアモンドクレバス」で中締め、ラストに「moRe Stage」という構成の上手さが光るステージでした。
しかし3連覇となると、簡単にはいかないと思ったのも事実。
これはデカシャツの出来よりも、デカシャツよりも下位の出来が良かった結果なので、彼女達だけの問題ではないのですが……。
事実、今回も全出演者の中で唯一の1万点超えは達成したものの、2位以下との差は縮まっています。
実はこのイベントで3回以上の優勝を果たした事があるのが、過去3組だけ。(その3組とも優勝回数は5回を超えていますが)
デカシャツ喫茶にとっては、次の優勝が一つの試金石。
果たしてあっさり達成するのか、それとも足踏みするのか……ただどちらにしろ、自分達の信じるステージを演じていれば自ずと結果はついてくると思います。
まずは2連覇の喜びを噛み締め、また次回以降も素晴らしいステージを魅せて欲しいと願います。
続いて2位の森永まみ。一回休んだだけなのに、凄い懐かしさを感じました。
とにかく居てくれるだけで明るく楽しい気分になれるのが、彼女のステージの良さだと思います。
また楽曲だけでなく、サービス精神も旺盛で観て楽しむという点でもエンターテイナー性に非常に秀でていると思います。
それにしても前回欠席でこの位置は、前々回の得票数が高くないとキープ出来なかった位置なので、これはファン層に感謝しないといけないと思います。
※欠席時の得点換算については、前々回出場時の獲得点数を、集客率換算で変動させるため。
今回のステージを観て、再び優勝は狙える位置に現れたと言って過言ではないと思います。
常に優勝争いに加わるためには、これまで以上のエンターテイナーとしての才能が求められるはずです。
ファン層の熱さはこのイベントの出演者のファンの中でも一、二を争うのでサポートはあるはず。
今後の展開に期待せずにはいられません。
3位の大和撫子。やはり勝負所が分かっているという印象です。
今回の見所はなんと言っても、新曲「devotion」
誰もが予想だにしなかった、このタイミングでの発表。会場が度肝を抜かされた感じになったのを覚えています。
正直、私自身、楽曲の出来よりも、このタイミングでの勝負に出た彼女達の度胸に驚き、また鳥肌が立ったのを覚えています。
この点に関しては、既に10回の優勝経験を持つ彼女達ならではの「勝負勘」が冴え渡った印象を受けます。
セットリストに関して言えば、あまりいい構成とは思えませんでした(個人的には三曲目「Paradise Lost」についてはダメ出し)が、それを補ってあまりあるインパクトでした。
恐らくこれまでの大和撫子なら、次回復権は確実……と言っていい出来栄えでした。
ただ現在は確実に彼女達が連覇を達成していた頃……少なくとも昨年上半期の頃と比べ状況は異なっています。
これで次回優勝出来れば、強い大和撫子が戻ってきたとなりますが……そういう意味で次回の結果がこのイベントにおける大和撫子の今後を決めてしまうかもしれません。
それくらい重要な局面に差し掛かってきていると思います。それ故、今回の「devotion」を出して貪欲に優勝を獲りに言った姿勢は評価できます。
「女王」の強さが見られるのか、それとも……どんな結果であれ、注目は集まると思います。
ベスト3以下に目を移しますが、突出しているのは4位のまかべまお。
一通り新曲ラッシュが終わったところでの「引力~Piano ver.」
これには鳥肌も立ったし、またまおまお自身、勝負をかけているという印象を受けました。
少なくとも現状は、一時期、中位~下位に低迷していた頃と状況は違い、追い風が吹いています。
この流れに乗って、上位常連とある足がかりが出来れば、まおまおにとっては一番の理想だと思います。
恐らく次回はベスト3返り咲き……もしくは初優勝なるかという大一番。
彼女にとっても次回の結果次第で、このイベントにおける今後が決まる可能性があると感じます。
さて前述した通り、実はここまでの上位4位から5位以下は約2,000点もの点差が離れています。
ちなみに今回4位のまかべまおで8,900点、1位だったデカシャツ喫茶は約10,800点。
1~4位が約2,000点の差でひしめき合っていますが、4~5位間で2,000点ほど間が開いて、また5位以下でひしめき合っているという状況になっています。
この状況から、現状、上位4組と5位以下の間に壁が出来つつあると思います。
この形成が確固たるものになるか、それとも覆せるかは……今後の5位以下の頑張り次第かと……。
そんな訳で5位以下。
5位・みく16歳。今回の構成は面白かった。
脱落が無いからこそ出来た実験的な構成とも思えたけども、結果としてはオーライ。非常にいい出来でした。
ただ偶然の産物から、いい出来の物が産まれるようでは、今後が不安。
今回の構成から、何か学んで作り出せるようになって欲しい。そうしないと3回目の優勝は夢のまた夢で終わってしまうかと……。
6位・桑名美沙子。「歌姫」の実力は見せ付けました!
B'zの「alone」の出来はカヴァーソングだけど最高でした。「希望の剣」も形になりつつあり、美沙っちぃの一つのスタイルが出来上がりつつあると思います。
集客数が全出演者の中で最も低いのに、この位置にいる事は実力のある証拠。
あともう100点、全てのお客さんから集められるような、もう一搾りの努力が実を結ぶような気がしてなりません。
7位・石戸なつみ。初ランクインという事でお疲れ様。
オリジナル三曲、しかもアルバム発売が控えている現状から、今後はオリジナル中心でセットリストが組めるようになったのは一つ大きいと思う。
客層の熱さだけなら、出演者の中でもいいものを持っている。
今後は熱さ以外の点でアピールできる物が出来れば、もう少し上に行けると思う。勝負はこれから!
8位・ひゞかな。一段落と言ったところ。
しかし新曲ラッシュは相変わらず続いているし、ひゞかなの歌い手としての実力は間違いなく格段に進歩しているし、方向性もかなり定まってきたと思う。
個人的には昨年のめるほりとの衣装交換以来、外見的な魅せ方もかなりうまくなっている印象は有。
ただ現在の上位に割って入れる程のインパクトに欠ける点もあるので、次回以降の巻き返しに期待。
9位・Ma:rchen-holic*。新曲がナイス。
「空想旅行団」は恐らく今後のめるほりの代表曲になる可能性を秘めた良曲。大切にファンと共に育てていって欲しい。
これまでのストーリーに沿ったステージ構成もいいけど、今回のように楽曲を聴かせる構成に寄ってもいいと思った。
最近下位で燻っているので、一つ思い切った事をしてみるのも一つの手段じゃないかと思います。
昇格組・小泉千秋。大きな声で「おかえりなさい!」
客層に茶化されているけれど、裏を返せば千秋ちゃんに対する愛情だと思う訳です。
やはり千秋ちゃんが夜にいるのといないのでは、安心感というか、イベントとしての楽しさが違う部分があります。
今後の課題はそんな自由奔放なお客さんの扱い方だろうけど(笑)その辺りは楽しみにしております(笑)
あと個人的に今回、卒業したLiarについて。
最後の最後でビデオメッセージをくれた事はイベントのファンとして嬉しかったです。
新しいメンバーも加わり、一番大変な時期に差し掛かっているとは思うけど、これまで彼女達が頑張った経緯を知っているので、素直に送り出してあげたいと思っています。
これからの苦しい時、このイベントで培った経験を活かせれば、いいんじゃないかと思います。
Liarのオリジナルメンバー、神野愛依、上原涼子、美月ゆん、三人ともお疲れ様でした。そして卒業おめでとう。
最後に……仮司会~ずこと○○姉妹(笑)
いや普通にいい出来でした。むしろ司会に回って、客観的にイベントを見るえんちんの感想が聞けて、イベントファンとしては大満足でした。
一組一組の出演者に対する解説や配慮も丁寧でしたし……もうFICEが上がるまで仮司会~ずで……と言いたいけど、次回からは新生司会~ずで☆★朋★☆ちゃんが司会に加わるのが決定しているので、そちらを楽しみにしたいと思います。
でもえんちんは本当にお疲れ様でした。あをいちん、次回以降も頑張ってねー。
そんな訳で2014年も戦いの火蓋が切って落とされました。
デカシャツ喫茶の2連覇で始まった2014年ですが、果たしてどうなるのでしょうか?
デカシャツ喫茶の3連覇はあるのか?
それともまみぴょんが2回目の優勝を飾るのか?
あるいは大和撫子が復権!?
そして次回は再び脱落が復活する……。
次回、2014年3月15日「ぢゃ☆ベストテン vol.37」
2014年の覇権を占う、初春の戦い!
桜は咲くのか、それとも散るのか……。